気づいたら⾃分⾃⾝が酷い⽬に 7 誘われても、求められても、不本意な動画は絶対に撮らせない。 ⼆⼈だけの秘密だった動画を、 元彼にSNSで公開された。 ⼥⼦⾼校⽣のAさんへ、⼥友だちから連絡が⼊った。 「あなたと元彼がラブラブしている動画がSNSにアップされているわ よ」あわてたAさんがSNSを⾒てみると、確かに半年前まで付き合っ ていた彼とのプライベート動画がアップされていた。 アップしたのは、もちろん元彼。しかも、「半年前に俺がふったA。 別れたくないとか⼤泣きされ、しつこくてホント困ったよ!」という 嘘のコメントと⼀緒に。 撮った時は、ふたりだけの秘密にしょうと、約束していたのに....。 SNSでつながっている⼈たちが⾯⽩がって拡散したので、学校中だけ ではなく全国に知れ渡ってしまった。この動画、さらに広がっていき そう。 「リベンジポルノ」(リベンジ=復讐)という、別れた恋⼈の性的な写 真や動画を、わざとインターネットに流出させる、嫌がらせ⾏為が発 ⽣しています。 性的なシーンを撮影したものであるため、インターネットで拡散しや すく、不特定多数の性的好奇⼼の対象になることもあります。 ⼀度インターネット上に出回ったものは、完全に消すことが難しいた め、いつまでもアクセスできる状態で残ってしまいます。 付き合っている時は信頼できる相⼿であっても、いったん別れてしま うと感情がもつれ、思わぬ⾏為に⾛ることがあります。ですから、誘 われても、求められても、絶対に公表されると困るような動画や写真 を撮らせないようにしましょう。 2014年11⽉に成⽴した「私事性的画像記録の提供被害防⽌法(リベ ンジポルノ防⽌法)」では、第三者に閲覧されることを認識せずに撮 影された性的画像など(私事性的画像)を、本⼈の許可なくインター ネット等で公表(⼜は特定の者や不特定多数に提供)すると、刑事罰 の適⽤対象となります。 え〜、この動画、 二人だけの秘密だっ たのに … 好きな相⼿であっても、後からインターネットに流出して困 るような動画・写真は撮らせない、渡さない。 すでに撮ってしまっている場合は、⽬の前で削除してもらう ようにする。 リベンジポルノの被害を受けたら、警察・弁護⼠に相談する。 リベンジポルノ⾏為などは、罰せられる場合がある。 被害者になってしまったら、⾝近な⼈(保護者・先⽣)に相談しま しょう。もしくは、 ⼈権相談(P36)へ。 11
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