超高速開発コミュニティ 記念講演会資料 "Fast" "Easy" "Flex" 2015年4月24日 SCSK株式会社 ソリューション事業部門 AMO第二事業本部 先進開発部長 根本 世紀 アジェンダ 1.SCSK株式会社のご紹介 ~変化(合併・クラウドファースト)が突然やってきた~ 2.これまでの取組み推移 ~“Fast,Easy,Flex” を実現するまでに流した汗と涙 ~ 3.いま何をしているのか ~SIerが創った超高速開発プラットフォーム “FastAPP” はウケているのか~ 4.これから何をしようとしているのか ~お客様/IT業界に対して恩返し~ 1.SCSK株式会社のご紹介 ~変化(合併・クラウドファースト)が突然やってきた~ 3 SCSK株式会社 商号 SCSK株式会社(SCSK Corporation) 設立 1969年10月25日 資本金 従業員数 グループ会社 21,152百万円 11,805名(連結) (2014年9月30日現在) 21社(国内17社、海外4社) 住商情報システム株式会社(SCS) 1969年10月 現在の大阪市中央区北浜に 住商コンピューターサービス株式会社を設立 株式会社CSK 1968年10月 現在の大阪市中央区北浜に コンピューターサービス株式会社を設立 SCSK株式会社 2011年10月 住商情報システム株式会社を存続会社として株式会社CSKと合併し SCSK株式会社に商号変更 <共創>のためのソフトウェアエンジニアリング 経 営 理 念 を 実 践 す る た め に 『標準プロセスと共通フレームワーク(AP基盤)』を再構築 4 2.これまでの取組み ~“Fast” “Easy” “Flex” を実現するまでに流した 汗と 涙~ 5 プラットフォーム構築で流した汗 課題:長期にわたり挑戦している高速開発の取組を広く浸透させる 設計・コード生成(DSL型) ① 論理表現の限界(現物イメージではない) ② モデル化知識依存(スキル修得) ③ 適用範囲狭い(ロジック◎、イメージ×) 設計・コード生成(設計書指定型) ① EXCEL設計書の限界(パターン表現) ② 設計と実装の分離(分業、仕様変更) ③ 100%自動生成の壁(いたちごっこ) 【超高速開発プラットフォーム構築での仮説】 当社の技術者が受け入れなければ、高速開発の取組は浸透しない 「設計・実行エンジン」へ進化 ① 先端ではなく先進の技術 ② データベース≒画面仕様(DOA活用) ③ FastAPP(も)できる技術者(シンプルさ) 6 開発プロセスを浸透させるために流した涙 ① 課題:工程高速化と成果物のお客様満足度向上のためのプロセスとする ウォーターフォール“V字モデル”をベースとする フロントローディングによる「システム共通化設計」の明確化 SCSKの開発標準 「SE+」のプロセス体系 設計 標準プロセス 標準テーラリング プロセス 要 件 定 義 シ ス テ ム 設 計 外 部 設 計 実装 A P 基 D盤 B・ 実 装 内 部 設 計 製 造 製品検証 受 入 検 証 シ ナ リ オ テ ス ト シ ス テ ム テ ス ト 出 荷 判 定 SE+ for FastAPP 7 開発プロセスを浸透させるために流した涙 ② SE+ for FastAPP は、既存の人的資産(人材・スキル)を最大限に活用 プロトタイピングによる要件定義を基本としたウォーターフォール型の開発標準です プロトタイピング アプリケーション アプリケーション (モックアップ) 「見える」要件定義 プログラミングレス開発 「作らない」開発 ①ウォーターフォールによる従来型の開発手法の延長で導入します ②プログラミングレスな開発であるためプログラミング言語知識が不要です WebとSQL知識があれば短期間で習得でき、既存の人材で開発を始められます 8 3.いま何をしているのか ~SIerが創った超高速開発プラットフォーム “FastAPP” はウケているのか~ 9 で出来ること アプリケーションを仮想化し 「超高速開発」と「長期利用」を実現しています アプリケーションの仮想化は ①アプリケーションを設定(設計)とエンジン(基盤+部品)に分離し ②設計情報を基にエンジンがアプリケーションを動的に実行するアーキテクチャです のアプリケーション 設計書 設定 出力 アプリケー ション 仮想化機能 FastAPPアプリ (メタ情報) 従来のアプリケーション 設計書 コンパイル &移送 FastAPP実行基盤+部品 (アプリ実行エンジン) JavaEEサーバ 実装 Javaアプリ ソースコード Javaアプリ (バイナリ) JavaEEサーバ 10 で出来ること Webアプリケーションを「超高速開発・実行するための基盤」です 部品再利用での組合せ設定による「プログラミングレス開発」で 開発結果を即時実行、動作確認しながら開発を行うことが可能になります 開発ツール 組部 み品 立を て簡 て単 に 画面部品 実行基盤 画面表示 利用者 画面表示 設定 データ入力 登録ボタン押下 ボタン処理 設定 データ登録 機能部品 開発者 データベース 設定 商品ID 商品名 価格 納品日 00012 商品X 1000 2014/08/22 す ぐ に 動 か し て 確 認 で き る 11 で出来ること 「プログラミングレス開発」を基本としながら、柔軟な拡張性を 「カスタマイズ開発」「アドオン開発」で実現しています 1.