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創刊号
発行「平和市民の会」事務局
2015年4月5日
Peace Action 通信
「戦争しない・させない・平和がいい市民の会」
連絡先 090-2647-1232
平和市民の会発足
去る3月1日(日)午後13時30分から、
上田市中央公民館において、講演会と発足会を
行ない、昨年夏から発足準備を進めて来た「戦
争しない・させない・平和がいい市民の会」
(略
称:平和市民の会又は Peace
Action)が発足
しました。
会発足にあたって、ピースボート共同代表の
川崎哲(かわさき・あきら)さんに「世界から
見た憲法9条~集団的自衛権とは何か~」と題
*以下発足会経過報告等
した御講演を頂きました。
川崎哲さんは、日本国憲法9条が世界から注
戦争する国にしない・させない平和がいい
目された、9条世界会議の経過と「世界は9条
市民の会の発足集会経過報告について
を選びはじめた」という、世界の流れについて
私たちは、昨年 7 月 1 日、安倍内閣が憲法の解
話されました。集団的自衛権が国連憲章に同位
釈を一内閣の「閣議決定」によって「集団的自衛
置づけられているかを説明された上で、日本が
権行使」に道を開き、日本を「戦争する国」につ
集団的自衛権を行使出来るようになることが、
くり変えようとしていることに強い危機感を持
どんな問題であるのかを説明して頂きました。
ち、昨年夏から「戦争する国」にしないために、
講演の詳細については、後日講演録(準備中)
地域の団体や個人が緩やかにつながって行動して
DVD(有料500円)をご覧頂きたいと思い
いける組織を立ち上げる努力をして来ました。
ます。
私たちは、安倍政権が経済の建直しを表看板に
講演会終了後、発足総会を行ない当面の運営
掲げながら、
「国民の安全ため」と言って「積極的
委員21名を決めて頂きました。
(氏名は後記)
平和主義」として進めている現在の状況は、市民
講演会時点での参加者は230名で、当日会
運動の様々な立場の人々が、一致点で大合流しな
員になられた方が34名でした。準備段階から
ければならない重大な事態だと思って来ました。
の会員も含めて、136名ほどで会が発足しま
そのように考えている有志が集まり、声を掛け合
した。
いながら、意見の違いを超えて結集しようと議論
運営委員は以下の通り(順不同氏名のみ敬称略)
を重ねて来ました。
村山隆、堀内正男、西山智彦、荒井一則、大村忠嗣、
9 月には、文字通りいろいろな立場の上田市民
島田佳幸、渡辺薫、赤羽真理子、力石俊次、田中み
が関わる9.26「日本を戦争する国にするな!
ゆき、鳥毛道夫、茅野光昭、野崎常夫、櫻井利市、
怒上田集会」を開催して、市民に訴える行動も行
直井恵、後藤正次、小池さやか、田中貞見、安井啓
なって来ました。
子、西村陽子、中村亜希(以上21名)
その間、「戦争させない 1000 人委員会・上小」の
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立ち上げ等も行なわれましたが、実際行動では協
る様になっています。
力して行くこと、
個人的なダブル加盟は問題ない、
問題点は今日の講演の中で述べられたと思いま
今後別の団体が出来ても問題無い、個人の意思こ
す。日本の「平和」は様々な立場にあっても、多
そがこの会の趣旨ということを確認しながら、準
くの皆さんが支えてきた「日本国憲法」の「平和
備を進めて来ました。
主義」に基づいて守られて来たと思います。それ
私たちは、憲法や自衛隊などに対する考え方の
が今、破壊の危機に直面しています。いまこそ、
相違があっても、
日本が敗戦後 70 年営々として築
平和と戦争のことを、この国の明日のことを自分
いてきた「戦争をしない国」を放棄し、再び「戦
の問題として日本に住む人々が問い直す時だと思
争する国」になることは絶対に許さないという一
います。
点で幅広く個人の皆さんに参加を呼び掛けようと
約半年私たちは、いろいろな議論を重ねて来ま
いうことにして来ました。
