実践事例横浜雙葉小学校（神奈川県）校内放送機能で、全校朝礼を実施山手の丘に位置する横浜雙葉小学校。横浜雙葉学園の小学校として1914年（大正3年）の開校以来、「神から授けられた生命としての人」を大切に育ててきたカトリックの女子校です。「子供たちの存在そのものを大切にするとともに、一人ひとりに与えられた才能を引き出して伸ばすこと」を基本理念とし、100年以上の積み重ねてきた当学園の伝統を重んじつつも、時代のニーズに的確に応えながら、熱心な小学校教育に取り組まれています。今回、みらいスクールステーションの校内放送を用いた全校朝礼が行われるということで取材をさせていただきました。お祈りから始まる全校朝礼普段の全校朝礼は全校児童が中庭に集まって行われますが、毎月の最初の朝礼は、各教室や職員室などに設置されているデジタルテレビで朝礼が行われています。学園長であるシスターのお話をうかがう、月初めの朝礼には、みらいスクールステーションの『校内放送機能』を活用しています。校内放送機能は、大掛かりな工事や準備を必要とせずに、校内LANとデジタルテレビ、ビデオカメラという汎用性のある製品で構成しています。ビデオカメラで撮影している映像は、校内LANを介してリアルタイムに配信先として設定した複数のテレビやプロジェクターへ生中継することができます。撮影する場所も従来のように放送室などに限定されることなく校内・体育館・校庭など、校内LANに接続できる場所であればどこからでもライブ配信ができるのが特徴です。ビデオカメラと配信専用PCを撮影場所に運び込むだけで全校放送が実現するということは、学校の日常生活をより円滑に進めることにもつながります。例えば、全校集会以外にも体育館でのイベントや特別教室のようすも校内に配信することができるなど、幅広い場面での活用が期待できます。声だけでなく、話している人の表情やしぐさも同時に配信されることで児童に視覚的にも伝わるようになったことや従来の朝礼のスタイルが大きく変わるなど、校内放送にICT技術を加えることで日常の学校生活がより深く、ますます便利になっていく様子を目の当たりにすることができました。放送時の様子教室で放送を見る児童たち実践事例校内放送機能で、全校朝礼を実施横浜雙葉小学校（神奈川県） ●校内放送機能システム構成図 V o i c e 声大切なことが、より伝わるようになりました見つめられることで、子供たちはよりシスターの声に耳を傾け、向き合い、深い学びを得られる環境を整えることができていると実感しています。また、児童会からのお知らせなどで月初めの朝礼では子どもたちは、子供たちを巻き込んだ形で活用するシスターのお話をゆったりとした心でことで、下級生が上級生の顔を覚えしっかりと受け止められるように、各る機会が増えるなど、さらにうれしい教室で着席してうかがいます。効果も出ています。もともと音声だけの放送でしたが、シ校内放送機能は全教室のテレビにスターが祈る姿や、お話をする表情一斉配信ができることから、避難訓を子どもたちに見てもらうことで、より練にも活用しています。これにより、たくさんのことを感じ取って欲しいと音声に加えて文字情報を表示するこいった思いがあり、その思いを叶えるとで、より迅速かつ的確に指示を伝ために、みらいスクールステーションえられるようになりました。の校内放送機能を導入することを決今後、緊急地震速報との連動機能をめました。テレビ越しにシスターに追加導入することも決まっています。話し手の表情を窺い知ることができるうなずきながらシスターの話を聞く 201409