札幌市中央区北4条西1丁目3番地 ●米 穀 部 原 材 料 課 札幌市中央区北4条西1丁目3番地ホクレンビル4F TEL011 (232) 6237 ●販 売 本 部 米 穀 販 売 室 東京都千代田区東神田2丁目9番5号ホクレン東京ビル4F TEL03 (5821) 3804 ●販 売 本 部 米 穀 課 東京都千代田区東神田2丁目9番5号ホクレン東京ビル4F TEL03 (5821) 3002 ●名 古 屋 支 店 米 穀 課 名古屋市中区丸の内2丁目20番25号丸の内STビル7F TEL052 (222) 6302 ●大 阪 支 店 米 穀 課 大阪市北区芝田2丁目7番18号オーエックス梅田ビル新館6F TEL06 (6375) 3398 ●福 岡 支 店 米 麦 農 産 課 福岡市博多区博多駅前2丁目9番28号福岡商工会議所ビル8F TEL092 (441) 9010 北海道米販売拡大委員会 北海道もち米団地農協連絡協議会 日本一は 、伸び盛り。 広々とした大 地は、日本一のスケールをもたらすとともに、 大規 模な生産団地化を可能にし、 うるち米の混 入ゼロを徹 底する高い品質を支えてきました。 また、冷 涼な気候から生まれた、長 持ちするやわらかさと粘りは、 おこわや 和菓子に最 適で、北海 道もち米の大きな強みとなっています。 しかし、地の利だけでは、北海 道のもち米は育ちません。 みなさまのニーズにお応えすることで、 北海 道のもち米は成長を続けてきました。 今 年平成 21年産から、もち加工・米菓分 野に向けて 硬化性の高い「しろくまもち」の 作 付がいよいよ本 格 化。 さらに、耐冷 性、白度、食 味にすぐれた 新品 種も、 クリーン 来 春の 作 付を待っています。 おいしさ ゆたかさ 北海 道のもち米は、まだまだ伸び盛り。 これからも日本一の産地として、安定した供給と品質を守るとともに、 みなさまに幅 広く用いられるもち米 づくりをめざして、進化していきます。 index ゆたかさ 3−6 おいしさ 7−8 クリーン 9 商品のごあんない 10 PR・情報発信 11 安全・安心への取組み ホクレンの概要 12−13 14 ゆたかさ 北海道は、作付面積、生産量ともに日本一を誇るもち米産地。 広大な大地を生かし、うるち米の混入を防ぐうえで欠かせない 生産団地を大規模に展開することで、 生産量とともに純度の高さにおいても安定した供給を実現しています。 礼文 後志 1% 渡島 3% 十勝 0% 10% 空知 11% 11% 支庁別 作付面積 空知 支庁別 出荷契約 網走 数量 11% 上川 59% 59% 天塩 遠別 中頓別 中川 初山別 増毛 出荷契約数量 439 t/1% 渡島 積丹 当別 神恵内 古平 余市 泊 おしま 237ha/3% 出荷契約数量 910 t/3% 寿都 作付面積 岩内 蘭越 黒松内 島牧 仁木 倶知安 ニセコ 真狩 京極 千歳市 壮瞥 伊達市 登別市 奥尻 室蘭市 八雲 上富良野 苫小牧市 厚真 音更 芽室 日高 新冠 大樹 広尾 様似 北斗市 えりも 厚沢部 白糠 池田 釧路市 福島 浜中 根室市 とかち 十勝 作付面積 13ha/0% 釧路 出荷契約数量 浦幌 43 t/0% ■もち米団地別出荷契約数量(t) 支庁名 渡 島 農 協 名 新はこだて 後 志 ようて い 空 知 いわみざわ たきかわ きたそらち 木古内 知内 松前 釧路市 厚岸 函館市 上ノ国 標茶 豊頃 鹿部 七飯 776ha/11% 出荷契約数量 3,827 t/11% 中札内 更別 浦河 森 本別 幕別 帯広市 新ひだか 乙部 鶴居 空知 作付面積 別海 士幌 日高 平取 そらち 中標津 足寄 上士幌 4,787 t/14% 標津 弟子屈 鹿追 むかわ 白老 清里 新得 占冠 出荷契約数量 斜里 津別 陸別 南富良野 夕張市 美幌 網走 作付面積 1,087ha/15% 羅臼 置戸 清水 安平 網走市 北見市 東川 恵庭市 喜茂別 遠軽 上川 中富良野 あばしり 佐呂間 富良野市 岩見沢市 南幌 栗山 札幌市 長沼 北広島市 由仁 留寿都 豊浦 伊達市 洞爺湖 せたな 江差 江別市 赤井川 共和 長万部 今金 小樽市 三笠市 湧別 美瑛 芦別市 美唄市 新篠津 東神楽 上川 19,768t/59% 上湧別 滝上 