設置要件 職員室 システム 構成 再生可能なファイル拡張子 動画 jpg/jpeg/png/bmp/gif 音楽 wav/mp3/wma/m4a 文書 pdf デジタルコンテンツ みらいスクールステーション 配信サーバー 映像編集用 パソコン 校内LAN 画像情報 普通教室 普通教室 テレビ タブレット端末 普通教室 テレビ メディアボックス テレビ メディアボックス タブレット端末 メディアボックス タブレット端末 基本設置要件 LAN 配信場所(校長室、職員室、各教室など)に敷設されていること。 デジタルテレビ HDMI*接続端子が付いていること。 (1.2a以上)※メーカー、型名によっては、接続出来ない場合があります。 *HDMI【High-Definition Multimedia Interface】 :家電やAV機器向けのデジタル映像・音声入出力インターフェース規格。 オプション設置要件 緊急災害情報 J-ALERT(全国瞬時警報システム)/緊急地震速報が接続できること。※J-ALERT/緊急地震速報は当社の提供するサービスではございません。 電子黒板 タブレット端末 Windows,Android タブレットがあること。※iPad タブレットにも順次対応予定です。詳細につきましては、お問い合わせください。 タブレット端末 AndroidOS 4.1以上、IEEE802.11a/b/g/n ※IEEE802.11a必須 CPU 1.3GHz 4コア、または1.5GHz 2コア以上、メモリ 1GB以上、Bluetooth2.1以上 対応ファイル形式(拡張子) 動画(m4v/mp4/3g2/3gp) 写真(bmp/gif/jpg/png) 音声(mp3/wav) 文書(pdf) 環境 教室に無線環境が整備されていること。 タブレットによる 授業支援機能 ※iPad,Windows タブレットにも順次対応予定です。 詳細につきましては、お問い合わせください。 ※上記要件に不足している機材については、 オプションとして当社よりご提供することも可能です。 メディアボックス仕様 本体寸法 162(幅)x 116(奥行)x35(高さ)mm 本体重量 220g 電源 AC100V 50/60Hz 使用時 最大14.5W スタンバイ時 1.4W 通信機能 10BASE-T/100BASE-T 使用温度条件 0∼40℃ インターフェース USB(前)x2、USB(後)x2、SDx1 使用湿度条件 20∼80%RH(結露なきこと) 入出力端子 HDMIx1、コンポジット出力x1 付属品 ACアダプタ、 リモートコントローラ、電池、壁掛け金具、ビス 他にもオプション&アクセサリーも多数ご用意しています。 ●教材検索「けんさく先生」 授業で使いたいテレビ番組を過去の番組から簡単 に調べ、視聴できます。 ●校務情報閲覧サービス タブレット通信でいつでも、どこでも校務文書を 閲覧することができるサービスです。タブレットの 盗難、紛失の際でもセキュリティは万全です。 ●LMS(e-learning) ●ワンタッチビデオ変換 ●ソーラーパネルユニット 学校のビデオやDVD映像をワンタッチでサーバー へ保 存 、ビ デ オ 変 換 が 終 了 すると自 動 的 に P C シャットダウンで無人化運転が可能です。 ●タブレット充電ユニット コンパクト設計で机上に置いても場所を取りません。 突然のバッテリー切れに備えて授業中でもタブレット の充電が可能です。 ソーラーパネルによるクリーンでエコな充電が 可能です。 ●バックアップ電源用蓄電システム 安定した電源確保でより安心できる学校生活を 実現します。屋外でも使用できるので便利です。 みらいスクールステーション学習管理システムです。 みらいスクール 専用ダイヤル 0120-964-529 受付時間 9:00∼17:00 (土・日・祝を除く) 開発元 みらいスクール事業部 〒231-8008 神奈川県横浜市中区桜木町1-1 TEL:045-650-8855 FAX:045-650-8866 E-mail:[email protected] ※本カタログに記載の内容および製品・サービスの仕様は、予告なく変更する場合があります。 ※本カタログに記載の内容および製品・サービスの仕様は、平成26年8月1日現在の情報です。 