J JI IC CA Aタ タン ンザ ザニ ニア ア事 事務 務所 所ニ ニュ ュー ース ス 2 20 01 11 1年 年1 1月 月号 号 INDEX 1)今月の1枚: (2) タンザニアの JICho: 「made in Tanzania」 2)タンザニアのJICho: 勝田所長 「 made in Tanzania 」 勝田 幸秀 タンザニア事務所長 3) JICA in Tanzania : 「電力セクターへの支援」 私たちはタンザニアに国際協力を行うためにやってきたの 4)クリコニ?:12月のできごと だから、この国の経済発展に貢献するため、出来るだけ made in Tanzania 製品を買うべきではないか---そんなこ (1) 今月の一枚: 『明けましておめでとうございます』 とを考えながらお店で品選びをすると、いろいろと面白い ものが見えてきます。 そうは言っても車や電化製品に made in Tanzania がある わけではなく、衣服も普段は着慣れた日本製(ではなく、日本 向けに作られた made in Chine や made in Vietnam だったりしますが) になってしまうので、普段買うものはおのずと食料品が中 心になります。 まず、野菜や果物の青果物は大丈夫でしょう。でも、リン ゴやグループフルーツは南ア産が入っているようです。ニ ンニクも中国からの輸入品がかなり出回っていますので 油断できません。魚は船が小さくて遠洋に出られないので、 近海で取れたおいしくて新鮮なものがいっぱいあります。 外国の遠洋マグロ漁船用の餌として持ち込まれた冷凍サ ザンジバル、ウングジャ島ヌングウィでの一こまです。絵に 描いたようなきれいな砂浜と海が広がっています。ダイビン グやスノーケリングでも有名な地区です。 食用油は国産ヒマワリ油の生産量が最近急増していると のことで、容器から油が滲んでいるのが気になるものの、 数年ぶりに訪れて、やはりきれいなビーチに感動しました が、浜辺のホテルが増えたのかビーチが狭く感じました。 漁船は数隻停まっていましたが、漁村と呼べるような場所 は浜辺には見当たらなくなっていました。 輸入品との価格差が圧倒的なので、舶来品好きのお手伝 いさんの冷たい視線を浴びながら黄色いパックの国産品 を愛用しています。 ジュースは長い間、「こんなに果物がいっぱいあるのに それでもやっぱり、村人の生活は海に頼っているようです。 女性たちと子どもたちが普段着のまま網を持って現れて、 浅瀬で魚を追い立てていました。捕れた魚は、きっと夕食 のおかずになるのでしょう。 ザンジバルではリゾート開発による住民からの土地買収も 問題になっていますが、自然を頼りに生活を営んでいる地 元の人たちがいることを忘れてはならないなと思います。 今年一年、タンザニアに住む人たちにとって、幸せな年で ありますように。 バやイワシの横流し品だけは避けます。 (足) JICA タンザニア事務所ニュース「パモジャ」2011 年 1 月号 我々は輸入品のジュースを飲まなければいけないのか」 にある中で、苦戦は免れません。そんな中でも、それなり とこの国の指導者を嘆かせていましたが、昨年よりあの自 の味と品質でがんばっているドドマのワイナリーもあり、心 転車アイスクリーム売りで有名な AZAM 社が紙パック入り 情的には応援しているところです。 ジュースの販売を開始しました。味も輸入品に全く遜色は なく、ぜひ、がんばって売り上げを伸ばして欲しいと思いま す。ジャムも輸入品が並ぶ中、アルーシャ製の渋い包装 のジャムががんばっています。パラダイスという名前のミッ クスジャムもあります。乳製品はタンガフレッシュをはじめ、 イリンガの ASAS ブランド、アルーシャやジョンベ製等、い ろいろあるようです。ヨーグルトはいいけど、チ 食料品以外でひとつだけ。写真のお相撲さん印のポリバ ケツ。最近ココビーチの砂浜にゴミ箱として設置されたも のと同じブランドで、最初は中国製かと思っていたら、れっ きとした made in Tanzania でした。