195KB - 中部近畿産業保安監督部近畿支部

資料1-1
平成25年 全国鉱山災害発生状況(鉱山保安法第41条による報告)
平成25年12月31日現在
No
1
災害発
道府県
管 区
生月日
名
1/28
鉱種
り災者数
重
直轄
or 年齢
死
4w> 軽 請負
>4w
2w
石油・
可燃性
北海道 北海道
天然ガ
ス
1
-
-
請負
35
危害
or
鉱害
危害
災害の種類
概 況
墜落
罹災者は、掘削装置のドリルフロア開口部において4名で作業中、支柱に掴まって作業箇所移動時に
手が滑り、バランスを崩して墜落(高さ約7m)した(肋骨多発骨折、両肺挫傷、肝挫傷。30日の入院加
療)。罹災者は安全帯を使用していたが、安全帯にガタツキがあり、かつ、不適切な使用方法により使
用していたことから墜落時に安全帯のフックが支柱から外れた。
罹災者は、スクリューコンベア設置作業準備のため、選鉱場2階開口部を塞ぐ鉄板を外す作業中に、溶
接が切れていない部分があると思い、一人で鉄板を持ち上げて溶接を切ろうとした際に、足が前に出て
開口部から墜落した。墜落時、下部のロータリーキルンに当たり、更にその下部にある安全柵まで(落
差約4.8m)落ち、罹災した。(右肩甲骨骨折、第2腰椎椎体骨折で入院加療(2ヶ月程度)の見込み)
2
7/25
北海道 北海道 石綿
-
1
-
-
直轄
35
危害
墜落
3
8/30
北海道 北海道 石灰石 -
-
-
-
-
-
危害
発破又は火
露天採掘場の発破を行ったところ、約300m離れていたところに停車していた場内トラック(4t車)の運転
薬類のため
席ドアミラーに飛石が当たり破損した。トラックには運転者は乗っておらず、人的被害は無し。
(坑外)
4
9/16
北海道 北海道 石炭
-
-
-
-
-
-
その他
5
3/5
-
-
-
1
直轄
47
危害
6
3/18
(発見
時)
東北
秋田
-
-
-
-
-
-
7
6/1
東北
岩手 石灰石 -
1
-
-
直轄
8
7/26
東北
岩手 石灰石 -
-
-
-
-
9
7/26
東北
東北
秋田
銅
銅
岩手 石灰石 -
-
-
-
-
風水雪害
(水害)
台風18号による大雨により坑口から雨水が大量に流入したため9月16日18時頃、人車運行を停止
した。この流入水により坑口から坑底の巻立まで軌道の道床がえぐられる等の被害が発生し、16日18
時の人車運行停止から24日1番方まで操業が停止した。
転倒
罹災者は巡視のため製錬事務所から電気炉へ向かう途中、凍結した路面で足を滑らせ転倒。右頭部
(ヘルメット着用)、右肩、右足を地面にたたきつける格好となり、右肩を罹災した。(右鎖骨遠位端骨折
で全治3ヶ月と診断。)
鉱害
坑廃水
その他検査(集積場)時、捨石たい積場の浸透水を処理しているA廃水処理所において、B坑廃水処理
所への送水能力(2㎥/分)を超えた場合に浸透水を処理し、処理後水を沈澱池まで導水しているコン
クリート水路が河川を横断している箇所で折損し、未処理の浸透水(0.2㎥/分)が河川に流出してい
るのを確認した。
41
危害
墜落
-
その他
-
その他
風水雪害
(水害)
風水雪害
(水害)
露天採掘場で発破の準備作業中、横孔の発破孔口近くに込め物を置こうとして、左手に7本の込め物
(1.5kg/本)を抱え、脚立を伸ばしたはしご(3m)に昇り、これより右側に移動しようとして、採掘壁面の
凹みに右足を掛けたところ、右足が滑り、約2m下の地面に墜落し、罹災した。(右鎖骨骨折、右第8肋
骨骨折)
7月26日(金)午後からの大雨(26日13時~27日8時までの雨量118mm)により、A工場(砕鉱場)に雨
水が流入し、約300mm浸水したため、バケットエレベーター及び粉砕機運転用の電動機2基が故障し
た。
27日(土)は操業を停止したが、設備復旧し、29日から操業を再開した。
7月26日(金)深夜(時間不明)、大雨により鉱山の近くを流れる河川の水位が上昇し、鉱山の顆粒工場
と消石灰工場が浸水した。顆粒工場は約1mの浸水で、バケットエレベーター、製品圧送用ブロワ等が
