日本超音波医学会第 日本超音波医学会第 88 回学術集会プログラム

日本超音波医学会第 88 回学術集会プログラム・講演
回学術集会プログラム・講演抄録集
プログラム・講演抄録集
訂正のお
訂正のお知らせ
「日本超音波医学会第 88 回学術集会プログラム・講演抄録集」の記載に誤りがございました。
下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
●P116/
P116/P607(筆頭演者)
P607(筆頭演者)
8888-消-119
誤:玉野 正也(獨協医科大学越谷病院消化器内科)
正也(獨協医科大学越谷病院消化器内科)
正:須田 季晋(獨協医科大学越谷病院消化器内科)
季晋(獨協医科大学越谷病院消化器内科)
●P30(座長)
P30(座長)
日本母体胎児医学会 産科超音波セミナー
誤:村越 剛(聖隷浜松病院産婦人科)
正:村越 毅(聖隷浜松病院産婦人科)
●P97 (座長)
症例報告・弁膜症 1
誤:伊藤
誤:伊藤 記彦(岩手医科大学附属循環器医療センター循環動態検査室)
正:伊藤
正:伊藤 記彦(東北大学病院診療技術部生理検査センター
記彦(東北大学病院診療技術部生理検査センター)
東北大学病院診療技術部生理検査センター)
●P96(
P96(演題追加)
演題追加)
全身性疾患 / その他
8888-循-088
プラークスコアの 10 年の推移とそれに影響を及ぼす因子
中鉢由香¹,新江明子¹,木村友維¹,森 由美¹,永井俊一²,渡邉 哲³
¹医療法人永井医院検査,²医療法人永井医院内科循環器科,³山形大学医学部付属病院第一内科
●P545(
P545(抄録追加
抄録追加)
追加)
88-循-088
プラークスコアの 10 年の推移とそれに影響を及ぼす因子
1
中鉢由香 1,新江明子 1,木村友維
,森 由美 1,永井俊一 2,渡邉 哲 3
医療法人永井医院検査,2 医療法人永井医院内科循環器科,3 山形大学医学部附属病院第一内科
1
【目的】
10 年間のプラークスコアの推移と,それに影響を及ぼす因子を明
らかにする.
【方法】
2004 年から 2013 年までの 10 年を 2 年ごとに区切った 5 期間(20042005 年,2006-2007 年,2008-2009 年,2010-2011 年,2012-2013 年)
で毎回頚動脈エコー検査を行った患者 323 名( 男 性 124 名,女性
199 名,平均年齢 75.5 ± 8.7 歳)を対象とした.左右頚動脈の 6 か
所のプラークを含む最も厚い内膜中膜複合体厚の総和をプラークス
コ ア(PS) と し,10 年 間 の PS の推移を調べた.年齢,外来にお
ける収縮期血圧の平均と標準偏差(SD),変動係数(CV:SD /収
縮 期 血 圧 × 100 ),LDL-C,HDL-C,HbA1c が, 最 終 検 査 時 の PS
と 8 年間の PS に変化を与える影響を調べた.
【結果】
追跡期間中に平均 PS は 5.88 から 6.90 に上昇していた(+ 1.02,p
< 0.0001), 最終検査時の PS は,75 歳以上群は 75 歳未満群よりも
PS が有意に高く(7.51 vs 5.83 ,p < 0.0001)
, 収縮期血圧 135mmHg
以 上 群 は 135mmHg 未 満 群 よ り も( 7.32 vs 6.67,p < 0.05), SD
11.5 以上群は 11.5 未満群よりも(7.39 vs 6.44,p < 0.001), CV 8.5
以上群は 8.5 未満群よりも(7.31 vs 6.47,p < 0.01), HDL-C 40mg/
dl 未満群は 40mg/dl 以上群よりも(7.58 vs 6.78,p< 0.05)高かった.