タンザニアの地に Heavy Duty の象徴としてお相撲さん印ポリバケツがあるなんて、 うれしくなってしまいます。 ーズの味はもう一息。 まだまだ、他にもいっぱい素 ビールはもちろんサファリ、それにセレンゲティ 敵な made in Tanzania 製品 とキリマンジャロ、ウフル、高級ブランドのンド があると思います。皆さんも ブも有資格。でもタスカはケニア、キャッスルは 是非、スーパーや商店を探 南アのブランドなのでタンザニア国内のライセ 訪して、掘り出し物を見つけ ンス生産品でも一応パスです。問題はワイン て、買って、この国の経済に でしょうか、安くておいしい輸入ワインが大量 貢献しましょう。 (3)JICA inTanzania: 「電力セクターへの支援」 や重油火力の火力発電の割合が増加し、より安定した電 力供給が可能となってきています。また数年後には、風力 電力セクターは人々の生活に密着した分野です。 現在も計画停電が続いているタンザニアより、電力担当の 発電所や石炭火力発電所などの建設計画もあり、このよ 山本所員と、タンザニア電力供給公社への技術協力を実施 うな発電源の多様化に挑戦している国はアフリカの中でも している長坂専門家、小田桐専門家から報告します。 珍しいと言えます。 ここ数年、タンザニアは高い経済成長率を維持しています このように着実に設備面で成果が出ている一方で、大きな が、その成長を下支えするインフラ整備も急ピッチで進ん 課題となっているのがその設備を動かし維持管理していく でいます。電気は重要なインフラの一つですが、道路や鉄 人材で す。 タン ザ ニ ア では 、 タ ン ザ ニア 電力供給公社 道のように目に見えて分かりやすく存在しないので、その (TANESCO)により各地に電力が供給されていますが、そ 発展の度合いが分かり難いかもしれません。そこで、電力 のTANESCOでは、2006 年まで 10 年間ほど新規採用が行 セクターの変遷について少しデータをご紹介します。 われず、スタッフに対する研修も行われてきませんでした 2 。 まず、電化率を見ると、2005 年からの 5 年間で 8%から そこで JICA は 2009 年 8 月、技術協力「効率的な送配電 14.5%と 2 倍近く上昇しています。また、停電が起こる理由 系統のための能力開発プロジェクト」を開始し、TANESCO のひとつは、電源を天候に左右される水力発電に多くを と協力して社内研修のシステムを再び蘇らせ、全国で設 依存していたからですが、現在では全発電量に占める水 備の保守点検や維持管理にあたっている技術者の業務 力の割合は 4 割ほどに下がっており 1 、代わりにガス火力 を改善しようとしています。 1 1990 年代は 9 割でした! 2 パモジャ 2008 年 2 月号参照。 http://www.jica.go.jp/tanzania/office/others/newsletter/pdf/pamoja0802.pdf JICA タンザニア事務所ニュース「パモジャ」2011 年 1 月号 <プロジェクト専門家より> このプロジェクトは、2014 年まで 5 年間実施予定です。人 材育成は長期間を要するものであり、プロジェクト目標に 向かって着実に進めていく必要があります。 このための段階として、①注意深い調査と分析の検討、 ②それに基づいた様々な準備、③実施をしながらの評価 及び改善を行い、④最終的に TANESCO 内部に持続可能 な研修システムを構築することが目標です。開始から約 1 年半が経過した現在は、重要な準備段階にあります。 クショップを開催してカリキュラム等が作成されました。 2011 年は、このカリキュラムに基づき研修に使用するテキ スト教材の作成等、研修実施に必要な他要素の準備を行 い、そして研修をスタートする予定です。この研修は非常 に専門的な機材を使用する技術研修のため、一度に受講 する人数は制限されます。対象となる技術者は 2000 人を 超えるため、プロジェクト期間内で全ての研修は出来ませ ん。