第2類筆記問題

平成25年度
第2回食品技能検定
第2類
筆 記 試 験
注意事項
1.試験時間は50分です。
2.試験監督の指示があるまで,問題用紙を開いてはいけません。
3.解答は全て解答用紙に記号(1~4)で記入してください。
4.問題には【共通問題】と【選択問題】があります。
①【共通問題】は受検者全員が解答してください。
②【選択問題】は(水産食品特性分野)、(水産食品管理分野)、(水産食品製
造
分野)があります。必ず2つを選択して解答してください。
5.試験終了後,問題用紙・解答用紙とも試験監督に提出します。
全国水産高等学校長協会
教科「水産」研究委員会(食品部会)
【共通問題】
問1
次の中から必須アミノ酸であるものを選びなさい。
(1)グルタミン酸
(2)ヒスタミン (3)アルギニン(4)リジン
問2 タンパク質を変性させる要因(要素)としてあげた次のうち,化学的要因はいくつあるか選びな
さい。
凍結
(1)1
酸
(2)2
塩基
X線
(3)3
加熱
脱水
(4)4
問3 次の記述で誤っているものを選びなさい。
(1)魚油などを構成する不飽和脂肪酸に水素H2を付加したものを硬化油という。
(2)硬化油は酸化されにくいので着色・悪臭発生しにくい。
(3)硬化油は融点が低くなるとともに酸化されにくくなる。
(4)植物油や魚油から作られる硬化油はマーガリンなどの原料になる。
問4 次の記述で誤っているものを選びなさい。
(1)糊化したデンプンを放置すると水を失って老化する。これをα化という。
(2)生デンプンを水とともに加熱するとミセルがゆるみ糊化する。
(3)糊化はミセルを作っているアミロースとアミロペクチンの間に水分子が入り込む現象である。
(4)デンプンは通常アミロースとアミロペクチンが所々でミセル構造を作る。
問5 酵素についての説明で誤っているものを選びなさい。
(1)酵素は体内に取り込まれた栄養成分を分解し,組織の合成やエネルギーの変換の化学反応を促進
させる触媒の役目をしている。
(2)酵素の主要部分はタンパク質であるので熱やpHなどにより変性し,活性化する。
(3)酵素が作用する物質を基質といい,酵素には特定の基質にしか反応しない基質特異性がある。
(4)酵素には,アミラーゼやリパーゼなど単純タンパク質からできているものと酸化還元酵素などの
複合タンパク質からできているものがある。
問6
図中の空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
(1)ア.細胞壁
イ.細胞質
ウ.細胞膜
エ.せん毛
(2)ア.細胞膜
イ.細胞質
ウ.細胞壁
エ.せん毛
(3)ア.細胞壁
イ.細胞膜
ウ.細胞質
エ.べん毛
(4)ア.細胞膜
イ.細胞壁
ウ.細胞質
エ.べん毛
問7
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
細菌には,高温,
(ア),化学薬品,酸,放射線などの悪条件に強い抵抗力がある(イ)という耐久体
を作るものがある。
(イ)は栄養や増殖を中止した(ウ)であるが,環境条件に恵まれると,発芽して元
の(エ)になり,分裂増殖を始める。
(1)ア.高湿度
イ.種子
ウ.栄養細胞
エ.休止細胞
(2)ア.乾燥
イ.芽胞
ウ.栄養細胞
エ.休止細胞
(3)ア.高湿度
イ.種子
ウ.休止細胞
エ.栄養細胞
(4)ア.乾燥
イ.芽胞
ウ.休止細胞
エ.栄養細胞
問8
次の記述で誤っているものを選びなさい。
(1)細菌が増殖するには水分が必要である。
(2)細菌は食品中のタンパク質と結合した結合水も利用できる。
(3)細菌が利用できる食品中の水分は自由水だけである。
(4)細菌の増殖と食品の水分活性値との間には密接な関係がある。
問9
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