ADJH-MRS(H)-682-5C-FKP 総合教育ソリューション ビデオカメラ mpg/mpeg/vob/mp4/ wmv/asf/avi/m2ts/ mts/3gp/mov/ts/mkv 写真 放送室 教 室のテレビとタブレットで、 ひろがる授業、つながる未 来。 ICT(情報通信技術)で、教室のテレビやプロジェクターをさらにかしこく、 もっと便利な学習環境を実現!さまざまなシーンで活用が広がります。 みらいスクールステーションってなに? 消防庁 全国瞬時警報システム (J-ALERT) 職員室で 校内LANを介して教材などのコンテンツや音楽、ビデオカメラで撮影した映像を各教室のデジタルテレビに配信。 メディアボックスとリモコンを使用して視聴するシステムです。2009年のスクールニューディール構想により、全国 の小中学校に30万台導入されたデジタルテレビの利活用促進を目的に開発されました。 学校のテレビやプロジェクター、そしてタブレット端末をさらにかしこく、もっと便利なツールへと進化させるのが、 ●緊急災害情報連動 (地震速報・津波警報) 総合教育ソリューション「みらいスクールステーション」です。 ●電子掲示板機能 教育現場の環境改善、そして向上を目指して、ニーズに合わせたさまざまな教育ツールをご提案します。 ●VOD(ビデオ・オン・デマンド) ●タブレットによる授業支援機能 (授業準備) ●教材検索「けんさく先生」 ●校務情報閲覧サービス ●LMS(e-learning) 教室で ●ライブ配信機能 放送室で Aさんの解答 Bさんの解答 ●ワンタッチビデオ変換 お昼のお知らせ 体育館で 教室のデジタルテレビ ●VOD(ビデオ・オン・デマンド) ●みらいボード(電子黒板機能) ●電子掲示板機能 ●タブレットによる授業支援機能 (授業進行) 図書館で 新入荷の紹介 教室に パソコンは不要! メディアボックスと リモコンで らくらく操作! ●ライブ配信機能 他にもオプション& アクセサリーも多数 ご用意しています。 ●VOD(ビデオ・オン・デマンド) ●電子掲示板機能 c FUJISOFT ○ 1 メディアボックス ●タブレット充電ユニット ●ソーラーパネルユニット ●バックアップ電源用 蓄電システム 2 VOD(ビデオ・オン・デマンド) 校内放送のコンテンツをより豊かに 電子掲示板機能 今欲しい教材を すぐ探せて 視聴できます! デジタルコンテンツ サーバーで教材を共有し各教室へ 一斉配信! 音 楽 や動 画、写 真 など授 業や校 内 放 送に用 いるさまざまな 音楽 植物の発芽と成長 校内の情報周知を教室のテレビから! 校内LANを利用して時間割の変更や給食の献立などを各教室 へ一斉配信。音声だけの通知より視覚に訴えられるので分かり 動画 やすく、よりスムーズな学校運営が可能となります。 デジタルコンテンツをサーバーに蓄積し同時共有、一斉視聴・ 時間差視聴ができます。 学校運営をよりスムーズに 教室ごとに異なるお知らせを配信 できます。 写真 サーバーに蓄積 災害速報性に優れ、防災教育にも 校内放送機能 学校行事をリアルタイムに共有 地震や津波などの緊急情報も即配信! 全校集会 放送設備としてさまざまな学校行事を ライブ配信! 緊急連絡 音楽会中継 お昼の放送 ビデオカメラが あればどこでも 中継可能! 気象庁や消防庁による「全国瞬時警報システムJ-ALERT」と連動して緊急避難情報を自動配信。 体育会中継 消防庁 さまざまな学校行事 ビデオカメラがあれば学校のどこからでも中継ができます。 大掛かりな放送設備を必要とせず、校内LANを通じて各教室 各学校へ J-ALERT に一斉配信ができます。 デジタルビデオカメラで撮影 ことも可能です。 気象庁 緊急地震速報 みらいスクールステーション 配信サーバー 自動配信 市役所 音声放送卓 (津波情報等) また、配信先を指定できるので学年ごとに配信内容を変える c FUJISOFT ○ 災害発生時、いざという時の備えとして役立ちます。 IP告知受信機 (各学校1台設置) インターネット等 IPネットワーク 音声情報 みらいボード(電子黒板機能) 教室のテレビをより便利に 画像情報 強制表示 平成25年度西地区世帯分布図 電子黒板を既存のテレビで実現! 従来、高価で大掛かりだった電子黒板を教室のデジタルテレビと メディアボックスを接続することで簡単お手軽に実現しました。 