した。これまで長い間組織的な活動で平和運動を
集団的自衛権について様々な議論があり、また、
されてきた方も、豊富な知識をお持ちの方も、今
良く分からないという声もきかれます。だからこ
回初めてこうした運動に関わられる方も混在する
そ、国民的議論が必要で、民主主義が真っ当に保
会となりますが、未来志向の議論、お互いの学び
障されることが大事であると考えています。この
合いと行動することを基本において、真の平和め
会はそうした国民的議論の場としても機能してい
ざして進みたいと考えます。市民の平和運動の新
きたいと考えて来ました。
しい出発点としたいと思います。
従って、まずは集会やデモ行進(パレード)、講
演会など様々な企画に関わる協議を優先しなが
ら、同時並行的に「会についての基本的議論」を
呼び掛け人会議として進め、数度の会議を重ねて
来ました。その中で、会は別紙の様な申し合わせ
事項を基本とする結集体とする方向で進んで来ま
した。
その上で、当面の事務局会議を作り、本日の記
念講演会を企画し、それをもって会の発足とする
方向で準備を進めてきました。
会の名称や略称、運営の進め方についても議論
はつきませんが、様々な意見があっても大筋で一
致できたら、共に行動に関わりながら進めていく
ということで、呼び掛け人・会員を募集をして来
ました。大まかな経過は以上です。
この間、安倍首相の「政治私物化」のためとさ
え揶揄される解散総選挙を経て、
「信任をされた」
とする安倍内閣・政府の暴走は止まるところを知
りません。本来憲法を遵守すべき首相(憲法99
条)の口から「憲法改正」が堂々と発言され、無
謀なテロによる「邦人殺害」事件に関連づけて、
当の自衛隊の「朝雲」という新聞でさえ無理と言
うような、自衛隊による「武力救出」まで語られ
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内閣が進めようとしている戦争の出来る法体
系」への危機感や反発、
「民主主義そのものが危
機に直面している」という危機感があふれてい
ました。
「戦争しない・させない・平和がいい」という
市民の気持ちが強く発信された集会でした。
~安倍首相への抗議文~
安倍内閣に対して、戦争立法を直ちに中止
し、退陣することを求めます
安倍晋三首相殿
「戦争法作るな?」3.24緊急抗議集会
私たちは 3 月 24 日、上田市に於いて「戦争法つ
安倍政権と与党が3月20日に「安保法制に
くるな!緊急抗議集会・上田」を開催しました。
関する合意の骨子」などを発表するとされてい
安倍政権は、憲法違反の集団的自衛権行使容認
たことから、事務局は急遽、3月24日(火)
の「閣議決定」に基づいて安保法制に関する与党
夕方5時20分頃から、
「戦争法作るな?」3.
協議を行い、3 月 20 日に合意しましたが、その内
24緊急抗議集会・上田を開催することを決め
容は自衛隊が米軍と共に世界中で戦争をすること
ました。
を改めて明白にしたものに他なりません。
『日本が
上田駅前の水車広場で行なわれた集会には寒
戦争に巻き込まれる』という国民の心配を「不安
風の中、60名ほどが参加し、戦争法制に反対
をあおろうとする無責任な言説」と決めつけてい
するリレートークを6名ほどが行なったあと、
ます。私たちは、これを絶対に認めることは出来
6時からは主催者あいさつ、行動提起、戦争さ
ません。
せない1000人委員会上小や上小9条連絡会
日本国憲法の前文と9条は、再び政府の行為に
の代表からの連帯表明、主婦からの発言、若い
よって戦争が行われ、国民と世界の人々が苦難を
保母さんの発言や89才の戦争体験者のおばあ
強いられることを断固として拒否しているもので
さんをはじめ、各年代の方から寄せられたメッ
あり、安倍首相はその憲法改正を口にしています。
セージが読み上げられました。
憲法解釈の変更を一方的に行ない、公然と露骨に
踏みにじろうとしています。
参議院の委員会で自衛隊を「我が軍」などと表
現したと伝えられ、これだけでも責任重大です。
憲法99条に照らしても政権の存在そのものが憲
法違反だと言えます。
