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中経連
タイ国際航空および
香港エクスプレスへの
エアポートセールス
三浦中経連常務理事が参加した円卓討論会で
は、廣井名古屋大学減災連携研究センター准教
授をコーディネーターに、福和名古屋大学減災連携
研究センター教授、奥野中京大学総合政策学部
教授、森山中部地方整備局企画部長、栗田NPO
3月 1 7 日( 火 )
・1 8 日( 水 )、河 村 名 古 屋 市 長 、
法人レスキューストックヤード代表理事や来場者
三浦中経連常務理事、内川名古屋商工会議所常
を交え、広域減災ビジョンに求められることや具体
務理事・事務局長、各務中部国際空港㈱副社長
化などが議論された。
等がバンコクと香港を訪問し、
タイ国際航空および
(社会基盤部 西井 憲治)
香港エクスプレスにエアポートセールスを実施した。
タイ国 際 航 空には中部−バンコク線のダブル
デイリー化と中部−ロサンゼルス線の就航を、香港
常任政策議員会議
エクスプレスには昨年9月に路線開設した中部−
香港線の増便を要請した。
タイ国際航空ではウィワット副社長等と懇談し、
先方からは「中部−ロサンゼルス線は、就航に向け
今後も引き続き検討していきたい」
との発言があっ
た。一方、香港エクスプレスではジミーマー会長兼
社長、
コーウェンCEO等と懇談し、先方からは
「当
社は香港周辺の深圳などの6 , 500 万人の需要を取
り込んでいく予定。名古屋での需要喚起に協力い
ただきたい」
との発言があった。
(社会基盤部 田中 淳)
3月23日
(月)、中経連は常任政策議員会議を開
催し、平成 27 年度の事業計画書(案)
・収支予算書
シンポジウム
「産業・広域インフラから
広域減災ビジョンを考える」
(案)
について審議を行った。
会議では、出席者から主に事業計画書(案)
に対
して、幅広い観点から意見が出され、活発な議論が
行われた。
3月21日
(土)、減災まちづくり研究会(事務局:
「ものづくり」の推進については、技術開発力、産
(公財)名古屋まちづくり公社名古屋都市センター)
学連携を活かした
「インダストリー 4 . 0 」のような拠
主催のシンポジウム
「産業・広域インフラから広域
点形成とともに、雇用の創出、新産業の誘致が重
減災ビジョンを考える」が名古屋市内にて開催さ
要などの指摘があった。
「まちづくり」の推進につい
れ、約 130 名が参加した。
ては、東京一極集中の是正とともに、建物の耐震
本シンポジウムは、産業や広域インフラに着目し、
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化などへの取り組みを通じた安全・安心な地域づ
名古屋市を中心とする概ね 50 ㎞圏において、巨大
くりが必要などの要望があった。
「ひとづくり」の推
地震による被害を軽減するとともに早期の復旧・復
進については、当地に住んで働いて、地域貢献でき
興につなげる土地利用や施設配置などの広域減
る人材の育成を含めて、中部圏の特色を出すこと
災ビジョンについて議論を行うために開催された。
が重要などの意見が出された。
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両案の取り扱いは、三田会長および議長を務め
水産業も林業もある。農業だけでなく、林業での間
た中西副会長に一任され、会議での意見を反映し
伐材の利用、水産業の養殖等も含めて、
6次産業
たうえ、
3月27日開催の理事会および総合政策会
化に中部全体で取り組めないか」、
「 道路ネットワ
議に諮ることとした。
ーク整備は防災面でも重要な役割を果たす。四日
(総務部 馬場 誠治)
市港の霞4号線は、
コンビナートや物流拠点で働
く1万人の人命確保のためにも早期整備が必要」
などの意見が出され、活発な討議が行われた。
シンポジウム
「地域の産業競争力を
高める地域連携BCP」
最後に三田会長が総括し、懇談会でいただいた
様々な意見については、委員会活動や事務局の業
務 活 動の中で 必ず 取り入 れていく旨を説 明し、
懇談会を締めくくった。
3月23日
(月)、経済産業省中部経済産業局およ
(会員部 伊藤 康隆)
び中経連主催のシンポジウム
「地域の産業競争力
を高める地域連携BCP」が、名古屋市内にて開
催され、約130 名が参加した。
本シンポジウムは、一企業の枠を超え、地域・業
定例記者会見
界等のグループ単位で事業継続力強化を図る地
域連携BCPの普及展開を目的として開催された。
3月27日
(金)、中経
パネルディスカッションでは、渡辺名古屋工業
連は総合政策会議終
大学大学院社会工学専攻教授をコーディネータ
了 後 、三 田 会 長 の 定