小清水 石狩市 作付面積 111ha/2% 妹背牛 新十津川 滝川市 赤平市 砂川市 歌志内市 浦臼 上砂川 月形 奈井江 旭川市 出荷契約数量 紋別市 大空 しりべし 北竜 秩父別 深川市 20,887t 11,907t 735t 作付面積 4,315ha/59% 訓子府 雨竜 鷹栖 沼田 興部 当麻 後志 留萌市 下川 3,754 t/11% 和寒 比布 出荷契約数量 剣淵 小平 西興部 愛別 作付面積 762ha/10% かみかわ 士別市 るもい はくちょうもち 風の子もち しろくまもち他 雄武 名寄市 苫前 幌加内 留萌 羽幌 4,576ha 2,566ha 160ha 33,529t( ) 出 荷 契約数量 枝幸 美深 7,302ha( ) はくちょうもち 風の子もち しろくまもち他 作付面積 全道 幌延 上川 14% 15% ※数字は四捨五入の関係上、合計と一致しない場合があります。 猿払 豊富 音威子府 網走 利尻 留萌 〈注〉1)作付面積・出荷契約数量は平成21年7月末現在。2)作付面積はホクレン出荷契約面積。 3)出荷契約数量はホクレン出荷契約数量。4)出荷契約数量は加工用米を除く。 稚内市 浜頓別 留萌 ■平成21年産もち米支庁別作付面積及び出荷契約数量地域図 十勝 0% 利尻富士 日本一の生産量と純度の高さ。 北海道の大規模な生産団地ならではの強みです。 後志 2% 渡島 3% 留 萌 上 川 オロロン 上川中央 ふ ら の 市町村名 八 雲 町 黒松内町 倶知安町 岩見沢市 芦 別 市 北 竜 町 指定年度 出荷契約数量 支庁名 S63 910 S59 439 H1 510 H1 H1 699 幌加内町 初山別村 H10 H10 遠 別 町 愛 別 町 上 川 町 南富良野町 S58 2,619 上 川 十 勝 S58 402 道北なよろ 市 町 村 名 指定年度 出荷契約数量 S62 剣 淵 町 4,213 士 別 市 S59 11,298 名 寄 市 S54 美 深 町 下 川 町 音 更 町 池 田 町 S54 S60 1,410 S60 43 S54 S57 3,796 女満別町 北 見 市 訓子府町 大 空 町 美 幌 町 美 幌 町 木 野 他 きたみらい 網 走 2,446 北 ひびき 北 はるか 3,754 S63 農 協 名 全 道 S54 S59 892 99 33,529 ※出荷契約数量はホクレン出荷契約数量。※数字は四捨五入の関係上、合計と一致しない場合があります。 3 4 ゆたかさ 全国に占める北海道もち米のシェア もち米作付面積・収穫量上位県 作付面積(ha/シェア:%) 収穫量(t/シェア:%) 安 定 供 給 と と も に 、高 い 検 査 実 績 を 実 現 。 高 品 質 な も ち 米 で 、全 国 の 需 要 を 大 き く 支 え て い ま す 。 17年産 18年産 19年産 20年産 17年産 18年産 19年産 20年産 1位 北海道 8,880 北海道 8,460 北海道 8,220 北海道 8,000 北海道 46,300 北海道 40,000 北海道 41,600 15% 15% 14% 14% 1位 北海道 49,600 16% 17% 13% 14% 2位 佐賀県 7,550 佐賀県 7,370 佐賀県 6,800 佐賀県 6,320 佐賀県 41,100 新潟県 26,700 佐賀県 38,200 佐賀県 35,500 13% 13% 11% 11% 2位 13% 10% 12% 12% 3位 新潟県 5,330 新潟県 5,420 新潟県 5,760 新潟県 4,610 新潟県 28,400 熊本県 19,500 新潟県 31,700 新潟県 26,900 9% 9% 10% 8% 3位 9% 7% 10% 4位 熊本県 3,960 熊本県 3,910 熊本県 3,730 熊本県 3,570 岩手県 18,300 熊本県 20,500 7% 7% 6% 6% 4位 熊本県 19,000 6% 7% 7% 5位 岩手県 3,450 岩手県 3,480 岩手県 3,390 岩手県 3,110 佐賀県 17,100 岩手県 18,200 6% 6% 6% 6% 5位 岩手県 18,000 6% 6% 6% 全国 58,500 58,100 