A 4.0 E 3.5 3.0 D B C 2.5 2.0 手元のタブレット端末から簡単 操作。表示範囲の拡大縮小や マーキングが自由自在に行え ます。 0.0 平成25年度西地区世帯分布図 A 4.0 E 3.5 3.0 D B C 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 世帯分布 0.0 購入実績 コンテンツ配信機能を利用した 避難者向け情報をリアルタイム配信! 簡単な教材も 白地図も取り込むだけで すぐに作成できる! ! ! 個別に塗りつぶし(ペイント)OK! ●さまざまなツール機能 現場の意見を参考にした シンプルなツールボタン 保存・印刷 設定など 移動・変形 拡大表示 消しゴム 操作を戻す 進む 描画ペン 切り取り 前ページ 次ページ 避難所支援機能 多彩なペン・マーカー、 作図ペンに範囲ペイント ■今週の配給予定 月曜日 衣類、下着類 水曜日 灯油、水 木曜日 燃えるゴミ収拾 金曜日 おにぎり、冷凍食品 学校が避難所として活用される際、支援・配給情報や安否確認 配給など支援情報 など、避難者に必要な情報を配信。また、子どもやお年寄りに も操作が簡単な入力画面を用意しています。 主な特長 3 代わりとして使える! ! 緊急速報 地震がきます! 購入実績 サブ黒板としてのご利用にも最適です。 どこからでもテレビに表示 緊急速報 地震がきます! 0.5 世帯分布 自在に行えます。 カメラ機能で物理投影機の 地震がきます! 1.0 強調箇所のマーキング、図形・線・コピー・回転が手元で自由 タブレット画面を教室の 緊急速報 地震がきます! 強制表示 地震がきます! 1.5 タブレット端末との連動により表示コンテンツの拡大縮小や ●教室にメディアボックスをひとつ置くだけで… 強制表示 地震がきます! 安否確認中 ご本人もしくはご存知の方、 ご連絡ください □東区 山田 次郎さん □南区 田中 二郎さん □西区 佐藤 太郎さん □北区 鈴木 太郎さん □北区 鈴木 花子さん □北区 山田 三郎さん □南区 山本 一郎さん □西区 佐藤 太郎さん 安否情報 ・簡単に使える入力画面(テンプレートに打ち込むだけ) ・情報をスケジュールに合わせ自動的に配信 ・情報が配信されるとテレビが自動ON(電源スタンバイ時) ・情報端末から一斉電源OFF(電源管理も可能) 4 タブレットによる授業支援機能 学習環境の飛躍的向上に タブレットと連動してさまざまなシーンに 「使える」 ! みらいスクールステーションをさらに進化させて、教育の現場で「あったらいいな」を実現する支援機能を充実させました。 授業前および授業中、そして授業後の児童・生徒と先生の関わりをタブレット端末を介してよりダイレクト且つシームレスに。 タブレットによる授業支援機能でできること 事前に授業で利用する静止画(写真・プリント)、動画、 授業の準備 音楽ファイルを登録することで授業中でのデジタル コンテンツ利用がスムーズになります。複数ページの 授業計画を 簡単作成・支援 必要なシーンのみ一発頭出しで視聴開始することができ ます。また、メモ機能は授業中の説明したいキーワード 先生方の授業準備負担を軽減します。 や付箋に書いていたものを事前に登録ができます。 たとえば、こんな利用シーンで活躍します! 国語 算数 着目点は ここだ! 自分と友達は、 式の求め方は どう違うんだろう? ● 教 員タブレットで 書 いた 文 字 の 書き順をリアル タイム で児童・生徒タブレットに表示させることができます。 ●配布したプリントの文章に線を描いたり、印を付けたり さまざまな教材 教材はページジャンプ設定ができ、1時間もの動画でも ●図形 の面 積を求める際に、児 童・生徒 それぞれの 考え 方を比 較し、共 有することによって、児童・生徒同士で の学びあいが行えます。 サーバー 作成した授 業 指 導 案に従って、任 意にコンテンツを 授業の進行 教室のテレビや児童・生徒タブレットに表示させること ができます。また、教員タブレットで描画すると児童・ 作成した授業計画に 従ってスムーズに 授業進行 生徒タブレット画面にも同様に表示したり、ページめくり も児童・生徒タブレットと同期して表示されます。