破損(現在、被害設備確認中)。復旧には10日程度必要と見込んでいる。
消石灰工場は約0.5m程度の浸水であったが、設備等には特に被害なし。
顆粒工場と消石灰工場以外(採掘、砕石系)は、29日から操業を再開した。
【A廃水処理場】8月9日朝から豪雨があり、沢水が処理場に流入し電気系統及び石灰添加ポンプが水
没して中和処理ができなくなり、未処理水が河川に流出した。10日に電気設備を点検し、石灰添加ポ
ンプは、性能に異常がないことを確認した。11日15時20分から自動石灰添加を開始し、処理場の運
転を再開した。
【B坑廃水処理場】8月9日朝から豪雨があり、10時頃から坑廃水処理水量(0.067㎥/S)が処理能力
を上回ったため、処理能力を超えた一部の坑廃水が未処理水となり河川に流出した。また、旧たい積
場の右岸山腹水路、及び導水管に山崩れ等による被害があった。重金属汚染濃度が高い坑内水は処
理場で処理しているが、処理施設で処理しきれない低PHの山腹水路等からの坑外系排水(約0.033㎥
/S)については、10日午後から19日まで上流で仮復旧し、苛性ソーダで順次中和処理した。20日15
時30分、坑外系統も処理場に導水し、全量処理場での運転を再開した。
8月9日朝から豪雨があり、11時18分にA地区の坑廃水処理場のB沢系統とC沢系統の原水導水パ
イプが破損、未処理水が河川に流出した。B沢導水系統配管(全長1.8km)は、10ヶ所で破損、300
m程度河川に流失した。10日B沢に直接苛性ソーダ投入による仮中和を開始した。14日15時、B沢
系統の坑廃水処理を再開した。C沢導水系統の配管(全長1.6km)は、20~30ヶ所破損、800m程
度河川に流失した。12日~18日にC沢導水系統の配管接続工事を実施、14日からC沢に直接苛性
ソーダ投入による仮中和開始した。23日16時、C沢の止水堤上部の配管接続を完了し、C沢系統も合
わせて坑廃水処理の運転を再開した。
10
8/9
東北
秋田
銅
-
-
-
-
-
-
その他
風水雪害
(水害)
11
8/9
東北
秋田
銅
-
-
-
-
-
-
その他
風水雪害
(水害)
12
8/9
東北
秋田
銅
-
-
-
-
-
-
その他
風水雪害
(水害)
8月9日7~10時頃の集中豪雨により8時35分頃にA坑水処理場の第1~第3沈澱池3面が冠水し、
溢流水は処理場の排水路であるB沢排水溝に排出した。同日15時15分に水が引き、復旧した。なお、
処理場運転設備に被害はなかった。
13
8/10
東北
秋田
銅
-
-
-
-
-
-
その他
風水雪害
(水害)
8月10日9時頃、土砂崩れにより、A沢坑内水の導水パイプが、山崩れで破損(全長700m中、15m
が流出。)し、未処理水が沢に流出した。そのため、A沢に直接石灰投入して中和を開始した。10日~1
2日仮導水パイプ敷設工事を実施した。12日16時導水パイプが接続され、坑廃水処理の運転を再開
した。
14
11/22
東北
宮城
鉛・亜
鉛
-
-
-
-
-
-
鉱害
坑廃水
10月22日宮城県の調査において、A沢浸透水ポンプ室集水槽(以下、「集水槽」と略)からA沢への溢
流水の流入が確認され、分析の結果、排水基準を超過する亜鉛濃度が検出されたため、11月22日に
宮城県と合同立入検査を実施し、当該集水槽より公共用水域への流入の事実を確認したもの。
15
12/20
東北
宮城
鉛・亜
鉛
-
-
-
-
-
-
鉱害
坑廃水
11月22日の事故の再発防止のため、揚水ポンプの能力増強工事を行っていたA沢浸透水ポンプ室集
水槽において、12月20日、増水により11時頃から同日22時頃まで間、無処理の浸透水が溢流し公共
用水域に流出した。
危害
機械のため 物を見つけ取り除こうと左中指(軍手の上にゴム手袋を着用)を入れたところ挟まって抜けなくなった。
(坑外)
開板機はそのまま動き続けたため、ろ板により爪が開板機の中に押し下げられ罹災した。(左中指切断
罹災者は、プレス室で稼働中のフィルタープレスの開板機本体と爪の隙間(高さ25mm、幅30mm)に異
16
1/16