59,200 55,500 全国 314,200 272,700 309,700 9% 岩手県 18,300 (ha) 10000 8000 はくちょうもち 8,344 2 8,110 (その他) 2,494 27 7,777 (その他) 2,510 6000 16 その他 299,700 7,875 26 (その他) 40000 134 (しろくま もち) 2,791 (t) 50000 12,133 34,997 883 30000 2,850 11,665 685 34,897 (その他) その他 94 36,340 (その他) 67 641 13,364 13,278 20000 4000 27,846 5,848 5,573 2000 4,970 4,865 18年産 19年産 20年産 14,000 21,933 24% 18年産 43,311 14,046 23,935 22% 19年産 36,860 13,232 22% 20年産 38,267 12,936 0 22,169 34,619 15,503 24,055 29,322 50,000 21年産計画 北海道の 作況 ※ホクレン出荷契約面積または生産予定面積 ※加工用米含む 16,127 14,881 30,462 19年産 20年産 105 98 106 14,565 52,781 12,432 56,071 北海道は、水稲全体で比べても、新潟県とトップを競う米どころです。 水稲作付面積・収穫量上位県(うるち米・もち米) 16年産 17年産 89 87 18年産 19年産 20年産 年産 16年産 岩手 40000 60 新潟 30000 40 佐賀 20 0 17年産 18年産 19年産 17年産 18年産 新潟県 120, 3 0 0 新潟県 120,70 0 新潟県 116 ,9 0 0 1位 北海道 新潟県 新潟県 北海道 北海道 623,900 682,600 65 0, 8 0 0 65 0, 6 0 0 647,500 北海道 北海道 北海道 北海道 119,100 115,400 116,000 114,600 2位 新潟県 59 4,70 0 新潟県 652 , 20 0 新潟県 北海道 北海道 643,900 603,200 6 4 4,10 0 2位 新潟県 119,9 0 0 3位 秋田県 93,70 0 秋田県 9 4, 6 0 0 秋田県 9 4,10 0 秋田県 9 4,10 0 秋田県 8 9, 0 0 0 3位 秋田県 45 6 , 3 0 0 秋田県 5 4 4, 0 0 0 秋田県 5 4 0,10 0 秋田県 5 49,5 0 0 秋田県 535, 8 0 0 4位 福島県 82 ,10 0 福島県 82 ,70 0 福島県 82 , 6 0 0 福島県 82 , 6 0 0 福島県 81, 3 0 0 4位 福島県 455,70 0 福島県 4 49,10 0 福島県 433,70 0 福島県 4 45,20 0 福島県 43 8 , 20 0 5位 茨城県 78 , 5 0 0 宮城県 79, 5 0 0 宮城県 78 , 3 0 0 茨城県 78 , 20 0 茨城県 7 7, 4 0 0 5位 宮城県 4 47, 5 0 0 山形県 429, 5 0 0 山形県 419, 0 0 0 山形県 419, 5 0 0 山形県 417,10 0 ※農林水産省 統計部より 全算入生産費の推移(10a当たり) 全国 (農家数約1,326千戸) 北海道 0 全 国 1.23ha 50,000 100,000 一戸当たりの 作付面積 20年産 35,500 20000 16,700 熊本 10000 77% 全国 平均 0 ※農林水産省 総合食料局食糧部より(20年産) 北海道 岩手 58% 83% 18,300 89% 北海道 6.87ha 16年産 約 5.6 倍 17年産 佐賀 熊本 10a当たりの 投下労働時間 北海道 19.97時間 約71% 68% 新潟 全 国 28.49時間 全国平均 150,000 北海道 (円) 200,000 (農家数約18千戸) 41,600 26,900 20年産 北海道 新潟県 120,500 121, 0 0 0 全 国 299,700 92% 19年産 1位 151,901 108,066 148,161 111,391 北海道 81 80 北海道稲作のデータ 収穫量(t) 高品質なもち米を安定供給、さらに高い検査実績を実現しています。 (t) 300000 200,000 ※水稲もち米検査実績(1∼3等)※農林水産省検査実績より 15年産 (%) 100 (t) 150,000 21年産計画 ※ホクレン出荷契約数量または生産予定数量 ※加工用米含む 収穫量に占める検査実績 その他 67,966 22,241 20,867 18年産 もち米1等比率 熊本 66,056 100,000 水稲作付農家の比較(北海道・全国) 0 0 22,449 10000 43,050 年産 40,421 442 17年産 作付面積(ha) はくちょうもち しろくまもち 風の子もち 22% 佐賀 6% もち米集荷実績(ホクレン) しろくまもち 風の子もち 年産 新潟 岩手 熊本県 16,700 需要に基づいた団地生産により、安定したもち米の供給に努めています。 もち米作付推移 北海道 北海道 もち米の シェア 6% ※農林水産省 統計部より 86 5 検査数量でも、北海道のもち米は連続全国シェアNo.1。 北海道のもち米は、作付面積でも、収穫量でも、日本一。 ※農林水産省「平成19年農業構造動態調査」 「 米及び小麦の生産費」、 農林水産省北海道農政事務所「北海道農林水産統計年報」より 18年産 19年産 146,687 110,997 143,538 108,565 140,030 106,967 ※農林水産省 統計部より ※農林水産省 総合食料局食糧部より(20年産) 6 おいしさ 北海道のもち米といえば、やわらかさと粘りが長持ちする「はくちょうもち」が主力品種。 加工のしやすさ、安定供給などニーズに応える新品種が次々に登場。 おこわや和菓子、白玉粉など幅広く活用されています。 使い道に合わせて選べる、北海道のもち米です。 平成21年産からは、もち加工や米菓分野に向けて 切りもち・米菓で活躍するニューフェイス 硬化性の高い「しろくまもち」の作付が本格化し、 し ろくま もち 来年秋には、寒さに強く、白度の高い「上育糯450号」が登場するなど、 母:北海糯290号 父:上育438号(大地の星) 適したもち米として開発されました。硬化性が、 団地化生産により、高品質なもち米を安定供給しています。 仕分集荷の品位基準 [スタンダード] ⃝団地化生産の取組み 白度(精米)とタンパクの相関 [レベルアップ] タンパク 低タンパク米 ⃝種子更新100%の徹底 整粒歩合 ⃝施設集荷による異物除去の徹底 ⃝未ハゼ米の別仕分け ⃝独自GAPの取組み 高整粒 整粒80% 以上 一般米 8.0%以下 8.0%∼ 4次 2次 3次 1次 もち製 造 工程における冷 却、カット・成 形まで の時間短縮が期待できます。つきもちにした時 白度(精米) の食味が良いうえ、耐冷 性にも優れており、供 60 20年に作付を開始しており、今後の活躍が期待 58 整粒が高いとタンパク含有率が相対的に 低くなる傾向があります。 56 北海道産 しろくまもち 100% 54 ○食味の向上と均質化 52 ○精米白度の向上 50 タンパク含有率は単一成分として官能検査と 最も高い相関があります。 タンパク含有率が低いほど白度 が高まる 傾向があります。 5 6 7 8 9 ※ホクレン農業総合研究所調べ 10(%) タンパク 3.75 ▲ 3.50 3.25 3.00 2.75 ▲ ● ■ ▲ ● ● ■ ■ ◆ ◆ ◆ 0 10 20 経過時間 30 40 50 ● ■ ◆ 60 硬 さ 各 品 種とも時間が 経 過 すると硬くな り、その中でも新潟 県 産こがねもちの 変化が最も大きく、 北海道産はくちょう もちの 変 化 が最も 小さい。 70 (時間) 粘り(T.U.) ■ -4.50 ● ◆ -4.00 ▲ -3.50 ■ ◆ ● ◆ ■ ◆ ● ▲ ▲ -2.50 ● -2.00 ▲ -1.50 風の子もち 62.2 新潟こがねもち 68.4 岩手ヒメノモチ 63.8 佐賀ヒヨクモチ 65.5 0 10 経過時間 20 30 40 50 60 ◆はくちょうもち ■風の子もち ▲こがねもち ●ヒヨクモチ 60 65 70 (℃) さに強いのが大きな特徴で、冷害の影 響を受けやすい地 域での安定生産に貢献する品種です。