資料2-1 - 関東東北産業保安監督部東北支部

資料2-1
「東北管内の鉱山保安の概要」
平成26年5月23日
関東東北産業保安監督部東北支部
-1-
目
次
Ⅰ.鉱山保安状況について
1. 鉱山概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2. 災害防止について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
(1) 監督状況
(2) 災害発生状況
(3) 行政措置
3. 鉱害防止について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
(1) 監督状況
(2) 鉱害事案発生状況
(3) 行政措置
Ⅱ.休廃止鉱山対策について
1. 休廃止鉱山数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
2. 金属鉱業等鉱害対策特別措置法について・・・・・・・・・・・・・・・・8
(1) 使用済み特定施設に係る鉱害防止工事の進捗状況
(2) 鉱害防止積立金
(3) 鉱害防止事業基金
3. 休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助事業について・・・・・・・・・・・・・9
① 義務者不存在交付状況
② 義務者存在分交付状況
4.廃止石油坑井封鎖事業費補助事業について・・・・・・・・・・・・・・・10
Ⅲ.平成25年度行事について
1. 鉱山保安表彰・保安週間・会議等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
2. 保安研修・保安指導・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
-2-
Ⅰ.鉱山保安状況について
1 . 鉱 山 概 況
○ 鉱山数及び鉱山労働者数
鉱山数
鉱種別
金 属
山元製錬所
非 金 属
石 灰 石
石油 ・ 天然ガス
石炭 ・ 亜炭
合計
金 属
附属製錬所
鉱山労働者数(人)
H.24年末
H.25年末
H.24年末
H.25年末
5(15)
1
11
22(1)
12(1)
1
52(17)
5(15)
1
12
22(1)
12(1)
1
53(17)
69(39)
515
143
618(1)
181(5)
2
1,528(45)
55(41)
524
149
629(1)
167(5)
0
1,524(47)
2
2
164
176
(注1) ( )は、坑廃水処理等により鉱山労働者が在籍する休止鉱山で外数。
(注2) 附属製錬所は非鉱山労働者数。
-3-
2.災害防止について
(1) 監 督 状 況
① 保安検査実績 (平成24年度)
鉱種別
鉱山数
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
計
3
9
16
8
1
37
保安検査件数 検査概要交付件数
5
12
19
8
1
45
(
(
(
(
(
(
8
12
20
11
1
52
)
)
)
)
)
)
3
10
15
6
0
34
(
(
(
(
(
(
7
12
13
6
0
38
)
)
)
)
)
)
(注1) ( )内は、平成23年度件数
(注2) 「金属」には、山元製錬所を含む(以下、「2.災害防止について」の項において同じ。)。
(注3) 「検査概要交付件数」は、「改善が必要と考えられる事項」に指摘等記載の
あったものの交付件数(以下、他の検査、調査においても同じ)
◆ 検査概要の主な内容
・ 現況調査の未実施、記載・整理が不十分
〔13件:延べ16事項〕
・ 措置の確認・評価・見直しの実施状況、記録・保存が不十分〔18件:延べ22事項〕
・ 保安規程・作業手順書等の記載・整理が不十分
〔 8件:延べ10事項〕
・ 法令・保安規程・作業手順書の未遵守
〔18件:延べ34事項〕
・その他
