仕 様 書 1 件名 「観光ボランティア管理システム」構築・運用業務等委託 2 履行場所 公益財団法人東京観光財団(以下、 「財団」という。 )の指定する場所 3 履行期間 (1) 構築 平成27年9月 4日(金) (2) 運用業務 平成28年3月31日(木) 4 目的 訪都外国人旅行者の観光を様々な場面で案内及びサポートする東京都観光ボランティ ア(以下、 「ボランティア」という。)の活動が円滑に行われるよう、ボランティアの活動 をサポートするボランティア事務局(以下、 「事務局」という。)が効率的かつ正確に活動 の募集や割り当てを行うことを目的とする。 5 委託内容 本件契約の受託者(以下、 「受託者」という。)ボランティア活動及び研修の日時・場所 の希望を集計し、割り当てるシステム(以下、 「システム」という。 )を構築し、運用する 業務。 詳細は、 「6 初期設定」を行うとともに、 「7 機能要件」の条件を満たしたシステム を構築すること。 6 初期設定 初期設定として、以下の設定を行うこと。本内容は、構築時に1回限り発生する作業の ため、システムとして常時設定できる必要はない。 (1) 既存ボランティアへの ID 番号及び初期パスワードの設定並びに連絡 フロー 1 財団 受託者 既存ボランティアの一覧表(登録 ID 及 びメールアドレス)を作成し、受託者 へ渡す 1 2 システムに一括登録する 3 各 ID の初期パスワードを設定する 4 既存ボランティアの登録メールアド レスへ初期パスワードを送信する (2)事務局への ID 番号及び初期パスワードの設定並びに連絡 受託者は、事務局が事務局用画面でログインするための ID 番号及びパスワードを付与 する。なお、ID は1つで複数のPCが同時作業可能とする。 変更したパスワードを忘失した場合、受託者が確認のうえ再発行する。 7 機能要件 (1)事務局及びボランティアの利用機能一覧 ボランティア活動から分類し、以下のとおりとする。 ログイン画面は事務局とボランティアで単一とし、ログイン後の画面は事務局用とボ ランティア用で異なる画面を用意する。 分類 管理的機能 事務局 ボランティア 登録情報変更(メールアド 登録情報変更(メールアド レス) レス) 登録情報変更(パスワード) 登録情報変更(パスワード) ID 番号付与 パスワード初期化 ID 一覧確認 - 派遣ボランティア 募集 応募 ガイドサービス 活動希望日調査 活動希望日回答 都庁案内・展望室ガイドサ 活動希望日調査 活動希望日回答 街なか観光案内 活動希望日調査 活動希望日回答 研修希望日時調査 受講希望日時調査 受講希望日回答 ービス (2)事務局の登録情報変更(メールアドレス) フロー 1 事務局 システム ID 番号及びパスワードでログインす る 2 メールアドレスを変更する 3 以後のシステムから事務局への通知 先を変更後のメールアドレスにする 2 (3)事務局の登録情報変更(パスワード) フロー 1 事務局 システム ID 番号及びパスワードでログインす る 2 パスワードを変更する 3 以後事務局がログインする際のパス ワードとしてシステムに登録する。 (4) ID 番号付与 フロー 1 事務局 システム ID 番号及びパスワードでログインす る 2 新規ボランティアのメールアドレス と名前を登録する 3 入力されたメールアドレス及び名前 に間違いがないか確認するダイアロ グを表示する。 4 ID 番号及び初期パスワードを設定し、 登録したメールアドレスへ登録した 旨通知する。その際、メッセージとし て「この連絡に心当たりがない場合は 事務局まで連絡してほしい」旨書き添 える。 (5) ID 一覧確認 フロー 1 事務局 システム ID 番号及びパスワードでログインす る 2 ID 一覧情報の確認を行う。 3 ID 番号・姓名・メールアドレスの一覧 (以下「ID 一覧」という。)を表示す る。印刷及びエクセルファイルでの出 力が可能な状態とする。 (6) ボランティアの登録情報変更(メールアドレス) フロー ボランティア 事務局 3 システム 1 ログインする 2 メールアドレ スを変更 する 3 変更先の メールアド レ スへ確認メールを送る 4 確認メール記 載のリン クをクリックする 5 確認メー ルからのア ク セスを確認し、メールア ドレスの 変更を確定 す る 6 ID 一覧を更新する (7) ボランティアのパスワード初期化 フロー 1 ボランティア 事務局 システム ログイン画面の「パスワ ードを忘れた場合」をク リックする 2 本システムに 登録して いるメールア ドレスを 入力し、「パスワード初 期化申請」をクリックす る 3 入力され たメールア ド レスを ID 一覧から照合 し、ヒットする場合は、 当該メールアドレスへ、 パスワー ド初期化の メ ッセージを送付する 4 パスワード初 期化のメ ールに記載さ れたリン クをクリックする 5 リンク先の画面は、パス ワードを 変更する画 面 とする 6 パスワードを 変更する 4 (二回同一パ スワード を入力する) 7 登録メー ルアドレス へ 確認メールを送る(変更 パスワー ド自体は記 載 しない) 8 確認メールを確認する (8) ボランティアの登録情報変更(パスワード) フロー ボランティア 1 ログインする 2 パスワードを変更する 事務局 3 システム 登録メー ルアドレス へ 確認メールを送る(変更 パスワー ド自体は記 載 しない) 4 確認メールを確認する (9) 派遣ボランティア募集・応募 フロー ボランティア 1 事務局 システム 派遣ボラ ンティアの 日 時、募集条件、募集ウェ ブページ URL を入力する 2 ボランテ ィア全員へ 一 斉メール 送信すると 同 時に、希望者データを集 計するマクロあり Excel ファイル を生成し事 務 局へ送付する 3 希望する場合、応募期間 内にシステム へアクセ スし、希望日 時を入力 し、応募する ボランテ ィアが応募 し たデータを、1件ずつC SVデータ化し、メール 5 添付にて 事務局へ送 信 する マクロよ り活動希望 者 を集計し、個別に活動依 頼の連絡をする(※シス テム外) (10) ガイドサービス活動希望日調査 フロー ボランティア 1 事務局 システム ガイドサ ービスを実 施 しない日を入力する 2 毎月5日に、翌月分につ いて、ガイドサービス対 象のボラ ンティアへ シ ステムへ の入力依頼 を 一斉メー ル送信する と 同時に、希望者データを 集計するマクロあり Excel ファイルを生成し 事務局へ送信する 3 毎月5~15日に、翌月 の活動希望日 を入力す る 4 ボランテ ィアが応募 し たデータを、1件ずつC SVデータ化し、メール 添付にて 事務局へ送 信 する 5 マクロよ り活動希望 者 を集計し、ガイドサービ スの要望 があった場 合 に個別に 活動依頼の 連 絡をする (※システ ム 外) (11) 都庁案内・展望室ガイドサービス活動希望日調査 6 フロー ボランティア 1 事務局 システム 各活動を 実施しない 日 を入力する 2 毎月5日に、翌月分につ いて、ガイドサービス対 象のボラ ンティアへ シ ステムへ の入力依頼 を 一斉メー ル送信する と 同時に、希望者データを 集計するマクロあり Excel ファイルを生成す る 3 毎月5~15日に、翌月 の活動希望日 を入力す る 4 ボランテ ィアが応募 し たデータを、1件ずつC SVデータ化し、メール 添付にて 事務局へ送 信 する 5 マクロよ り活動希望 者 を集計し、割り振って活 動日時を確定し、個別に 結果を連絡する(※シス テム外) (12) 街なか観光案内活動希望日調査 フロー 1 ボランティア 事務局 システム 各活動を 実施しない 日 を入力する 2 毎月5日に、翌月分につ いて、対象のボランティ アへシス テムへの入 力 依頼を一 斉メール送 信 するとともに、希望者デ ータを集 計するマク ロ 7 あり Excel ファイルを生 成する 3 毎月5~15日に、翌月 の活動希望日 を入力す る 4 ボランテ ィアが応募 し たデータを、1件ずつC SVデータ化し、メール 添付にて 事務局へ送 信 する 5 マクロよ り活動希望 者 を集計し、割り振って活 動日時を確定し、個別に 結果を連絡する(※シス テム外) (13) 研修希望日時調査 フロー ボランティア 1 事務局 システム 各研修を 実施する日 時 を入力する(同一日の別 時間につ いて、区別 す る) 2 対象のボ ランティア の 受講日時 を自動的に 割 り振り、日時を通知する メールを 送信すると と もに、割 り振りがな さ れ、変更希望者データを 集計するマクロあり Excel ファイルを生成す る 3 日時の変更を 希望する 場合のみ、システムより 変更希望日時 を入力す る 4 ボランテ ィアが入力 し 8 た変更データを、1件ず つCSVデータ化し、メ ール添付 にて事務局 へ 送信する 5 マクロよ り変更希望 者 を集計し 、日時を確 定 し、個別に結果を連絡す る(※システム外) 8 システム稼働環境 システムを稼働させるための要件を以下に記載する。 (1)サーバ環境 サーバは受託者が用意すること。今後のシステム拡張、仕様の追加に対応できるよう汎 用性の高いものを構築すること。また、利用者数の増加等により、ハイスペック環境への 移行が必要になった場合は、追加費用にてスムーズに移行できる体制を保持すること。 (2)ソフトウェア 上記以外のミドルウェア、リレーショナルデータベース管理システム、ウィルス対策ソ フト等、初期のシステム導入にあたり必要なソフトウェアについては、受託事業者の負担 において全て用意すること。 使用するソフトウェアについては、極力汎用的なものを使用すること。 上記の構成については、将来性、拡張性、移植性を考慮し、契約履行期間の運用に対応 できる仕様とすること。また、将来において、拡張が必要になった場合に、別の業者にお いても対応が可能なものとすること。 (3)システム利用環境 ① サーバ利用環境 項目 要件 OS Windows系もしくはLinux系 Webブラウザ Internet Explorer11 以 上 、 Firefox35.0 以 上 、 GoogleChrome40 以上の内1種 その他 基本的にWebブラウザのみで利用できることとし、 事前に特別なアプリケーションをインストールする必 要がないこと。端末設定を、支障なく利用するための設 定に変更する必要がある場合については、その設定変 更により利用者端末のその他のシステムに悪影響を及 ぼさないよう配慮されていること。 9 ② 閲覧者環境 項目 要件 OS Windows7以降 Webブラウザ Internet Explorer11 以上 ③ 取扱いデータ件数 ボランティア数 最大 4,000 名(うち既存ボランティアは 1,500 名) 同時ログイン数 最大 500 名 自動ログアウト時間 最後の操作から 20 分程度 (4)システムの運用 ① 運用要件 24 時間 365 日の連続運用を前提とし、安定的に稼動すること。計画停止及び予定外の停 止時間は、基準値を設定すること。 耐障害性などを十分考慮すること。 重要な機器については、停電の際などの予備電源や落雷時等の過電流保護対策などを十 分に考慮すること。 ② 運用範囲 システム予防保守(メンテナンス、セキュリティパッチの適用等含む) 、障害対応等は受 託者が行うこと。 ③ 運用管理体制 本システムの契約期間を通じた運用管理体制図を示すこと。通常時及び障害時の連絡体 制を記載すること。 ④ データ管理 原則、毎日データのバックアップ作業を行い、障害が発生した場合は、少なくとも、前日 データバックアップ時点までのデータを回復すること。なお、バックアップ形式運用につい ては、別途財団と協議すること。 バックアップを適切に管理すること。 ⑤ 構成管理 設備、回線、機器、ソフトウェア等物理的構成についてのシステム構成管理を行うことに より、利用者数の増減、アプリケーションの変更等の仕様環境変化に対応すること。 ⑥ システム監視管理 ネットワーク機器の稼働監視を行うこと。 サーバの稼働監視及び負荷監視(CPU、ディスク) 、プロセス監視やログ監視などを行うこ と。 10 ⑦ 保守管理 セキュリティパッチの適用については,毎月定期保守時に実施すること。ただし、緊急性 の高いセキュリティパッチについては、財団と協議の上、迅速に適用を行うこと。 ⑧ その他 ドメインは、受託者決定後財団と協議の上決定する。 (5)サイト開発にあたっては財団と十分協議をおこない、段階毎に財団の確認及び了承を 得ること。 9 納入物件(以下「成果物」という) (1)本システムにある全ての情報、機能、言語及びコンテンツ等 (2)本システムの設計書及び、システム解説書 なお、媒体による納入を基本とし、ドキュメントによる納入の場合は、各5部とする。 10 支払い 契約金額の範囲内において、受託者は平成28年3月末に履行内容と執行確定額を財団 に報告する。財団は履行内容および執行確定額の確認後に、受託者からの請求に基づいて支 払いを行う。 11 成果物に関する権利の帰属 (1)本委託においては、著作権の取扱いに十分注意すること。 (2)本委託にかかる全ての成果物の著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条の権利を含む) は、財団に帰属するものとする。 (3)本委託において提供される成果物の映像、写真、図案、原稿(翻訳済みの原稿を含む)、 その他資料等については、事前の受託者からの承諾なしに、別途財団や東京都が発行す る観光振興に係る印刷物等や、財団や東京都が行う観光振興に係る事業活動の中で使 用することができる。 (4)本委託により得られる著作物の著作者人格権について、受託者は将来にわたり行使し ないこと。また、受託者は本製作に関与した者について著作権を主張させず、著作者人 格権についても行使させないことを約するものとする。 (5)本委託において受託者は再委託先に対して全ての成果物の著作権(著作権法第 27 条 及び第 28 条の権利を含む)の譲渡を事前に受けるものとする。また、再委託先が成果 物の著作者人格権を行使しない旨を書面にて確認すること。 (6)本委託により得られる成果物に含む映像、写真、図案、原稿(翻訳済みの原稿を含む)、 その他資料等について、第三者が権利を有するものを使用する場合、第三者との間で発 生した著作権その他知的財産権に関する手続や使用権料等の負担と責任は、全て受託 者が負うこと。 11 (7)上記(1)(2)(3)(4)(5)(6)の規定は、後述 12(6)により第三者に委託した場合にお いても適用する。受託者は、第三者との間で必要な調整を行い、第三者との間で発生し た著作権その他知的財産権に関する手続や使用権料等の負担と責任を負うこと。 (8)その他、著作権等に疑義が生じた場合は、別途協議の上、決定するものとする。 12 その他 (1)本ウェブサイトの内容・制作・更新、操作研修の実施運営方法に関しては、事前に財 団の承認を得ること。 (2)侵害時の対応は以下のとおりとする。 ① 緊急時対応体制の整備 情報セキュリティに関する事故や情報資産に対する侵害が発生した場合は、別に定め る緊急体制に従って対応すること。 ② 緊急時対応体制の見直し 契約開始後及び担当者の変更等、見直しが必要な要件が発生した場合は、緊急体制の見 直しを行うこと。 (3)契約の履行について不明な点がある場合は、事前に財団と協議し、これを確定するこ と。 (4)本契約の履行に当たって自動車を利用し、又は利用させる場合は、都民の健康と安全 を確保する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)の規定に基づき、次の 事項を遵守すること。 ① ディーゼル車規制に適合する自動車であること。 ② 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に 関する特別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努め ること。 ③ 低公害・低燃費な自動車利用に努めること。 なお、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置装着証明書等の提示 又は写しの提出を求められた場合には、速やかに提示し、又は提出すること。 (5)事故等が発生した場合は、直ちに財団に連絡し、速やかにこれを処理すること。 (6)受託者は事前に財団の承認を得た場合、業務内容の一部を第三者に再委託することが できる。 12 (7)本契約の内容及び履行に際して知り得た秘密(別紙1の「個人情報に関する特記事項」 を含む。 )は、契約期間はもとより、契約終了後も第三者に漏らしてはならない。 (8)契約満了もしくは契約解除に伴って発生する新規受託業者への業務引継ぎに関して は、契約期間中の業務履行に支障をきたさないことに留意するとともに、新規受託業者 の業務履行に問題が発生しないように十分な対応を行うこと。また、汎用性のあるシス テムを構築するとともに、権利関係や特殊費用の発生等が生じないような処置を行う こと。また、これらにかかる経費は、契約金額に含まれるものとする。 (9)財団が必要あると認めるときは、受託者と協議の上、本契約の内容を変更することが 出来る。 (10)本仕様書に定めのない事項及び業務遂行上疑義が生じた場合は、その都度、財団と別 途協議の上、処理すること。 13
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