これまでの北海道 もち米に比べて白度 が 高く 、味 が良いことでも高く評 価 され 、北 海 道もち米 の品質を向上させる品 種として期 待 されています。現在 試 験 栽 培中で、来年22年産から作 付 がスタートし 、網 走 地 区を中心 に生 産を拡 大していく予 定です。 粘 り 各 品 種とも時間が 経 過すると粘りが 弱くなり、その中で も新 潟県 産こがね もちの 変 化 が 最も 大きく、北海道産は くちょうもちの変化 が最も小さい。 ■ -3.00 安定生産と味わいでデビューが待たれる新品種 「 はくちょうもち 」や「 風 の 子 もち 」のように 、 やわらかさが長持ちするタイプの新品種。寒 粘る 4.00 硬くなる ▲ 62.2 0 母:北海糯286号 父:上育糯425号×風の子もち おこわ物性の経時変化 4.25 はくちょうもち 温度が高いと硬化性が高い ※ホクレン農業総合研究所調べ 上育 糯 45 0 号 時間が経ってもやわらかさ、粘りの変化が小さいのは、はくちょうもちと風の子もち。 硬さ(T.U.) 67.3 されます。 精米タンパク ○精米歩留りの向上 ○粒 揃いの均質化による精 米の しやすさアップ ○食味の向上 しろくまもち 給の安定においても貢献できる品種です。平成 高品質米による商品性向上の狙い 整 粒 これまでの北海道もち米に比べて極めて高く、 70(時間) ※ホクレン農業総合研究所調べ おもちには、単品としての利用だけでなく、他品種とのブレンド*にも活用できます。 北海道もち米の代表格「はくちょうもち」 「 風の子もち」 やわらかさが長持ちする特性で、北海道もち米のブランドを大きく支えてきた主要品種。おこわや和菓子で活 躍するほか、 「 はくちょうもち」は炊飯器で炊けるもち米として一般家庭でも広く活用されています。 品種名 採用年 系 譜 品種特性 はくちょうもち 平成元年 母:上育糯381号(たんねもち) 父:おんねもち 汎用性が高く、北海道を代表するもち米品種。 風 の 子 も ち 平成7年 母:上系85201 父:北育糯80号(はくちょうもち) 白度、大粒性、収量性、耐冷性に優る。 *北海道もち米を硬くなりやすい品種にブレンドすることで、硬化速度の調整が可能です。 北海道もち米の硬化性(20年産) 主食からお菓子まで。汎用性の高さから、全国各地で幅広く使用されています。 用途別契約実績(20年産) 北海道産 はくちょうもち 100% 佐賀県産 ヒヨクモチ 100% 新潟県産 こがねもち 100% 岩手県産 ヒメノモチ 100% 北海道産 はくちょうもち 30% その他 0% 菓 子 2% 穀 粉 7% 新潟県産 こがねもち 70% 新潟県産 こがねもち 100% 北海道産 はくちょうもち 50% 新潟県産 こがねもち 50% 硬化性とブレンド適性の試験に 使用したもちは、700gの精米を 洗米後、5℃で20時間水に浸漬 し、 水切りを30分間行い、 30分蒸 した後、 同一のもちつき機を用い て調製した。 調製したもちを成型 し、5℃で25時間保存した後、硬 化性試料として用いた。 (ホクレン農業総合研究所調べ) もち米持込先地域別販売実績(t) ※平成20年6月∼平成21年5月持込先別実績 道内 6,121 17% 米菓 9% ブレンド適性 7 糊化開始温度 切りもちなどのもち加工やあられなどの米菓に 一等米 和 菓 子 向 き の や わ ら か さ か ら 、も ち 加 工 に 向 い た 適 度 な 硬 さ ま で 。 守 備 範 囲 の 広 さ も 、北 海 道 産 も ち 米 の 魅 力 で す 。 北海道のもち米は、全国のあらゆるニーズに向けて、さらに進化していきます。 RVA粘度特性値 もち18% 道外 東北 5,853 30,276 主食63% 83% 九州・沖縄 中国・四国 817 1,120 近畿 3,777 北陸・東海 11,638 関東・甲信 7,070 8 病害虫や稲の病気が発生しにくく、 北海道のもち米は、炊飯器や電子レンジでも調理が簡単。 さらに手間いらずで、環境にやさしい無洗米もラインアップ。 農薬の使用量や使用回数を抑えることができる点でも恵まれています。 