勝楽山 高蔵寺 旧佐藤家住宅

国指定重要文化財
手代木沼
手代木沼にはウッドデッキや遊
歩道が設置されており、
散策す
る方や写真を撮る方、絵を描く
方など多くの方々に利用されて
おります。
また、桜の季節には、
手代木沼のほとりに満開の桜が咲
きほこります。
週末には、手代木沼ほとりの市なども開催され、賑わ
います。
冬には、
白鳥を初めとする渡り鳥の群れが飛来します。
高倉川
春(4月)高倉川の堤防沿いに
は、「桜とせんだんの木を守る
会」の皆さんが手入れをして
いる桜並木がきれいな花を咲
かせます。 秋(9月中旬)地元の皆さんが株
分けと植え込み作業を協力して
行い、1km 以上続く
「彼岸花ロー
ド」を作りました。秋の彼岸には
高倉川沿いの緑に美しい赤色の
道が浮かび上がります。
水留内
武 隈 急
行 線
至 船岡
佐
(県)
P
高蔵寺
同済病院 ●
みどり荘
本町 高
倉
内田
沢田
柳茶屋
川
国道11
3号
●
東ヶ崎
杉の内
山田
川原あやめ園(6月中旬)
東
老ヶ崎
角田
大橋
西壱番
笠島
オークプラザ
新丁
長泉寺
専福寺
迎ノ坊
西弐番
●
寺前
台山公園
八幡神社
角田高
角田城址
権現堂
消防署
警察署
● 商工会
天神町
東田町
市役所
天神社
みなみかくだ
山口
262
●
長坂
角田局 ● JA
上鈴生
角田小
郷土資料館
角田中
立町 東町
西南町
江合
宮城県
東南町
角田
斗蔵神社
線
河角田
(県)越
川
田
小
第1果樹団地(ナシ)
仙台
椚崎
小田
桜並木
西根幼稚園
西根自治センター
角田市への交通案内
総合保健福祉センター
前沖
かくだ
小田自治センター
(県 木造薬師如来座像)
一里壇
愛宕神社
●
●
高倉
旧佐藤家住宅
横倉自治センター
横倉小
●
第2果樹団地(リンゴ)
第3果樹団地(ウメ)
小針薬師堂
西根駐在所
●
● JA
●
高倉農村公園
●
旬味れすとらん入ノ坊 ●
上土浮
小針
新町
西根小
西根局
カヤの群生林
左関
内牧
せんだんの木
(阿弥陀堂・阿弥陀如来坐像)
長町
仙南シンケンファクトリー
豊室
ホタル観賞とミニコンサートそして地元ボランティアのおもてな
しなどイベント盛りだくさんの高蔵寺ホタルまつり。
会場となる高蔵寺周辺は、里山の自然が残る中山間地で、
地元をあげてホタルの住める環境づくりのために、EM 元
気玉を川に投入するなど高蔵寺ホタルの里づくり事業が行
われています。
至 白石
横倉古墳群
新田
高蔵寺ホタルまつり
島西浦
横倉
横倉児童館 ●
樹 齢 130 年 を 越 え
る「せんだんの木」
は、6 月中旬になる
と薄紫の小さい可憐
な花を咲かせます。
明治 10 年西根小学
校の卒業記念として
植樹されたと言われ
ており、長い年月の
中で何度か瀕死状態になりかけました。現在この木は地元
の方々が西根地区のシンボルとして、「桜とせんだんの木を
守る会」
を立ち上げ、保護活動を行っており、生育状況が回
復してきています。
線
倉北郷
よこくら
後沖
高蔵寺 旧佐藤家住宅
せんだんの木
阿武隈急行角田駅から
花東
島町
花高蔵寺までの道のり
島
花西
手代木沼 白鳥(11月∼2月)
勝楽山
国指定重要文化財
白石市
NOSAI県南
●
沢
ウラジロガシの原生林
250
斗蔵山
斗蔵寺
(県千手観音懸仏)
野鳥の森
地蔵堂
高蔵寺
国指定重要文化財
勝楽山
阿 武 隈 川の下
く と、 左手に朱塗りの 高蔵寺橋 "
が見えてきま
平 等 院、大 原の三千 院など七ケ所だけで、東 北
残っておらず、阿弥陀堂では高蔵寺の他、宇治の
平 安 時 代の建 造 物は、現 在 全 国で二十六しか
えられています。
た三方が山に囲まれた清 閑なところです。 境 内
す。 寺は国道より橋を渡り渓流沿いに僅かに入っ
の杉や裏山のかやの林は、数百年を経た古木で他
地方では、平泉の中尊寺金色堂、福島県 白水の
高蔵寺開山以来千有余年、時の流れにより栄
願成寺阿弥陀堂とともに現存する数少ない貴重
枯盛衰幾たびかの変遷を経て、今日に至っていま
ます。
に見ることの出来ない程の特異な景観を呈してい
