数 学 - 千葉大学教育学部附属中学校 公式ホームページ

平成27年6月20日(土)
千葉大学教育学部附属中学校 数学科
教科研究主題:数学的な思考の広がりを促す授業づくり
~数学的な見方や考え方を分類・整理する活動を通して~
授業1(10:05 ~10:55)
授業1(10:05 ~10:55) 3年AB組(少人数クラス)
3年AB組(少人数クラス)
文字式の利用
二 次 方 程 式 の導 入
~規 格 紙 のヒ・ミ・ツ~
~線を引くだけで解けるかけ算の不思議~
(式の展開と因数分解)< 授 業 者 小 林 隆 義 >
(二次方程式)<授 業 者 田 倉 昌 美 >
A3、A4、A5・・・の規格紙の秘密を解き明かしていきます。生徒の知
っている規格紙のきまりから、数量関係を見つけ出し、規格紙の縦横の
比を求める方程式を作り上げます。規格紙のきまりをもとに、未知数を
文字にし、等しい比に着目していきます。既習の学習をもとに課題を解
決することで、数学的な見方や考え方の「同じように考える」に自ら分
類していきます。生徒の思考がつながり、課題を解決していく様子をご
覧ください。
授業2(11:10 ~12:00)
『線を引くだけでかけ算が解ける!』これさえ知っていれば乗法の計
算方法を習っていない子どもでも答えを導き出せます。乗法を苦手とす
る生徒にとっては夢のような方法ですが,その不思議な方法は文字式を
用いることで説明ができます。インド式計算として社会に広く知れ渡っ
ている速算の意外な方法に興味を持ち,仕組みを解決することで「根拠
を基に説明する」という数学的な見方や考え方に自ら分類していく様子
をご覧ください。
1年A組
文字の式
~これって同じ面積~
(文字の式)<授 業 者 杉 田 有 一 >
正方形の箱にぴったり入る円の面積と、同じ大きさの正方形を4等分
した正方形にぴったりと入る4つの円の面積の合計が同じであること
を文字の式を使って説明します。小学校の時の学習を中学校の学習へ生
徒自身が応用させながら、文字の式のよさを実感する授業です。また、
円の数を変えたり、円を三角形にしたり条件をかえて考察することで、
数学的な見方や考え方の「条件がえをする」という数学的な見方や考え
方に自ら分類していく様子をご覧ください。
数学科分科会を13:10~14:40に行います。展開した授業と教科指導における本研究主題について、議論を進めていく予定です。