豊後高田市新規就農応援パンフレット

豊後高田市新規就農応援パンフレット
平成26年12月
豊後高田市就農ガイドセンター
豊後高田市の農業概要
豊後高田市は大分県北東部、国東半島の西側に位置し、穏やかな気候と山・海に囲まれた豊かな自
然が特徴です。米、白ねぎ、畜産を中心に園芸品目(花き、野菜)やそば、椎茸の栽培も盛んです。
なかでも白ねぎは西日本有数、春そばは日本一の産地となっています。
かぼす
大分県で栽培されるカボスは全国の9
7%を占めており、市内でも多く栽培
されています。
最近では、広域出荷体制の整備によ
り、有利販売を進めるとともに、加工用
原料の需要も伸びています。
白ねぎ
市の農業産出額の4分の1を占める主
要品目で、約370haの面積は西日
本有数の産地です。
そば
スイートピー
市内で生産される花きの中心を担う品目で、栽
培面積は約2haです。
関東方面を中心に出荷されており、品質も良く、
市場の高い評価を受けています。
市では年に2回栽培され、6月収穫の春そばは
約90haで日本一、10月収穫の秋そばは約
100haで九州一有数の産地です。市内には
手打ちそばの認定店が13店舗あり、さらに職
人を養成しています。また、市内直売所で生麺
やお茶等の加工品も販売されています。
新規就農までの流れ
就農相談
農業を始めるためには営農技術に加え、農地・
資材・機械・施設等の設備や経営が安定するま
での生活費等も必要となります。事前によく調
べて具体的な計画を立てておくことが大切です。
随時受付
新規就農相談会
研修支援
〇青年就農給付金(準備型)
150万円/年 体験研修
見極め研修
農業体験
就農の意思決定、確認
〇新規就農者家賃助成事業
家賃の半額助成
上限25,000円/月
〇新規就農者促進事業
研修1年目の生活費支援
1,250円/日(上限25,000千円/月)
〇研修受入農家への謝礼
25,000円/月
就農実践研修
(1∼2年)
栽培技術、ノウハウの習得
地域への溶け込み
就農準備
具体的な就農計画の作成
収支計画
農地・資金
機械・施設・販路
就 農
研修受入農家、行政等による
継続指導
早期経営安定を目指す
就農支援
〇青年就農給付金(経営開始型)
150万円/年(最大5年間)
〇青年等就農資金(無利子融資)
〇新規就農者自立支援助成事業
就農1年目の資材等購入費を助成
200,000円
〇研修受入農家への継続指導に
対する謝礼
120,000円/年×2年
経営安定
農家として定着
目標農業所得250万円以上
定住支援
〇空き家バンク事業
〇引越し応援事業
〇「半住半旅」田舎暮らし体験事業 等
☆子育て・教育にも力を入れています!
市が認定した先進農家(新規就農支援農家)のもとで
農業体験から本格的な研修まで受けられる制度です。
※研修中の交通費・宿泊費等は自己負担となります。
研修制度
農業体験研修
1∼2日
農業に興味があり、少し体験してみたいという方にお勧めです。
見極め研修
7∼14日
やや長めの研修で研修・就農先を見極めてもらいます。家探し等の準備にも最適です。
長期研修(就農実践研修)
1∼2年間
就農に向けた本格的な研修です。先進農家のもとで実践的な栽培・経営技術を学ぶとともに、地域
に馴染みながら農地の確保等、就農の準備を進めていきます。
青年就農給付金等、各種支援制度の対象となります。
研修受入農家(新規就農支援農家)一覧
受入農家名
(農)JAPANクローバー
栽培品目
加工野菜
(里芋等)
(有)北崎農園
七草
(有)小川農園
イチゴ
赤野 誠一郎
(有)豊後農興
(農)ふき村
野菜苗
白ねぎ
米
麦
こねぎ
米
麦
そば
イチゴ
(有)高田牧場
肉用牛
土井 光司
温州みかん
仲井 貞一
白ねぎ
内田 津芳
白ねぎ
(有)田中農園
白ねぎ
カボス
白ねぎ
生産加工
稲わら
収集
和泉 陣
白ねぎ
ぶどう
宗 一則
有機野菜
(有)グリーンスマイル大分
安部 忠雄
スイートピー
メロン
大塚 敏幸
輪ギク
ホオズキ
二田 和明
トルコ
ギキョウ
ダリア
豊後高田市の主要品目
スイートピー(施設・加温栽培)
関東・関西を中心に11月∼3月頃にかけて出荷されま
す。部会では市場や先進地の視察・講習会等を実施し、
ブランド化と技術向上に取り組んでいます。
ここ数年、先
進農家のもとで学んだ研修生が新規就農しています。
安部忠雄さん
(スイートピー・ヒマワリ・メロン)
トルコギキョウ(施設・加温栽培)
トルコギキョウは品種が多様で、日持ちが良いのが特徴で
す。様々な作型で周年出荷されていますが、大分県では秋
から春にかけて冬場の出荷が中心となっており、県の戦略
品目の一つとして今後も生産拡大が期待されています。
二田和明さん
(トルコギキョウ・ダリア)
イチゴ(施設・高設栽培)
若手生産者を中心に大規模経営体が育成され、有利
販売のため県域出荷の一元販売に取り組んでいます。
また、後継者グループ組織「苺一会」を結成して勉強
会や視察研修等を実施し、技術習得を図っています。