方に位 置 す る 高
すが、かつては大門坊、入の坊、清水堂の三坊を
流、 角 田 市の西
蔵 寺 は、 西 暦
有して栄えたときのことが、「奥羽観跡聞老誌」 額や古い阿弥陀如来像、小さな仏像などが保存
御堂の中には、嵯峨天皇の御宸筆 「高蔵寺」の
問口、奥 行とも九・三メートルの宝 形 造 茅 葺の
な文化遺産です。
薩 が 創 建 した と
八一九 年に徳一菩
阿弥陀堂は宮城県最古の木造建築で平安時代
財に指定されています。
に安置された阿弥陀如来像とともに、重要文化
護建造物の指定を受け、昭和二十五年には堂内
この阿弥陀堂は、国から明治四十一年に特別保
や「安永風土記」に詳しく書き記されています。 されています。
当 地 は、 角 田
の西暦一一七七年(治承元年)に建立されたと伝
阿弥陀堂
伝えています。
号を白石
方 面へ約 八 キロ
道
の市 街 地 から 国
メー トルほ ど 行
阿弥陀如来坐像
阿弥陀堂の本尊で、平安時代末期に藤原秀衡とその妻が作らせたと伝えられ
ています。 像高約二・七メートルの寄木造り来迎引摂印の尊像で現在はほとんど
漆黒色ですが、昔は金色さん然と光かがやいていたものといわれています。 床の
上に直接すえられた蓮華座に安置され、天井につかえるばかりの透し彫りの飛雲
光背を合わせると全高五メートル十八センチあり、一部の補修箇所はありますが、
当時の姿のまま八百年来いまなお地域の信仰を集め今日に及んでいます。
の優 美な感じから、鎌 倉 時 代の力 強さへ変
お顔は眉目が切れ長く豊麗で、その表情や衣の襞のあらわし方は、平安時代
お堂には破損した素木の阿弥陀如来坐像
わろうとする過渡期の作風です。
損し、右 腕 を 失っていま すが、当 時の寄 木
も安 置されています。この像は左 胸 部が朽
法がよく観察できます。 お顔は本尊より古
風な柔和な彫りで、衣文の彫刻なども浅く
おとなしい作風です。
ココカクダ
国指定重要文化財
旧佐藤家住宅
角田市商工観光課
TEL0224-63-2120
※自由に見学できますが、
荒天時は閉鎖する場合がございます。
不明な点は、
右記までご連絡下さい。
旧佐藤家住宅は江戸時代の中頃(二百〜三百年前)に建てられた仙台藩領の中規模農家の
典型的な建物です。 間口十四・八m、奥行七・八mで、建坪は約三十五坪の直屋様式(すごやよ
うしき)
、屋根は寄棟造りの茅葺きです。 天井は煙出しのためと、藩の禁止令のために設けら
れず、太く荒削りの柱は鳥居建という古式の構造で、木材の曲がりを巧みに利用して組まれて
います。
旧佐藤家の由緒は明らかではありませんが 「車屋」の屋号をもち、古来修験者が住んでい
た所と言い伝えられています。 もとは高倉川下流一キロほどの高倉字新町の佐藤源氏の所有で
したが、昭和四十六年六月十三日に市に寄贈されました。 同年八月十三日に国の重要文化財
の指 定 を 受 け、 昭 和 四 十 七 年 度に高 蔵
寺 境 内 近 くの現 在の場 所に移 築 され ま
した 。
お問い合せ
勝楽山 高蔵寺
宮城県角田市高倉字寺前 49 番地
電話:0224-65-2038
お灯明代
個人:300 円
団体:200 円(20 名以上)
高校生以下無料
阿弥陀堂内を見学する
際は、お灯明代及び事
前にお問い合せ ( 予約 )
が必要となります。
角田市の観光情報を発信!
お問い合せ
角田市教育委員会生涯学習課
文化財保護係
電話:0224-63-2221
見 学 料:無料
開 放 日:年末年始以外の毎日
開放時間:午前9時~午後4時
„
家の中の土 間や囲 炉 裏、古い戸 棚、農
機具からは何か当時の生活の一端が感じら
れるようです。
↑室内の間取り。大きな「ひろま」の奥に「なんど」と「な
かま」
を置く
「広間型三間取」
という間取りは、当時の
農家の基本的な間取りのひとつです。
↑鳥居のような柱の組み方は「鳥居建(とりいたて)
」と呼ばれます。
室内の様子
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