教育研究部 事 Ⅰ 教育研究 業 計 画 <上越カリキュラム開発研究計画> 1 上越カリキュラム開発の目的 上越市教育委員会と上越市立学校が連携し、上越カリキュラムの開発及び推進を 行うことで、上越市の学校教育の方向性や方法等について統一性・共通性をもちな がら上越市の学校教育目標の実現を目指すとともに、学校の創意工夫・特色のある 教育活動をこれまで以上に推進し、学校教育の質の向上を図る。 2 上越カリキュラム開発の理由 ○学校教育を総合的・構造的にカリキュラムとしてデザインし、計画的・組織的に 子どもの「生きる力」を育む。 ○カリキュラム開発を学校づくりの中核に位置付け、教職員の協働性を高め、学校 力を強化する。 ○カリキュラムの開発とマネジメントにより、教職員の実践的力量形成を図る。 ○広域となった上越市の教育財産や教育資源の共有化と活用を図る。 ○教育行政として、教育現場の負担を軽減し、学校の自主性・自律性を支援する。 3 上越カリキュラム開発の取組内容 (1)カリキュラム研究 ①子どもや地域の実態、社会の動向、国や県からの要請等、カリキュラムへの課 題の受け止めと位置付けの検討 ②上越カリキュラムの内容・在り方についての研究 ③上越カリキュラムについての情報発信 (2)カリキュラムモデル開発 上越カリキュラム開発システム ①特色あるカリキュラムのモデル開発 (視覚的カリキュラム表開発を含む) カリキュラム研究 上越カリキュラム (情報の共有) ②各教科等の基本計画の作成 開発研究推進委員会 市立教育センター (3)カリキュラム研修 <カリキュラムセンター ①カリキュラムマネジメントに関する 子どもの実態 学校・地域の実態 教職員の願い 研修 保護者・住民の願い ②カリキュラムのモデル開発に関する カリキュラムモデル カリキュラム研修 上越カリキュラム 研修 開発 > 4 上越カリキュラム開発の方法 (1)上越カリキュラムを開発していくため、図に示すように、 「カリキュラム研究」 「カリキュラム研修」「カリキュラムモデル」からなるシステムを構築してい く。本システムにより、学校の実態や実践事例を踏まえたカリキュラム研究を 行い、その実績を生かす形でカリキュラムモデルを開発し、併せて、カリキュ ラム研究とカリキュラムモデルについての研修を行っていく。相互に関連させ ていくことで、市内の教職員や学校がカリキュラムについて学び、考え、自校 に合ったカリキュラムを開発していけるようにする。 (2)カリキュラムの研究及びモデル開発のための組織を編制し、カリキュラムセン ターに位置付け、推進を図る。 (3)上越教育大学等の外部機関やカリキュラム研究者等と連携し、理論構築や研究 の進め方などにおいて、必要な支援や指導を受けるものとする。 (4)各校のカリキュラムについての実態調査やワークショップ、カリキュラムマネ ジメントやカリキュラムのモデル案に関する研修との連携を通して情報の収集 や研究成果の普及を図る。 (5)本研究の成果を、実践事例等として、冊子等にまとめ、普及を図る。 5 平成26年度の成果・課題(○:成果、▲:課題) (1)視覚的カリキュラム表の作成・活用状況から ○一昨年から、視覚的カリキュラム表の作成・活用に関する研修会を2月に開催し、 自校の視覚的カリキュラム表の作成に生かせるようにしている(本年度も2月下 旬に実施予定)。これを受け、5月上旬に提出を求めている。全ての学校で確実 に視覚的カリキュラム表が作成されている。 ○視覚的カリキュラム表のボタンにその学校の課題が見えてくるが、ボタンから学 校の実情に応じてこの視覚的カリキュラム表を使っていることが分かる。 ・同和学習というボタンが多い。 ・研究、重点、CS連携、ICT、NIE,学力向上など、学校が意識しなけ ればならないことがボタンになっている学校もある。 ・関連する単元等を矢印でつないだり、総合や生活科の表記を工夫したりして いる学校は小学校に多い(小:18校、中:0校)。 ○平成26年度学校教育実践上の重点において、重点1の実践項目1「地域の教育 資源を活かした教育活動を展開し、その情報を積極的に発信するとともに、家庭、 地域と連携してグランドデザインの見直しや総合学習をはじめとした教育活動 の改善と充実を図る。」