学 校 だ よ り - 東京都立江東特別支援学校

平成27年4月6日発行
東 京 都 立 江 東 特 別 支 援 学 校
学 校 だ よ り
入学、進級おめでとうございます
校 長
早川智博
校庭の桜の花が、元気よく登校してくる児童・生徒を迎えてくれています。新入生の皆さん、保護者の皆様、入
学おめでとうございます。在校生の皆さん、進級おめでとうございます。
私は、ご勇退された中島敏明前校長の後任として、4月1日より都立矢口特別支援学校から参りました早川智博
(はやかわ ともひろ)です。
児童・生徒一人一人の教育的ニーズに応じ、自立と社会参加に必要な知識・技術や知識・態度を育てるため、
「子
供一人一人が人間性豊かに成長し、地域で生きる力を育成する学校」を、目指す学校像として教育を進めていきま
す。また、前年度に引き続き、
「キャリア教育の充実」
「安全な学校」を目指すとともに、東京都「学校生活支援シ
ート・ファイル」の指定研究を継続していきます。
「キャリア教育の充実」に向けては、基本的生活習慣の確立を基
本に、
「生活に役立つ4つの力」を伸ばしていきます。
『あいさつの力』
『一人通学の力』
『そうじの力』
『役割の力』
の4つの力を身に付け、自信をもって自立と社会参加を実現してほしいと願っています。
『あいさつの力』について。人と人とのかかわりの始まりはあいさつです。あいさつの仕方について目標をもっ
て身に付けられるよう『江東あいさつ検定』を実施していきます。児童・生徒がふるって受験してくれることを願
っています。
『一人通学の力』について。A 地点からB 地点まで一人で目的をもって移動する力です。一人通学の力を身に付
けるとともに、卒業後の生活では、移動時間や緊急時の対応も身に付けられることを目指します。
『そうじの力』について。どんな仕事にも片付け、掃除があります。小学部、中学部、高等部を通し、同じ清掃
方法を学び、正しく掃除ができるようになることは児童・生徒の自信へとつながります。
『役割の力』について。係活動や現場実習など、決められた仕事を責任もって行うとともに、人のためになると
感じられることです。人の幸せは「人の役に立つ」ことだと思います。子供たちの活動に周りの人が「ありがとう」
と感謝する心をもてるようにすることで、『役割の力』を育てていければと願います。
本校は、待たれていた江東地区第二養護学校(仮称)の工事が進み、平成28年度に小学部・中学部の分離に
向けて着実に高等部の特別支援学校として一歩を踏み出すこととなります。校内には、
「江東地区第二養護学校(仮
称)開設準備室が開設され、川口真澄校長が着任されました。同じ敷地にふたつの学校があることになりますが、
連携をして、小学部・中学部の分離を円滑に進めていきたいと考えています。
7日(火)には入学式が実施されます。小学部24名、中学部17名、高等部36名が入学いたします。総児
童・生徒数も308名と今年も300名を超えました。15日(水)には全校保護者会で、今年度の学校経営計画
について触れます。子供たちを真ん中にして、ともに学びあう場として新しい情報などにも触れたいと考えていま
す。本校ではチーム江東として一丸となって、組織的多面的に学校教育を展開させていきます。どうぞ、ご理解・
ご支援をお願い申し上げます。