電子基準点のみを与点とする地籍図根三角測量における記載例(修 正版)のホームページ掲載について 平成27年6月2日 一般社団法人日本国土調査測量協会 平成27年4月2日付け国測協情報で、「地籍調査作業規程準則運用基準」の改正 及び電子基準点のみを与点とする地籍図根三角測量について、周知したところです。 会員各位の利便性を配慮し、4月9日付けで「電子基準点のみを与点とした地籍 図根三角測量」の記載例を、当協会ホームページに掲載アップさせていただいたと ころです。 この度、掲載した成果表に誤りが見つかりましたのであらためて修正版を掲載さ せていただきました。ご利用いただければ幸甚です。 以上 㻌 第1節 地籍図根三角測量 第2項 電子基準点のみを与点とするGNSS法による 地籍図根三角測量 1.記載例一覧 ページ 番号 ○ 記載例一覧 ○ 測量作業の工程 ☆ ☆ ☆ 地籍図根三角点選点図 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ○ 地籍図根三角測量観測計算諸簿 ○ ()地籍図根三角測量平均図 ○ ☆ ()地籍図根三角測量観測図 ○ ☆ GNSS観測記録簿 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ()地籍図根三角測量基線解析図 ☆ 観測手簿 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ☆ 観測記簿 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ○ ☆ ☆ ○ ○ ()三次元実用網平均計算(表紙) ()三次元実用網平均計算(既知点の今期への座標補正) ○ ()三次元実用網平均計算(既知点の座標(今期) ) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ○ ☆ ☆ ○ ☆ 点検測量 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ○ 地籍図根三角点網図 ○ 地籍図根三角点成果簿 地籍図根三角測量精度管理表 ○ 項 目 基準点等成果表(写) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 地籍図根三角点選点手簿 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) GNSS観測計画表 (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ()電子基準点間の閉合差の点検計算 基線ベクトルの重複辺の点検計算(地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 基線ベクトルの環閉合差の点検計算(地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 三次元実用網平均計算(新点の座標近似値) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 三次元実用網平均計算(基線ベクトル) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 三次元実用網平均計算(分散・共分散行列) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 三次元実用網平均計算(基線ベクトルの平均値) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 三次元実用網平均計算(座標の計算結果) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ()三次元実用網平均計算(新点の元期座標への補正) 三次元実用網平均計算(成果表)(地籍図根三角測量(GNSS法)参照) 三次元実用網平均計算(新点水平位置及び標高の標準偏差) (地籍図根三角測量(GNSS法)参照) ()取付既設点の変動量計算 ☆ 標識の設置状況写真 注:☆は、他の測量方法を参照するものとする。 第1節 地籍図根三角測量 2.測量作業の工程 測量作業の工程 地籍図根三角測量の工程(電子基準点のみを与点とするGNSS法) 作業工程 1.計画準備 2.選点 3.標識の設置 準則等の適用 細 部 工 程 準 則 運用基準 ①主要機器の点検 ②プログラムの点検 ③基準点等成果簿写 ①選点手簿 ②選点図 、、、 、 、、 、、 ①埋標形式 、 、 、 ①地籍図根三角点網図 ②地籍図根三角点成果簿 、 ③地籍図根三角測量精度管理表 ①平均図 ②観測図 ③GNSS観測計画表 4.観測・測定 ④GNSS観測記録簿 ⑤観測手簿 ⑥点検測量 ⑦観測記簿 ①偏心補正計算簿 5.計算 6.取りまとめ ②点検計算 電子基準点間の閉合差 基線ベクトルの重複辺の較差 基線ベクトルの環閉合差 ③実用網平均計算 三次元網平均計算 既知点の今期への座標補正 既知点の座標 新点の座標近似値 基線ベクトル 分散・共分散行列 基線ベクトルの平均値 座標の計算結果 新点の元期座標への補正 成果表 新点水平位置及び標高の標準偏差 㻌 㻌 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (1)地籍図根三角測量平均図 注 多角路線の長さは、2NP 以内を標準とする。ただし、電子基準点のみを与点とする場合における与点 から交点までの路線の長さは除く。 注2:電子基準点のみを与点とする地籍図根三角測量に必要な与点は、作業地域に最も近い電子基準点3点以 上とする。 