1997 年に(ア)の一部を改正し,ウイルスによる食中毒が新たに加えられた。ウイルス性食中毒の病
因物質はまとめて(イ)とされていたが,2003 年に病因物質を(ウ)とそれ以外の(イ)に分けた。
(1)ア.食品衛生法
イ.原生生物
ウ.細菌類
(2)ア.食品衛生法
イ.小型球形ウイルス
ウ.ノロウイルス
(3)ア.保健所法
イ.小型球形ウイルス
ウ.細菌類
(4)ア.保健所法
イ.原生生物
ウ.ノロウイルス
問 10
アレルギー様食中毒の原因物質として正しいものを選びなさい。
(1)スレオニン
(3)ヒスタミン
(2)テトロドトキシン
(4)エンテロトキシン
問 11
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
食品の水分で蒸発・凍結しにくく微生物が繁殖に利用できないものを(ア)という。食品の脱水によ
る保蔵を考えるときは,この(ア)以外の水分をいかに減少させるかが重要である。微生物のなかで水
分の要求量が最も多いのは(イ)である。
(1)ア.結合水
イ.カビ
(2)ア.結合水
イ.細菌
(3)ア.自由水
イ.カビ
(4)ア.自由水
イ.細菌
問 12
缶詰の変敗(A)~(C)と,その原因となる細菌の種類(a)~(c)の組み合わせで正しい
ものを選びなさい。
変
A
膨張
B
敗
細
菌
問 13
(1)
A
b
フラットサワー
B
C
硫化黒変
a
バチルス
b
クロストリジウム
c
デサルフォトマカラム
(2)
(3)
A
a
a
B
b
C
c
C
c
A
a
A
c
B
c
B
b
C
b
C
a
(4)
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
純水は0℃で凍り始めるが,食品中の水はタンパク質,アミノ酸,塩類,糖類,有機酸類などの水溶
成分を溶解しているため,凍結の状態は複雑である。凍り始める温度は0℃(ア),凍り終わる温度は
食品によって差はあるが,一般に(イ)℃付近とみられている。
(1)ア.ちょうどで
イ.-80
(2)ア.より少し高く
イ.-20
(3)ア.より少し低く
イ.-60
(4)ア.ちょうどで
イ.-40
問 14
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
冷蔵中,空気と接触して(ア),油焼け,風味抜けなどの好ましくない変化を防止するために,凍結
後に凍結食品を氷の膜(氷衣)でおおう作業を(イ)という。主にカニつめやエビなどが施されている。
(1)ア.吸湿
イ.グレージング
(2)ア.吸湿
イ.アイシング
(3)ア.乾燥
イ.アイシング
(4)ア.乾燥
イ.グレージング
問 15
次の脱気の目的の中で,空気中の成分との化学反応を防止しているものはいくつあるか,正しい
ものを下から選びなさい。
ア.金属缶では缶内面の腐食を防止する。
イ.内容物の色・香り・味・ビタミンなどの酸化による変化を防止する。
ウ.金属缶では,加熱・冷却時における缶の巻締部のひずみを防止する。
エ.瓶詰・レトルト食品の加熱,冷却時において,瓶詰の場合には瓶のふたの密着を助け,レトルト
食品の場合には加熱膨張によるパウチの破裂を防止する。
オ.加熱殺菌中における熱伝達をよくする。
(1)4つ
(2)3つ
(3)2つ
(4)1つ
【選択問題
問1
食品特性分野】
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
多数のアミノ酸が(ア)してできた高分子化合物を(イ)という。アミノ酸の(ウ)と他のアミノ基
から水がとれて結合したものを(ア)という。
(1)ア.イオン結合
イ.脂
(2)ア.ペプチド結合
イ.タンパク質
ウ.カルボキシル基
(3)ア.縮
イ.炭水化物
