PRESS RELEASE 2015年4月22日在日フランス大使館貿易投資庁－ビジネスフランス http://www.businessfrance.fr/ 2014年対仏直接投資、日本は投資出身国として初の5位 2015年3月16日、フランス貿易投資庁-ビジネスフランスは「フランス経済の国際化：2014年対仏直接投資結果」を発表した。外国企業による対仏投資プロジェクトにつき、出身国、プロジェクト種別、産業分野などの分析、これら投資プロジェクトがフランス経済に貢献していることを報告した。 2014年、外国企業による対仏投資プロジェクトは1014件にのぼり、26,535人の雇用が維持・創出された。このうち、 68件のプロジェクトは、経営困難に陥ったフランス企業の買収によるもので、6,411人の雇用が維持された。従来の調査方法※で換算すると対仏投資プロジェクト740件、対前年比8％増を記録したことになる（2013年は685件）。また、合併・買収プロジェクトは84件、外国企業による資本参加の総額は135億ユーロを超えた。拠点の機能別にみると、フランスは付加価値の高い、生産や研究開発分野で外国企業誘致力を維持している：  最多は生産拠点で、プロジェクト数 303 件（対仏投資全体の 30％）、11601 人の雇用創出（全体の 44％）  研究開発、エンジニアリング、デザインは、対仏投資全体の 9％を占めた（プロジェクト数 91 件、2013 年は 77 件）。フランスの研究開発支出における外国企業の研究開発費が占める割合は 27％。  グローバル統括本部は増加し、2013 年では 5 件、2012 年には 12 件であったのに対し、2014 年には 16 拠点（グローバル統括本部、欧州統括本部）に達した。投資出身地域をみると、欧州が全体の61％とトップを維持し、北米22％、アジア12％と続いた。主要出身国の内訳をみると、米国（19％）、ドイツ（14％）、英国（9％）、イタリア（9％）、日本（6％）と続いた。多くの国で投資プロジェクトの増加がみられたが、なかでも英国、日本、米国、スイス、カナダ、デンマークが高い伸びを記録した。日本は、58件のプロジェクトを達成、1437人の雇用を創出し(従来の計算方法：プロジェクト36件、雇用創出数801 人)、対仏投資国として初めて5位に昇格（昨年まで6位を維持）、アジア出身国トップを維持した。拠点の機能では、生産（26％）が多く、産業別では、自動車（12％）、農業・食品（10％）、商業・流通（9％）と続いた。投資企業としては、ファーストリテイリング（ユニクロ新規4店舗開設）、東レ（炭素繊維原糸の生産拠点新設）、南海プライウッド（経営難の仏合板事業買収）、ヒューマンホールディングス（欧州初の漫画家養成スクール開設）、大学発ベンチャー、イデアクエスト（仏自治体支援プログラムでの進出）、鹿児島県枕崎市の水産加工組合による鰹節工場設立など多岐にわたる。累計では、現在450社の日本企業が7万人を超える雇用を創出している。 ※フランス貿易投資庁-ビジネスフランスによる対仏直接投資結果報告では、雇用創出・維持につながる対仏投資プロジェクトを調査し、雇用創出・維持数を計数化している。競争力あるフランスの投資環境と、雇用創出につながる対仏投資の現実を評価するため、2014年、新規拠点の開設、事業拡張、経営難の企業買収、買収による事業拡張により、雇用1名が創出された時点で投資プロジェクトとして計数化することを決定した（2013年までは10人目の雇用から計数化）。また、合併・買収、近代化のための投資、提携も調査範囲に含めるなど、投資タイプや企業の進出形態の対象を拡大して集計することとした。フランス貿易投資庁 - ビジネスフランスフランス経済の国際化を促進する国の機関。フランス企業の国際展開と貿易振興、また外国企業のフランス進出を支援する。フランスの経済国としてのイメージ向上、特に地方や企業の魅力を伝える広報活動を推進し、フランス国際企業インターンシップ・プログラム（V.I.E）の発展も担う。 2015年1月1日、対仏投資庁（AFII）とフランス企業振興機構（ユビフランス）の統合により「フランス貿易投資庁－ビジネスフランス」が発足した。世界70カ国に在外事務所を構え、1500人のスタッフが、国際的な官民ネットワークのもと活動し、企業へのサービスを提供している。詳細情報はウェブサイトをご参照ください。www.businessfrance.fr フランス貿易投資庁－ビジネスフランス対仏投資部広報担当松尾アレクサンドル TEL : 03-5798-6143 （直通） Mail: [email protected] 松木麻子 TEL : 03-5798-6149 （直通） Mail: [email protected]