〔17件:延べ23事項〕
② 保安検査実績 (平成25年度)
鉱種別
鉱山数
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
計
4
8
19
11
0
42
保安検査件数 検査概要交付件数
5
8
20
11
0
44
( 5)
( 12 )
( 19 )
( 8)
( 1)
( 45 )
5
7
19
9
0
40
(
(
(
(
(
(
3
10
15
6
0
34
)
)
)
)
)
)
(注1) ( )内は、平成24年度件数
◆ 検査概要の主な内容
・ 現況調査の未実施、記載・整理が不十分
〔14件:延べ18事項〕
・ 措置の確認・評価・見直しの実施状況、記録・保存が不十分〔24件:延べ25事項〕
・ 保安規程・作業手順書等の記載・整理が不十分
〔 4件:延べ 4事項〕
・ 法令・保安規程・作業手順書の未遵守
〔23件:延べ53事項〕
・ その他
〔28件:延べ37事項〕
-4-
③ 鉱害等検査、その他検査、特別検査、法39条命令調査の実績 (平成24年度)
(件数)
鉱種別
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
種類別計
鉱害等検査 その他検査
作業環境粉じん 休止鉱山等
特別検査
39条命令調査
1
2 (1)
5 (1)
1
3 (3)
1
1
8 (2)
1
2
3 (3)
2
鉱種別計
1
3 (1)
10 (4)
0
1
15 (5)
(注1) ( )内は、検査概要交付件数
◆ 検査概要の主な内容
〔作業環境粉じん〕
・第2管理区分、第3管理区分に係る改善
〔特別検査〕
・原因の究明、再発防止策の検討 ほか
④ 鉱害等検査、その他検査、特別検査、法39条命令調査の実績 (平成25年度)
(件数)
鉱種別
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
種類別計
鉱害等検査 その他検査
作業環境粉じん 休止鉱山等
2 (2)
2 (1)
3
7 (3)
0
特別検査
1 (1)
1
3
1 (1)
4
(注1) ( )内は、検査概要交付件数
◆ 検査概要の主な内容
〔作業環境粉じん〕
・第2管理区分、第3管理区分に係る改善
〔特別検査〕
・原因の究明、再発防止策の検討 ほか
-5-
39条命令調査
鉱種別計
2
3
7
0
0
12
(2)
(1)
(1)
(4)
(2) 災害発生状況
○ 災害による罹災者数(休業3日以上)
鉱種別
平成21年
平成22年
平成23年
(単位:人)
平成24年
平成25年
死 重 軽 計 死 重 軽 計 死 重 軽 計 死 重 軽 計 死 重 軽 計
金属
非金属
1
石灰石
3
1
0
2
2
1
1
2
2
1
1
3
3
1
1
0
1
3
4
1
1 1
0
0
4
1
1
石油・天然ガス
0
0
0
0
0
石炭・亜炭
0
0
0
0
0
計
0
4
1
5
0
4
0
4
0
4
1
5
0
5
0
5
0
1
1 2
(注1) 死:死亡 重:重傷(休業2週以上) 軽:(休業3日以上2週未満)
【平成24年の事由別件数】
運搬装置のため(車両系鉱山機械又は自動車のため)
:1件
転 倒:3件
その他:1件
【平成25年の事由別件数】
墜 落:1件
転 倒:1件
(3) 行 政 措 置
(件数)
年
措置対象
事案件数
措 置 数
平成21年
1
計
1
平成22年
1
1
1
0
平成23年
0
0
0
0
平成24年
1
1
1
0
平成25年
0
0
0
0
0
0
0
0
H26(1~4月)
厳重注意
0
行政処分
1
(注1) 措置を実施した年で集計
(注2) 「行政処分」の実績は、全て報告徴収(当該期間、命令等の措置実績は無し)
-6-
3.鉱害防止について
(1) 監 督 状 況
① 鉱害等検査実績(平成24年度)
(件数)
鉱種別
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
