Case Study グローバルテクノロジー企業がカタリストの力を借りて 知財関連訴訟の頻発に対処 あるグローバルテクノロジー企業が知財関連訴訟の頻発で e ディスカ クライアントの概要 バリのデータの激増に直面し、危機的状況に陥りました。同社はまず 競合先の 1 社から告訴され、次いで別の競合先からも訴えられた結 果、カタリストに検索と文書審査に関する協力を依頼しました。 知財関連訴訟が頻発 その直後にもう 1 社の競合先、さらに程なくもう 1 社から訴えられて、同社は両手 文書開示の締切が錯綜 に余る数の訴訟に巻き込まれ、さらなる告訴も予想される事態となりました。訴訟 20 テラバイトにおよぶデータ 量がボトルネックの原因 の件数が増え、データの量も急増しました。文書数は累計すると数百万という規模 に達し、データ量は 20 テラバイトを超えました。ある案件は単独で電子文書の数 が 650 万件に達しました。同社と同社の法務部門は複数の文書開示の締め切り を守るため、各所を駆け回ってデータを収集し、それを特急で読み込みました。し Fast Track への読込と Power Search の利用が突 破口に かしデータ量があまりにも多いことがボトルネックとなって、作業工程全体が遅れを 来し、進行の遅れは到底容認できるものではありませんでした。 数テラバイトのデータを超特急で読み込み、タグ付けと初期審査を行う必要性 複数の煩雑な訴訟をかかえたことでデータ量が膨大になったため、遠からず問題が発生することは目に見えていました。 訴訟手続の締切日が次から次へとやってきて、法務部門の文書審査が遅れることは好ましくなかったので、同社は文書 の読み込みとタグ付けのボトルネックを解消する方法を必要としていました。同時にデータの大部分が別々の案件用に作 成された別々のサイトに散在していたため、同社は秘匿特権と機密性に関する検索を標準化、自動化することによって、 アップロードする文書すべての初期審査の一貫性と信頼性を確保する方法を求めていました。 カタリストの Fast Track と Power Search でデータの読み込みを自動化し、所要時間を短縮 同社はデータの多さがボトルネックとなることを危惧していましたが、当社には既に突破口を開くのに必要なシステムがそ ろっていました。カタリストの Fast Track は元のファイルを自動的に処理して文書審査用のプラットフォームに読み込みま した。Fast Track を利用したので、同社はデータをカタリストの FTP サイトに置くだけで済みました。読み込みは自動的に、し かも瞬時に始まり、データの大きさにもよりますが、ほぼ数分で読み込みを完了することができました。 訴訟手続の締切日が次から次へとやってきて、法務部門の文書審査が 遅れることは好ましくなかったので、同社は文書の読み込みと索引付 けのボトルネックを解消する方法を必要としていました。 Case Study この企業にとって最優先の課題は、自社の知的財産の機密性を保持するためにデータを安全な状態に保っておくことでし た。同社は Fast Track を利用したおかげで、特殊な暗号化ソフトウェアを使用してデータを一定量ごとに封緘してから当 社に送信することができました。さらに別の処理によって、解読に使用する暗号化キーが生成され、当社に送られてきまし た。Fast Track が FTP サイトから取得したデータの処理を開始すると、暗号化キーによって自動的にデータの解読が進み、 レビュー用のプラットフォームに読み込まれました。 データの安全確保と同様に、秘匿特権と機密性の維持も最大の懸案事項でした。同社は当社システムの強力な検索機能 を利用して、全データの中から秘匿特権を付与すべき機密文書を検索する自動化プロセスの作成に成功しました。さらにカ タリストの検索と分析に関するコンサルティング部門と協力して、包括的な検索用語を一式作成、精緻化しました。 次にアップロードされた文書群ごとに 8,500 件強の検索が自動的に行われ、秘 匿特権または機密性を有する文書がふるい分けられました。データ量があまり 同社は当社システムの 強力な検索機能を利用 して、全データの中か ら秘匿特権を付与すべ き機密文書を検索する 自動化プロセスの作成 に成功しました。 にも多いので、検索が週末も含めて 1 日 24 時間連続で稼働したことも何度か ありました。商品の名称や内容が時間の経過とともに変わっていくので、検索用 語を最新の状態に保つ作業は継続的に行う必要もありました。 秘匿特権対象文書の検索の自動化が終わると、次のステップは検索結果のタグ付け を自動化することでした。同社はカタリストのレビュー用プラットフォームを利用してその 手順を設定し、秘匿特権の対象になると判断された文書に自動的にタグ付けが行わ れ、特定の検索用語にヒットしたものがデータフィールドに保存されるようにしました。そ のため、レビューを担当する弁護士が秘匿特権の付与された文書を特定し、システム がそうしたマークをつけた理由を把握する作業が容易になりました。 検索に関する専門知識を土台に高速化と自動化、コントロール性の確保を実現 同社はカタリストの Fast Track と Power Search を利用することによって、e ディスカバリのデータの洪水にうまく対処するこ とができました。両ツールは処理手順を自動化することによって、ボトルネックの発生や作業の遅れの不安をかかえることな く特大容量のデータを取り扱うことを可能にしてくれます。同社が FTP サイトにデータを置くと、ほとんどの場合、わずか数分 で暗号解読と読み込みが行われます。データの読み込みが終わると自動的に秘匿特権に関する検索が始まります。この システムには、複数のアップロードが進行中の場合に、アップロードがいつ終わって検索が始められるかを判断する機能も 備わっています。 グローバル企業は世界各地で法務上の問題に直面しています。ここにご紹介した事例は、カタリストが品質や安 全性を犠牲にすることなく e ディスカバリ・プロセスの合理化を実現する方法のほんの一例にすぎません。当社 のクラウド技術を利用したグリッド型システムを利用すれば、文書開示手続を進めるための強力な推進力と自動 化機能が得られます。さらに当社のコンサルティング部門の独自のノウハウと協力体制があれば、その推進力を 思い通りに活用することができます。 www.catalystsecure.com/ja | 03-6441-2274
© Copyright 2024 ExpyDoc