事前に 登録したメモ情報もいつでも見ることができます。 教員タブレットから児童・生徒タブレットへ問題プリント 授業の画面共有 を配布したり、児童・生徒の解答経過をリアルタイムに テレビ、児童・生徒用 タブレットで一斉学習、 協働学習で学び合い 教員タブレットで確認することで解答につまっている 児童・生徒を把握することができます。また、児童・生徒 の模範解答を最大4つまで教 室のテレビに同時表示 させることができます。 して視覚的に提示します。 機器 構成 理科 社会 テレビ・プロジェクター 授 業 中 A C 先生タブレット B D 児童・生徒タブレットA 児童・生徒タブレットB 児童・生徒タブレットC HDMI・AV ケーブル ●実験前に留意点、手順を写真、動画で確認させることで 効率良く、安全に実験に臨むことができます。 ●実験中でも手順を動画でいつでも確認することができ ●地図を児童・生徒タブレットに配布して児童・生徒タブレット で任意に書き込み、教室のテレビに表示し発表します。 ●社会見学で撮影した写真やビデオを利用して問題を作成 し、みんなで学習することができます。 ます。 児童・生徒に配布 解答を収集 教室 配布・解答 児童・生徒タブレットD メディアボックス 校内LAN 授 業 準 備 中 どのパソコンからでも 次の授業で使用したい コンテンツをアップロード!! 配信サーバー 兼 授業クリップ・ コンテンツ蓄積サーバー 管理用PC(既存) 職員室/放送室 先生用PC(既存) 先生用PC(既存) ※授業クリップ:コマ単位で利用するコンテンツフォルダー 職員室 c FUJISOFT ○ 5 6 導入事例 立命館中学校・高等学校(京都府) リアルタイムな情報配信で、アクティブラーニング エントランスの大型ディスプレイ 2014年9月、立命館中学校・高等学校の長岡京新キャンパスが始動した。建物内の131ヶ所のディ スプレイには、みらいスクールステーションのメディアボックスが設置されている。この学校で は、『電子掲示板』、『校内放送』、『教材コンテンツ視聴』の機能が毎日のように活用されて おり、もはや学校生活に欠かせないICT機器となっている。今回は、みらいスクールステーション 導入後、どのような活用がされているのか取材をさせていただいた。 コンテンツの登録・配信は 教員室で集中管理 建物内に入ると、最初に目につく のが大型ディスプレイ。キャンパスの 案内や予定など来訪者向けの案内 が表示されていました。教員室では、 先ほどの内容とは異なり、教員向け の連絡事項が表示されていました。 配信先に合わせて、異なるコンテン ツが準備されスケジュール配信され ています。廊下から各教室の授業を 覗くと、様々なデジタルコンテンツが 白板に映し出されていて、教員の手 にあるリモコンで授業が進行されて いました。これらのコンテンツは、各 教員のPC端末から教員室のサーバ にアップロードされており、 PDFや音 声、動画、画像のデータ形式で保存 されています。それらは校内LAN回 線を介してどの場所でも視聴できる ようになっています。 教員室の情報表示ディスプレイ スケジュール配信設定をする教員PC キャンパス内のイベントを ライブ配信 校内各所で行われている行事は、ビ デオカメラで撮影し、専用パソコンと 校内LANを介して校内に配信されて います。取材当日は、ホールで高校 生による国際シンポジウムが行われ ており、その様子は食堂やオープン スペースのディスプレイに中継されて いました。撮影・配信の拠点は、校内 LANのある場所ならどこでも可能で あり、視聴もメディアボックスが設置さ れている場所ならどこでもできるよう になっています。 