解散後の事務について

外基第14号
2015年3月27日
設立事業所事業主各位
外国運輸金融厚生年金基金
代表清算人 牛膓武男
解散後の事務について
2015年3月25日付で厚生労働大臣から解散の認可を受けましたことを
ご報告いたします。
解散が認可されたことに伴い、今後の事務は次のとおりとなります。
記
1.掛金
基金に納付する掛金は、2015年2月分(3月納入告知)までとなります。
2.給付
(1)年金(基本年金及び加算年金)
〇2015年3月分までの給付をもって基金からの支給は終了します。
〇2015年3月分までの基金の年金給付に関し、未請求の方については解散
後も残余財産の分配時まで請求を受理します。
〇残余財産の分配時までに請求がないときは供託します。
①解散後の基本年金
〇基本年金のうち大部分を占める代行部分(国の老齢厚生年金の報酬比例部分)
の給付については、4月分の給付(6月の支給)から国が所定の給付を引続
き支給することになりますのでご安心ください。
〇基本年金には、代行部分の給付に若干の上乗せ(約1%程度)給付がありま
す。この上乗せ部分の給付については、加入期間中の月収及び賞与の累計額
の 0.1%相当額を基準に残余財産の分配時に分配します。
②解散後の加算年金
〇加算年金の年金原資は、残存額を基準に残余財産の分配時に分配します。
(2)一時金(脱退一時金・遺族一時金・選択一時金)
〇解散認可日までに脱退一時金又は遺族一時金の支給要件に該当した方につ
いては、解散認可後も残余財産の分配時まで請求を受理します。
〇脱退一時金について残余財産の分配時までに請求がないときは、相当額を企
業年金連合会に移換します。
〇選択一時金の請求期限は、解散認可日までとなりますが、経過措置として請
求期限を2015年4月末日まで延長します。
3.残余財産の分配
解散認可日における基金の加入員、受給者及び受給待期者(分配金受給権者)
に対し、規約の定めるところにより残余財産を分配します。
残余財産の分配は、記録整理作業が完了し、代行部分の給付のための最低
責任準備金を国に返還した後に行われますので、それまでかなりの間隔があ
ります(一般的には1年程度と言われています。)
そのため、残余財産の分配までの間に分配金受給権者の住所の変更等があ
ったときは、当該変更を基金に届け出ていただくことが必要となります。
4.残余財産分配に関する事業主へのお願い
(1)解散後の退職者の届出のお願い
前述したとおり、解散認可日をもって残余財産の分配金受給権者が確定する
ため、解散認可日に基金に加入していた方が設立事業所を退職されたときは、
基金から退職された方に対して残余財産の分配について説明することが必要と
なります。
事業主におかれては、基金の解散によって、従業員の資格の取得及び喪失を
届け出る必要はなくなりますが、解散後基金に加入していた方が事業所を退職
されたときは、速やかに基金宛に届け出ていただくようお願いします。
(退職の届出は、基金の資格喪失届用紙を用いてください。)
併せて解散認可日に在籍している従業員に対し、残余財産の分配を受けられ
ることを周知していただくようお願いします。
(2)残余財産分配方法に関する手続き
残余財産は、分配金受給権者に分配する方法のほかに、事業主の申出によ
り各々の事業主が実施する確定給付企業年金、確定拠出年金又は中小企業退
職共済に持込む方法も可能となりました。
この申出は、基金が残余財産を分配する際に行う財産目録等の承認申請ま
でになされることが必要とされており、申出を予定している事業主におかれ
ては、それまでの間に企業年金の規約を整備すること、加入員の 2 分の 1 以
上の同意を得ること等所要の手続きを完了するようお願いします。
(財産目録等の承認申請の時期については、見通しが立った時点で事業主に
ご連絡する予定にしております。)
(3)残余財産分配時における従業員の分配方法等のとりまとめ
残余財産の分配の際には、事業主において従業員の分配金の振り込み口座、
分配金の分配方法を取りまとめていただくようお願いします。
5.清算事務
基金の理事が清算人に就任し、解散後の基金の給付等(現務の結了)及び残
余財産の分配に関する職務を行います。
事務局は、現在の事務所において引続き業務を行います。