の一部改正に関する件(日銀業第488号)

日銀業第488号
平成27年5月27日
国債振 替 決 済 制 度 参 加 者
国債振替決済制度間接参加者
御中
国債振替決済制度外国間接参加者
日本銀行業務局
「国債振替決済制度に関する規則」の一部改正に関する件
所得税法等の一部を改正する法律(平成25年法律第5号)の施行(平成2
8年1月1日)を踏まえ、次回の利子支払期日が平成28年1月1日以後であ
る利付国債にかかる取扱いを定めることとし、これに伴い、標記規則(平成1
5年1月9日付日銀業第4号別紙2)の一部を別紙のとおり改正し、平成27
年7月1日から実施することとしましたので通知します。
なお、主な改正内容は次のとおりです。
1.初期利子支払期が平成28年1月1日以後である利付国債について、発行
時経過利子からの税相当額の控除が廃止となることに伴う一部改正
2.債券税制の見直し(金融所得課税の一体化)に向けた準備を円滑に進める
観点から、種別名なしの種別またはこれに準ずる種別の預り口Ⅱおよび預り
口Ⅲまたはこれらに準ずる内訳区分に記載または記録をすべきこととされて
いる利付国債(次回の利子支払期日が平成28年1月1日以後であるものに
限る。)について、種別名なしの種別またはこれに準ずる種別の預り口Ⅰまた
はこれに準ずる内訳区分に記載または記録をすることを可能とすることに伴
う一部改正
以
上
別紙
「国債振替決済制度に関する規則」中一部改正
○ 目次の第九章を横線のとおり改める。
第九章 雑則
第四十条
∫
略(不変)
第四十三条
第四十四条 新税制適用国債に係る特例
○ 第二条第二項を横線のとおり改める。
2
この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めると
ころによる。
一
∫
略(不変)
二十四
二十五
新税制適用国債
次回の利子支払期日が平成二十八年一月一日以後
である利付国債をいう。
○ 第四十三条の次に次の第四十四条を加える。
(新税制適用国債に係る特例)
第四十四条
新税制適用国債に係る規程第二十九条第一項第三号の内訳区分は、
別表の規定にかかわらず、同表の規定において自己口Ⅲに記載又は記録をす
べきこととされているものにあっては自己口Ⅰとし、同表の規定において預
り口Ⅲに記載又は記録をすべきこととされているものにあっては預り口Ⅰと
する。ただし、初期利子の支払期日の六か月前応当日に発行されるものにつ
いては、同表の規定によることができる。
2
新税制適用国債(初期利子の支払期日の六か月前応当日の翌日以後の日に
発行されるものに限る。)については、第十四条の規定は適用しない。
3
別表の規定において次の表の左欄に掲げる種別及び内訳区分に記載又は記
録をすべきこととされている新税制適用国債は、別表の規定にかかわらず、
それぞれ次の表の右欄に掲げる種別及び内訳区分に記載又は記録をすること
ができるものとする。ただし、第一項の新税制適用国債については、同項に
規定する内訳区分に記載又は記録をすることができるものとする。
参加者口座の種別名なしの種別の預 参加者口座の種別名なしの種別の預
り口Ⅱ及び預り口Ⅲ
り口Ⅰ
間接参加者口座の種別名なしの種別 間接参加者口座の種別名なしの種別
に準ずる種別の預り口Ⅱに準ずる内 に準ずる種別の預り口Ⅰに準ずる内
訳区分及び預り口Ⅲに準ずる内訳区 訳区分
分
外国間接参加者口座の種別名なしの 外国間接参加者口座の種別名なしの
種別に準ずる種別の預り口Ⅲに準ず 種別に準ずる種別の預り口Ⅰに準ず
る内訳区分
る内訳区分
顧客口座(間接参加者口座及び外国 顧客口座の種別名なしの種別に準ず
間接参加者口座を除く。以下この項 る種別の自己口Ⅰに準ずる内訳区分
及び次項において同じ。)の種別名な
しの種別に準ずる種別の預り口Ⅱに
準ずる内訳区分
4
前項の場合において、顧客口座の種別名なしの種別に準ずる種別の自己口
Ⅰに準ずる内訳区分に記載又は記録をした新税制適用国債については、さら
に適用条文別に区分するものとする。