従って、受講した研修生が、それぞれの職場で仲間に 伝えていく必要があり、人材育成は重要です。これらの技 術研修を通して、彼らが適切な業務を実施し、それにより 電力供給の信頼度が向上することで、この国の経済発展 に寄与出来る事が期待されます。 どのプロジェクトも同様ですが、相手機関との緊密なコミュ ニケーションが重要です。常に議論して共通の理解を持ち ながら、役割分担と責任を確認して、共同で目標に歩んで いく意識をもって活動を進めていきたいと思います。 (長坂チーフアドバイザー、小田桐専門家) 研修用機材などの整備が進むダルエスサラームの TANESCO 研修センター (KAUDA) プロジェクト開始当時は、TANESCO の社内研修の体制は 芳しいものではありませんでした。トレーニングが行われ ていなかった 10 年で自前の 2 校の研修施設は政府に没 収、教員たちは現場へ配置転換、そして研修カリキュラム、 機材や教材は雲散霧消の状況でした。しかし、JICA プロ ジェクトが開始されることから、TANESCO はまだ所有して いたダルエスサラームにある研修施設 2 か所を研修セン ターとして整備を行い、施設面ではほぼ完成しています。 一方、研修システム構築のため、最初に内部人材育成方 リレーエッセイ ∼Rafiki yangu 私の友だち in Tanzania∼ (21-1次隊 細山田 明佳さん) 「こんな田舎には住めないわ∼」が口癖の 26 歳のDODOMA出身のお嬢様。 赴任の際に持ってきた靴は何と20足以上! お姉ちゃんのような、妹のような、友達のような存在で、 一緒にご飯を作りながらよく恋バナをしています。 ∼彼女の名言∼ In the love, there are NOT HOW, WHY and WHAT! Love is love! Basi! には感銘を受けましたっ! 針の作成支援を行いました。これは TANESCO が、研修を 通してどのような人材の育成を目指すのか等を明確にす る作業です。2009 年 12 月に TANESCO 及び JICA のプロ ジェクト関係者による第 1 回合同調整委員会が開かれ、プ ロジェクト実施形態の確認や次年の活動計画の大枠が討 議され双方の合意を得ました。 これに基づき、2010 年の活動が実施され、4 月から短期 専門家の活動開始による技術的な検討が始まりました。 この検討と並行して、プロジェクトで核となる研修プログラ ムの検討が開始され、TANESCO 側と協議しながら、ワー 次回は、シハに住む不思議王子! 高橋太一くんです! JICA タンザニア事務所ニュース「パモジャ」2011 年 1 月号 (4) クリコニ?:12月のできごと 【タンザニア政府】 12 月 2-8 日:「年次政策対話(Annual Policy Dialogue)」開催 タンザニア政府(中央・地方)、国会議員、支援国、NGO・市民団体等の 関係者約400名が参加して 5 日間にわたり開催されました。前半は過去 5年間の MKUKUTA/MKUZA(タンザニア・ザンジバルの成長・貧困削減戦略)の進 捗状況報告、今後5年間を対象とする MKUKUTA-II/MKUZA-II の公式発 表・概要説明、及び参加者からのコメントを交えた討議が行われました。 後半は GBS(一般財政支援)をテーマに、政府と支援国がGBS評価の枠組みとして設定した行動計画・達成指標 及び5つの主要課題(キーイッシュー)に沿って、過去1年間の政府の取り組みが査定されると共に、今後の課題 が協議されました。 中川大使からは「灌漑施設の整備及び農家へのインセンティブ付与の重要性」「灌漑開発の ための国内での財源確保の必要性」の指摘があり、参加者からの支持が得られました。 今後、1月末の「年次政策対話」第2ラウンドにおける追加的な討議を踏まえて、GBS支援国は2011/12年度予 算案の策定に先立ち、政府に対してGBS拠出見込額を通知することが求められています。 (黒田 孝伸企画調査員) 【ワミ・ルブ流域水資源管理・開発計画策定支援調査】 12 月 8 日:調査正式開始、調印式開催 インセプション・レポート協議議事録が勝田所長(JICAタンザニア事 務所)の証人の元水省次官と調査団総括で調印され、ワミ・ルブ流域 水資源管理・開発計画策定支援調査が正式に開式になりました。同 調査はダルエスサラーム都市給水の水源であるルブ川、バガモヨ県 の給水やドドマ州、モロゴロ州で灌漑水源となっているワミ川の両河 川の流域の水資源管理・開発計画を策定するプロジェクトです。同流 域の面積は66,820 km2と、日本で一番大きな流域面積を持つ利根 川流域の約4倍の面積です。この広大な流域全体の表流水、 地下水の賦存量や開発可能量を調査し、他セクターの将来需要に対する適切な配分をすることにより、行 政だけでなく水資源管理・開発計画に水ユーザーも参加する世界的にも新しい水資源への取組方法を目 指すものです。 (調査団 畑 裕一総括) 【青年海外協力隊】 12 月 4 日:日本展を開催 @ムベヤ工科大学 配属先のムベヤ工科大学にて開催。日本についての基本情報のポ スター展示から始まり日本紹介ビデオの上映、浴衣着付け体験会、 箸を使っての豆つかみ競争、折り紙教室、かんたん日本語教室、理 科実験といろいろなイベント・展示を行いました。10 名の隊員が遠くは ドドマ、ムトワラから駆けつけ展示会を盛り上げてくれ、各ブースが大 盛況のうちに展示会を終える事ができました。 当日来場者は予想を上回る約 400 人となり、多くのタンザニアの人に日本について興味を持ってもらう事がで きたと思います。今以上にお互いが理解しあえるきっかけになりました。 (20-3 次隊 佐野 雅幸隊員) JICA タンザニア事務所ニュース「パモジャ」2011 年 1 月号 【青年海外協力隊】 12 月 6 日:村落開発部会 定例会開催 @JICA 事務所 8 名の村落開発隊員が参加し、古川企画調整員を交えての地方 行政情報のシェア、部員の悩み相談に加え、今回は任地のおス スメ・面白商品をお茶菓子に商品改善のきっかけを話しあった り、他国部会の活動のヒアリングをもとに、これからのタンザニア 村落開発部会の方向性を考えました。村落開発普及員が主となる村落開発部会ですが、隊員の活動内容が 個々様々なため部会としてどう動くかが常に課題となっております。そんな中、他国活動の良い部分は取り入 れるべく、次回定例会は、各部員からデータベース化前提の テーマ を含む発表後、部会としてのテーマを 選択し、部会活動を行うことを決定しました。 (20-4 次隊 青木 伸江隊員) 【青年海外協力隊】 12 月 13 日:「PC アドミニストレータ養成ワークショップ・セミナー」 @ミクングーニ技術中等学校、ザンジバル コンピュータ系隊員 4 名(向野、井上隊員、橋本隊員、谷口隊員) が経験と技術を集結し、PC実機と約 100 ページに及ぶ資料を元 に、実技演習を盛り込んだワークショップ型のセミナーを開催し、 ザンジバルにおける IT/ICT の未来を担う PC アドミニストレータ (管理者) 達 22 名に技術移転を実施致しました。 参加者の自立的かつ持続的な PC アドミニストレーションを支援するために、ハードウェア、ソフトウェア、人的資 源の 3 つにテーマをカテゴライズし、管理者に必要かつ十分な情報だけを集約しました。セミナーの中盤には、 理解度をチェックするためのテストを実施し、上位の得点者を表彰致しました。さらにセミナー終了後には、各人 がアクションプランを策定し、今後の具体的な行動や改善計画に落とし込みました。開催後、参加者からは「と ても役に立つプログラムを開催してくれて感謝している」など、ポジティブなコメントをたくさんもらうことができまし た。2 年間の活動に区切りを付け、着任以来の活動と情報収集の成果を総括できたことで、さらなる運用改善に 十分期待をもてる手ごたえを感じた 1 日となりました。 【青年海外協力隊】 (20-3 次隊 向野 宏幸紀隊員) 12 月 13 日:エイズ対策部会 定例会開催 @JICA 事務所 エイズ対策部会は、エイズ対策、環境教育、看護師、村落開発普及員という様々 な職種から構成されており、各隊員が職種を活かしたあらゆる視点から HIV/AIDS へのアプローチをしています。