ウ.カルボキシル基
イ.無機物
ウ.水酸基
合
(4)ア.エステル結合
問2
質
ウ.ケトン基
次の記述で誤っているものを選びなさい。
(1)タンパク質はコロイドの性質をもち,等電点で溶解性が最大になる。
(2)タンパク質はコロイドの性質をもち,高濃度の塩類で塩析する。
(3)タンパク質はコロイドの性質をもち,半透膜で透析できる。
(4)タンパク質はコロイドの性質をもち,溶液はチンダル現象を示す。
問3 分子量 890 の油脂のけん化価に最も近いものを選びなさい。
(1)170
(2)180
(3)190
(4)200
問4 次の記述で正しいものを選びなさい。
(1)ろうは高級アルコールと脂肪酸がペプチド結合してできている。光沢剤,潤滑油,化粧品などに利
用されている。
(2)リン脂質はリンを含む油脂で,親水部分と疎水部分を有しているので,乳化剤や安定剤として利
用される。卵黄などに多く含まれるスクアレンなどがある。
(3)炭化水素は炭素と水素から成る化合物で,赤色色素成分のカロテノイドや深海サメの肝臓に多く
含まれるレシチンなどがある。
(4)ステロール類には細胞膜の主要な構成成分であるコレステロールやエルゴステロールなどがある。
問5 次の記述で誤っているものを選びなさい。
(1)カルシウムは骨・歯の主要成分であり,欠乏すると骨粗鬆症や成長の遅れなどが見られる。
(2)ナトリウム・塩素は浸透圧の調節や筋肉の収縮に重要な役割を果たすため,なるべく多く摂取す
る。
(3)鉄は体内の血液・筋肉色素の成分となり,レバー・魚介類などに含まれる。
(4)リンはカルシウムについで体内に多く存在し,骨・歯の主要成分である。
問6 次の記述で正しいものを選びなさい。
(1)魚類の脂質中にはEPAやDHAなどの高度不飽和脂肪酸が多く含まれている。
(2)魚類の脂質含有量は季節によってほぼ一定で,水分との和は体重の約 80%である。
(3)魚類の脂質中の高度不飽和脂肪酸は生ぐさ臭の原因物質である。
(4)魚類の脂質含量は部位によって異なる。一般に背側に多い。
問7 海産魚が鮮度低下したときに発生する生ぐさ臭の原因物質を選びなさい。
(1)ヒスタミン
(2)インドール
(3)バニリン
(4)トリメチルアミン
問8 空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
タンパク質の自己消化の進行によって呈味成分の(ア)が増加し,また(イ)の分解によりせきつい
動物では呈味成分の(ウ)が生成し,食品としての「食べ頃」の時期に至る。
(1)ア.乳酸
イ.TMA
ウ.イノシン酸
(2)ア.遊離アミノ酸
イ.ATP
ウ.イノシン酸
(3)ア.乳酸
イ.ATP
ウ.イノシン
(4)ア.遊離アミノ酸
イ.TMA
ウ.イノシン
問9 次の記述で誤っているものを選びなさい。
(1)魚介類乾製品では油脂の酸敗は起こりにくいので酸化防止剤は必要ない。
(2)魚介類を通常の天日などで乾燥すると筋繊維は水分を失って角質化する。
(3)魚介類を真空凍結乾燥するとタンパク質の変性が起こりにくい。
(4)魚介類の乾燥による状態変化は大部分がタンパク質の変性で起こる。
【選択問題
問1
食品衛生分野】
コッホとその門下生が発見した病原微生物について誤っているものを選びなさい。
(1)コレラ菌
(2)結核菌
(3)赤痢菌
(4)百日ぜき菌
問2
空欄に入る語句として不適切なものを選びなさい。
細菌は細胞の形態から,(
)
,
(
)
,
(
)の3種類に分類されている。
(1)好気性菌
(2)球菌
(3)桿菌
(4)らせん菌
問3
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
培養中の培地では,生きている細胞と死滅している細胞が混在している。生きている細胞と死滅して