ーに、前川京都府府民生活部理事、古海明海地
例記者会見を行った。
区防災連絡協議会会長、野田立教大学大学院ビ
はじめに、三田会長
ジネスデザイン研究科教授、永坂碧南市経済環境
は中部圏の景気の現
部商工課長、壁谷中部経済産業局地域経済部地
状について、中経連が
域振興課長をパネリストとし、地域連携BCPを普
3月に発表した景況判断などに基づき、緩やかな
及促進するうえでの課題、対応策、企業・行政の役
改善が続いているとするとともに、今年の春季労働
割などが議論された。
交渉において、ベアを実施する企業数やその額が
(社会基盤部 西井 憲治)
増加したことを踏まえ、足取りが重かった個人消
費の回復への期待感を示した。
続いて、同日開催された総合政策会議で承認さ
三重地域会員懇談会
れた平成 27 年度事業計画を公表(本誌2∼4ペ
ージ参照)。
「ものづくり」、
「まちづくり」、
「ひとづく
り」を活動の軸とし、
グローバルな視点とローカル
3月23日
(月)、中経連は三重地域会員懇談会を
開催し、平成 27 年度事業計画(案)について三重
県内の会員と懇談した。
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域の創生に寄与していくと決意を語った。
次に、
「中部圏の人口減少に関する調査報告」
を
事務局から説明の後意見交換を行った。出席し
た会員からは「国土強
な視点を踏まえた取り組みを通じて、中部圏各地
公表した(本誌8・9ページ参照)。人口減少は中
化に資する税制の創設
部圏にとっても
「確かな未来」であるとの危機感を
は、ぜひ強力に実現を働きかけてほしい」、
「 三重は
示すとともに、本 報 告 が中 部 圏の人口について
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様々な角度から分 析し、対 応すべき課 題を整 理
した
「データ集」、
「 課題集」であるとして、中部圏各
地で、将来を考える際の資料として活用いただくよ
う促した。
最後に、
3月14日に北陸新幹線が金沢まで開通
したことにより、東京から北陸への旅客が大幅に
増えていることに触れ、
この効果を昇龍道エリアに
もしっかりと取り込むため、今後、東京方面でエリ
ア内の魅力ある観光ルートのPR等を一層強化し
センターの竹村事務局長、副座長に愛知県よろず
ていくと意気込みを語った。
支援拠点の多和田コーディネータ、
(公財)岐阜県
(総務部 伊藤 邦広)
産業経済振興センターの丹羽理事長を選任した。
はじめに、Distty㈱(4月1日よりリンカーズ㈱に
社名変更)の前田CEO、NPO諏訪圏ものづくり
推 進 機 構の宮 崎 理 事 、後 藤 研 究 所( 三 重 県 )の
第1回中部コーディネータ
研究フォーラム
後藤代表が「Linkers(コーディネータを介したパ
ートナー探索サービス)」の取り組み状況、成功事
例などについて発表を行った。 3月30日
(月)、中経連は「第1回中部コーディネ
続いて、名古屋大学大学院の山田基成教授を
ータ研究フォーラム」を開催し、中部5県のよろず
講師とし、
「 中小企業の成長戦略と外部資源の活
支援拠点コーディネータ、支援機関・大学のコーデ
用」
と題した講演を行った。その後、中堅・中小企
ィネータ、中堅・中小企業支援に関する有識者・研
業支援におけるコーディネータの役割の重要性、
究者など、21 名が参加した。
シニア人材をいかにコーディネータとして取り込む
本フォーラムは、中部圏各地で中堅・中小企業
を支 援している「 成 長 支 援 型コーディネータ」の
ネットワーク強化と企業支援力の一層の向上をね
かなど、活発な議論を行った。
次回のフォーラムは7月を予定し、年4回のペー
スで継続的に開催していく。
らい設立したもので、座長に(公財)中部科学技術
(産業振興部 佐々木 彰一)
会員入 会のお知らせ
3月27日(金)開催の正・副会長会および総合政策会議において、承認された新入会員をご紹介いたします。
■日本 工 営 株 式 会 社 名 古 屋 支 店
[ 登 録 者 ]支店長 山手 弘之
[ 所 在 地 ]名古屋市東区東桜二丁目17-14
新栄町ビル [ T E L ]0 5 2〈 5 5 9 〉7 3 0 0
会員を募集しております
中経連は、中部圏唯一の広域的・総合的な経済団体として、中部圏およびわが国の経済を活性化させるため、様々な
課題に対して具体的な提案を行い、その実現に向けて行動しております。
これからも、地域の皆様のご期待に応え、
より大きな成果をあげるために、仲間を増やしていきたいと思っております。
【問い合わせ】 会員部 TEL 052〈962〉8091
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