ダウンロード - 陸前高田青年会議所

所
信
2015年度(一社)陸前高田青年会議所
第43代 理事長
高萩 政之
【はじめに】
2011年3月11日、あの日から私たちは、亡くなられた多くの方々への思いを胸に、
やる気と元気と勇気で一歩一歩前に進んできました。それは、このまちに笑顔を復興させる
ため、目の前に広がる被災したまちのその先へ進むためであります。
東日本大震災は、私たちからたくさんの大切なものを奪いました。しかしその一方で、私
たちはたくさんのことに気づかされました。現代文明の脆さや防災減災意識の希薄化、そし
て人と人とがつながることの有難さや住み暮らすこのまちに対する底知れぬ郷土愛。
我々は震災の悲しさだけではなく、震災から学んだ教訓(おもい)や、震災によって改め
て気付かされた地域の資源(たから)を後世に語り継がなければなりません。
【心に愛を】
震災後、世界は「愛」に溢れました。被災地ではお互いがお互いを助け合う共助の精神で
困難を乗り越え、日本中が絆という言葉のもとに日本人同士を思いやり、言葉の通じない海
外からも思いが寄せられ手が差し伸べられました。震災は私たちに地域に対する郷土愛や仲
間を思う友愛(友情)
、大切な家族に対する家族愛を改めて教えてくれました。
復興への歩みを進める今、愛という感情すら忙殺されそうな毎日だからこそ、あの時の温
かい気持ちを忘れてはいけません。心の底に愛があるからこそ、我々は地域の未来を切り開
くための力を振り絞れるのです。
「愛している」と言うことは、どこか気恥ずかしく素直に口に出せるものではありません。
だけど、時にはその気持ちを見つめ直し、すべての人に対して愛をもって接することで、地
域に温かな和が生まれ、震災からの復興という、私たちがこれまで経験したことのない大き
な試練を乗り越えて行くことができるはずです。
【瞳に夢を】
その震災からの復興は、この地域における一番の課題であることは言うまでもありません。
しかし、日本全体では人口減少や環境問題などたくさんの課題を抱えており、その中でこの
地域はさらに復興の歩みを進めなければなりません。
このように大きな壁が立ちはだかり、先が見えない今だからこそ、我々青年が将来に夢を
描かなければなりません。愛する地域だからこそ、愛する人たちのために素晴らしい未来を
創りたいからこそ、我々はその瞳に夢を描くことができます。そんな我々の姿を見て、地域
の人々も夢を描くことができます。この地域に多くの夢を輝かせ、大きな壁のその先を目指
していきましょう。
【地域に希望の光を】
昨年は「希望の架け橋」が本格稼働し中心地域の土地区画整理事業が進み、また災害公営
住宅の建設や高台移転用地の造成など、目に見える復興は間違いなく前に進みました。
ただその一方で、あの日から前に進むことができずにおられる方、復興需要の忙しさから、
あるいは亡くなられた方への思いからがむしゃらに毎日を過ごしていることなどから、心の
ストレスを抱えておられる方がいるなど、心の面では未だ多種多様な問題があります。
街の形ができたとしても、そこに住む人々がその街に希望を抱くことができる「心の復興」
がなければ、真の復興とはいえません。我々JAYCEEが、それぞれの心にある愛によっ
て、青年ならではの大きな夢を描き、地域の未来に希望の光を照らしていきましょう。
【子供たちの健全な成長に】
特にも、未来を担う子供たちの健全な成長は地域みんなの願いであり、子供たちにこそ未
来に大いなる希望を抱いていただきたいと考えています。しかし、今学校での不登校やいじ
め、肥満や引きこもりといった問題を耳にします。震災によるPTSDや遊ぶ場所がないな
ど、様々な要因があると考えられますが、私はインターネットや携帯電話などによる仮想空
間の拡大が1つの原因と考えています。携帯電話が手元にないと不安になる、現実の世界に
なじめずネット社会に引きこもってしまう、といった依存性が問題になっています。
震災から学んだ人と人とのつながりの大切さをあらためて考えていただき、目の前で復興
が進むこの地域に夢を抱き、子供たちの希望の和を広げていきましょう。
【JCの持つ可能性】
私は、JCは愛に溢れた青年の集団であると考えています。郷土愛、友愛、家族愛、これ
らの愛の力がJC運動を展開する原動力です。
その愛によって見る夢は、1人より多くの仲間で見るほうが大きくて素晴らしいものにな
ると信じています。今こそ我々JAYCEEは結束し、英知と勇気と情熱を結集し、互いに
切磋琢磨し合いながらそれぞれの夢を膨らませていく時です。また、多くのOB諸兄がこれ
まで築き上げてきたこのJCの素晴らしさを後世につないでいくためにも、この地域で共に
夢を描き未来を切り開いていく仲間を増やすため、会員拡大を図っていきます。
【結びに】
日本国内のみならず世界中からの支援で、この地域はあの未曾有の大災害から息を吹き返
し、ゆっくりではありますが着実に未来に向け進んでいます。いずれ、私たちは自立した、
世界に誇るまちを作っていかなければなりません。それが今なお続く支援に報いることであ
り、責任世代である我々青年の使命なのです。
「心に愛を、瞳に夢を、そして地域の未来に希望の光を」
1人では乗り越えられない高い壁も、志高き仲間とならきっと乗り越えられるはずです。
来るべきその日のために、未来へ続く今日という一歩を共に歩んでいきましょう。
2015年度(一社)陸前高田青年会議所基本計画
2015年度(一社)陸前高田青年会議所スローガン
心に愛を、瞳に夢を、そして地域の未来に希望の光を
基本理念
志高き青年による希望に溢れる我がまちの再興
基本方針
1,
地域の未来に向けた夢の創造とその発信
2,
温かな地域の和の創出
3,
JC内外の広域的な連携
4,
JCプロトコルを基盤とした組織運営
