代表取締役 戸川浩一より

◆ 『 現状打破のための PDCA 』
現状を少しでも改善したい!もっともっと向上したい!・・・等の強い気持ちや行動を持って勉強やスポーツを頑張っているキミ
のために、『現状打破のためのPDCA』と題しまして、生徒の皆さんにぜひこれだけはすぐに実行に移し、継続して取り組んで
ほしい、「成果を上げる効果的なPDCAサイクル」を紹介したいと思います。
伸びている生徒を観察すると必ず共通している部分があります。それは、自己管理がしっかりできているということです。つまり、
自分自身の行動パターンがしっかり身についているのです。わかりやすく言うと、やるべきことが、自分で、さっと、続けてやれる
のです。それではそのようになるためにはどうすればよいのでしょうか。いきなり慌ててやってもすぐに挫折してしまいますので、
すぐに取り組んでほしいことに絞って話していきます。
1.Plan 「プラン」 (計画を立てる) ・・・ 「1週の学習計画表」を作成する!
それでは作成の仕方を簡単にアドバイスします。①最初に、1週の生活・学習面のやるべきことをリストアップします。生活面は、
起床・登校・勉強の取りかかり・就寝時刻をしっかり決める。学習面は、学校・塾の宅習課題等をふまえて、曜日ごとにやるべき
内容(教科・教材・やること等)を決める。②次に、1週の計画表を作成します。1週&1日の流れがはっきりとわかるようにするこ
とが大切です。起床時刻から就寝時刻までを、10分刻みにして作成すると、学校・塾・家での計画まできちんと書き込めるので
とてもよい。①②において一番大切なことは、「最低限やること」に絞り込むことです。 ・・・ そして、次は「実行」です。
2.Do 「ドウ-」 (実行する) ・・・ 最初の1週間をまずやり抜く!
「3日坊主」という言葉をよく聞くと思いますが、3日坊主の人が悪いのかというとそうではありません。行動をしようと決意し、3日
でも実際に行動したことは評価に値します。しかしそれがずっと続けて習慣になるまでやることが難しいのです。私自身もやろ
うと思ったことが、全てきちんと実行されているかというとそうではありません。だからこそ、まずは最低限やらなければならない
ことを、最初はきつくてもやり続けることが大切です。そのためには、一日一日の100%達成!を目標にし、それを積み重ねて
いくことが大切なのです。とにかく、最初の1週間をやり抜くことに全力を注いでください。 ・・・ そして、次は「チェック」です。
3.Check 「チェック」 (実行度を評価する) ・・・ 「やるべきリスト」にチェックを入れる!
「減量」をするために、よく紹介されるやり方があります。それは、毎日の体重や朝・昼・夜に食べたものを、記録する方法です。
「記録するだけで減量できる!」のです。減量は食事の量と運動のバランスを整えることでは・・・?と思ったかもしれませんが、
記録するだけで、成果がきちんと表れると言うのです。実は、これは理にかなっているのです。なぜなら、毎日記録することで、
自分自身の1日の様子(現状)が、はっきりと記録に表れます。うまくいっていれば意欲が向上し、うまくいっていなければ明日
は頑張らなければという気持ちが湧いてくるのです。頭で考えるのはその時の一瞬、記録することには、継続した結果がその
記録用紙にはっきりと表れるのです。やってみればその効果にきっと気づくはずです。 ・・・ そして、次は「改善」です。
4.Action 「アクション」 (行動を修正する) ・・・ 1週の「計画」と「行動」を修正する!
生活・学習面の、①1週&1日の最低限のやるべきことを決め、②毎日、その達成度を確認しながら、③先ずは1週間頑張っ
てやり抜く! ことの大切さは、十分理解できたと思います。そして最後は、1週の「計画」と「行動」の問題点や課題点を考え、
その改善策を決め、これからの1週&1日の「計画」と「行動」を修正するのです。後は、それを繰り返すだけでよいのです。
「P」→「D」→「C]→「A]の流れを身につけることは、あなた自身にとって大きな武器を手に入れたこと
にもなります。それは今後のあなた自身にとって大きな支えになってくれると思います。「よくしたい!」
という前向きな意識と、継続した行動があれば、人はどんな現状でも、必ず打破できると思っています。
翔では、上記の「PDCA」を実践させ、軌道に乗るまでいっしょに取り組んでいきたいと思います。
うまくいかないことはいくらでもあります。しかし、「真剣」に取り組んでいけば必ず道は開けるのです。
代表 戸川 浩一