2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 開催報告書 ■開催概要 ●シリーズ名称: 2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 ●主催 : オートスポーツクラブアツタ (AASC) ・鈴鹿モータースポーツクラブ (SMSC) ●協力 : OCCK・ARCN・KRHC・ARC・チーム淀 ●競技 : JAF公認・準国内格式 公認番号2015-2002 ●会場 : 鈴鹿サーキット 西コース (3.475km) ●開催レース : 総参加台数/96台 クラブマンスポーツ/22台 スーパーFJ/12台 RS/4台 ネオヒストリック/5台 フォーミュラEnjoy/19台 スーパーツーリング/5台 FFチャレンジ/13台 FIT 1.5チャレンジカップ/10台 2015 Honda Sports & Eco Program/6台 ●開催日 : 2015年3月29日 (日) ●天候 : 曇りのち雨 ●路面 : ドライ→ウェット ■次回レース開催概要 ●シリーズ名称 ●開催日 ●主催 ●会場 ●開催クラス : : : : : 2015 鈴鹿クラブマンレース Round3 (日) 2015年5月10日 オムニバスカークラブオブカンサイ (OCCK) ・鈴鹿モータースポーツクラブ (SMSC) 鈴鹿サーキット 東コース (2.243km) クラブマンスポーツ、 スーパーツーリング、 スーパーFJ、 FIT 1.5チャレンジカップ、 フォーミュラEnjoy、 F4 開幕戦に続きウェットコンディションでの西コースが舞台。 FIT1.5チャレンジカップやCR-Zを用いたエコプログラムも開催。 2月22日に2015シーズンの開幕戦が行われたクラブマンレース。 第2戦となるRound2は3月下旬開催ということで、 穏やかな陽気になるかと思われたものの、 開幕戦を再現するかの ように一日を通してウェットコンディションとなった。 雨は午前9時過ぎから降り始めると時折、 雨量も強まるなどド ライバーやチーム関係者を大いに悩ませることになりました。 当日は午前中に計6レースの予選を順調に消化すると、 その後、 2015 Honda Sports & Eco Programの練習走行を 実施。 「操る・磨く・競う」 楽しさを体感する、 午 3つのスポーツ&エコプログラムで運転技術を磨いたドライバーが参加。 後から20分間のタイムアタックが行なわれ、 西コースを基準タイムの2分15秒以内で、 いかに少ないガソリン消費量で 走り切るかを競い合いました。 午後からの決勝レースでは開幕戦に引き続き連勝を決めたドライバー、 あるいは嬉しい初優勝を決めたドライバー など実に様々。実力に加え、 ウェットコンディションも味方につけたドライバーが表彰台で喜びを爆発させる姿が印象 的でした。 西コースでの連戦を終え、 これまでとはひと味違う、 新しいドラマが生まれる Round3の舞台は東コースとなります。 に違いありません。 2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 レースレポート (1) ■クラブマンスポーツ Class 予選で1分29秒669とコースレコードを塗り替えた鈴木 啓太がポールポジションからスタートする。鈴木は好ス タートを決め、5番グリッドの八木智もスタート直後に2番 手にまで浮上する。 トップを走る鈴木は早くも2番手の八木 に1秒以上の差をつけると、2番手を争い八木と中里紀夫 がテールtoノーズになる。八木は中里との間に差を作り、 一時は約5秒ものタイムギャップを築くものの、次第に3番 手を走る中里はその差を詰め、ついに2番手に浮上する。 中盤から終盤にかけてペースを上げてきたRYUは八木、そ して中里もパスして2番手にまでつけるが、 トップの鈴木と の差は大きい。終わってみれば2番手のRYUに7秒611の 大差をつけて鈴木がポールtoウィン。鈴木にとって予選、 決勝とまさに完勝と呼べる内容となった。 ■クラブマンスポーツ Class ■RS/ネオヒストリック Class 開幕戦でポールtoウィンを決めた久保宣夫を抑えて、 ポールポジションを獲得したのは金子昌広だ。金子は順当 にホールショットを奪うものの、2番グリッドスタートの久保 はすぐに金子を視界に捕らえると一気にオーバーテイク。 早くもオープニングラップでトップをキープする。ネオヒス トリッククラスはFLYING RATとバトルを繰り広げながら も、MOTOR MOUSEが先頭に立つ展開となる。久保は金子 との差をグングンと広げると、約10秒、約17秒とラップを 刻むごとにタイムギャップを広げていく。2番手の金子、3番 手を走る伊藤俊哉や大城一といったドライバーたちを寄せ つけずに久保はそのまま逃げ切りに成功。28秒667もの大 差で勝利して開幕戦に続き連勝。ネオヒストリッククラスを 制したMOTOR MOUSEも開幕戦からの連勝となった。 ■RS Class ■ネオヒストリック Class 2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 レースレポート (2) ■スーパーFJ Class 他のレースに比べると、やや雨脚が弱まるなかでレース はスタート。ポールポジションからスタートした平優弥が見 事なスタートで前に出る。一方、2番グリッドの八巻渉、4番 グリッドの平木玲次がエンジンストールでスタートに失敗 してしまう。