注3:電子基準点のみを与点とするGNSS法における多角網は、与点から最も近い新点を交点とする多角 路線で構成する。 第1節 地籍図根三角測量 㻌 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (2)地籍図根三角測量観測図 注当該作業地域の新点全てを電子基準点のみを与点とするGNSS法で設置するとともに、周辺の地籍図根 三角点等との整合を確認する場合には、点検のための観測を点以上の既設点において行い、観測図に含 めるものとする。 㻌 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (3)地籍図根三角測量基線解析図 第1節 地籍図根三角測量 㻌 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (4)電子基準点間の閉合差の点検計算 世界測地系 電子基準点間の閉合差 海南~日和佐 始点成果:海南 番号 測点名 海南 41 1 1 . ; . ΣΔ 観測結果 ; 終点成果:日和佐 ; 閉合差 Δ; Δ1 許容範囲 日和佐 ✓ ✓ '; < ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ < ✓ ✓ '< = ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ = ✓ < ✓ ✓ ✓ Δ< ✓ = ✓ ✓ ✓ Δ= ✓ ✓ Δ( ✓ ✓ ✓ ✓ Δ8 ✓ ✓ φ °′″ ✓ ✓ 今期座標値 '= セッション ✓ ✓ ✓ ✓ $ ✓ ✓ ✓ ✓ $ ✓ ✓ ✓ ✓ $ $ ✓ ✓ 今期座標値 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 辺 λ °′″ 今期座標値 海南~上那賀 始点成果:海南 番号 測点名 海南 1 ; 4 41 Ⅳ奥内妻 ΣΔ 観測結果 ; 終点成果:上那賀 ; 閉合差 Δ; Δ1 許容範囲 日和佐 ✓ ✓ '; < ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ < = ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ = ✓ < ✓ ✓ ✓ Δ< ✓ = ✓ ✓ ✓ Δ= ✓ ✓ Δ( ✓ ✓ ✓ ✓ Δ8 ✓ ✓ φ °′″ ✓ ✓ '< ✓ ✓ 今期座標値 '= セッション ✓ ✓ ✓ ✓ $ ✓ ✓ ✓ ✓ % ✓ ✓ ✓ ✓ $ $ ✓ ✓ 今期座標値 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 辺 λ °′″ 今期座標値 㻌 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (5)三次元実用網平均計算(表紙) 三次元網平均計算 (観測方程式) 地区名 = ○○町○○地区 (世界測地系) 本計算における楕円体原子 ✓㻌 長半径=P P ✓ ✓㻌 ✓ 扁平率= ✓㻌 ✓㻌 単位重量当たりの標準偏差=( ✓ ✓㻌 分散・共分散値 = 固定 G1= Pの二乗 ✓㻌 ✓ ✓㻌 G(= Pの二乗 ✓㻌 ✓ G8= Pの二乗 ✓㻌 ✓㻌 スケール補正量= ( %=°′″ /=°′″における ✓ ✓㻌 水平面内の回転=″ ✓㻌 ✓ ✓㻌 ξ=″ η=″✓㻌 計算条件=実用網(ジオイド補正あり、鉛直線偏差推定なし、回転推定なし、スケール推定なし、 セミ・ダイナミック補正あり) ✓ ✓㻌 ジオイド名称=○○○○○ ✓㻌 ✓ セミ・ダイナミック補正パラメータ名称=○○○○○ ✓㻌 ✓㻌 計算日 ○○○○年○○月○○日 電算プログラム管理番号 ○○○○○○ プログラム管理者 ○○○○○ 注:ジオイドモデル、セミ・ダイナミック補正パラメータは、最新のものを使用する。 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (5)三次元実用網平均計算(既知点の今期への座標補正) セミ・ダイナミック補正計算簿 既知点の今期への座標補正 セミ・ダイナミック補正パラメータ名称=6HPL'\QDSDU9HU 1R 点番号 点名称 元期座標値 補正量 今期座標値 ✓㻌 ″ °′″ 電子基準点 海南 % °′″ ″✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓ / °′″ ″✓㻌 ″ °′″ ✓㻌 ✓ 楕円体高 PPP PPP ✓㻌 ジオイド高 PP 標高 PP ✓㻌 電子基準点 日和佐 % °′″ ″✓ ✓㻌 ″ °′″ ✓㻌 ✓㻌 ″ °′″ / °′″ ″✓ ✓㻌 ✓ ✓㻌 楕円体高 PP PPP ジオイド高 PP 標高 PP 電子基準点 上那賀 % / 楕円体高 ジオイド高 標高 ✓㻌 °′″ ″✓ ✓㻌 ″ °′″ ✓㻌 °′″ ″✓ ✓㻌 ″ °′″ ✓㻌 ✓ PPP P ✓㻌 PP PP 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (5)三次元実用網平均計算(既知点の座標(今期)) (世界測地系) 既 知 点 の 座 標(今 期) 緯度 °′″ 経度 °′″ 電子基準点 海南 電子基準点 日和佐 電子基準点 上那賀 点番号 点名称 標 高 m ジオイド高 楕円体高 m m 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (5)三次元実用網平均計算(新点の元期座標への補正) セミ・ダイナミック補正計算簿 新点の元期座標への補正 セミ・ダイナミック補正パラメータ名称=6HPL'\QDSDU9HU 1R 点番号 点名称 平均値(今期) 補正量 成果値(元期) . % °′″ ″ °′″ / °′″ ″ °′″ 楕円体高 PPP ジオイド高 PP 標高 PP . % °′″ ″ °′″ / °′″ ″ °′″ 楕円体高 PPP ジオイド高 PP 標高 PP . % / 楕円体高 ジオイド高 標高 °′″ ″ °′″ °′″ ″ °′″ PPP PP PP 4 % / 楕円体高 ジオイド高 標高 4 % / 楕円体高 ジオイド高 標高 °′″ ″ °′″ °′″ ″ °′″ PPP PP PP °′″ ″ °′″ °′″ ″ °′″ PPP PP PP Ⅳ奥内妻 % / 楕円体高 ジオイド高 標高 °′″ ″ °′″ °′″ ″ °′″ PPP PP PP 㻌 㻌 第1節 地籍図根三角測量 3.