今回の定例会では 5 名の部員が参加 し、活動状況報告や相談、今後の部会活動について話し合いました。 定例会では毎回、スケジュールの合間にアイスブレイキングやロールプレイを行 っています。中でもロールプレイは HIV/AIDS 陽性者やその周りの人の気持ちや 行動を考える良いきっかけになるだけでなく、日々の隊員活動に手軽に用いることができるため、今後も取り入 れていきたいと思っています。気になる方はどうぞお気軽にお問い合わせください!! (21-1 次隊 小山 由美隊員) [写真:三浦隊員の HIV/エイズ啓発活動] JICA タンザニア事務所ニュース「パモジャ」2011 年 1 月号 【青年海外協力隊】 12 月 14-15 日:タンザニア教育研究会 定例会開催 @JICA 事務所 今回は理数科隊員が新たに多数増えたこともあり、タン教研の目標や活動内容 を再確認し、今後の活動を広げていこうという趣旨のもと開催しました。現在進行 中のプロジェクトJASMA(数学検定)などの他に、環境教育から環境紙芝居の 提案、進路教育からタンザニアの職業・進学情報誌の作成、またサバサバでのタ ン教研ブースの設置など、様々なプロジェクトを計画することになりました。 また、奨学生の選出を行い、今回は 38 名の奨学生を承認することができました。この奨学金制度では、規約の見直 し、募金活動の更なる充実を検討しました。また、タンザニアの教育省の方を招き、タンザニア教育についての質疑 を行いました。内容も盛りだくさんでしたが、今後の活動の指針となるものであったと思います。 (21-3 次隊 塚根 健司隊員) [写真:2010 年 8 月 タン教研主催の教授法ワークショップ] 【青年海外協力隊】 12 月 20-21 日:PC 部会開催 @JICA 事務所 全員で一緒に進めていた2大プロジェクトも、大詰めに近づいてき ました。一つは「インターネットセキュリティとモラルに関するリーフ レットの作成・配布」です。リーフレットの作成は終了し、印刷後の配 布を残すところとなりました。 二つ目の「初心者のための E ラーニング」については、コンテンツの 作成の大半が終了し、スワヒリ語訳の作成、そして配布へと展開していきます。 20-3 次隊のメンバーが帰国を迎え、PC 部会から 3 人も減ってしまい少し寂しく感じていますが、いずれも先輩隊員 が最後に全力で進めたプロジェクトであり、今後も活動を続ける我々によってさらに充実させていきます。応援宜しく お願いします。 (21-3 次隊 能登 淳和隊員) [写真:完成したリーフレット 2枚] (5)カ リ ブ ・ ク ワ ヘ リ ∼ようこそタンザニアへ! お元気で!さよなら ロジェクトの概略設計の 3 つのフェーズから成り、2013 年 7 月に終了予定です。その間、水資源(表流水・地下水)、 ∼ よ う こ そ ! タン ザ ニ ア へ ! ∼ 開発調査 『ワミ・ルブ流域水資源管理・開発計 画策定支援調査』が 12 月に始まりました。 地形・地質、データベース、給水、社会経済、環境、維持 管理、組織制度、土地利用を含む分野の総勢 16 名の日 本人専門家がそれぞれの期間に調査を実施します。 プロジェクト・オフィスのベースは、水省ワミ・ルブ流域管理 西端のドドマからダルエスサラームまで、 事務所の本部があるモロゴロですが、ドドマ、ダルエスサ 66,820 km2 と 500 km の主要路を有す広大 ラームにも同事務所の支部があり なワミ・ルブ流域の水資源管理・開発計 活動の範囲は広いですので、皆様 画調査を実施する調査団がタンザニア入 よろしくお願いします。 りしました。調査は、約 3 年に亘り、1)現 況調査・水資源ポテンシャルの評価、2) 水資源管理・開発計画の策定、3)優先プ (調査団総括:畑 裕一) ダルエスサラームの新水源 として期待されている キトゥンダ・ダムの調査 JICA タンザニア事務所ニュース「パモジャ」2011 年 1 月号 ∼ さよ う な ら! お 元 気 で ! ∼ 昨年 10 月に角井専門家の着任とともに始まった 『HIV/エイズサービスのための保健システム強化 プロジェクト』の業務調整/研修担当として、 長谷川あすか専門家が 1 月 10 日に着任です。 