平を先頭に、2番手に吉田雄作、濵野隆一、住山 晃一郎がトップ4を形成。スタートで順位を落とした八巻だ が、ハイペースで前に迫ると3番手にまで浮上。さらに前を 走る吉田をオーバーテイクして2番手にまで順位を回復す る。八巻を追うように、同じく出遅れた平木もトップ争いに 加わると、平、八巻、平木による三つ巴のバトルが繰り広げ られる。このバトルを制した八巻は終盤にかけてもその座 を譲らずトップチェッカー。スタートの失敗を自らの走りで 帳消しにしてみせた。 ■スーパーFJ Class ■フォーミュラEnjoy Class ポールポジションを獲得した橋本達也を筆頭に、FE2ク ラスのマシンがグリッド上位4台に名を連ねるなかでレー スはスタート。橋本、続いて細田浩一、上松陽光と続き、大 きな混乱はなく序盤はオーダー通りの展開になる。FE2ク ラスのマシンが上位をキープするなかで、FE1クラスの花 岡翔太は4番手につける走りを披露する。強い雨が降るコ ンディションにも関わらず、橋本はトップを快走。終盤に差 し掛かっても、上位陣に動きがないなか、鈴木智之がファ ステストラップをマークして前を走る4番手の花岡を追う。 鈴木は花岡をパスして4番手につけると、細田、上松を含め た2番手争いに加わる。だが、 レースはそのまま橋本を先頭 に細田、上松と上位3台はグリッド通りでチェッカーを受け た。FE2クラスは橋本、FE1クラスは鈴木が1位になった。 ■フォーミュラEnjoy (FE1)Class ■フォーミュラEnjoy (FE2)Class 2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 レースレポート (3) ■FFチャレンジ Class ディフェンディングチャンピオンの松下裕一がポールポ ジションからスタートしホールショットを奪う。これに辻佐 起子、西田拓矢、北條正暁らが続く。松下、辻のトップ2が抜 け出すかに思われたものの、西田、北條も前に懸命につい ていく。次第に西田と北條の3番手争いが白熱してくると、 北條が西田をパスして3番手に躍り出る。松下は辻の猛追 を逃れてこのままフィニッシュするかに思われたものの、 終盤に差し掛かる頃にまさかのスピン。これでトップに辻、 そして北條、西田がトップ3を形成する。順位を落とした松 下だったが、前を走る西田、そして北條もパスして2番手に まで順位を回復する。だがトップを走る辻との差を埋める ことはできず。辻は展開にも助けられる形でトップチェッ カー。2位に松下、続いて西田とのバトルを制した北條が表 彰台を獲得した。 ■FFチャレンジ Class ■FIT 1.5チャレンジカップ 芝谷純三がポールポジションから好スタートを決める と、3番グリッドのヒロボンも2番手につける好発進を決め る。芝谷とヒロボンの激しいトップ争いが繰り広げられる と、3番手に窪田俊浩、そして伊藤俊哉も続き上位陣を形成 する。ついにヒロボンはトップに立つと、2番手以降を引き 離しにかかる。2番手を走る芝谷と窪田のバトルが激しく なったこともあり、 トップのヒロボンはこのまま逃げ切るか に思われたが、11周目でヒロボンが痛恨のコースアウトを 喫してしまい順位を下げる。この展開で再びトップに立っ た芝谷を先頭にしてレースはファイナルラップへ。2番手の 窪田は芝谷を猛追するが、芝谷はそれを抑えて逃げ切り ポールtoウィン。続いて窪田、坂田生弥の順でコントロール ラインを通過していった。 ■FIT 1.5チャレンジカップ ■2015 Honda Sports & Eco Program 20分の走行タイム中、基準タイムである2分15秒を下回 るラップタイムが計測対象となり、1周分の燃料消費量の 少なさを競う。計6台が走行し、最初に計測対象となったタ イムは川上俊幸の2分14秒306/0.360リッターという記 録だった。その後、稲垣晃が6周目で計測した2分9秒 107/0.333リッターがしばらく1位記録となるが、石割靖 啓が9周目にマークした2分13秒845/0.331リッターが記 録を塗り替える。そのまま終わるかに思われたものの、稲 垣が最終ラップで2分8秒330/0.323リッターをマークし て逆転勝利となった。 ■2015 Honda Sports & Eco Program 2015 鈴鹿クラブマンレース Round2 「Voice of Pick up Driver&Team」 Voice of Pick up Driver この日、 キラリと光った ドライバーに一問一答 この日、 キラリと光ったドライバー&チームに一問一答 「Voice of Pick up Driver&Team」。 ネオヒストリッククラス Classで優勝した MOTOR MOUSE 選手 (WEST VIVACE 908) Q:予選から振り返っていただけますか。 「クラス2位という結果でしたが、 調子自体は悪くなかった。 むしろ良かった方です」 Q:決勝ヒートはいかがでしたか。 「まず、スタートを上手に決めることができたのが大きかったです。 あとは後ろを見ながら、 慎重に走りましたね。 ウェットだったこともあり無理しないようにしました」 Q:開幕戦に続き、クラス2連勝ですね。 「半分も終わってませんし、 まだまだです。 Round3でも今日と同じように勝つだけです」
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