いる細胞の両方を合わせたものを(ア),生きている細胞数を(イ)という。細菌の増殖度を測定するに
は,一般に(ウ)を測定することにより行われる。
(1)ア.全菌数
イ.残菌数
ウ.全菌数
(2)ア.全菌数
イ.生菌数
ウ.生菌数
(3)ア.総菌数
イ.生菌数
ウ.総菌数
(4)ア.総菌数
イ.残菌数
ウ.残菌数
問4
細菌を分類する基準として誤っているものを選びなさい。
(1)細胞の形
(2)芽胞の有無
(3)べん毛の有無や場所
(4)増殖速度
問5
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
微生物を殺す作用がある化学物質を(ア)といい,特に病原微生物を殺す作用のある化学物質を(イ)
という。微生物の増殖を阻止する化学物質を(ウ)という。
(1)ア.防腐剤
イ.細菌剤
ウ.消毒剤
(2)ア.殺菌剤
イ.消毒剤
ウ.防腐剤
(3)ア.防腐剤
イ.消毒剤
ウ.殺菌剤
(4)ア.消毒剤
イ.防腐剤
ウ.殺菌剤
問6
空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
細菌性食中毒には,例えば(ア)などの濃厚な汚染を受けた飲食物を摂取して,あるいは体内で増殖
して起きる(イ)型と,例えば(ウ)などの産生した毒素を含んだ飲食物を摂取して起きる(エ)型が
ある。
(1)ア.黄色ブドウ球菌
イ.感染
ウ.サルモネラ
エ.毒素
(2)ア.サルモネラ
イ.感染
ウ.黄色ブドウ球菌
エ.毒素
(3)ア.サルモネラ
イ.毒素
ウ.黄色ブドウ球菌
エ.感染
(4)ア.黄色ブドウ球菌
イ.毒素
ウ.サルモネラ
エ.感染
問7
次の記述にあてはまる細菌性食中毒の原因菌を選びなさい。
微好気性の細菌で,家畜や鶏などの腸内菌として広く分布しているので食肉が汚染されることで食中
毒を起こす場合が多い。症状の特徴は潜伏期が1~7日で長いことである。
(1)ボツリヌス菌
(3)カンピロバクター
(2)腸炎ビブリオ
(4)黄色ブドウ球菌
問8
次の記述に当てはまる細菌性食中毒の原因菌を選びなさい。
好気性または通性嫌気性の有芽胞桿菌で,一般に非病原性であるが,エンテロトキシンを産生する菌
株が食中毒の原因となる。潜伏期は下痢型が8~16時間,おう吐型が1~5時間で,症状は比較的軽
い。土壌細菌の一種で,自然界に芽胞の形で広く分布している。
(1)ボツリヌス菌
(3)ウェルシュ菌
(2)黄色ブドウ球菌
(4)セレウス菌
問9
微生物性食中毒の予防法として正しいのはいくつか。
ア.加熱調理できる食品は十分加熱する。
イ.調理した食品は速やかに供食する。
ウ.食品取扱施設を清潔に維持管理する。
エ.短時間保存する場合は,室温に置く。
(1)1つ
(2)2つ
【選択問題
食品製造分野】
問1
(3)3つ
(4)4つ
次のグラフの(ア)~(ウ)に入る食品の組み合わせを選びなさい。
(1)ア.パン
イ.さきいか
(2)ア.もち
イ.パン
ウ.もち
ウ.さきいか
(3)ア.さきいか
イ.パン
ウ.もち
(4)ア.さきいか
イ.もち
ウ.パン
30
水
分
量
% 20
(ア)
(イ)
(ウ)
10
←
カビがはえない
0.5
→
カビがはえる
1.0
Aw
問2 空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
フローズンチルドは,製造から配送までは(ア)の状態を保ち,販売時に(イ)してチルドの温度帯
で陳列する方法である。凍結状態の期間は品質を保持できる長所を持つが,解凍後の品質低下は鮮魚よ
り(ウ)といわれている。
(1)ア.未凍結
イ.冷却
ウ.遅い
(2)ア.凍結
イ.解凍
ウ.速い
(3)ア.半凍結
イ.冷却
ウ.速い
(4)ア.半凍結
イ.解凍
ウ.遅い
問3 空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
