クリニック 中国人を中心とした患者たちは、 「幾つかの紹 メディポリスがん粒子線治療研究センター 介業者より紹介をいただいています」とのこと。これ (鹿児島県指宿市) 陽子線治療を世界の人々に 上海には広報拠点を設置 に加え、独自の海外PR活動も行っている。ホーム ページを英語、中国語で表記し、上海に広報拠 点を置いている。治療時の言葉の問題を解決する メディポリスがん粒子線治療研究センターはがん ために、センター内には中国人スタッフを配置し、 の陽子線治療および陽子線治療に関する研究を 患者に寄り添った対応を目指している。 行っている施設だ。治療を開始してから5年目を迎 える。陽子線は水素原子イオンを用いた粒子線治 療の一種。 この施設では外国からの治療希望者も積極的 に受け入れており、2014年は15人が治療に訪れ 外国人の人間ドック、治療・疾患の受け入れ状況 外国人の人間ドック平均月間受け入れ数(人) ‐ 外国人の人間ドックの1人当たりの平均費用(円) ‐ 外国人の治療・疾患の平均月間受け入れ数(人) 年間15 (2014年) た。外国人受け入れについて、 「陽子線治療によ るがん患者を日本のみならず海外からも受け入れる ため。現在は中国からの患者がメーン」 と回答した。 陽子線治療は放射線治療の一種で、手術が不 可能だったり、抗がん剤に抵抗があったりする患者 らの関心は高いが、高度な施設と技術が必要なた め、海外で施術を受けるのは日本ほど容易ではない。 上海に広域拠点も設けているメディポリスがん粒子線治療研究センター 「第1回 日本の医療ツーリズム推進シンポジウム2015」開催のお知らせ 日本の先端医療および高度な医療サービスの情報は、中国をはじめとするアジア諸国の富裕層の間にも急速に広まりつつあり、Made in Japan の医療サービスを求めて多数の患者が来日されています。アジア諸国、特に中国の富裕層の経済力は各種メディアで報じる通り、我々 の想像をはるかに超えるパワーを持ち、その経済効果は多大な影響をもたらしています。 経済産業省が推進するメディカルツーリズム構想を鑑みると、言語や生活習慣の違いから外国人患者の受け入れは難しいという医療機関 が多数を占める状況にあります。しかし、広く門戸を開放し、ニーズに迅速に対応していくことが、グローバル化に伴う、日本の医療サービス のさらなる向上と活性化につながると確信します。 弊誌『集中』は昨年、 「集中高度先端医療受診倶楽部」を発足し、中国人の富裕層を中心に日本の医療機関での検診と治療を紹介す るサービスを開始いたしました。そして、中国では治療困難と診断され、余命わずかと宣告された患者たちが、日本の医療機関で検査から 手術を行った結果、健常者と変わらない生活を今後何十年も続けられるまで回復されました。 また、 『集中』は、日本の医療ツーリズムについて広く理解していただくための特集記事をはじめ、実践されている医療機関のご紹介を随 時行う予定です。さらに、医療ツーリズムの実態やメリットについて、医療機関の方々や関係企業の皆さまにご理解いただくために、 「日本の 医療ツーリズム推進シンポジウム」を立ち上げ、定期的に開催する予定です。 「第1回 日本の医療ツーリズム推進シンポジウム2015」 ~日本の医療ツーリズムに高まる中国人のニーズ、 および現状と課題~ 本シンポジウムは、アジア諸国で特に注目される、中国におけ る日本の医療ツーリズムの需要について、中国企業および医療産 業関係者、医師などはば広い関連領域の専門家との意見交換を 促すための講演とパネルディスカッションを行います。 20 特別講演◎手嶋龍一氏 外交ジャーナリスト・作家。 元NHKワシントン支局長、現慶應義塾大学大学院教授 開催日時など詳しい情報は、 集中出版公式HP http://www.medical-confidential.com/をご覧ください。 〈お申し込み方法〉 集中出版公式HP内 「第1回 日本の医療ツーリズム推進シンポジウム2015」 お申し込みフォームよりご登録ください。 ※会費お振り込みの確認ができ次第、 お申し込み完了といたします。 主催◎日本の医療ツーリズム推進シンポジウム委員会 共催◎集中出版株式会社 お問い合わせ・お申し込み先◎[email protected] 2015.4
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