さらに、生産者が土づくりや栽培方法などを工夫し、 化学肥料を抑えることで、安心でおいしいもち米づくりに努めています。 商品のごあんない クリーン 北海道の気候は、冷涼で湿度が低いのが特徴。 人 と 土 に や さ し い﹁ 安 心 ﹂と い う 品 質 。 冷 涼 な 気 候 が も た ら す 、北 海 道 な ら で は の 恵 み で す 。 時間が経ってもやわらかさが長持ちする北海道のもち米は、蒸し器がなくても炊飯器で簡単に調理 できるすぐれもの。ご家庭で気軽にもち米料理をお楽しみいただけます。 また、 「 無洗米加工」や「エージレスパック」など、さらに使い勝手のよいアイテムもご用意しています。 農薬・肥料費は全国平均より10%以上も下回っています。 米の10a当り農薬費・肥料費の比較 北海道 87.0% 農薬費 北海道 86.6% 肥料費 全国平均を100とする 全国平均を100とする ※農林水産省「米生産費調査」より(平成19年産米調べ) はくちょうもち 真っ白なこのお米が力強くはばたいて普及されることを 願って名づけられた「はくちょうもち」。 赤飯、おこわ、おはぎなどの料理に適しております。 さらに、減農薬栽培への自助努力を続けています。 減農薬栽培への取組み 特別栽培米 はくちょうもち 化学合成農薬の使用成分回数、及び化学肥料の使用量が慣行の半分以下で生産された米。 たんねもち おんねもち 北のクリーン農産物(YES!clean米) 化学合成農薬の使用成分回数が、うるち米(移植)で11回、うるち米(直播)で14回、 もち米で11回以下で、肥料・化学肥料の使用量等が独自の基準を満たした米。 農薬節減米 化学合成農薬の使用成分回数が慣行の半分以下で生産された米。 ( ホクレン独自の取組み) 「おてがるもち米」は30分程度の 浸漬でもおいしく食べられます。 ※慣行使用成分回数は、うるち米22回、もち米21回 ほどよい粘りでおこわ類にピッタリです。 YES!clean農産物表示制度 100 北海道クリーン農業推進協議会では、北海道で生産されたクリーン農産物に対する理解と信頼をより一層 得るために、クリーン農業技術の導入等、一定の基準を満たした農産物にYES!cleanマークを表示し、そ れぞれの詳しい栽培情報をホームページ等でお知らせしています。水稲については、化学合成農薬の使 用基準および肥料・化学肥料の使 用基準等が設 定されています。北海道クリーン農業推進協議会とは、 北海道、ホクレン他流通団体、消費者団体等関係機関が構成員となり、クリーン農業を全道的に広めるた めに、生産者や消費者へのPR活動や必要な対策の検討などを行う組織です。 平成21年産取組み計画 農協名 特別栽培米 倶知安 ようてい 岩見沢 たきかわ ● ● きたそらち ● 留 萌 オロロン ● 上 川 上川中央 ● 北ひびき ● 道北なよろ 北はるか ふ ら 北 見 ● ● ■:YES!clean米 北海道 安心ラベル ※30分浸漬し炊飯後4時間後のテンシプレッサーの物性値 ※大塚薬品工業株式会社調べ 販促資材 ■:農薬節減米 ■:特別栽培米 6,909 7,000 5,000 ● 4,000 ● 3,000 ● 6農協 0 3農協 4,730 さまざまなグッズにより販促支援を ご提案いたします。 6,201 5,942 4,946 全体集荷実績に 占めるシェア [ スイングPOP] 3,769 3,039 2,000 1,000 ● 6農協 こがねもち 8,125 (t) 8,000 ● 美 幌 町 はくちょうもち ヒヨクモチ 130.89 6,000 ● 女満別町 全道計 ● の きたみらい 農薬節減米 121.33 数値が100以上の場合、粘りすぎて おこわには不向きです。 減農薬栽培への取組み数量 YES!clean米 89.75 環境にやさしい無洗米加工で手軽に料理で きます。エージレスパックにより長期保存も 可能です。 1,428 2,183 1,247 17年産 18年産 19年産 20年産 13% 22% 25% 22% 1,691 716 1,004 [ もち米レシピ ] [ 販売台] [ のぼり ] ※ホクレン集荷実績 9 10 食の安全性への関心が高まるなか 、より安全 需要期に合わせて様々なPR活動を展開し、もち米の消費拡大を支援しています。 