㈱赤野農園 赤野誠一郎さん
(イチゴ)
白ねぎ(周年・露地栽培)
砂質土壌の干拓地域を中心に周年栽培が行われてい
ます。1経営体あたりの経営規模が大きい土地利用
型作物です。
和泉陣さん
(白ねぎ・ブドウ)
ホオズキ(雨除け栽培)
県内各地に普及しており、栽培方法・出荷規格の統一
によるブランド化に取り組んでいます。旧盆、新盆向
けとして集中的に出荷されるのが特徴で、新規就農者
を含めた若手生産者も多い品目です。
大塚敏幸さん
(ホオズキ・輪ギク)
研修中の支援制度
青年就農給付金(準備型)
※要件等は変更の可能性があります。詳細はお問い合わせください。
【国事業】研修期間中の所得確保対策として、年間150万円を給付します。
【給付要件】
1 原則として就農予定時の年齢が45歳未満のであり、農業経営者となることについての強い意欲を有していること
2 独立・自営就農または雇用就農または親元での就農を目指すこと
※親元就農を目指す者については、就農後5年以内に経営を継承するか又は農業法人の共同経営者になること
3 研修計画が所定の基準に適合していること
4 常勤の雇用契約を締結していないこと
5 生活保護等の生活費を支給する国の他の事業と重複受給でないこと
6 原則として青年新規就農者ネットワーク
(一農ネット)
に加入していること
【返還要件】
① 適切な研修を行っていない場合
② 研修終了後、1 年以内に原則 45 歳未満で就農しなかった場合
③ 給付期間の 1.5 倍(最低 2 年間)の期間、就農を継続しない場合
④2※の要件を満たさなかった場合
新規就農者家賃助成事業
【市事業】研修期間中家賃の半額以内(上限25,000円/月)
市内に住居を借りて移住し、新規就農支援農家のもとで就農実践研修を受ける研修生に対し、研修期間中の家賃を
助成します。
新規就農者促進事業
【市事業】研修期間中最大1年間(上限25,000円/月)
新規就農支援農家のもとで就農実践研修を受ける研修生に対し、研修期間中の生活を支援します。
就農時の支援制度
認定新規就農者
※要件等は変更の可能性があります。詳細はお問い合わせください。
目標とする農業について具体的な計画(青年等就農計画)
を作成
就農にあたっての経営指針となる青年等就農計画(5 年後の目標所得:概ね 250 万円、労働時間:概ね 2,000 時間)
を作成してもらい、市が認定する制度です。
対象者は、新たに農業経営を営もうとする青年等で、以下に当てはまる方です。
1 青年(原則 18 歳以上 45 歳未満)
2 特定の知識・技能を有する中高年齢者(65 歳未満)
3 上記の者が役員の過半数を占める法人
※農業経営を開始して一定の期間(5 年)を経過しない者を含みます。
※認定農業者は含みません。
※以下の支援の対象となります。
①青年就農給付金(経営開始型)の給付
②青年等就農資金(無利子融資)の貸付け
③経営所得安定対策(ゲタ対策・ナラシ対策)への加入
農地バンク
農地情報・利用希望者情報の管理を行い、貸し手と借り手、売り手と買い手の橋渡しをします。
青年就農給付金(経営開始型)
【国事業】就農初期の所得安定対策として、年間150万円を最大5年
間給付します。
【給付要件】
1 独立・自営就農時の年齢が原則45歳未満であり、農業経営者となることについての強い意欲を有していること
2 所定の要件を満たす独立・自営就農であること
3 青年等就農計画が以下の基準に適合していること(認定新規就農者であること)
・独立・自営就農後5年後には農業で生計が成り立つ実現可能な計画であること
4 就農する市町村の「人・農地プラン」に位置付けられている(見込みも可)、または農地中間管理機構から農地
を借り受けていること
5 生活保護制度等の生活費を支給する国の他の事業と重複受給できないこと
6 原則として青年新規就農者ネットワーク(一農ネット)に加入していること
【給付停止】
1 給付金を除いた本人の前年の所得が250万円を超えた場合
2 適切な就農を行っていないと市町村が判断した場合
【返還要件】
農地の過半を親族から貸借している場合において、親族から貸借している農地を5年間の給付期間中に所有権移
転しなかった場合
新規就農者自立支援助成事業
【市事業】就農時の初期投資費用の一部助成(上限20万円、1回のみ)
市外から移住し、就農実践研修を受けた後に市で独立・自営就農する方に対し、就農の際に必要な種苗、肥料、農
薬等の購入にかかる費用の一部を助成します。 ※農家子弟を除く
青年等就農資金
農業経営を開始するために必要な資金を無利子で貸付けます。
青年等就農計画に即して農業経営を開始するために必要な機械・施設の購入等に必要な資金を無利子で貸付けます。
1 対象者
認定新規就農者
2 借入条件等
①資金使途:施設、機械の取得等
②貸付利率:無利子
③借入限度額:3,700 万円
④償還期限:12 年以内
⑤据置期間:5年以内
⑥担保等:実質無担保・無保証人
3 取扱金融機関
株式会社日本政策金融公庫