大田区立龍子記念館プレスリリース 平成 27 年 4 月吉日 平成 27 年度大田区立龍子記念館 年度大田区立龍子記念館名作展 大田区立龍子記念館名作展 け ん ご う 「『 健 剛 』 の 精 神 画家・龍子の軌跡」の開催について ■展覧会概要 りゅうし 今年、生 誕 130 年をむかえる日本画家・川端龍子 。秋には他館所蔵作品を中心とした特別展 がじんしょうがいふでいっかん 「画人生涯筆一管」を当館で開催の予定です(2015 年 11 月 14 日~12 月 13 日) 。本展では特別展に先 立ち、当館所蔵の選りすぐりの龍子代表作品、人気作品などを展示します。 龍子(本名・昇太郎)は 1885 年 6 月 6 日和歌山市に生まれ、10 歳の時に上京、19 才の頃に洋画家を 目指して白馬会洋画研究所で学んでいます。1913(大正 2)年に転機がおとずれ、洋画家から日本画画 家へ転向することを決意します。日本画家へ転向して 4 年後には、横山大観率いる再興日本美術院(院 展)の同人に推挙されるなど龍子の才能が開花します。しかし、1928(昭和 3)年に院展を脱退、翌年 の 6 月には自らの美術団体・青龍社を設立します。龍子 44 才の時のことです。その後、青龍展は 1965 (昭和 40)年の第 37 回まで開催され、 「健剛なる芸術」を実践するべく大画面の作品が毎年のように発 表されました。 青龍社設立に際して、 「繊細巧緻なる現下一般的の作風に対しての健剛なる芸術」 (『青龍社第 1 回展覧 会目録』「行進曲」)に向かって進軍すると龍子は述べています。院展の時代から挑んできた大画面の作 品は、青龍社設立以降、スケール感、構図の大胆さ、色彩の鮮やかさをいっそう増し、龍子独自の世界 観を形成していきました。そして、太平洋戦争から終戦、戦後復興へと向かう激動の時代においても「健 剛なる芸樹」へと向かう精神は力強く貫かれたのです。本展では、院展時代の代表作《一天護持》 (1927 年)、能楽の演目に古希の年に取り組んだ《小鍛冶》 (1955 年)、琳派を思わせる表現で修善寺の別宅の 垣根を描いた《龍子垣》(1961 年)などを展示。龍子が挑み続けた大画面に込められた「健剛」の精神 を展観します。 ■会期 平成 27 年 4 月 21 日(火)から 7 月 26 日(日)まで 開館時間:9:00~16:30 (入館は 16:00 まで) 休 館:月曜休館(ゴールデンウィーク中は休まず開館し、5 月 7 日(木)に休館。 また、7 月 20 日(月・祝)は開館し、7 月 21 日(火)に休館) 入 館 料:大人 200 円、小人 100 円 ※65 歳以上(要証明)と 6 歳未満は無料 ■会場 大田区立龍子記念館 大田区中央 4-2-1(交通案内は 3 ページをご覧ください。 ) ■関連イベント 関連イベント ○生誕 130 年誕生日講演会「 年誕生日講演会「タツノオトシゴ」 タツノオトシゴ」 講師:大田区立龍子記念館 学芸員 木村拓也 日時:6 月 6 日(土) 14:00~15:30 会場:大田文化の森 第 3・4 集会室 申込方法:ホームページ上に詳細を掲載 1 大田区立龍子記念館プレスリリース ○ギャラリートーク 当館学芸員が本展出品作品を解説します。事前申し込みは不要です。お気軽にご参加ください。 5 月 3 日(日)、5 月 31 日(日)、6 月 28 日(日) 、7 月 26 日(日) ともに 13:00~から(30 分程度) ○龍子公園( 龍子公園(旧宅・アトリエ 旧宅・アトリエ) ・アトリエ)のご案内 のご案内 当館に隣接する龍子設計の旧宅とアトリエを職員がご案内します。 開館日の 10:00、11:00、14:00 から(30 分程度) ■主な出品作品 《龍子垣》 (1961 年) 《小鍛冶》 (1955 年) 《使徒所行讚》 (1926 年) 《一天護持》(1927 年) 2 大田区立龍子記念館プレスリリース ■広報についてのお 広報についてのお問合 についてのお問合せ 問合せ 本展をご紹介いただける場合にかぎり、作品画像をご利用いただけます。作品画像の使用に関しては、 下記までお問い合わせください。 ※作品画像のほか当館の外観や龍子公園の画像もご用意しております。 ※使用に際しては、掲載内容・放映内容を事前に確認させていただきます。 ※使用後、掲載誌および放映が記録されたメディアを見本として当館までご送付ください。 <お問合せ 問合せ先> 大田区立龍子記念館 〒143-0024 東京都大田区中央 4-2-1 TEL&FAX 03-3772-0680 担当学芸員 木村拓也 ■交通 ●JR京浜東北線 JR京浜東北線 大森駅西口から 大森駅西口から 東急バス 4 番「荏原町駅入口」行乗車「臼田坂下」下車、徒歩 2 分 ●都営地下鉄浅草線 西馬込駅南口から 西馬込駅南口から 南馬込桜並木通りに沿って、徒歩 15 分 ■次回展予告 次回予告: 「激動の時代を描く ―龍子 1930~1940 年代―(仮称) 」 会 期:2015 年 8 月 6 日(木)~11 月 3 日(火・祝) 戦後 70 年、節目の年にちなみ 1930~1940 年代の龍子作品を展観します。 3
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