で安心なお米を消費 者にお届けするために 、 安全・安心への取組み PR・情報発信 イベントへの参加やレシピのご提案など 北海道では、平成15年産米から「北海道米あ んしんネット 」の取組みを開始しました 。これ を通じて栽 培 情 報を管 理するとともに 、残留 農薬 検 査などの各種安 全 性 検 査の実 施によ り、北海道米の安全性と信頼性の確保に努め るものです 。栽 培内容や取組み生産者などの 情報は、ホームページ上で公開しております。 ●鏡餅贈呈 ●新聞広告(協力) www.e-anshin-net.jp 北海道米のあんしんをホームページで公開しています。 ●もちつきイベント ●雑誌広告 ●STVラジオタイアップ「なまらんもち」 生産者 JA 【レシピ一例】 モチモチくるみ焼きおにぎり もち米・サムゲタン風スープ ホームページについて 北海道米の最新情報を全国へ発信。 お米に関する各種データへの リンクも充実させております。 もち米ロールキャベツ フルーツおこわのデザート 生産者は、 「 栽培協定」 「 統一栽培基準」 各JAでは、それぞれの産地の気候や土 ホクレン農業総合研究所や第三者分 を遵守し、安全性の確認された資材を 壌 条 件 に 合 わ せ 、使 用 農 薬 を 定 め た 析機関では、残留農薬検査・カドミウ 適正に使用し、良質で安全・安心なお 「統一栽培基準」を作り、守られている ム含量検査・DNA鑑定のモニタリング 米づくりに努めております。その生産 かをしっかりと確認します。具体的に 検査を実施し、北海道米の安全性を確 内容を「栽培履歴」として確実に記録 は、生産者が記帳する「栽培履歴」を収 認しております。万が一、基準値(限度 することで、消費者への的確な情報提 穫前に回収し、生産者がどのように作 値)を超えて残留農薬等が検出された 供と北海道米の安全性・信頼性確保に ったお米なのかを細かく確認してお 場合は、迅速なトレースバックによる 努めております。また、玄米への石・ガ ります。 原因究明と被害の拡大防止、そして関 ラス・金属片などの異物や異品種の混 係機関とも連携した事後対策(取扱い 入防止に向け、耕起・刈取り前の圃場 公表含む)を講じることとしておりま 点 検 、ト ラ ク タ ー な ど の 農 機 具 の 点 す。 検・清掃、倒伏した稲の別刈り対応な どを徹底しております。 生産者の「あんしん」への 取組み ク! クリッ www.hokkaido-kome.gr.jp JAの「あんしん」への 取組み 「種子更新率100%」 を実施します。 「統一栽培基準」 を策定し、 生産者を指導します。 「栽培協定」 「統一栽培基準」 「栽培暦」 を 守って栽培します。 「栽培暦」 をつくり、 生産者を指導します。 「栽培履歴」 を記帳し、 JAに提出します。 生産者が 記帳した 「栽培履歴」 の内容を 確認します。 「異物混入・異品種混入ゼロ」 を守ります。 「防除指導体制」 を整備します。 「北海道米あんしんネットGAPチェックシー ト」 に基づき、生産工程管理を徹底します。 「異物混入・異品種混入防止マニュアル」 を 推進します。 「北海道米あんしんネットGAPチェックシー ト」 に基づき、生産工程管理を指導します。 11 ホクレン 消費者の安全を求める声にお応えするため、 もち米のさらなる消費拡大をめざし、 道 内・全 国 へ の P R 活 動 も 積 極 的 に 進 め て い ま す 。 栽培基準」を作成し、 「 栽培履歴」の記帳など ﹁ 北 海 道 米 あ ん し ん ネ ッ ト ﹂に 取 組 ん で い ま す 。 は 、全 道各産 地が農薬の使用について「 統一 ホクレンの 「あんしん」 への 取組み 北海道 米の安 全性確保に向け、自主的に 残留農 薬試 験やカドミウム含量 分析など のモニタリング検査を実施しております。 第三者機関にて、DNA鑑定のモニタリング 検査を実施し、収穫・乾燥調整段階での異 品種混入防止の指導に活用しております。 農 産 物検 査の民営化を踏まえ、登 録検 査 機関である(社)北海道米麦改良協会によ る全道統一的な信頼性の高い農産物検査 体制を構築しております。 12 安全・安心への取組み ホクレンの概要 農薬の安全使用基準を徹底しております。 