適切な初期管理で、早期に良質茎を確保しよう!!

第2号
平成27年4月
営農だより
金 沢 営 農 協 議 会
J A 金 沢 中 央
石川県農業共済組合
金沢集落農業活動支援チーム
代かきは浅水で行い、
田植時の濁り水流出を防止しましょう。
本 田 初 期 管 理
1 過剰生育や高温下での登熟を避けるため、
5月植えを推奨します。
2 過剰生育を抑えるため、栽植密度は「60株/坪」以下で、植付け本数は「3∼4本/株」の
細植えにする。
3 田植から活着までの5日間は深水とし、その後は地温の上昇を図るため、日中は浅水管理とする。
①
②
③
深水を続けると分げつの発生が遅れます。
田植後15日頃から中干し開始までの間に2∼3回田干しを行い、土壌中のガスを取り除き、
根の健全化を図る。
低温、強風、
フェーン時は一時的に深水とし、苗を保護する。
◎初期害虫・葉いもち防除(箱施薬剤)
薬 剤 名
施用量
使用時期
対 象 病 害 虫
備 考
田植3日前∼
Dr.オリゼ
田植当日
50g/箱
スタークル箱粒剤
(育苗箱施用)
いもち病、ウンカ類、イネミズゾウムシ、
イネドロオイムシ、ツマグロヨコバイ、
ニカメイチュウ、イネクロカメムシ、
もみ枯細菌病、白葉枯病、フタオビコヤガ
田植3日前∼
◆カメムシ多発圃場
田植当日
50g/箱
ロングリーチ箱粒剤
(育苗箱施用)
カメムシ類、ウンカ類、イネミズゾウムシ、
イネドロオイムシ、ツマグロヨコバイ、
いもち病
育苗箱1箱当たり50gの
施用量を守りましょう。
注意事項・育苗後、ハウスで園芸作物を栽培する方は、箱施薬剤の散布を必ず育苗ハウスの外で行って下さい。
・使用時には薬剤名を確認し、除草剤との取り違いに注意して下さい。
○ 箱施薬剤を施用していない圃場で、イネドロオイムシやイネミズゾウムシが発生した場合は、
「トレボン粒剤」を2kg/10a散布して下さい
※ 粒剤の散布できない地区は「なげこみトレボン」を田植後20日以降(但し5葉期以降)
に300㎖(50㎖×6個)/10a散布して下さい。
◎除 草 剤
使用時期
雑草発生前
薬 剤 名
薬 量
水 量
散布面積
使用回数
カーメックスD水和剤
25g
20ℓ
2 0 0 m2
ダ イ ロ ン ゾ ル
40㎖
20ℓ
2 0 0 m2
どちらか
1回
4月∼6月
ラウンドアップマックスロード
200㎖
20ℓ
4 0 0 m2
2回以内
雑草発生盛期
バ ス タ 液 剤
200㎖
20ℓ
400m
2回以内
2
(注1)
:バスタ液剤にカーメックスD水和剤又はダイロンゾルを混用して散布すると効果が高まります。
(雑草発生前にカーメックスD水和剤又はダイロンゾルを使用した場合、
雑草発生盛期には散布できません)
(水20ℓに対しバスタ液剤200㎖とカーメックスD水和剤25g又はダイロンゾル40㎖を混ぜる)
(注2)
:飛散防止のため風の強い日の散布はさける。
(注3)
:ラウンドアップマックスロードの使用回数には、
他のグリホサート系除草剤の使用回数も含みますので、
注意して下さい。
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適切な初期管理で、早期に良質茎を確保しよう!
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