シンポジウム会場の様子 ライブ中継先(食堂)の様子 導入事例 リアルタイムな情報配信で、アクティブラーニング 立命館中学校・高等学校(京都府) ●メディアボックス導入場所 ■校舎棟 (※朱文字…メディアボックス設置場所 計131ヶ所) 5階 校舎棟 MS HR教室、MS 教員室、MS 自習室、面談室、 瑞兆軒(日本文化室) など 小学5,6 年生HR 教室、中学1 年生HR 教室、 高校3 年生HR 教室、セカンド・ステージ教員室、 4階 多目的教室、特別教室、面談室、クラブBOX、 書道室、生物実験室、理科演習室、課題研究室、 ホール調整室 など 3階 HR教室 中学2 年生HR 教室、高校2 年HR 教室、中2 教員室、面談室、 特別教室、社会科教室、教科研究室、大会議室、PTA室、 中学生徒会室、高校生徒会室、クラブBOX、理科演習室、 物理実験室、地学実験室 など 清和会記念ホール(大ホール)、小ホール、 中学3 年生HR 教室、高校1 年生HR 教室、 2階 特別教室、サード・ステージ教員室、 校長室、アトリウム(オープンスペース)、面談室、進路資料室、 音楽教室、レッスン室、化学実験室 など エントランス、事務室、メディアセンター、自習室、 プレゼンテーションルーム、フォーラム(オープンスペース)、 学園展示コーナー、清和会記念室、カフェテリア、技術科教室、 1階 家庭科教室、美術教室、メディアラボ、 アクティブラーニングラボ、スタジオ、保健室、 学習サポート室 など ≪立命館中学校・高等学校 施設配置図≫ 地階 貯水槽、ポンプ室、倉庫 など V o i c e 学園展示コーナー エントランス 声 取材に応じていただいた文田明良 副校長 生徒らが作った配信用動画 視聴覚系ICT機器の導入で、 あらゆるものが見えるようになりました。 新キャンパスでは、あらゆる場所で 度が格段に上がりました。まさに、 映像や情報をリアルタイムに配信で “みらい”の学校に近づいた、と感じ きるシステムが欲しいと考えていまし ています。 た。みらいスクールステーションは、 また、生徒たちが、イベントの案内ビ 専用のケーブルを新たに敷設する デオや学校行事の記録、インフルエ 必要がなく、設備もコストもシンプル ンザ予防のビデオなどを自主的に 化できる点でたいへん有効でした。 作って、次々と届けてくれます。生徒 このシステムの電子掲示板や校内 に主体性が備わってきており、グ 放送の機能も便利ですが、何より授 ループで活発にディスカッションを 業において教材コンテンツをリモコ する姿も頻繁に目にするようになりま ン1つで再生できる機能がたいへん した。ICT活用がアクティブラーニン 使い勝手がよいと思います。 グとも連動し、生徒の学力や学習意 みらいスクールステーションはシンプ 欲を更に伸ばしてくれることを期待し ルで使い易く、教員のICT活用の頻 ています。 201503 実践事例 千葉市立打瀬中学校(千葉県) ICTを活用し、勝つための戦略を考える 千葉県内でも数少ない「教科センター方式」を取り入れている千葉市立打瀬中学校。この方式は、 生徒が各自のロッカーがあるホームベースを起点にそれぞれ各教科ゾーンへ移動し授業に臨むと いうもので、生徒の自主性を育み、学ぶ意欲の高めるための環境づくりに配慮がなされている。 今回は、保健体育科『単元:球技(ゴール型・サッカー)』の実践のため、デジタル教材をリモ コンひとつで再生できる教材コンテンツ視聴機能、さらに無線LANアクセスポイントをメディア ボックスにつなぎ、タブレット授業支援機能を拡張させた。その様子を紹介します。 動画を見本に、考え-動き改善点を話し合う “3人目の動き”について先生が用 いた教材は、サッカーの得点シーン のが特徴です。 動画を見た生徒たちの表情から、 動画。テレビに接続されたメディア 先生の伝えたかったことを認識する 今回の授業では、サッカーの得点 ボックスのリモコンで動画コンテンツ ことができたようで、タブレットの書き に欠かせない“3人目の動き”に着目 を再生し、解説を加えていきます。こ 込み機能を利用して、チームメン し、生徒たちで作戦や改善点を話し のようにメディアボックスは拡張性が バーそれぞれが考えを伝え合って作 合うという主題が設定されました。用 高く、リモコン操作による『教材コンテ 戦を確立していきます。プレイ前後 意されたICT機器は、動画を視聴す ンツ視聴』のほか、無線LANアクセス には活発な意見交換がされていて、 るための大型モニターとコントロール ポイントを接続することで、複数のタ その中心にあるタブレットの存在がと ボックス(超小型サーバ)とメディア ブレットによる授業進行が実現できる ても印象的でした。 ボックスの基本機器。そして、教材配 布・要点を説明するためのグループ に1台のタブレットと無線LANアクセ スポイントです。 