広大な食料基地として日本中から期待を寄せられる北海道。 ホクレンは、約120万ヘクタールのスケールを有する恵まれた大地を活かして、 新鮮でおいしい農畜産物の安定供給に努めてきました。さらに、消費者ニーズ が 安心できるおいしさ へと向けられている今日、より安全性を高めるべく「ク リーン農業」の推進にも積極的に取組んでおります。ホクレンは、豊かな北海 道の恵みを全国の食卓に安定してお届けできるよう研究・開発から生産、加 工、流通、販売までを一貫したシステムで対応。北海道131会員(平成21年4月1 農産物病害虫防除・除草剤使用基準表 農薬散布の基本技術指導チラシ 栽培履歴の記帳率100%に取組んでおります。平成20年産米からは 「北海道米あんしんネットGAP」の取組みを開始しました。 日現在)の組織を結集して、パワフルかつダイナミックな活動を展開しており ます。 ■組織図 管理本部 常任監事 代表監事 監事会 全 稲 作 生 産 者に、安 全な資 材の 適 正 な使 用の記 録 、ならびに販 売 先 へ の 情 報 提 供 の資 料として 、 「栽培履 歴」 への記録徹底を進めております。 また、GAPへの取 組みを通じて、生 産 工程管 理を徹 底し 、一層の 信 頼 確 保に努めております。 ●稚内 米穀事業本部 ●北見 農産事業本部 ●留萌 理事会 生産履歴書(抜粋) ● 倶知安 生活事業本部 ●函館 販売本部 常勤役員参事会 ●釧路 ◆ ●札幌 資材事業本部 参 事 北海道米あんしんネット GAPチェックシート (抜粋) ●岩見沢 酪農畜産事業本部 会 長 副会長 専 務 常 務 ●中標津 ●旭川 てん菜事業本部 総 会 生 産 者 と J A 、ホ ク レ ン が 一 丸 と な っ て 、 北海道米の安心を守っています。 安 全な農 薬 の 適 正な使 用に 向けて、道および各普及セン ターごとに「農産物病害虫防 除・除草 剤 使 用基 準」を策 定 し、生産者への指導を徹底し ております。 ●道央 ●帯広 ●苫小牧 農業総合研究所 玄米への異物混入ゼロを目指して取組んでおります。 ● 仙台 ●会員数/131会員 異 物・異 品 種の 混 入 防止に向 け 、耕 起・刈 取り前 の 圃 場 点 検 、倒 伏 米 穀 の別 刈りなどの 指 導 、および集出 荷 施 設 で の 異物除去機器の整 備を推進し ております。 平成21年4月1日現在 ●出資金/212億円 ●取扱高/14,946億円 平成20年度 ●福岡 ●職員数/1,909名 ●大阪 出向者・嘱託を除く 平成21年3月末現在 ●名古屋 ■販売本部 ●東京 ●事業所・施設/76ヵ所 集出荷施設の異物混入の防止 ◆本 所 ■販売本部 ●支 所 ●支 店 ●事務所 異品種混入防止啓発チラシ 残留農薬等の自主的な検査を行います。 北 海 道 米 の 安 全 性 確 保 に対 する自 主的管理として、残留農薬検査・カド ミウム検査を実施しております。 農業総合研究所 《研究開発》により 安心をバックアップ ホクレン農業総合研究所は、 土 壌・育 種・栽 培・貯 蔵・物 流・加工など、農業にかかわ るさまざまなテーマの研究・ 開発を行っています。 大型高速貨物船 ほくれん丸 《物流》の体制を確立 新鮮なおいしさを供給 ホクレン物流部は、生産物が 収穫されてから消費地に届 くまでの鮮度管理技術を開 発し、一貫した物流体制を確 立しています。 パールライス石狩工場 関東野菜センター ライスクラブ大地 《製造》の履歴公開 トレーサビリティに対応 《加工》においても 多彩なニーズに対応 《アンテナショップ》で 消費者の嗜好をキャッチ 厳しい品質・衛 生管 理を徹 底。産地情 報や精 米品質情 報 、製 造 履 歴を 公 開 するト レーサビリティシステムを導 入しています。 野菜の栽培から流通、加工工 程を明確にし、消費者の方々 に安心して食べていただける 1次加工野菜をお届けしてい ます。 おむすびや丼、カレーなどの 弁当を 作りたて で 提 供し 、 「ななつぼし」を中心とした 北海道米のおいしさを消費 者に伝えています。 ホクレン食品検査分析センター 13 14
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