a)冷凍えびの(ア)(チロシナーゼによるメラニン色素の生成)
b)冷凍たら肉の褐変(糖-アミノ反応)
c)冷凍まぐろの(イ)(ミオグロビンのメト化)
d)冷凍めかじきの緑変(スルフミオグロビンの生成)
e)赤色魚の退色(カロテノイドの酸化)
(1)ア.黒変
イ.褐変
(2)ア.黒変
イ.緑変
(3)ア.褐変
イ.退色
(4)ア.褐変
イ.黒変
問4 金属缶の材質について,組み合わせが誤っているものを選びなさい。
(1)ティンフリースチール(TFS)缶:綱板にスズをめっきする代わりに,クロムまたはニッケル
で化学処理して作られている。
(2)ティンニッケルスチール(TNS)缶:薄い綱板にニッケルをめっきし, その上にスズをめっき
し,さらにクロムで化学処理して作られる。
(3)ブリキ缶:薄い綱板にスズをめっきして作られている。
(4)アルミニウム缶:金属板にポリエチレンテレフタレート(PET)などのプラスチックフィルム
を貼り合わせて作られている。
問5 空欄に入る適切な語句の組み合わせを選びなさい。
レトルト食品の殺菌は,パウチが(ア)容器であるため,(イ)がきわめてよく,(ウ)に目標とす
る殺菌を終えることができ,品質の優れた製品をつくることができる。
(1)ア.分厚い
イ.断熱性
ウ.長時間
(2)ア.扁平な
イ.熱伝達
ウ.短時間
(3)ア.分厚い
イ.断熱性
ウ.短時間
(4)ア.扁平な
イ.熱伝達
ウ.長時間
問6 缶詰の製造中や貯蔵中に起きる内容物の変色とその原因の組み合わせで正しいものはいくつある
か選びなさい。
ア.褐変
…… 硫化鉄
イ.グリーンミート
…… 糖-アミノ反応
ウ.ブルーミート
…… ヘモシアニンの変化
エ.グリーンフィード …… 植物プランクトン中のクロロフィル
(1)なし
(2)1つ
(3)2つ
(4)3つ
問7 すり身の調製に関する次の記述で不適切なものはいくつあるか選びなさい。
ア.筋形質タンパク質(ミオゲン,グロブリンXなど)は網状構造の形成を妨げる。
イ.すり身の水和は,pHによる影響を受けない。
ウ.pH6.5~7.0 の中性付近で,足の強いかまぼこが得られず,それ以外のpHで足の強いかまぼこ
が得られる。
エ.粘着性のあるすり身をそのまま放置すると,魚種によって差はあるが,やがてすり身は熱凝固し
たかのように粘着性を失い弾力をおびるようになる。この現象を坐りという。
オ.温度が 60℃付近になると,ゲルの組織がくずれ,弾力のないものに変わってしまう。この現象を
戻り(または火戻り)という。
(1)4つ
(2)3つ
(3)2つ
(4)1つ
問8 かまぼこ類の製造における加熱方法(a~d)に関する記述で空欄に入る適切な語句の組み合わ
せを選びなさい。
a)蒸
煮
80~95℃の蒸気で加熱する方法で,板付きかまぼこ(蒸し板),(ア),蒸しちくわ
などの製造に用いられる。
b)焙
焼
炭火・ガス・電熱・赤外線ランプなどを熱源として 180~300℃に保たれた焙焼炉で加
熱する方法で,焼き抜きかまぼこ(焼きとおしかまぼこ)・焼きちくわ・(イ)・
なんば焼き・だて巻きなどの製造に用いられる。
c)湯
煮
80~90℃の湯の中で加熱する方法で,(ウ)・しんじょう・魚そうめんなどの製造に
用いられる。
d)油ちょう
160~180℃に保った植物油の中で加熱する方法で,(エ)などの製造に用いられる。
(1)ア.す巻き
イ.さつまあげ
ウ.はんぺん
エ.笹かまぼこ
(2)ア.はんぺん
イ.笹かまぼこ
ウ.す巻き
エ.さつまあげ
(3)ア.さつまあげ
イ.はんぺん
ウ.笹かまぼこ
エ.す巻き
(4)ア.す巻き
イ.笹かまぼこ
ウ.はんぺん
エ.さつまあげ
問9 レトルトパウチ食品品質表示基準が規定されている法律を選びなさい。
(1)食品衛生法
(2)景品表示法
(3)計量法
(4)JAS法