関東
栃木
けい石 -
1
-
-
直轄
44
4ヶ月加療見込み)
17
2/15
関東
埼玉 石灰石 -
-
-
-
-
-
危害
発破又は火 露天採掘場にて、さっ孔数7孔、さっ孔長12m、さっ孔径90㎜、抵抗・孔間4m×4m、装薬量280㎏
薬類のため (1孔あたり40㎏)の規格により発破したところ、発破箇所から約100m離れた重機類4台に爆砕石等
(坑外)
が当たり、キャビンのガラスが破損した。(人的被害なし)
18
2/26
関東
栃木
耐火粘
土
-
-
-
-
-
危害
火災(坑外) やしたところ下草に燃え移り、風にあおられ、残壁の下草が約1,500㎡延焼した。(人的被害なし、鉱山
鉱山労働者がポケットにあったティッシュ3枚と落ちていた紙屑を処分するため、ライターで火を着け燃
施設への被害なし)
新規開発箇所の剥土・剥岩作業に従事していた罹災者が12時過ぎても作業場から降りてこないことか
ら、同僚2人が作業場に行ったところ、谷に転落している油圧ショベルを発見。直ちに消防署に連絡し、
レスキュー隊が罹災者を救出したが13時30分頃死亡を確認。災害発生時の状況は不明であるが、作
業中の誤操作等により油圧ショベルが横転し、その後、谷に転落したものと推定される。
19
2/28
関東
栃木
けい石 1
-
-
-
直轄
70
危害
運搬装置の
ため(車両
系鉱山機
械)
20
3/26
関東
新潟
可燃性
天然ガ ス
-
-
-
-
-
危害
その他(パイ 誤認したまま道路中央付近においてボーリングを行い、送ガスパイプライン(SGP管、φ250mm、
プライン)
0.4MPa、埋設深度1.23m )を破損したためガスが漏洩し、全面通行止めとなった。なお、配管埋設図は
下水道工事業者は、道路中央付近に埋設されているパイプラインが歩道付近に埋設されているものと
事前に工事業者に提供していた。
1
No
災害発
道府県
管 区
生月日
名
鉱種
り災者数
重
死
直轄
or 年齢
軽
4w>
請負
>4w
2w
危害
or
鉱害
災害の種類
概 況
フォークリフトでフレコンバッグの運搬作業を行っていた作業員が、フレコンバッグを倉庫に搬入後、後
退しながら倉庫を出て切り返しを行ったところ、付近でトラック荷台のシート掛け作業を行っていた外販ト
ラック運転手に衝突、運転手は骨盤のあたりをトラックのバンパーととフォークリフト後部に挟まれ罹災
した。(骨盤骨折、仙腸関節脱臼)
21
4/15
関東
栃木 石灰石 -
①
-
-
-
46
危害
運搬装置の
ため(車両
系鉱山機
械)
22
5/9
関東
栃木
-
1
-
-
直轄
55
危害
墜落
罹災者はローラーミル内部部品の交換完了後、電動ホイストにより吊り上げた本体セルをベースに取り
付けるため、締付け用ボルト穴に工具を入れ穴の位置を合わせていたところ、突然工具が穴から外れ
たためバランスを崩し、約1.7m下のコンクリート床に後ろ向きのまま肩付近から墜落し罹災した。(胸
腰椎破裂骨折、肋骨骨折)
23
7/16
関東
茨城 石灰石 -
1
-
-
請負
40
危害
墜落
露天採掘場において10tダンプにより原石を砕鉱場に運搬する作業に従事していた罹災者は、積込み
が完了したため荷台に上がりシート掛けを行っていた。後方のあおりの上に載っていた原石を除去しよ
うと移動したところ右足を乗せた石灰石が動き、バランスを崩して地面に墜落(高さ約2.4m)し罹災した。
(左手首骨折)
危害
運搬装置の
に固形ベルトワックスを塗布したが、スリップが解消されないため、ヘッドプーリーに直接ワックスを塗布
ため(ベルトコ
しようと左手にワックスを持ち近づけたところ、左手をヘッドプーリーとベルトの間に巻き込まれ罹災し
ンベア)
ろう石
砕鉱場においてベルトのスリップが発生したため、罹災者はベルトコンベアを稼働させたままベルト裏面
24
10/2
関東
静岡
けい石 -
1
-
-
直轄
59
た。(左手及び左上肢熱傷ほか)
25
10/18
関東
栃木 石灰石 -
1
-
-
直轄
37
危害