種類別計
坑廃水
12
4
8
6
(4)
30
(7)
鉱煙
騒音・振動
鉱種別計
4
(2)
(1)
4
(4)
5
1
16
4
13
7
6
40
(7)
(2)
(注1) ( )内は、検査概要交付件数
◆ 検査概要の主な内容
・ 排水基準の超過
・ 常用発電設備、沈殿槽等、坑廃水処理施設の機能回復
・ 工事計画と実態との相違
・ 坑水処理施設の巡視の保安規程等への未規定
・ 防じん設備の機能回復
・ 沈殿池の土砂等の堆積
・ 巡視・点検記録の整備
[1件]
[1件]
[1件]
[1件]
[1件]
[1件]
[1件]
② 鉱害等検査実績(平成25年度)
(件数)
鉱種別
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
種類別計
坑廃水
12
4
3
3
(4)
(1)
22
(7)
鉱煙
騒音・振動
鉱種別計
4
(2)
4
(4)
(1)
5
1
16
4
8
4
6
32
(7)
(2)
(注1) ( )内は、検査概要交付件数
◆ 検査概要の主な内容
・沈殿池の機能回復
・作業監督者の解任届けの未提出
・常用発電設備、沈殿槽等、坑廃水処理施設の機能回復
・漏えい箇所、類似箇所のパイプの点検方法等の策定の促進
・廃坑報告の未提出
・巡視に関する保安規程の変更
-7-
[2件]
[1件]
[1件]
[1件]
[1件]
[1件]
③ そ の 他 検 査 ・ 特 別 検 査 実 績(平成24年度)
(件数)
鉱種別
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
種類別計
その他検査
石油坑井 粉じん発生施設
集積場
10 (2)
1 (1)
3
特別検査
10 (2)
1 (1)
4
5 (4)
1
5 (4)
14 (3)
5 (4)
鉱種別計
1
0
20 (7)
(注1) ( )内は、検査概要交付件数
◆ 検査概要の主な内容
[集積場]
・排水路等の機能回復
・巡視・点検記録の整備
[石油坑井]
・廃坑の促進
・廃坑報告の未提出
[2件]
[1件]
[3件]
[1件]
④ そ の 他 検 査 ・ 特 別 検 査 実 績(平成25年度)
(件数)
鉱種別
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
種類別計
その他検査
集積場
石油坑井
4
2
1
7
特別検査
2
(2)
(1)
(1)
3
(2)
3
(2)
2
(2)
鉱種別計
6
2
1
3
(2)
(1)
(2)
12
(5)
(注1) ( )内は、検査概要交付件数
◆ 検査概要の主な内容
[集積場]
・場外排水路等の整備計画策定の促進
[石油坑井]
・廃坑の促進
[特別検査]
・原因の究明、再発防止策の検討 ほか
-8-
[1件]
[2件]
[2件]
(2) 鉱 害 事 案 発 生 状 況
(件数)
事由別
坑廃水
その他
鉱種別
H21年
金 属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
0
小計
金 属
2
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
小計
2
計
2
H22年
H23年
H24年
1
H25年
3
1
1
1
0
2
1
1
3
4
1
2
3
3
0
1
4
7
【 平成24年鉱害事案の内容 】
排出基準違反
:1件
【 平成25年鉱害事案の内容 】
排出基準違反
:3件
豪雨による自然災害 :4件
(3) 行 政 措 置
(件数)
年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
H26(1~4月)
措置対象
事案件数
1
3
0
0
2
1
計
1
3
0
0
2
1
措置数
厳重注意
0
0
0
0
1
1
行政処分
1
3
0
0
1
0
