北上田塾だより 5月

◆漢字検定の実施について
北上田塾だより
5月
6月21日(日)に漢字検定を実施いたします。お申込み締切日は5月18日(月)です。日本人学校の
漢字検定は定期テスト直後の日時設定ですが、当塾の場合、定期テスト終了後に、1週間の猶予があ
ります。ぜひ当塾での受験をご検討下さい。またお早めのお申込みを宜しくお願いします。申込書は後
日配布を開始いたします。
月
火
水
木
金
土
日
4 月 27 日
4 月 28 日
4 月 29 日
東部30 日
4月
5月1日
5月2日
5 月 3 東部
日
労働節
日能研模試
(授業開講)
(小 6)
5月8日
5月9日
中部
北部
5月4日
5月5日
5月6日
5月7日
中部
休講日
北部
5 月 10 日
アドバンス模試
休講日
(中 2・3)
5 月 11 日
5 月 12 日
5 月 13 日
5 月 14 日
5 月 15 日
5 月 16 日
5 月 20 日
5 月 21 日
5 月 22 日
5 月 23 日
5 月 26 日
5 月 27 日
5 月 28 日
5 月 29 日
5 月 30 日
②春期講習分の料金
③3月1日(日)~11日(水) 4月13日(月)~19日(日)の講座授業料金(英検・数特・TOEFL など)
④新学期テキスト代・模試料金・検定料金 など
休講日
①日能研模試(小6)
実施日 5/2(土)
申込締切日
4/16(木)
②アドバンス模試(中2・3)
実施日 5/9(土)
申込締切日
4/27(月)
③五ツ木模試(中3)
実施日 5/16(土)
申込締切日
4/30(木)
④日能研模試(小5・6)
実施日 5/30(土)
申込締切日
5/14(木)
5 月 24 日
休講日
5 月 25 日
①4月13日(月)~5月3日(日)までの通常授業分の料金
◆5月実施の模試
(中 3)
5 月 19 日
今回の請求内容は次のとおりです。
5 月 17 日
五ツ木模試
5 月 18 日
◆今月の請求について
5 月 31 日
日能研模試
(小 5・6)
以上の模試は、今回該当の学年の生徒に申込案内書を同封していますので、ご覧下さい。
休講日
全ての模試において、上記の日時でご都合が悪い場合は、ご相談下さい。調整いたします。
なお、日本からの問題到着の都合により、日時を変更することがあります。その際は、日時調整に
◆5月の授業予定
ご協力をお願いします。
①1 日(金)労働節は授業を開講します。休講ではありませんので、ご注意下さい。
②日本人学校 中 1 生宿泊学習に伴う振替について
中1英語(19 時 10 分~) 5 月 21 日(木) ⇒ 5 日 23 日(土)19:10~21:00 へ振替
中1数学(19 時 10 分~) 5 月 22 日(金) ⇒ 5 日 23 日(土)10:30~12:30 へ振替
中1国語(16 時 10 分~) 5 月 21 日(木) ⇒ 5 日 23 日(土)10:30~11:50 へ振替
中1数学(17 時 40 分~) 5 月 21 日(木) ⇒ 5 日 23 日(土)09:00~10:20 へ振替
◆数学特訓について
現在、数学特訓は全てのコマが定員間近の状況となっております。今後、ご受講希望の生徒の保護
者様はまずはお問合せ下さい。
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TEL/FAX 02-2874-9010
③日本人学校 小 5 生宿泊学習に伴う振替について
小5国算 5 月 22 日(金) ⇒ 5 月 18(月)または 19 日(火)へ振替
※日本人学校以外の生徒に関しては、通常通り授業を行います。
また上記の振替日の授業を受講できない場合は、ご連絡下さい。相談に応じます。
北上田塾
台北市士林區天玉街36號1F
(電話受付:平日 13:30~21:30/土曜 9:00~19:30)
E-mail
[email protected]
HP http://www.kitaueda.tw
塾長コラム
勉強においても話は同じです。ある学習方法は、ある生徒の、ある時期には非常にうまく通用したかも
「できる生徒の学習方法と、織田信長について」
例年、塾を選ぶ時期になると、こんなフレーズを多く耳にします。
「この塾の学習方法で、こんな合格実績が!」だったり、
「この塾の学習方法で学力は確実に伸びる!」
だったり。そしてそういうフレーズを聞く度に、私自身、ただただ、「馬鹿馬鹿しい・・・」とため息を
吐いてしまいます。
私は今まで、数多くの「一流校」に進む生徒を指導してきました。そもそもそれ以前に、灘中高や京都
大学、あるいは自分の家族の中で、いわゆる「天才」と呼ばれる人を数多く見て来ました。
そしてはっきり言える事はただ一つ、「できる生徒全員に共通する学習方法なんて、存在しない」
という事です。