最初にグループに1台タブレットを 配り『タブレット授業支援機能』を用 いて、授業の着目点を示した教材を 表示させ、大事なポイントは先生がタ ブレット上に書き込みを加えながら、 テンポよく説明が進んでいきます。 テレビの下に設置した必要最低限の機器 動画教材を用いてポイントを解説する 実践事例 ICTを活用し、勝つための戦略を考える 千葉市立打瀬中学校(千葉県) ●教材コンテンツ視聴機能 システム構成図 V o i c e 声 ICT機器の利用で、 学習意欲を高める。 ことで生徒の学習意欲を一層高める 起させることができたのだと思います。 ことができるのではないか、という仮 この授業では、サッカーをプレイし 説をもって臨みました。 ている時間以外はタブレット端末等 授業時間には限りがあるため、効率 のICT機器を利用しました。振り返っ 的でスムーズな進行が望まれます。 てみると、動画視聴や教材配布にし 単に体を動かすのではなく、筋道 教材コンテンツ視聴機能はリモコン ても、ICTの活用により時間のロスが を立てて練習や作戦を考え、改善の の操作だけで教材を素早く視聴でき 最小限になっただけでなく、生徒た 方法を互いに話し合ってもらうこと。 るのが利点であり、動画教材を効果 ちの運動時間を十分に確保できてい 今回の授業では、ICT機器を用いる 的に用いることで生徒らの意欲を喚 たことが、結果として集中力が途切れ ることなく充実した時間を過ごせたの だと考えられますね。 今後、ICT機器の導入がますます 進んでくる中で、保健体育科での活 用も期待されています。これからも効 果的な活用方法を考えていきたいと 思っています。 指導にあたった 髙橋 康徳 先生 活発に意見を交わしながら作戦を確認 201501 実践事例 江南市立西部中学校(愛知県) タブレットを活用して、理科の授業進行 江南市立西部中学校の理科の授業では、生徒それぞれが主体となり意欲的になるような取り組み が進められています。今回は、男女2名ずつの4名で構成される理科実験班それぞれにタブレット 端末を1台配り、『理科(単元:電流と回路)』の実験授業が行われるということで、その様子を 取材しました。 実験の結果は、 クラス全員に素早く共有 実験に入ると、生徒は活発に意見 を交わしながら観察を進め、発表用 の考察をタブレットにまとめていきま 電流と回路は目に見えない物を扱 す。生徒は、ペン書き込みツールで う分野。実験では、数値や現象の変 配色にも気を配りながら書き込んで 化を丁寧に観察・記録することが求 いきます。このような課題への取り組 められます。最初の先生の手本では、 み具合は、先生端末にリアルタイム 前方の大型モニターと生徒の手元タ に表示されているため、先生側でも ブレット画面に教材を上映して単元 全体の進行状況を把握することがで のポイントや実験手順の説明が行わ きます。 れていきます。途中、先生の手元に 全ての班の書き込みが終わると、 ある電流計の目盛をタブレットのカメ 各班のまとめが大型モニターに映し ラで撮影し、各班のタブレットに画像 出され、それぞれ発表がありました。 が転送されると、教室内にどよめき 先生もタブレットで補足事項を追加 が沸き起きおこる場面も。生徒全員 書き込みをする場面もありました。 が順番に立ち上がる必要のないス 電流と回路の実験の様子 タブレットの授業支援機能の双方 ムーズな授業進行に、驚いている様 向型通信の特性を活かしながらも、 子でした。 クラス全員が主体的に授業に臨んで いる姿勢がとても印象的でした。 補足説明に熱心に耳を傾ける生徒ら 実践事例 タブレットを活用して、理科の授業進行 江南市立西部中学校(愛知県) ●タブレットによる授業支援機能 システム構成図 V o i c e 声 各班1台のタブレットで、 うれしい誤算。 “タブレットは先生が使うもの”という 意識だった生徒たちも次第には、 “自分たちでも使うもの”という意識に 恥ずかしい話ですが、もともと本校 指導にあたった 岩田智文 先生 は教育ICT機器の活用に疎い部分 かく言う私も、当初はタブレット操 があり、いつもコンピューター室に眠 作を1人の生徒が独占してしまうので りがちでした。そんな中、トライアル はないか、と懸念していましたが、不 で“タブレットによる授業支援機能” 思議と全員が交代で使っていること を活用する機会があり、これがきっか がうれしい誤算です。