(注1) 措置を実施した年で集計
(注2) 「行政処分」の実績は全て報告徴収(当該期間、命令等の措置実績は無し)
-9-
Ⅱ.休廃止鉱山対策について
1.休廃止鉱山数
(平成26年3月末現在)
鉱種別
廃止
休止
金属
非金属
石灰石
石油・天然ガス
石炭・亜炭
合計
123
47
33
18
11
232
(
(
(
(
(
(
5年未満
22
4
5
2
1
34
)
)
)
)
)
)
6
1
5
2
5
19
(
(
(
(
(
(
合計
5年以上
0
0
0
0
0
0
)
)
)
)
)
)
1,071
194
18
56
513
1,852
(
(
(
(
(
(
20
4
0
1
0
25
)
)
)
)
)
)
1,200
242
56
76
529
2,103
(
(
(
(
(
(
42
8
5
3
1
59
)
)
)
)
)
)
(注)( )内は、産業保安監督部長が鉱害防止の観点から定期的に監督する必要があると認めた鉱山で内数
2.金属鉱業等鉱害対策特別措置法について
(1) 使用済み特定施設に係る鉱害防止工事の進捗状況
(単位:百万円)
区分
H15~24年度実施状況
H25~34年度計画(残存工事量)
計画鉱山数 実績鉱山数 計画工事量 実績工事量
鉱山数
工事量
不存在
16
11
4,681
3,208
10
1,658
存在
13
20
472
4,893
16
3,404
計
29
31
5,153
8,101
26
5,062
※S48年度~H14年度の実績は、鉱山数 102鉱山(実鉱山数)、工事量 5,704百万円。
(2) 鉱害防止積立金
年度
鉱山数
S48~H23
H24
H25
計
35
2
3
35
坑道
施設数 積立額
53
0
0
53
66,994
0
0
66,994
集積場
坑水処理
(単位:千円)
合計
施設数
積立額
施設数
積立額
施設数
積立額
86
2
3
86
737,010
1,903
2,090
741,003
6
0
0
6
172,082
0
0
172,082
145
2
3
145
976,086
1,903
2,090
980,079
(注)鉱山数及び施設数は、実数。
- 10 -
(3) 鉱害防止事業基金
年度
H5~H23
H24
H25
計
鉱山数 施設数
12
49
0
0
0
0
12
49
(単位:千円)
備 考
拠出金額
2,530,991 拠出終了: 12鉱山 49 施設
0
0
2,530,991
(注)鉱山数及び施設数は、実数。
3.休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助事業について
(1) 義務者不存在交付状況
年度
S44~H20
H21
H22
H23
H24
H25
計
鉱山数
16
15
13
13
12
129
( ( 0
( 0
( 0
( 0
( 0
( 69
)
)
)
)
)
)
)
事業費
71,426,009
1,176,957
1,065,909
1,117,245
984,558
1,012,890
76,783,568
(単位:千円)
補助金額
備 考
53,439,099
880,855
798,652
837,864
738,190 繰越事業(1件)
を含む
759,281
57,453,941
(注)鉱山数は実鉱山数で、( )は亜炭鉱閉塞工事実施件数で外数。
(2) 義務者存在分交付状況
年度
S56~H20
H21
H22
H23
H24
H25
計
鉱山数 補助対象経費
-
8,702,832
21
346,329
21
350,102
21
360,498
21
357,665
21
404,169
26
10,521,595
(単位:千円)
補助金額
備 考
6,337,662
259,631
262,489
259,076
258,256
280,606
7,657,720
(注)鉱山数は実鉱山数で、補助対象経費は事業費×自他率。 - 11 -