に関する評価は、平均 3.4 ポイントと、他の実践項目と 比べて非常に高い。学校運営協議会委員が生活科や総合的な学習の時間を中心と した活動構想の検討会に加わっている学校もあり、連携してカリキュラムづくり を進めるようになってきている。 ▲引き続き、学校課題を一層焦点化し、それぞれの学年の視覚的カリキュラム表に 反映させることを周知徹底していく必要がある。とりわけ、育てたい資質・能力 を視点としてボタンを作成することを周知していく。 ・ボタンの数は一番多い学校で8個、一番少ない学校で1個(上越学習は除く)。 平均は、3.57 個(小:3.56 個、中:3.59 個)。学校課題の焦点化が課題。 ▲これまで作成配布したハンドブックや、実践集録集Q&A、今年度配布予定の実 践収録集の中の「カリキュラムづくりワンポイント」の活用も周知し、カリキュ ラムづくりの支援を図ること。 (2)教育コラボ2014における上越カリキュラム実践発表から ○研究指定を受けた2校から、学校課題解決に向けた、カリキュラム作りについて 実践を発表いただいた。 <発表テーマ> 豊原小学校:「人権教育、同和教育を基盤とした開発的生徒指導 ~『心の学習会』を基軸にした取組~」 柿崎中学校:「学び合う授業のカリキュラム開発」 ○両校がもつ切実な課題を、管理職のリーダーシップの下に焦点化・共有化し、取 組事項を具体的にかつ視覚化して全職員で取り組みを進めたそれぞれの実践は、 大変に好評であった。 (3)センター研修から ○今年度も中央で活躍されている講師を招聘し、授業力向上研修、学校力向上研修 を実施した。平成23年度から始まった飛び込み授業の公開を中心とした授業研 修会は毎年好評である。今年度は大学の支援を受け、年度中に2つ追加するほど であった。また、授業のユニバーサルデザイン化研修会は昨年度同様に2回シリ ーズで実施。学校課題解決に迫る上で授業改善を通して、大いに生かされている。 【授業力向上研修会:37講座】 *次の先生方をお招きし、飛び込み授業と協議会等を開催 5月:港区立赤坂中学校 北原延晃 教諭による英語授業【参加者 49 名】 7月:筑波大学附属小学校 盛山隆雄 教諭による算数授業【参加者 105 名】 8月:横浜国立大附中学校 藤原大樹 教諭による数学授業【参加者 45 名】 12月:筑波大学附属中学校 愛甲修子 教諭による国語授業【参加者 27 名】 1月:筑波大学附属小学校 盛山隆雄 教諭による算数授業【参加者 110 名】 *授業のユニバールデザイン研修会を実施。 1回目: 6月、春日中学校 岩舩尚貴 教諭による授業研究と 明星大学 小貫 悟 教授の講話【参加者 60 名】 2回目:11月、国府小学校 小川千晶 教諭による授業研究と 明星大学 小貫 悟 教授の講話【参加者 65 名】 【学校力向上研修:8 講座】 6月:スクールマネジメント研修会(講師:吉崎利生 氏) 【参加者 3 日間合計 154 名】 10月:小中一貫教育研修会【参加者 90 名】 11月:スクールマネジメント研修会Ⅱの2(講師:辻野けんま 准教授) 【参加者 41 名】 1月:小中一貫教育研修会【参加者 100 名】 2月:スクールマネジメント研修会Ⅱの3(講師:辻野けんま 准教授) 【参加者 44 名】 2月:視覚的カリキュラム表活用研修会【参加者 8 名】 (4)その他 ・市内全74校の各学年・学級の視覚的カリキュラム表とグランドデザインを集約 し、教育プラザ内で閲覧できるようにした。 ・学校訪問の中で、必要に応じてこれまでの実践収録等を活用し、カリキュラムづ くりの考え方や具体的な手法等を周知し、授業改善への支援を行った。 ・上記を通して、上越カリキュラムの周知と活用促進を強化するとともに、特色あ るカリキュラムづくりを支援してきた。 ・教科書改訂に伴う小学校版視覚的カリキュラム表を作成した。 6 本年度の取組 (1)基本方針 地域連携を基盤に、学校運営協議会を活用したり小中の連携を進めたりしな がら、特色ある学校の実現に向けてカリキュラムをつくり続けることへの支援 の充実を図る。 (2)事業内容 ①組織 上越カリキュラム推進委員会を中心に事業を推進していく。 *推進委員会の中に具体的な事業についてのワーキンググループを置く。 ②具体的な事業 ●特色ある学校づくりの実践を集積、分析、発信し、各校の学校課題解決に 向けた特色ある学校づくりを支援する。 ・昨年度同様、宝田小学校、三和中学校を研究校として指定し、特色あ る学校づくりを支援する。 ・研究指定校の実践を広く紹介し、各校がカリキュラムづくりに生すよ う、周知を図っていく。11月14日(土)教育コラボにて発表。 ●スクールマネジメント研修会、授業力向上研修会等、職員研修の内容充実 を図り、学校づくりを支援する。 ●実践集録に取組をまとめ、年度末に配布する。 ●中学校版視覚的カリキュラム表のデータ作成と配信。 (3)教育センター主催の研修(61講座開設) ①「授業力向上研修」 上越カリキュラムにおける「教科の基本計画」にも基づいた授業づくりに ついて実践的な研修を行う。 ・スーパーティーチャーによる授業研究会 ・授業名人による示範授業研修会(飛び込み授業と講話) 講師:筑波大学附属小学校 教諭 盛山隆雄 ・授業のユニバーサルデザイン研修会(飛び込み授業と講話) 講師:明星大学 教授 小貫 悟 筑波大学附属小学校 教諭 桂 聖 明星大学 准教授 北島茂樹 ・道徳教育研修会(3回シリーズ) 講師:上越教育大学大学院 教授 早川裕隆 ②「学校力向上研修」 市内の管理職及びミドルリーダーのマネジメント能力の向上を図る。 ・スクールマネジメント研修会 講師:上越教育大学 准教授 辻野けんま ファシリテーター 吉崎 利生 ・視覚的カリキュラム表活用研修会 等 (4)会議等の開催予定 5月下旬 2月26日(金) 第1回カリキュラム推進委員会(会場:教育プラザ) ・本年度の全体計画と各チームの計画についての検討 ・ワークショップ等 ワーキンググループ会議(会場:教育プラザ) ・モデル校の実践について聴き取り、協議等 ・実践集録内容協議と分担割り当て等 ・視覚的カリキュラム表活用研修会の計画立案 ワーキンググループ会議(会場:教育プラザ) ・ワーキンググループそれぞれの進捗状況に応じて実施 上越市教育コラボ2015 第2回カリキュラム推進委員会(会場:教育プラザ) ・今年度のまとめと次年度の方向について検討 視覚的カリキュラム表活用研修会(会場:教育プラザ) 2月中旬 実践集録完成、配布予定 7~8月上旬 9月以降 11月14日(土) 1月 Ⅱ 1 教職員研修 基本方針 (1) 「どの子どもにも分かる授業づくり」 「安心して学べる集団づくり」の視点を中核に、 実践的な研修を一層充実させる。 (2)学校の自主性・自立性の発揮を支援する上越カリキュラムの開発研究及びスクール マネジメントに関する研修を推進する。 (3)上越教育大学との連携を一層進め、研修講座の充実を図る。 2 具体的な方策 (1)授業研究を中心とした研修の一層の充実 ・全市規模で、 「授業名人による授業のユニバーサルデザイン研修会」を小学校・中学校 別に悉皆研修として実施する。 8月19日(水) 午前 上越文化会館 授業公開(小学校国語) 明星大学教授 小貫 悟 筑波大学附属小学校 教諭 桂 聖 8月21日(金) 午後 リージョンプラザ上越 授業公開(中学校数学) 明星大学准教授 北島 茂樹 ※11月14日(土)ユニバーサルデザイン化モデル指定校中間実践発表会 ・授業の名人に学ぶ研修会(示範授業)を引き続き設定する。 9月中 午後 小学校算数 筑波大学附属小学校 教諭 盛山 隆雄 (2)コミュニティ・スクールを円滑に実施するための研修を継続する。 ・「スクールマネージメント研修」を工夫し、下記の2講座をセットする。 10月6日(火)・2月9日(火) CSの情報交換会 上教大 辻野けんま准教授がコーディネート役をする。 11月5日(木)・11月20日(金)・11月26日(木) 学校運営協議会の進め方につて 専門家(吉崎利生)を講師に、教頭教務等 ※3回続けて同じ方が参加することが望ましい。 (3)各種課題に対応した研修の一層の充実を図る。 ・道徳教育研修会(3回シリーズ)上越教育大学大学院 教授 早川 裕隆 9月10日(木)教育プラザ、10月29日(木)清里中、10月30日(金)清里小 ・ 「図書館教育担当者・学校司書合同研修会」 「動物飼育研修会」 「教科書の使い方研修会」 「小学校外国語活動研修会」「特別支援教育コーディネータ研修会」を実施 ・今年度も勤務時間外に「生徒指導自主研修講座」を開催する。 (4)上越教育大学との連携講座の開催 ・水曜セミナー等、大学主催の研修会について情報を発信する。 ・大学経費による共同開催事業も企画する。 学校力・授業力向上のための全体図 目的 教育課題・職種・教科領域に応じた研修を実施して学校の組織力・教師の指導力の向上 を図り、地域に信頼される特色ある学校づくり支援する。 現状と課題 教職員の研修ニーズが高まり、教育センターの果たす役割が大きくなっている。取り組むべき課題が 多くあるという背景の表れでもある。例えば、①全市で取り組んでいるコミュニティ・スクールの円滑な運営、②上 越カリキュラムの充実、③数学、英語など学力向上に向けての具対策、④新学習指導要領に対応した授業改善、⑤特 別支援教育の一層の充実など、研修による支援体制の強化が必要である。 研 修 目 的 スクールリーダー、ミドルリ ーダーの育成、充実を図る プロ教師(専門性、指導力 を兼ね備える)を育成する。 ①学校力向上研修 職種や各種教育課題 への対応能力を養う。 ③重点的課題研修 ④職種・課題別研修 ②授業力向上研修 教師像) 指導) 教師の専門的力量 形成を支援する 学校が抱える新た な教育課題の解決 を支援する。 ・防災教育研修会 ・動物飼育研修会 ・図書館担当者研修会 ・保健業務、事務職員研修会 ・キャリア教育研修会 など こがれの 夢しご と元気 塾(若手 教師育 成個別 ・特別支援教育研修会 ・学級づくり研修会 ・学級担任・生徒指導研修会 ・情報教育研修会 など ST ・ SV 制 度(あ ・授業基礎講座Ⅰ~Ⅲ ・授業名人の師範授業研修会 ・ユニバーサルデザイン研修会 ・道徳教育研修会 など ・視覚的カリキュラム活用研修会 ・スクールマネジメント研修会 ・小中一貫教育研修会 など 組織力の強化・特色 ある学校づくりを 支援する。 喫緊の課題に対応できる 資質・能力を育成する。 分掌に関する研修を 実施し、学校管理・ 運営を支援する。 目指す 成果 特色ある学校づくりに向け自立した教職員が切磋琢磨する学校風土の醸 成 ・教育目標の実現に向け、組織力・教職員を生かすスクールリーダー ・学び合う仲間として、切磋琢磨、協働する職員関係を築ける教職員 ・実践に基づく改善を心掛け、研修を生かし創造的に取り組む教師 H26 成果 ①全ての学校でグランドデザインを描き、重点に基づく視覚的カリキュラム表を作成している。 コミュニティ・スクールの円滑な実施・運営に向け、職員、地域が連携し、工夫して取り組んでいる。 ②示範授業研究等の研修により、組織的な授業改善への取組が多く見受けられるようになってきた。 ③特別支援教育、学級づくり、職種課題別等、受講者のニーズに応える内容の研修を提供できた。 ④ST・SV 制度、夢しごと元気塾は、中堅や若手教師の育成に効果的な研修システムとなっている。 H26 研修会の実績 ・受講者数 ①407 人、②1,733 人、③1,161 人、④463 人 受講者総計 3,764 人(前年比 73.5%) ・受講者の満足度 A 大変有意義(61.3%)、B 有意義(34.3%)、C 普通(3.8%) D やや有意義でない(0.5%)、E 有意義でない(0.1%) 課 題 ①主体的な研修にするため、ニーズに応じた研修内容やワークショップ型研修などにする必要がある。 ②日々の授業改善に結びつく研修にするため、研修テーマを焦点化し、実施する必要がある。 ③「学校教育実践上の重点」の具現に向け、研修を重点化し、改善していく。 Ⅲ 「スーパーティーチャー(ST) 」活用事業 1 目 的 各教科の専門的力量をもった優秀な教員を育成、活用するシステムを構築し、教科研究・ 研修の充実や指導力の向上を図る。 