秘密保護法施行や沖縄米軍新基地建設強行、武
器輸出の緩和など他の多くの政策にも問題があり
ます。国民の「命とくらし、平和」を脅かす安倍
政権は直ちに戦争立法を含む「戦争への道」をや
め、退陣することを市民の意志として求めます。
集会の最後には別記のような安倍首相に当て
2015 年 3 月 24 日
た抗議と要求を採択し、集会を終了しました。
戦争法つくるな!緊急抗議集会・上田
今回の集会では、若い方の参加や発言・メッ
FAXにて首相官邸に送りました。
セージなどがあり、それぞれの発言には「安倍
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ニュースなどで納入を呼びかけていきます。
会議報告
⑪ 機関紙、機関誌発行の検討。
第1回運営委員会開催
第2回運営委員会開催
会発足後の第1回目の運営員会を3月13日
3月31日(火)10時から、2回目の運営
(金)10時から上田市勤労者福祉センターで
委員会が開かれました。会発足から1ヶ月では
行いました。
ありましたが、前回会議で決めた5月2日の取
会議では冒頭に講演会及び、発足総会の総括
り組みや、
「安保法制=戦争法制定」がどんどん
と運営委員のメンバーの確認を行ないました。
進められている状況で、運営委員や会員への連
その後、事務局の選任を行ない、大村忠嗣、鳥
絡体制の確立方法、会費の納入方法などの課題
毛道夫、赤羽真理子、田中みゆき、渡辺薫の5
を話し合いました。
名が当面担当することになりました。
運営委員の連絡にはMLを活用し、会員につ
当面の取り組みの課題について、議論して以
いてもメールが使える方にはグループ分けして
下の様に行動などを決めました。
メールで伝え、出来るだけ郵送料は節約するこ
① 4/25 伊藤真講演会の成功に協力していく取
とを確認しました。
り組みを強めます。
5月2日の集会は、誰もが気軽に参加でき「5.
② 5 月 2 日に、駅前で憲法に関する集会と宣
3憲法の日」意識しながらも、楽しめる企画を
伝行動を、100 名程度の規模で実施して行
組み立てるということになりました。
くことが決まりました。
お知らせコーナー
③ 5/3 の中央集会への参加を検討して行く。
④ 5/30 柳沢協二講演会の成功に協力していく
会費未納の会員にお願い!
取り組みを強めます。
⑤ 6/7 頃に計画されている長野市での 5000 名
年会費が500円であることから、郵便振替
規模集会に参加を大規模に呼び掛けて成功
等の場合は手数料の占める割合が多くなり、も
させます。
ったいないので、集会や学習会のおりに個人申
⑥ 地域内各団体の協力関係を可能な限り早期
告で納入頂きたいと思います。なお、事務局メ
に構築すること。
ンバーや運営委員への随時の手渡しでも結構で
⑦ 若いママさんたちの要望に応えられる企画
す。現段階の納入率は6割ほどです。
5.2憲法大好きフェスタ
を実現することを検討します。
⑧ DVD の活用を計画する。とりあえず 10 枚
別紙チラシの通り、「憲法大好きフェスタ」
を 5 月 2 日(土)13 時から上田駅前水車広場で
作成し、500 円で販売します。
⑨ 川崎哲講演会のパンフレットを発行し普及
開催します。5.3憲法記念日にちなんで、憲
すること。第一稿完ですが、今後の講演会
法や平和を語り合いながら、平和を楽しむ時間
も含めて作成したらどうかという提案があ
を共有します。アピールや上田市内パレードも
りますが、とりあえず本会としてパンフを
挟みながら、楽しい時間を過ごしましょう。
作ります。市民ブックレットの構想もあり
誰でも参加できます。雨天でも決行します。
ご意見をお寄せ下さい
ましたので、併せて検討していくことにし
ます。
平和や戦争のこと、市民の願いやメッセージ
⑩ 会員を増やしていくこと。同時に、会費納
やご意見を事務局までお寄せ下さい。みんなの
入方法について検討します。とりあえずは、
広場として、掲載して行きます。
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