運搬装置の 罹災者は、ベルトコンベアのトリッパーのシュートの居付を除去しようとトリッパー移動用のレールと歩廊
ため(ベルトコ 手すりに足を掛けたところ、操作室に居た別の作業員がトリッパーを動かしため、トリッパーの車輪と
ンベア)
レールの間に右足薬指及び小指を挟み罹災した。(右環趾小趾開放骨折)
危害
運搬装置の
パーが満杯となったことから原石をストック場に仮置きするため、ストック場に行き117mLから一段下
ため(自動
の110mLに原石を投下しようとダンプを後進させていたところ、後輪側から転落し罹災した。(背骨骨
車)
罹災者は、32tダンプで露天採掘場の原石を選鉱場のホッパーに運搬する作業を行っていたが、ホッ
26
11/19
関東
栃木 石灰石 -
1
-
-
直轄
19
折、肺挫傷)
27
28
29
30
12/17
5/16
6/20
9/6
関東
中部
栃木 石灰石 -
岐阜 石灰石 -
中部
三重 石灰石 -
中部
耐火粘
愛知 土・け い石
-
1
1
-
-
-
-
-
-
-
直轄
直轄
-
48
35
危害
発破又は火
露天採掘場切羽において発破したところ、飛石が発生し発破箇所から東側に約350m離れて駐車して
薬類のため
いた60tダンプトラックのキャビン正面のガラス及びキャビンの一部を破損した。(人的被害なし)
(坑外)
危害
墜落
露天採掘場で重機(パワーショベル)の始業点検を始めようとしていたところ、他作業員(分析班)が鉱石
のサンプリングに来たことに気がついた。罹災者は、サンプリング場所を指示しようとして、重機の点検
用歩廊を後方に移動をしていた時、歩廊から足を踏み外し1.8m下の地面へ墜落し、罹災した。(右肩
胛骨骨折、右肋骨(3~5番)骨折、腰椎横突起骨折)
危害
墜落
罹災者は、ベルトコンベアのローラー交換作業を終え後片付けを実施中、両手に工具類を持ちベルトコ
ンベアの点検通路固定梯子(高さ:115㎝、梯子の幅:31.5㎝、踏面:7.5㎝、5段ステップ、勾配:約
55°)を降りていたところ、降雨で濡れた踏面で足を滑らせ二、三段墜落し罹災した。(右足首外側側副
靱帯損傷)
危害
運搬装置の
台を上昇させたところ、前荷となっていた土砂が荷台の後部に滑り落ち、その反動で後輪軸を支点とし
ため(自動
て前輪が地面から65cm浮き上がったため、運転席から地面に飛び降りた。その際、腰や左足を痛打
車)
罹災者は、採掘場内の採掘跡地埋め戻し箇所において、ダンプトラックの埋戻用土砂を降ろすため、荷
①
-
-
-
63
し罹災した。(第12胸椎、第3・4腰椎圧迫骨折 左足踵骨骨折 左足関節外踝骨折)
罹災者が自動車で採掘場から砕鉱場に向かって鉱山道路を下っていたとき、タイヤがスリップしてハン
31
10/18
中部
岐阜
ドロマ
イト
-
1
-
-
直轄
59
危害
運搬装置の
ドルを取られ鉱山道路側壁の石垣に衝突した。事故後、腰が痛いことから帰宅したが、痛みが続いたた
ため(自動
め救急車で病院に搬送され精密検査を受けたところ第一腰椎破裂骨折が判明した。なお、罹災者には
車)
心筋梗塞とヘルニアの病歴があった。
罹災者は、作業場で原料(窯業原料)の入ったフレコンバック(重量900㎏ 直径約100㎝ 高さ約100
32
10/24
中部
岐阜
耐火粘
土
1
-
-
直轄
40
危害
取扱中の器 ㎝ )をホイストで地上約20㎝の高さに吊して原料ホッパーに投入する作業を行っていたが、原料を投入
材鉱物等の するためフレコンバックの底を開けようとしてかがんだとき、ホイストにフレコンバックを吊していた紐が
ため
切れ、身体を挟まれ罹災した。罹災者は救急車で病院に搬送され、骨折していることが判明した。(第1
2胸椎、第1腰椎圧迫骨折 右足腓骨骨折)
33
10/24
中部
岐阜
鉛・亜
鉛
-
-
-
-
-
-
危害
亜鉛製錬電解工場において電解液を冷却するクーリングタワーの送風ファン2号機が異常を警報して
停止した。施設担当者がファンの設置してある建屋内を確認したところ2号機電動機の耐酸用カバーか
火災(坑外)
ら出火していたため消火器で消火を試みたが鎮火できず避難した。消防による消火活動の結果、クーリ