地籍図根三角測量観測計算諸簿 (6)取付既設点の変動量計算 㻌 㻌 取付既設点の変動量計算㻌 㻌 取付既設点 Ⅳ△奥内妻 区分 平均値 成果値 差 変動量 平均値 成果値 差 変動量 平均値 成果値 差 変動量 Xm 方向角 Ym 度 ✓ ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓㻌 ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 Hm ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓㻌 ✓㻌 備考 第1節 地籍図根三角測量 4.地籍図根三角点網図 注1:路線の辺の色は、一次にあっては赤、二次にあっては青、三次にあっては緑で着色する。 注2:区画及び図郭枠の座標値の表示単位は、キロメートルを単位として、小数点以下第2位まで表示す る。 㻌 㻌 第1節 地籍図根三角測量 5.地籍図根三角点成果簿 世界測地系測地成果 調製○○○○年○○月○○日 地籍図根三角点成果表 $5($ Q13 ゚ P ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓㻌 %; ✓㻌 ✓ ✓ ✓㻌 < ✓㻌 / ✓㻌 ✓㻌 ✓ ✓㻌 ✓ ✓㻌 1+ ✓㻌 ✓㻌 ✓ 楕円体高 ✓㻌 ✓㻌 柱石長 ✓ 縮尺係数✓㻌 ✓㻌 視準点の名称平均方向角距 離備 考 ゚ P ✓ ✓㻌 ✓ ✓㻌 ✓㻌 ✓㻌 K14 標 識 ✓㻌 1次 ✓ 埋標型式地 上地 中屋 上 金属標 次数 1次 ✓㻌 種 類 電子基準点のみを与点とした図根点 平成年月日付 標高改定対応済 *166測量による セミ・ダイナミック補正あり 点検者 ○○ ○○ 印 地籍調査 目 的 責任機関名 点検測量 .1 .1 1 . 新点番号 1 水平位置(m) 標準偏差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ . 3~Ⅳ奥内妻 セッション名 029A・017A 新点位置の標準偏差 017B・017A セッション名 1 測点名 ✓ ✓ . 4 ~ K 1 ✓ ✓ 標高(m) 標準偏差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ⊿N(m)(許容範囲0.020) ✓ ✓ 較 差 ✓ ✓ .13~K14~Q13~Q12~K1 $$$% 測点番号 辺数 路線長(m) 測点番号 重複辺の較差 ○○町 作 業 量 実行機関名 作成年月日:○○○○年○月○日 ⊿U(m) 閉合差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ 記入者 ○○ ○○ ✓ ⊿U(m)(許容範囲0.030) ✓ ✓ ✓ 特記事項 測定方式 スタティック法 電子基準点のみを与点とする 永久標識の種別等 数量 種別 埋設様式 金属標 地上 コンクリート柱 地上 主要機器名称番号 GNSS測量機 ○○○ ○○○ 1262 1639 1264 1638 1266 1629 1267 1544 ⊿U(m) 許容範囲 閉合差 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ○○ ○○ 印 ○○ ○○ 印 ✓ 精度区分 甲3 ✓ 点検者 ○○ ○○ ✓ ⊿E(m)(許容範囲0.020) ✓ ✓ ✓ 標高(m) 標準偏差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ⊿U(m)(許容範囲0.030) ✓ ✓ 較 差 ✓ ✓ 水平位置(m) 標準偏差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ⊿N(m)(許容範囲0.020)✓ ✓ ✓ ✓ 41 41 新点番号 ⊿E(m)(許容範囲0.020)✓ ✓ 較 差 ✓ ✓ ⊿E(m) 閉合差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ 主任技術者 作業班長 ⊿E(m) 閉合差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ○○点 株式会社 ○○○○ ⊿N(m) 閉合差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ⊿N(m) 閉合差 許容範囲 ✓ ✓ ✓ ✓ 辺数 自 ○○年○月○日 至 ○○年○月○日 ○○地区 環番号 路線番号 期 間 地区名 セッション名 環閉合差 海南 ~ 日和佐 海南 ~ 上那賀 測点名 与点から与点 電子基準点間の閉合差 地籍図根三角測量 注:精度管理表は、電子基準点間の閉合差、環閉合差及び重複辺、新点位置の標準偏差、点検測量の重複辺の 較差について許容範囲以内であることを確認する。 作業名 地籍図根三角測量精度管理表 第1節 地籍図根三角測量 㻌 6.地籍図根三角測量精度管理表
© Copyright 2024 ExpyDoc