. ,
. ,n.s)では有
意差は認められなかった.PS の 変 化 量 は,75 歳以 上群 が 75 歳未
満群よりも有意に大きかったが(1.30 vs 0.53,p < 0.001), 他の因
子では有意差は認められなかった.収縮期血圧(1.21 vs 0.92,n.s),
SD(1.08 vs 0.94,
n.s), CV(1.04 vs 1.00,
n.s), HDL-C(1.38 vs 0.96,
p = 0.14), LDL(1.03 vs 1.01, p = n.s) , HbA1c(1.48 vs 0 . 97 ,
p = 0.10).
【結語】
対象者の PS は 8 年で 1.02 上昇し,高齢者,収縮期高血圧,血圧変
動の大きいもの,
低 HDL-C 血症で PS が有意に高値であった.また
PS の変化量には年齢以外に影響を与える因子は認められなかった.
しかし,LDL-C 120mg/dl 以上群と 120mg/dl 未満群(6.66 vs 7 07
n.s), HbA1c 6.5%以上群と 6.5%未満群(7.10 vs 6 92
Ten years trend in car
carotid artery plaque scor
score and related risk factors
Yuka CHUBACHI1 Akiko ARAE1 Yui KIMURA1 Yumi MORI1 Shunichi NAGAI2 Tetsu WATANABE3
1Physiological Laboratory Nagai Clinic2Cardiology Nagai Clinic3Cardiology Yamagata University School of Medicine
,
,
,
,
,
,
,
,
,
,
循一
環般
器口
演
●P200(
P200(座長のことば)
座長のことば)
パネルディスカッション 領域横断 1
超音波検査におけるパニック値(像)
(第 40 回日本超音波検査学会との共同企画)
座長:
座長: 山田 博胤(徳島大学病院循環器内科)
岩下 淨明(独立行政法人国立病院機構埼玉病院臨床検査科)
超音波検査が広く普及し,臨床検査技師あるいは診療放射線技師が医師のいない
検査室で検査を行うことが少なくなくなった.そのような検査中,生命の危機を示唆する病態,
緊急治療を必要とする病態を示唆する所見に遭遇することがある.臨床検査ではこのような値
(像)をパニック値(像)あるいは緊急異常所見として,ただちに医師に報告するよう定めら
れている.しかし,超音波検査における緊急異常所見として,まとめられた文書はない.今回,
本テーマでパネルディスカッションを開催するにあたり,超音波検査におけるパニック像につ
いて検討した.
【定義】超音波検査のパニック像とは,生命の危機を示唆する病態,緊急治療を必要とする
病態を示唆する超音波検査所見であり,ただちに医師に報告すべき所見とする.
【はじめに】
【パニック像】
① 心エコー検査:
急性冠症候群,心タンポナーデ,心腔内血栓,大動脈解離,重篤な人工弁機能不全,心腔
内腫瘤,感染性心内膜炎,肺塞栓症(肺高血圧),左心不全,右心不全,心室中隔穿孔,仮
性心室瘤,重篤な不整脈(心室細動,心室頻拍,高度・完全房室ブロック,高度徐脈,ペ
ースメーカー機能不全など)
② 血管エコー検査:
大動脈解離,頸動脈解離,深部静脈血栓(肺塞栓の高リスク例),急性動脈閉塞,頸動脈不
安定プラーク(可動性プラーク)
③ 腹部エコー検査:
腹腔内出血・血腫,肝被膜下血腫,肝がん破裂,腹腔内膿瘍,閉塞性黄疸,総胆管結石,
急性肝炎,急性虫垂炎,急性胆嚢炎,急性膵炎,腎・脾梗塞,消化管穿孔,腸閉塞,腸重
積,中等~多量の腹水,中~高度水腎症,大動脈解離,卵巣出血,未知の妊娠
*他領域の超音波検査は技師のみで施行することが少ないと考え記載していない.いずれの
分野においても,新規に発見された悪性腫瘍はパニック像として扱う.
●P77/
P77/P417(座長)
P417(座長)
ワークショップポスター 領域横断「超音波ガイドラインのあり方を探る
領域横断「超音波ガイドラインのあり方を探る」
超音波ガイドラインのあり方を探る」
誤:桑原
誤:桑原 崇通(
崇通(名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学)
正:熊田
卓(大垣市民病院消化器内科)
正:熊田
大垣市民病院消化器内科)