4.廃止石油坑井封鎖事業費補助事業について
○ 交付状況
(単位:千円)
年度
H19~20
H21
H22
H23
H24
H25
計
鉱山数
-
1
1
2
0
0
3
事業費
補助金額
90,384
67,787
49,745
22,596
39,885
23,306
82,811
42,930
0
0
0
0
262,825
156,619
(注)鉱山数は実鉱山数。
Ⅲ.平成26年度行事について
1 . 鉱山保安表彰・保安 週間 ・会議等
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
平成26年度保安計画ヒアリング
平成26年度東北地方鉱山保安表彰
平成26年度鉱業権者・保安統括者会議
全国鉱山保安週間
平成26年度全国鉱山保安表彰
:
4月15日~18日
:
5月23日
:
5月23日
:
7月 1日~7日
: 10月14日
2.保安研修・保安指導
(1) 支部主催「鉱山保安担当者等研修」
対 象: 全鉱山等
実施日: 10月(予定)
内 容: 鉱山保安マネジメントシステムの構築と有効化について
(講師:損保ジャパン日本興和リスクマネジメンド(株))
(2) 鉱山保安指導
対 象: 2鉱山
実施日: 11月(予定)
内 容: 鉱山保安マネジメントシステムの構築と有効化について
(講師:損保ジャパン日本興和リスクマネジメンド(株))
3.その他
(1) 保安講話
対 象:各地区保安研修会等、会員鉱山(4地区で実施)
実施日:8月~11月
内 容:・鉱山保安マネジメントシステムの構築と有効化について
・ヒューマンエラー対策について 等
- 12 -
備 考
平成26年 災害発生状況(鉱山保安法第41条による報告) 平成26年4月30日現在
No
災害発
道府県
鉱種
管 区
生月日
名
直轄
or 年齢
請負
危害
or
鉱害
重傷1
直轄
50
危害
(坑外)転倒
罹災者は、エマルジョンピット室内の巡視を終えて同室を出る直前、構内融雪の散水により長靴の底が
濡れていたため出入口付近の縞鋼板の床で右足が滑り、バランスを崩して転倒した際に体をかばおうとし
て右腕をつき、罹災した。(右上腕骨骨幹部骨折(27日休業))
軽傷①
-
59
危害
(坑内)墜落
罹災者はエプロンフィーダの修繕作業を確認するため点検用歩廊に上がり、エプロンフィーダの状態を
見ながら歩いていたところ、同歩廊の開口部に気が付かずに右足を踏み入れて落ち込み、歩廊のフレー
ムに右胸を打ちつけ罹災した。なお、同歩廊はエキスパンドメタル取付作業中であった。(右胸肋骨2本骨
折、外傷性気胸)
り災程度・数
災害の種類
概 況
1
1/3
東北
秋田
石油・可
燃性天
然ガス
2
1/10
関東
埼玉
石灰石
3
1/11
関東
栃木
けい石
軽傷1
直轄
64
危害
罹災者は資材置場の床面から1mの高さに置かれていたパイプ(長さ2m、約40kg)を移動するため、パ
(坑外)取扱中の
イプ中央付近にワイヤーを掛け天井クレーンで吊り上げた。パイプを約20cm吊り上げて(床面から1.2m)
器材鉱物等のた
移動したときにパイプのバランスが崩れ、左足の親指にパイプが落ち罹災した。なお、罹災者は長靴で作
め
業していた。(左足親指第一間接骨折)
4
1/27
近畿
福井
石灰石
重傷1
請負
59
危害
A作業責任者は、巡視・点検中、貯鉱場の建屋内で、シャトルコンベア(反転式)のプーリーに固結物(拳
(坑外)運搬装置
大よりも小さい)が付着しているのを見つけたため、当該コンベアを停止させずに、L字型バール(長さ約
(コンベア)のた
90cm、重さ約2.2kg)を使用して、固結物の除去作業を行っていたところ、プーリーとベルトの間にバールが
め
巻き込まれ、右手は放したが左手がプーリーとバールの間に挟まれ、罹災した。
-
-
-
-
-
-
5
2/8~
2/9
関東
千葉
可燃性
天然ガ
ス
6
2/15
四国
徳島
けい石
関東
銅・鉛・
埼玉
亜鉛
7
8
9
