新規試用医薬品(平成27年5月薬事検討委員会) ツムラ桂枝茯苓丸加薏苡仁エキス顆粒 生食注シリンジ「テルモ」10mL ツムラ抑肝散エキス顆粒 レギュニールL Ca 1.5 腹膜透析液 UV ツインバッグ 1.5L、2.0L ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒 レギュニールL Ca 2.5 腹膜透析液 UV ツインバッグ 1.5L、2.0L グラナテック点眼液0.4% ザノサー点滴静注用1g 薬品名 ツムラ桂枝茯苓丸加薏苡仁エキス顆粒 2.5g/包 規格 メーカー ツムラ 申請科 産婦人科 一般名 漢方製剤 効能・効果 比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の 諸症 : 月経不順、血の道症、にきび、しみ、手足のあれ 用法・用量 通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状によ り適宜増減する。 分類番号 使用目的 及び理由 その他 薬品名 5200 1g : 10.70 薬価 比較的体力があり、下腹部痛・月経痛・にきびなどに有効。桂枝茯苓丸とヨク苡仁湯2剤での処方より も1回服用包数が少ないメリットや、実際に本剤の服用により効果がみられていた症例があるため、使 用したい。 院外処方限定での使用 ツムラ抑肝散エキス顆粒 2.5g/包 規格 メーカー ツムラ 申請科 精神科 一般名 漢方製剤 効能・効果 虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症 : 神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症 用法・用量 通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状によ り適宜増減する。 備 考 分類番号 [重大な副作用]【1】間質性肺炎【2】偽アルドステロン症【3】心不全【4】ミオパチー,横紋筋融解症 【5】肝機能障害,黄疸 5200 1g : 11.80 薬価 使用目的 及び理由 レビー小体型認知症の幻覚妄想に対し、ドパミンアンタゴニストを用いるとパーキンソニズムが悪化し やすいため、比較的副作用が少なくエビデンスもある本剤を院内でも使用したい。他、一般的な認知 症患者の周辺症状に対しても使用できる。 その他 院外処方限定から、院内処方でも使用できるようにする。 薬品名 ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒 規格 2.5g/包 メーカー ツムラ 申請科 産婦人科 一般名 漢方製剤 効能・効果 虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症 : 神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症 用法・用量 通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状によ り適宜増減する。 備 考 分類番号 [重大な副作用]【1】偽アルドステロン症【2】ミオパチー 5200 薬価 - 1 - 1g : 15.90 使用目的 及び理由 虚弱な体質で神経が高ぶり不眠などの症状に有効。これまでは、抑肝散と半夏厚朴湯の2剤を処方 していたが、本剤とは構成生薬が一部異なることによる効果の違いや、また、1回の服用包数が2包か ら1包になるメリットがある。 その他 院外処方限定での使用 薬品名 処 ○ グラナテック点眼液0.4% glanatec 5mL/瓶 規格 メーカー 興和創薬 申請科 眼 科 一般名 リパスジル塩酸塩水和物 効能・効果 次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分又は使用できない場合 : 緑内障、高眼圧症 用法・用量 1回1滴、1日2回点眼する。 備 考 [禁忌](次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 分類番号 1319 5mL/瓶 : 2,255.00 薬価 使用目的 及び理由 現在、使用可能な点眼液を用いても眼圧下降効果が得られない緑内障患者や、今後の視野の維持 が大切な末期緑内障患者に使用予定。多剤併用の眼に対しても効果のある可能性がある。 その他 院外処方限定での使用 薬品名 処 ○ 生食注シリンジ「テルモ」10mL isotonic sodium chloride 10mL/筒 規格 メーカー テルモ 申請科 内 科 一般名 生理食塩液 効能・効果 細胞外液欠乏時,ナトリウム欠乏時,クロール欠乏時,注射剤の溶解希釈剤 用法・用量 20~1,000mL,皮下注,静注又は点滴静注。年齢・症状により適宜増減。又は適量をとり,注射用 医薬品の希釈・溶解に用いる。 