2 教科「スーパーティーチャー(ST) 」の役割 意欲的に授業に取り組み、内外から高い評価を受け、示範授業ができる教諭に委嘱する。 (1)学習指導要領への対応など各教科等の課題に正対した教育実践・授業改善を行う。 (2)必要に応じ、教育センター講座で実践事例の研究発表を行い、研究集録等に研究成果 を寄稿する。 (3)勤務校の学校運営に支障のない限りにおいて、授業を公開し教職員の指導力向上に 資する。 3 教科「スーパーバイザー(SV) 」の役割 教科教育についての実績のある管理職及び実践者に委嘱する。 (1)教科教育の現状・課題を把握し、スーパーティーチャーの研究活動の指導・助言を行 う。 (2) 教育センターの研修講座等で、教科教育の現状(成果や課題)について必要に応じ て講話等を行う。 (3)勤務校の学校運営に支障のない限りにおいて、各学校の要請による校内研修の指導を 担う。 4 事業内容・その他 (1)平成 27 年度は、国語、算数・数学、社会、理科、外国語の5教科について、4月中 に人選を終える。5月下旬に発会式を行い、委嘱状を交付する。 (2)スーパーティーチャー、スーパーバイザーの任期は2年であるが、再任を妨げない。 (3)公開授業については、6月から2月の期間において毎月2教科程度の公開を計画的に 実施する。事前に教科名、公開学年、単元名などを広報・周知して、各校の教職員が 参観し易い環境を整える。 (4)授業公開の日程については、 「上越市学校研」とも連携協力していく。 (5)各教科指導における小中学校のカリキュラムの一貫性や連携の在り方について、授業 の実際に基づき改善策等を提言していく。 (6)校内研修にスーパーティーチャーやスーパーバイザーを招聘し、堅苦しくない研修で 成果を上げている具体例を紹介するなどして、積極的な制度活用を促していく。 (講師 の費用弁償は、教育センター予算から拠出する) Ⅳ 1 教師力向上サポート事業「夢しごと元気塾」 目的 上越市が進める「上越市総合教育プラン」(15 の基本計画」の一つ「教育関係職員の力量 形成のための支援体制の整備」 )の施策を受け、研修者の自発的・主体的な研修意欲に基づい た研修を個別・継続的に支援して教師の指導力向上を図る 2 研修内容 (1)「分かる授業」 「考える力を育てる授業」の実現に向けた学習指導の改善 (2)子どもの社会性や人間性を伸長させる学級経営の在り方 (3)教育観、児童・生徒観を育む研修を通して、教師としての人間性の涵養 3 研修方法 (1)研修生や学校のニーズを尊重した柔軟な研修計画を作成し、実施する。 (2)学校での授業を中心とした実地指導を行う。 (3)研修生と指導者の個別・継続的なマンツーマンの指導を基本とする。 (4)人間性豊かな教師を目指して子ども理解などの実習をする。 (5)スーパーティーチャー等の優れた授業を参観し、その豊かな教育実践に学ぶ。 (6)上越教育大学と連携し、専門分野の研修を深める。 4 受講対象者 教職経験2~5年目くらいの教諭 5 研修期間 1年間 6 募集人数 小学校5人、中学校5人 計 10 人 7 指導者 8 9 歌川 孝(小学校各教科領域) 佐藤 真市(中学校社会科) 小出 佳子(小学校各教科領域) 水野 敏明(中学校理科) 佐藤 秀子(小学校各教科領域) 藤本 孝昭(中学校理科) 田中キヨ子(小学校各教科領域) 岩片 嘉和(中学校英語科) 千名 幹雄(小学校理科) 俵山 晴雄(中学校技能教科 or 国語) 学習指導改善の主な視点 ・子どもの考えを生かした学習過程の工夫 ・発問の工夫 ・板書の工夫 ・ノート指導の工夫 ・教材提示の工夫 ・教室掲示の工夫 年間運営計画 ・Ⅰ 期 (5月中旬~8月上旬)開講式~スキルアップ・グループ研修まで ・Ⅱ 期 (8月中旬~12 月末日)スキルアップ・グループ研修後~2学期末まで ・Ⅲ 期 (1月1日~2月末日)3学期
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