皆さん、こんにちは。1 月より、保健社会福祉省エイ 青年海外協力隊 20 年度 3 次隊 10 名が、1 月 4 日、 2 年の任期を終えて帰国しました。代表して、中小企 業開発機構(SIDO)にてデザイン支援を行っていた 伊藤隼人隊員より、クワヘリメッセージです。 ズ対策プログラム(NACP)に赴任することになりまし 皆様2年間大変お世話になりました。 た。チームの一員として、前任者の方々の成果を踏ま 振り返ってみるとつらかったことが今は笑って話せます。 え、タンザニアの保健サービスがより一層向上するよ 活動に行き詰まり、自暴自棄になった時期に友人が送っ うに努めたいと思います。 てくれた詩を綴ります。オードリー・ヘップバーンが、亡くな これまでは緊急援助を通して、アジア地域を中心に活 る年のクリスマス・イブにニ人の息子へ送った詩です。 動してきました。アフリカは今回が初めてです。 赴任決定に伴い購入したスワヒリ語講座は、現在よう 美しい唇のためには、親切な言葉を話すこと。 やく第5課。皆さんにジャンボ!とご挨拶できる日を 美しい目のためには、他人の美点を探すこと。 楽しみにしています。仕事を通じ、生活を通じ、タン ザニアを丸ごと体験できるよう期待が膨らみます。 これから、宜しくお願い致します。 スリムな体のためには、おなかを空かした人に食物を分け与え ること。 美しい髪のために、一日に一度子供の指で梳いてもらうこと。 バランスのためには、決して自分一人で歩くことはないと知っ て歩くこと… 昨年 11 月より石島専門家の着任により開始されてい る『保健人材開発強化プロジェクト』の業務調整/研修 担当として、高橋志津専門家が 1 月 10 日に着任です。 こんにちは。直前まではジュニア専門員としてJICA本 部の人間開発部に勤務していました。 人間は、物以上に、修復され、更新され、生き返らされ、 再利用され、改善されなければならない… 何人をも決して見捨ててはならない。 助けてくれる手が必要ならば、自分の腕の先にその手があるこ とを忘れるな。 タンザニアでの業務は初めてですが、2008年までお隣 年をとれば、きみは二本の手を持っていることに気づくだろう。 のザンビアで仕事をしていましたので、今回、ザンビ 自分自身を助ける手と、他人を助ける手と。 アとはまた違ったアフリカの魅力が発見できるのでは ―サム・レヴェンソンの詩集より− ないかと楽しみにしています。 主夫初挑戦の夫、昨年10月に生まれた長男、ザンビア 生まれの犬のこはると共に参りました。家族ともども、 どうぞよろしくお願いします。 つらいこと、楽しいこと全部ひっくるめて残りのタンザニア 生活を楽しんで下さい。皆様のご健康とご多幸を心よりお 祈りいたします。本当にありがとうございました! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ パモジャ(Pamoja)編集部: 皆様からのご意見や、 Good な情報の提供をお願いします! ☆★☆★☆★☆ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ [email protected] ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ JICA タンザニア事務所: P.O.BOX 9450 Dar es Salaam Tel: :255-22-2113727-30、 Fax::255-22-2112976 http://www.jica.go.jp/tanzania/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
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