分類番号 使用目的 及び理由 3311 10mL/筒 : 114.00 薬価 現在当院で使用している CV ポートフラッシュ用生食は、薬剤師が安全キャビネット内で調製したもの である。(生食 20mL(薬価 61 円/管)、テルモシリンジロック式 20mL(納入価 10.35 円/筒)、ルアロック キャップ(納入価 46 円/個)を使用:合計 117.35 円)。実質安価な既製品を使用することで安全性の向 上、業務効率化につながる。 その他 薬品名 規格 処 ○ レギュニール L Ca 1.5 腹膜透析液 レギュニール L Ca 2.5 腹膜透析液 reguneal l UVツインバッグ 1.5L、2.0L/袋 メーカー バクスター 申請科 内 科 一般名 腹膜透析液 効能・効果 慢性腎不全患者における腹膜透析(高マグネシウム血症の改善が不十分な場合で、かつカルシウム 製剤や活性型ビタミン D 製剤の投与により高カルシウム血症をきたすおそれのある場合に用いる)。 用法・用量 腹腔内に注入し、透析治療を目的とした液として使用する。通常、成人では1回1.5~2Lを腹腔内に 注入し、4~8時間滞液し、効果期待後に排液除去する。以上の操作を1回とし、体液の過剰が1kg/ 日以下の場合、通常1日あたりレギュニール L Ca 1.5腹膜透析液のみ3~4回の連続操作を継続して 行う。体液の過剰が1kg/日以上認められる場合、通常レギュニール L Ca 2.5腹膜透析液を1~4回、 またはレギュニール L Ca 4.25腹膜透析液を1~2回処方し、レギュニール L Ca 1.5腹膜透析液と組 み合せて1日あたり3~5回の連続操作を継続して行う。なお、注入量、滞液時間、操作回数は症状、 血液生化学値及び体液の平衡異常、年齢、体重などにより適宜増減する。注入及び排液速度は、通 常300mL/分以下とする。 - 2 - 備 考 [禁忌](次の患者には投与しないこと): 1.横隔膜欠損のある患者 2.腹部に挫滅傷又は熱傷のある患者 3.高度の腹膜癒着のある患者 4.尿毒症に起因する以外の出血性素因のある患者 5.乳酸代謝障害の疑いのある患者 [重大な副作用]【1】心・血管障害 3420 分類番号 使用目的 及び理由 薬価 1.5 1.5 2.5 2.5 1.5L/袋 2.0L/袋 1.5L/袋 2.0L/袋 : : : : 1,581.00 1,822.00 1,610.00 1,862.00 従来のダイアニールNに比して緩衝剤としての乳酸の含量が少なく、生体適合性がより優れて おり、長期的な腹膜の劣化の軽減が期待できる。 その他 薬品名 劇○ 処 ○ ザノサー点滴静注用1g zanosar 1g/瓶 規格 メーカー ノーベルファーマ 申請科 内 科 一般名 ストレプトゾシン 効能・効果 膵・消化管神経内分泌腫瘍 用法・用量 下記用法・用量のいずれかを選択する。 1.5日間連日投与法: 通常、成人にはストレプトゾシンとして1回500mg/m2(体表面積)を1日1回5日間連日点滴静脈内投 与し、37日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。 2.1週間間隔投与法: 通常、成人にはストレプトゾシンとして1回1,000mg/m2(体表面積)を1週間ごとに1日1回点滴静脈 内投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1回の投与量は1,500mg/m2(体表面積)を 超えないこと。 備 考 【警告】 本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験 を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。また、治療 開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与する こと。 [禁忌](次の患者には投与しないこと) 1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [重大な副作用]【1】腎障害【2】骨髄抑制【3】耐糖能異常【4】肝障害 分類番号 使用目的 及び理由 4219 薬価 1g/瓶 : 42,531.00 腫瘍の増殖を抑える分子標的薬とは全く作用機序の異なるニトロソウレア系抗悪性腫瘍剤であり、強 い腫瘍縮小効果を示す。5日間連日投与法と1週間間隔投与法の2種類の投与方法が選択でき、1 週間間隔投与法は外来での管理も可能である。神経内分泌腫瘍治療は長期にわたるため、分子標 的薬での治療が副作用で継続困難な場合は、系統の異なるザノサーへの切り替えが有用な手段に なるといえる。 その他 規制区分:○ 毒 :毒薬、 ○ 劇 :劇薬、 ○ 麻 :麻薬、 ○ 向 :向精神薬、 ○ 処 :処方せん医薬品 規制区分:○ 習 :習慣性医薬品、○ 生 :生物由来製品、○ 特 :特定生物由来製品、○ 放 :放射性医薬品 - 3 -
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