誰でも扱える けでこれまで興味はあったけれども、 操作性がそうさせているのかもしれ という教員仲間にも活用の機運が ませんね。 徐々に芽生えてきたように思います。 本校のタブレット台数は“各班1台” コミュニケーションの中心にあるタブレット 変化していったように感じます。 今後は、メディアボックスが各教室 に配備され、パソコンやUSBを持ち ですが、タブレットが中心にあること 歩かなくてもサーバー内の教材コン で活発な意見交換が行われるように テンツをどの教室でもリモコンひとつ もなりました。現在ではコミュニケー で視聴できるようになるとうれしいな ションツールのひとつとして大切な と思っています。 役割を果たしています。 実践事例 筑波大学 外国語センター(茨城県) タブレット活用の準備・進行も、シンプルに実現 筑波大学外国語センターで英語を担当している小野先生。日頃の指導にあたっては、ただ英文を 読む授業では定着が難しいと考え、毎回アクティブラーニングを取り入れるように工夫されてい るのだという。今回はタブレットを用いて、文章を提示・配布し、これに対する設問を用意。学 生の解答を比較して発表してもらう講義を計画している。 今回は、『タブレット授業支援機能』の活用にあたって、その準備から講義に至るまでの様子を 小野先生の全面協力のもとに教師側からの視点で撮影をさせていただきました。 ドラック&ドロップで 教材登録 今回の講義で使用するのは、教室 内の大型スクリーンとディスプレイに 掲示し、学生のタブレットに配布する ためのPDF資料です。教員が所有す るパソコンでPDFデータを作成すると、 PDF教材登録の様子 講義で使用するコンテンツ準備状況 必要最低限の機器設置 サーバにアクセスできるショートカット キーをダブルクリックして専用画面を 教室では、タブレットと大型モニター 開く。ドラック&ドロップであっという を用いて講義を行いますが、他の設 間にコンテンツデータの登録が完了 置機器は、無線LANアクセスポイント しました。タブレット授業支援機能で と場所をとらないコントロールBOX は、予め講義で使用する教材を使用 (小型サーバ)とメディアボックスのみ する順番に沿って組み立てておくこ です。学生が揃うと、教師はタブレッ とができます。長い動画データも予 トを片手に教材配布や学生端末の め視聴する部分のみを指定しておく 書き込み許可のほか、解答一覧表 ことができ、限りある講義時間でもス 示、大型モニターへの画像転送など ムーズな教材選択が実現できるのも の便利な機能を駆使しながら講義を 特徴のひとつです。 進行していました。 教室に配置された機材 講義に臨む学生ら 実践事例 タブレット活用の準備・進行も、シンプルに実現 筑波大学 外国語センター(茨城県) ●タブレットによる授業支援機能 システム構成図(推奨) V o i c e 声 タブレット活用による “変化”に期待 “シンプル・使いやすさ”を第一に 協力いただいた 小野 雄一先生 解答比較・発表時の様子 この点では、タブレット授業支援機 能そのものが教具として強い仕掛け となったのだと思います。 設計されていることもあり、学生にも ただし、重厚長大なICTに頼りすぎ 私が操作説明をしなくてもタブレット てはいけないと考えています。講義 に書き込みをしていましたね。特に の中身が魅力的であることが第一で、 印象に残ったのは、4人の学生の解 続けて学生の学習意欲を喚起する 答比較をしている時の学生たちの反 仕掛けとなるように、講義とICTのバ 応です。というのも、課題への書き込 ランスをどのようにとるのかを常に意 み状況が教師にリアルタイムに配信 識しなければならないと思います。 されていることもあるためか、ほぼ全 将来的には、教育のICT活用は間違 ての学生がしっかりと考えてくれ、解 いなく定着してくると考えています。 答をしていました。自分の解答が選 現時点でも、“シンプルなシステムで ばれる可能性があるため、他の学生 ここまでできるようになった”と捉え、 の解説にも熱心に聞き入る姿勢の 積極的に取り入れていきたいと考え 変化に驚きました。 ています。 201502
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