その学習方法は、面白いほどバラバラです。短くとも毎日コツコツ勉強する人もいれば、一気に長時間
やる人もいる。早朝勉強する人もいれば、深夜にする人もいる。静かな環境でする人もいれば、音楽を聴
きながらの人もいる。字の綺麗な人も乱雑な人もいる。本を濫読する人も全く読まない人もいる。
そして少し恥ずかしい話ですが、私自身の事を言えば、「ノートは一切取らない」「字が汚い」「整理整
頓できない」
「毎日夜更かしして授業中寝る」、そして何より、
「勉強そのものをほとんどしない」という、
とんでもない中学・高校生活を送ってきました。しかしそれでも、京都大学・大阪大学という、世間に名
の通った学校に合格できた訳です。さらに言えば、本当に大して勉強しないでも(口先だけでなく、本当
にやっていません)東大医学部に進んだ友人、そんなのも大勢知っているのです。
こんな実例を数多く見聞きし、自ら体験してきた訳ですから、「この学習方法がいい!」なんていうフ
レーズを、鼻で笑い飛ばすのも当然でしょう。
もちろん、ある学習方法を推し進める塾では、「その学習方法で良い学校に合格した」生徒は確かにい
たのでしょう。だから、その学習方法が良い物である、と言いたくなる気持ちは分かる。
しかし。
突然話がそれるようですが、司馬遼太郎の文章にこんな物があります(うろ覚えですが)
。
「織田信長の真に凄いところは、桶狭間の合戦において奇襲戦法で成功したことではない。一度大成功
したにもかかわらず、その後の彼の生涯において、二度と奇襲戦法を用いなかった事である」
ここで作者がいいたいのは、「一度成功したからといって、その体験にすがってはいけない」という事
知れない。しかし、こちらが小勢で敵の大軍が雨中山間で休憩している、そんな状況が信長の生涯におい
て一度しか訪れなかったように、その生徒が再び同じ事を同じ環境で同じように学ぶ、そんな事はあり得
ません。一回成功した学習手法が次には通用しない事なんてざらです。
一人の生徒に関してですらかくのごときですから、その生徒の学習方法を、他の生徒が採用してうまく
行く可能性なんて、本当に低いのは当然でしょう。
しかしこうなると、疑問がわきます。
「良い学習方法が存在しないなら、塾は何を教えるのか?」
その疑問は当然だと思います。それに対する現在の私の答えは、「一人一人に合わせて、一人一人に合
った学習方法を導き出す」という手法です。生徒一人一人を観察し、生徒自身や保護者の方々と語り合い、
出来る限りの対応を考え、実行しています。
しかし、このやり方には限界があります。生徒一人一人を知るのに時間も手間もかかり、その対応には
どうしても試行錯誤が必要になります。そしてその試行が正解ならいいのですが、「錯誤」だった場合に
は多少ロスが生じる。ですから、出来るだけ多くの時間を塾に預けていただき、多少のロスは大目に見て
欲しい、そうすれば必ず結果を出せる、と思ってはいるのですが、そこまで深い「信頼」をもっていただ
くためには、これまた時間と手間がかかる。そして何より、一度も余り大勢の人間を指導できない。「商
売」という観点で塾経営を見た場合、かなり下手な事をやっているな、と自身呆れてしまう時も多いです。
しかし、ただ一つ、こういう状況を打破する方法があるとは思っています。
先ほど、私は、「できる生徒全員に共通する学習方法なんて存在しない」と書きました。これは本心で
すが、ただ一つ、わざと書かなかった、「補足事項」があります。
それは、
「できる生徒全員に共通する『特徴』なら、存在する」ということ。
そして、その『特徴』を持っている生徒ならば、どんな学習方法でもある程度は伸びますし、それを持
っていない生徒は、どんな学習方法でも伸びに限界があるのです。
では、その『特徴』とは何か?
表現は難しいのですが、強いて一言でいえば、
「教養」です。
ここで誤解してほしくはないのですが、その「教養」とやらがありさえすれば、必ず学力が伸びる、と
いう訳ではありません。教養があっても、それをうまく生かせなければ、学力は低くなってしまう。
です。通常、一度何らかの方法で成功したら(しかもそれが劇的な成功だったら特に)、その手法を繰り
ただ確実に言えることは、本当に伸びる生徒は、例外なく「教養」がある、ということです。それがな
返したくなる物です。しかし、人生において、「前回と全く同じ状況」がもう一度訪れる事なんてあり得
くとも、努力によって一流校に合格する生徒はいるでしょうが、そういう生徒は、確実に後で伸び悩む。
ない。状況が違えば、違う対応が必要に決まっている。なのに、一度成功した経験に引きずられて、同じ
事をしてしまい、失敗してしまうケースがなんと多い事か。
しかし、ここで言う『教養』とは具体的に何のことか?
そして、生徒にそれを身につけさせ、さらに
それを学力に結びつけるにはどうすればいいのでしょうか?
(続く)