10
2/19
3/1
3/4
3/12
中国
九州
中国
山口
大分
山口
石灰石
石灰石
ろう石
(非鉱山労働者)
-
重傷1
重傷1
重傷1
-
直轄
請負
直轄
-
54
50
63
2月8日からの風雪により以下の被害が発生。
①2月8日午後、Aプラントの送ガスブロアーの吸入圧力の低下を確認。点検の結果、同ブロアーの吸入配
管等に敷地外から杉の倒木が当たり管が破損し、ガスが噴出、直ちにプラントの運転を停止。9日、復旧
風水雪害(風雪
工事後、操業再開。
その他
害)
②2月9日未明、Bプラントの停電を確認、操業停止。点検の結果、同プラントに接続する東京電力の電線
に倒木があり、プラントの受電所1号柱が引っ張られて折れていたことを確認。17日、東京電力の復旧工
事後、操業再開。
危害
装薬作業を実施後、発破警戒に際し、無線で発破実施を告げ、切羽下の事務所からサイレンを放送した
発破又は火薬 後、点火。このとき飛石が発生し、約170m先で積み込み作業を実施していたショベルローダ、ダンプトラッ
類のため(坑外) クに当たり、ショベルローダはキャビン後部、エンジンフィードを、ダンプトラックはミラー、泥よけを破損。
(人的被害なし)
風水雪害(雪
その他
害)
2月14日からの大雪により鉱山に至る県道が不通となり、事業所に3名が孤立。18日朝、防災ヘリで救助
され、中和処理設備が無人となった。翌19日、自家発電装置が冷却装置の不調により停止したため坑内
の揚水と中和処理が停止。処理再開が遅れた場合、坑内水位の上昇に伴い未処理の坑内水が河川下
流に湧出するおそれがあった。県道の除雪完了後直ちに復旧作業を開始し、3月11日より非常用予備発
電装置により処理設備の運転を再開。未処理水の流出は認められなかった。
(坑外)墜落
共同作業者と180tダンプトラックのエンジン及びフロントハブのオイル交換作業を実施中、右フロントハブ
オイルを抜き送油を開始したが、エア駆動ポンプの動作が不調であったため、罹災者はオイル車の荷台
上で共同作業者からこの状況を聞きつつ、ポンプ用のエア源であるエンジンコンプレッサー(荷台後部に
固定)の吐出側バルブの開閉でポンプの復調を行うべく荷台上を移動し、バルブの調整を行っている最中
に足を滑らせて転落、左肘を強打(左肘関節部粉砕骨折(入院1.5箇月見込み))
(坑外)墜落
罹災者は日鉄専用道路電柱の蛍光灯の球交換作業に従事。罹災者は蛍光灯がある電柱に登り、着用
していた安全帯で身体を電柱に固定し、蛍光灯カバーが汚れていたので、洗浄するためカバーを取り外し
た。その後、電柱下部で待機していた共同作業者へカバーを渡そうと持っていたロープでカバーを括り付
け降ろそうとしていた。その時何らかの原因で安全帯のフックが外れ、約 6.6m 下の地上へ墜落。(肋骨骨
折、骨盤骨折、 左肘解放骨折、肺からの出血)
危害
(坑外)墜落
罹災者と保安統括者は共同で元鉱ホッパーの解体作業を開始。切断したシュート部をバックホーのバ
ケットに取り付けているフックに掛けて吊り上げようとしたが、持ち上がらなかったため、罹災者は保安統
括者と共に踊り場にあがり、吊り上げる方向の変更のため吊り上げ用ワイヤーをフックに取り付けようとし
たところ、突然踊り場が落ち、保安統括者と罹災者は、共に2.1m下の1次クラッシャー架台へ墜落。保
安統括者は怪我はなかったが、罹災者は、右肘関節脱臼骨折、内側側副靱帯断裂(尺骨鉤状突起骨折、
上腕骨内顆骨折)(休業見込み日数:90日)となった。
危害
危害
11
3/13
沖縄
沖縄
石灰石
軽傷1
直轄
59
危害
ジョークラッシャーを作動させたところ音がしたため、作業員Aは操作室にいた罹災者をよび、罹災者は
ジョークラッシャーの電源を切って調べたところ、ジョークラッシャーを駆動しているVベルトの1本が切れ、
(坑外)取扱中の
4本はねじれて連結していたため、4名の応援を呼び、合計6名でVベルトのねじれを直す作業を開始。ね
器材鉱物等のた