カスタマイズ開発【画面】 2.アドオン開発【処理】 処理アドオン プログラム (プログラミングレス開発) 画面テンプレート 適用 個別カスタマイズ画面 3.スクラッチ連携開発 【画面&処理】 標 準 画 面 画 面 遷 移 組込 部品 連携 データ 連携 外部プログラム 外部ツール 外部プログラム 外部システム スクラッチ開発画面 FastAPP基盤上に スクラッチでプログラミング開発した画面 12 はお客様価値を生み出したのか 1.〈お客様〉 2014年度に25社に導入いただき、30システムが稼働しています 金融分野のお客様 産業分野のお客様 保険、証券、クレジットカード、リースなど 大手10社様に導入しています 流通、製造、通信など 大手15社様に導入しています 2.〈社内利用〉 業務改革の仕組み化として、社内で多数稼働しています サービス事業基盤 Negozio(店舗開発業務) CLIOSマスタ管理 スマクラ商品マスター管理 PrimeTiaas (CTI連携機能) HMCサービス管理 など 社内業務システム お客様情報共有基盤 購買Webシステム トラブル速報WEB 週報WEB(部課長週報) 新人日報システム など 13 は受け入れられたのか 開発者へのFastAPP利用後アンケート アンケートの項目すべてで “良い” “ふつう” が90%以上 という結果から FastAPPのシンプルなアーキテクチャー『最大公約数の機能提供』の方針は 実案件の開発において開発者に受け入れられたと判断しています 機能要件充実度 良い ふつう 基盤処理性能 基盤の信頼性 基盤の使いやすさ 悪い (n=25名のPL) 「“悪い”評価としては」 ・実行画面のレイアウトや文字色/背景色の細かな設定ができない ・開発画面の使いやすさが、後回しになっている。開発画面のUIの改善を期待します ・バンドルのOSS機能が、業務面で求められる処理速度のレベルを満たしていない事がある 14 4.これから何をしようとしているのか ~お客様/IT業界に対して恩返し~ 15 お客様への貢献 企業のスピード経営の実現 FastAPP 活用により、企業のスピード経営の要求に応え続けるために 1. 開発と運用の高速連携/一体化(DevOps) 大規模開発も対応ができる、開発と運用の一体基盤を整備します 2. アプリケーション・ライフサイクル管理(ALM) 開発/運用から発生するアプリケーションに関する全ての情報や成果物を プロジェクト管理環境上でリポジトリ管理することで、長期安定利用を実現します 部品・テンプレート 開発 ダッシュボード 運用自動化 超高速開発 テスト管理 ビルド& テスト自動化 リリース自動化 プロジェクト管理 要求管理 運用監視 運用 ALM リポジトリ 進捗管理 セキュアな運用基盤 変更管理 課題管理 不具合管理 構成管理 16 お客様への貢献 企業のスピード経営の実現 FastAPP 活用により、企業のスピード経営の要求に応え続けるために サービス マーケット プレイス を開設します(2015秋) スピード 柔軟性 コスト 品質 保守性 「 超 高 速 開 発 」 を 実 現 さ ら に 、 お 客 様 価 値 実 現 の 期 間 短 縮 を 目 指 し て 業務アプリ 超高速開発 汎用化 汎用アプリ ・営業支援 ・業務支援 より早く安く より簡単に 超高速開発・実行基盤 + 資産化 技術・ノウハウ 経験 資産 先進 技術 パブリッククラウドモデル(AWS, Azure) プライベートクラウドモデル 17 魅力あふれるIT業界への変革(働き方の改革) 超高速開発ツールFastAPPによる生産性の向上が「働き方の改革」に貢献 労働環境を改善し、魅力あるIT業界への変革を目指す 『ワークライフバランス』の推進 <働き方の改革>長時間労働をなくし、余暇を充実させる 健康経営 職場環境面の整備、健康管理 ●高負荷労働の削減で、健康被害をなくす ●リフレッシュによる健康の充実、家庭生活との両立 人材育成 自発的・主体的な成長を促す仕組みの整備 ●自己研鑽など、創造的な時間を創出 ●社員間や社外でのコミュニケーションの活性化により 視野を広げる ダイバーシティ 多様な人材が能力を発揮できる仕組みづくり ●女性の活躍のためにも、男性も含む全員が残業を削減し 充実したワークライフバランスを実現。 ●働き方のグローバル化を推進 18 "Fast" "Easy" "Flex" 19
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