楽 しく食 べる子 に 園長通信 2015・6 園長 上 妻 和 夫 食べることは健康な心と体に欠くことのできないものであり、生涯にわたって健康な生活を送るた めには望ましい食習慣の形成が欠かせません。幼児期には、食べる喜びや楽しさ、食べ物への興味や 関心を通じて、自ら進んで食べようとする気持ちが育つようにすることが大切です。そのためには食 べ物への興味や関心を高める活動も大切であり、例えば野菜などを育てる中で、親しみを感じ、日ご ろ口にしようとしないものでもおいしそうだと感じたり地域の人々との交流によって食べ物への関 心が高まったりすることもあります。このように、幼児の身近に食べ物があることにより、幼児は食 べ物に親しみを感じ、興味や関心をもち、食べてみたい物が増え、進んで食べようとする気持ちが育 ち、さらには、地域や保護者の協力を得ながら食べることにかかわる体験を通じて、幼児なりに食べ 物を大切にする気持ちや、用意してくれる人々への感謝の気持ちが自然に芽生えていくことにつなが ると言われています。(幼稚園教育要領参照) なたおれの小径(こみち)の傍らに、とまと、なすび、ぴーまん、おくらを植えました。トマトに はかわいい実がつきはじめ、ピーマンにも白い花がさき、年少のおともだちが興味深そうに見入って いました。食卓に並ぶ前の野菜の花や実を間近に見ることで食べ物への親しみも一層増すことでしょ う。<写真左> また、今年も幼稚園近くの体験農場(前田さん提供)で、かごしま中央農協さんの 「出前授業」が実施されており、野菜の植え付け、収穫体験を行っています。マルチシートを張った 畝に、サツマイモの苗を植えます。手前の方には、ジャガイモの白い花が咲いています。一株試し掘 りをしたら大きなジャガイモがいっぱいできていました。給食でいただきます。<写真右> 6月の園便りは給食特集です。各クラスの給食の様子をまとめてみました。昨年からの自園調 理による給食も2年目になり、和食を中心としたメニューに子どもたちもすっかり馴染んできて いるように感じます。これからも医師、栄養士が緊密に連携し、食材の精選、献立、調理方法を 吟味工夫して、安心・安全・健康な給食を提供しながら、「自然」と「食育」を車の両輪にして、 心身ともに健康なこどもの育成に努めていきたいと思います。 ◆オニヤンマ初見(しょけん) 2015.5.21 鳥や昆虫の初鳴きや初見日とはその年に初めて鳴き声を聞いた日や姿を 見た日を指し、季節の遅れや進みを判断する重要な情報となっています。 のはら園では毎年オニヤンマの羽化が見られますが、今年は 5 月 21 日 にオニヤンマが確認されました。 (昨年は 6 月 4 日) 今年もたくさんの昆虫との出会いが楽しみです。 2015.5.21
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