基本計画
1,
地域の未来に夢を描く事業の実施
2,
人と人とのつながりを見つめ直す事業の実施
3,
第64回全国大会東北八戸大会への参画
4,
日本JC、東北地区、岩手ブロック協議会の各事業への参加
5,
行政、他団体、他LOMとの交流、共同事業の実施
6,
効率的かつ充実したLOM運営
7,
共に夢を描く仲間である会員の拡大
2015年度 一般社団法人陸前高田青年会議所 収支予算書
2015年1月1日から2015年12月31日まで
本年度予算額 前年度予算額
増減
科目
Ⅰ 事業活動収支の部
1.事業活動収入
①入会金収入
入会金収入
②会費収入
正会員会費収入
新入会員会費収入
特別会員会費収入
その他会費収入
③事業収入
登録料収入
広告料収入
販売収入
雑収入
④補助金等収入
国庫補助金収入
地方公共団体補助金収入
民間補助金収入
補助金等交付業務受託収入
国庫助成金収入
地方公共団体助成金収入
民間助成金収入
⑤負担金収入
受取負担金収入
⑥寄付金収入
受取寄付金収入
受取募金収入
⑦雑収入
受取利息収入
その他雑収入
⑧他会計からの繰入金収入
特別会計からの繰入金収入
事業活動収入計
2.事業活動支出
①事業費支出
社会開発委員会
青少年開発委員会
執行部
事業予備費支出
②管理費支出
通信運搬費支出
消耗品費支出
修繕費支出
印刷製本費支出
水道光熱費支出
賃借料支出
保険料支出
渉外費
JC間渉外費
諸渉外費
大会諸費
慶弔費
支払手数料支出
租税公課
雑支出
管理・運営予備費支出
③負担金支出
日本JC会費支出
出向者負担金支出
We BELIEVE購読料支出
地区負担金支出
ブロック負担金支出
④他会計への繰出金支出
特別会計への繰出金支出
事業活動支出計
事業活動収支差額
Ⅱ 投資活動収支の部
1.投資活動収入
投資活動収入計
2.投資活動支出
①固定資産取得支出
投資活動支出計
投資活動収支差額
Ⅲ 財務活動収支の部
1.財務活動収入
①借入金収入
財務活動収入計
2.財務活動支出
①借入金返済支出
財務活動支出計
財務活動収支差額
Ⅳ 予備費支出
当期収支差額
前期繰越収支差額
次期繰越収支差額
36,000
36,000
880,000
660,000
180,000
40,000
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
56,100
100
56,000
0
0
972,100
36,000
36,000
620,000
480,000
120,000
20,000
0
0
0
0
0
0
300,000
0
0
0
0
0
0
300,000
0
0
1,415,000
1,415,000
0
48,700
100
48,600
0
0
2,419,700
0
0
260,000
180,000
60,000
20,000
0
0
0
0
0
0
-300,000
248,000
100,000
100,000
48,000
0
375,540
83,600
3,000
0
70,000
54,000
0
0
692,000
535,000
0
157,000
0
424,700
47,000
30,000
0
100,000
60,000
0
0
-444,000
-435,000
100,000
-109,000
0
-49,160
36,600
-27,000
0
-30,000
-6,000
0
0
16,000
12,000
7,700
20,000
5,000
92,000
12,240
0
371,190
143,190
0
42,000
26,000
160,000
0
0
994,730
-22,630
40,000
0
7,700
20,000
5,000
100,000
15,000
0
65,000
0
20,000
45,000
0
0
0
0
1,181,700
1,238,000
-24,000
12,000
0
0
0
-8,000
-2,760
0
306,190
143,190
-20,000
-3,000
26,000
160,000
0
0
-186,970
-1,260,630
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-22,630
2,486,071
2,463,441
0
0
1,238,000
0
1,082,173
1,082,173
0
0
-1,238,000
-22,630
1,403,898
1,381,268
摘要
12,000円×3名
60,000円×11名
60,000円×3名
20,000円×2名
-300,000
0
-1,415,000
-1,415,000
0
7,400
0
7,400 名刺代、手帳代
0
-1,447,600
郵便代、電話料
事務用品代
名刺、手帳、コピー使用料
JCルーム電気代等
観光物産協会、気仙川清流化協議会
京都会議
銀行振込み手数料
県・市民税、収入印紙
バッジ、プレート代(新入会員)
30,000円+14名×8,085円
14名×3,000円
5,000円+14名×1,500円
90,000円+14名×5,000円
2015年度
一般社団法人陸前高田青年会議所組織図
総
会
監
事
高橋
理
事
勇樹
会
直前理事長
佐藤
彰
理事長
高萩
専務理事
副理事長
長谷川
事務局長
菅野
隼
順一
委
委
員
会
近江
卓
仁美
巧
者
彰
いわて JAYCEE アカデミー
塾生
小澤
畠山
晃男
菅野 秀一郎
委員
(公社)日本青年会議所東北地区岩手ブロック協議会
佐藤
会
副委員長
委員
小澤
員
委 員 長
副委員長
監査担当役員
浩行
社 会 開 発
熊谷
向
石川
青少年開発
委 員 長
出
政之
巧
松田
昇