平成27年度事業計画書【PDF】

平成 27 事業年度一般財団法人民間都市開発推進機構事業計画
平成27事業年度における一般財団法人民間都市開発推進機構の事業計画は、次のとおりとする。
1.メザニン支援事業
(1)
都市再生特別措置法(平成 14 年法律第 22 号。以下「都市再生法」という。)第 29 条第 1 項第 1 号に規定する認
定事業者の認定事業の施行に要する費用の一部(同号に規定する範囲に限る。)について貸付け又は社債の取得によ
り支援を行う。
(2)
都市再生法第 71 条第 1 項第 1 号に規定する認定整備事業者の認定整備事業の施行に要する費用の一部(同号に
規定する範囲に限る。)について貸付け又は社債の取得により支援を行う。
上記(1)及び(2)の支援業務(以下「メザニン支援業務」という。)を行うため、貸付金 21,000,000 千円及び社
債取得費 31,000,000 千円を予定している。
2.まち再生出資等事業
(1)共同型都市再構築業務
特定民間都市開発事業(民間都市開発の推進に関する特別措置法(昭和 62 年法律第 62 号。以下「民間都市開発
法」という。)第 4 条第 1 項第 1 号に規定する特定民間都市開発事業をいう。)について当該事業の施行に要する費
用の一部(同号(都市再生法において読み替えて適用する場合を含む。)に規定する範囲に限る。)を負担して、自
ら共同事業者として当該事業の施行を行うこととし、工事費分担金 7,839,000 千円を予定している。またこの共同
施行により取得した不動産を賃貸又は譲渡する。
(2)まち再生出資業務
イ
都市再生法第 71 条第 1 項第 1 号に規定する認定整備事業者の認定整備事業の施行に要する費用の一部(同号に
規定する範囲に限る。)について出資等により支援を行う。
ロ
都市再生法第 103 条第 1 項第 1 号に規定する認定誘導事業者の認定誘導事業の施行に要する費用の一部(同号
に規定する範囲に限る。)について出資等により支援を行う。
ハ
広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律(平成 19 年法律第 52 号。以下「広域的地域活性化基盤整備
法」という。)第 15 条第 1 項第 1 号に規定する認定事業者の認定事業の施行に要する費用の一部(同号に規定す
る範囲に限る。)について出資等により支援を行う。
(3)まち再生参加業務円滑化業務
民間都市開発法第 4 条第 1 項第 1 号に規定する業務の円滑な実施を図るため調査等を行うこととしており、まち
再生参加業務円滑化推進費 54,432 千円を予定している。
3.土地取得・譲渡事業
民間都市開発法附則第 14 条第 2 項第 1 号に基づき取得した事業見込地の保有に必要な資金として 20,000 千円を
予定している。
また、取得した事業見込地を民間都市開発事業(民間都市開発法第 2 条第 2 項に規定する民間都市開発事業をい
う。以下同じ。)を施行する者等に対して譲渡する。
4.助成・調査研究事業
(1) 住民参加型まちづくりファンド支援業務
公共公益施設、修景施設整備等、民間による都市開発事業への助成等を行う「住民参加型まちづくりファンド」
(公益信託、公益法人、市町村長が指定するNPO等の非営利法人(都市再生法第 118 条第 1 項の規定により都市
再生推進法人として指定された会社であって民間都市開発推進機構の拠出金を充てて行う事業から生じる利益を配
当に充てないものを含む。)、地方公共団体が設置する基金又は被災自治体が出資する復興まちづくり事業を行う会
社)に対し、資金拠出により支援するため、拠出金 400,000 千円を予定している。
(2)助成・調査研究業務
民間都市開発事業の初期段階において、事業を企画推進する者に対し事業に関する基本構想・事業計画策定等の
基礎的な調査に要する費用について補助する等の助成及び民間都市開発事業に関する各種情報の収集、啓蒙及び情
報提供等の調査研究を行うこととしており、助成・調査研究費 42,460 千円を予定している。
(3)都市研究業務
都市研究センターにおいては、都市の開発・整備に関する総合的調査研究を行うこととし、これに要する研究事
業費
5,030 千円を予定している。
(4) あっせん業務
イ
民間都市開発事業を施行する者に対する必要な資金のあっせんを行う。
ロ
民間都市開発法第 14 条の 8 第 1 項及び民間都市開発法附則第 17 条第 1 項に規定する認定事業者等に対する必
要な資金のあっせん等を行う。
ハ
都市再生法第 29 条第 1 項第 3 号に規定する認定事業者に対する必要な助言、あっせんその他の援助を行う。
ニ
都市再生法第 71 条第 1 項第 2 号に規定する認定整備事業者に対する必要な助言、あっせんその他の援助を行う。
ホ
都市再生法第 103 条第 1 項第 2 号に規定する認定誘導事業者に対する必要な助言、あっせんその他の援助を行
う。
ヘ
広域的地域活性化基盤整備法第 15 条第 1 項第 2 号に規定する認定事業者に対する必要な助言、あっせんその他
の援助を行う。
ト
都市再生法第 78 条第 1 項に規定する認定都市利便増進協定を締結している土地所有者等に対する当該施設整備
又は管理に関し必要な助言、あっせんその他の援助を行う。
チ
都市再生法に規定する推進法人に対する必要な助言、あっせんその他の援助を行う。
5.業務執行
機構の業務執行については、今後も中・長期的に、都市行政・都市開発に係る金融面での支援の重要性が引き続
き見込まれる中、様々な状況変化への対応を図りつつ一層効率的・効果的に業務を展開していくため、不動産開発・
金融に係る専門性や債権・資産の管理を含めた的確な業務推進・管理体制を確保し、持続可能な業務執行を図って
いくこととする。
こうした中・長期的展望を踏まえ、平成 27 事業年度の体制については、主要な業務であるメザニン支援業務、共
同型都市再構築業務及びまち再生出資業務を確実に推進するため、専門的能力が高く金融・不動産の実務に精通し
た活力ある職員の確保に引き続き努める。