じれを直す作業中、上部プーリーの重い部分がプーリー最上部に達し、頂点を超えたプーリーは(重みに
め
より)回転が今までより速くなり罹災者はその速さに対応できず、下部プーリーとVベルトに右手中指(爪の
部分)を挟まれて切断。(右手中指切断:入院6日)
12
4/3
九州
大分
石灰石
-
-
-
危害
神野八戸鉱区の切羽(K-2立坑横 535mL~520mL)にて、ベンチ発破を実施後、ダンプのオペレーター
発破又は火薬 が作業のためダンプ(98t)に乗り込もうとしたところ、キャビン右後方の窓ガラス1枚が割れているのを発
類のため(坑外) 見。オペレーターがキャビン横に鉱石(19cm×17cm×17cm)を発見したことから、原因は発破による飛石
によるものと判断。(り災者なし)※発破箇所からダンプまでの距離;310m(水平距離)
危害
採掘場北部の54mレベルにて、発破を実施したところ飛石が発生し、発破箇所から120m(水平距離)離
れた民家の屋根瓦(4/16に被害状況を詳細に確認予定)を破損した。同時に、被害を受けた民家の周囲
発破又は火薬
において、握り拳大の岩石が5~6個確認された。発破した状況は、54mレベルの粘板岩を剥岩するた
類のため(坑外)
め、15孔は下向き穿孔、1孔は水平穿孔し装薬して発破を行った。水平穿孔して発破した箇所に岩質が脆
い部分があり、そこが噴出して飛石が発生したと推測される。(り災者なし)
危害
取扱中の器材
鉱物等のため
(坑外)
選鉱場2次スクリーンのベアリング交換作業で、取り外し時にボルトが抜けないため、たたいてボルトを
外した。ベアリング交換後、新しいボルトを取り付けようとしたが、取り外しの際に生じたネジ穴の反(かえ)
りのためボルトがスムーズに入らなかった。そのため、ネジ穴の反りを解消するため、ドリル(16㎜φ鉄工
キリ(回転する金属の棒の部分))を使用する事とし、右手でスイッチ(トリガ)を引いて、左手で補助ハンド
ルを握り鉄工キリを穴に入れたところ、ドリルの鉄工キリが穴に固定されたため、逆に本体側が回転し、右
小指を捻った。翌日出勤後、右手が痛むため、医者へ受診したところ、右手小指が骨折していた事が判明
(右第5指基節骨基部骨折(休業:5日))。
危害
ベルトコンベアのスナッププーリーの交換作業を実施し、同作業を完了。続いて、罹災者は、災害発生
(坑外)運搬装置 箇所から少し離れた場所にある起動スイッチを入れベルトコンベアを運転し、単独でベルトの張りの調整
(コンベア)のた 作業を開始。作業開始後、罹災者は、雨でスナッププーリーに泥が付着し、ベルトが蛇行して調整しにくい
め
ため、ウエスでスナッププーリーを拭こうとし、ベルトコンベアを停止せずにベルトコンベア下部から手を入
れたところ、スナッププーリーとベルトの間に右腕を巻き込まれ罹災。
13
14
15
4/15
4/15
4/18
中部
中国
中部
愛知
岡山
愛知
石灰石
けい石
石灰石
-
軽傷1
軽傷1
死亡 0人
重傷 5人
軽傷 4人①人
計 9人①人
※り災者数のうち、
丸数字は非鉱山労働者
-
直轄
直轄
-
66
55
運搬装置(コンベア)
2件(2人)
墜落
4件(3,①人)
取器
3件(3人)
転倒
1件(1人)
発破・火薬類
3件
風水雪害
2件
計 15件(9人、①人) 全国月別罹災者数(累計)の推移(平成24年-26年)
(平成26年4月30日現在)
※非鉱山労働者を除く
30
26
26
24
25
罹災者数(
累計)
21
20
17
人
7
3
平成24年
平成25年
平成26年
9
7
9
4
3
0
9
0
17
14
12
10
18
16
14
15
5
18
12
9
7
7
3
2
1
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
累計
0
1
2
3
7
7
9
12
14
16
17
21
累計
4
7
9
9
12
14
17
18
18
24
26
26
累計
3
3
7
9