ングタワー内部が全焼したが罹災者はなかった。火災の原因は調査中。
34
1/10
近畿
福井
けい石 -
1
-
-
直轄
56
危害
取扱中の器 砕鉱場中段プラントにて、振動篩の更新のための入れ換え作業を実施していた。振動篩を載せる架台
材鉱物等の (重量約74kg)を小型タイヤショベルで運搬し、2名で手作業でバケットから降ろそうとした時に、罹災者
ため
の右足が肉離れとなった。(全治4週間見込み)
35
2/14
近畿
兵庫
ろう石
-
1
-
-
直轄
63
危害
運搬装置の
罹災者は点検窓で抜き出し状況を確認中、製品の塊を取り除こうと直接手で取り除こうとして左腕をス
ため(ベルトコ
クリューコンベアに巻き込まれ罹災(左腕切断)
ンベア)
36
5/13
近畿
兵庫
銅
-
-
1
-
請負
46
危害
その他
選鉱場跡地の石垣小段の立木を伐採するため、チェーンソーを使って木を倒す方向に切り込み入れた
後、反対方向から切り進めた。ほぼ切り終えるところで、立木が罹災者の方向に倒れてきたため、逃げ
たが、逃げ切れずに、幹、枝等が体に当たり罹災した。
37
9/15
近畿
滋賀
長石
-
-
-
-
-
-
その他
風水雪害
(水害)
台風18号の影響で、9月15日から降り続いた大雨(332mm観測点)により、鉱山北西部の製品置場
北側の沢において、土砂くずれが発生し、崩壊土砂により鉱山事務所等(プレハブ1階建て約40㎡)が
押し流された。罹災者はなく、今回の土砂くずれによる鉱山の切羽、残壁等への影響は受けていない。
ベルトコンベアがスリップ検知にて緊急停止したため、ベルトコンベアのシュート詰まり解消作業後に、
38
10/2
近畿
滋賀 石灰石 -
1
-
-
直轄
52
危害
運搬装置の
リターンベルトに散乱していた落石除去作業をした際、リターン抑えローラーに挟まっていた落石をハン
ため(ベルトコ
マーで叩き割ったところ、ベルトに蓄積していた応力が解放されたことによりベルトが2m程度動き、両
ンベア)
足、右腕をローラーに巻き込まれ罹災した。(骨盤・右大腿骨骨折、右肘部挫創)
39
1/9
中国
岡山 硫化鉄 -
-
①
-
請負
52
危害
その他
坑内水揚水ポンプ配管の居付洗浄中、洗浄ホースを取り回している際に、雨水排水用ポンプピットのグ
レーチング開口部に足が落ち込み、左脛を罹災した。(左脛裂傷(17針縫合))
40
2/4
中国
岡山 石灰石 -
1
-
-
直轄
44
危害
墜落
8tトラックに製品を入れたカゴの積込中、養生用シートを被せるため、あおり(幅:5.5cm)に両足を置いて
作業中、あおりが雨で濡れていたため足が滑り、1.6m下の地面に墜落し、右足を罹災した。(右脛骨
骨幹部骨折、右腓骨近位端骨折)
危害
運搬装置の
り、罹災者はパイプに引っ付いている製品を見付けたため、取り除こうと手を入れた時、軍手が引っ張
ため(ベルトコ
られ、ベルトとパイプの隙間に左手指3本(親指、人差し指、中指)が挟まれた。(親指と人差し指の根元
ンベア)
ベルトコンベアに製品が引っ付かないようエアーが出る直径2cmの金属製のパイプが備え付けてあ
41
3/15
中国
広島 石灰石 -
-
-
1
直轄
25
が火傷、触覚の神経1本が切断している模様)
2
No
災害発
道府県
管 区
生月日
名
鉱種
り災者数
重
死
直轄
or 年齢
軽
4w>
請負
>4w
2w
危害
or
鉱害
災害の種類
概 況
屋外石油貯蔵タンク(容量315キロリットル)から防油堤内に重油が漏洩し、防油堤内の床面コンクリートの
ひび割れ箇所から地下浸透した重油が近傍の水路を経てにじみ出し、農業用水路及び河川に油膜を
生じさせた。
42
6/19
中国
岡山 石灰石 -
-
-
-
-
-
鉱害
油排出
43
7/19
中国
山口 石灰石 -
-
-
-
-
-
危害
発破又は火
薬類のため (推定約2m)ことを確認せず、通常通りの装薬(75㎏)としたため飛石が発生した。飛石は、発破箇所か
露天採掘場の発破において、切羽端部の角で、他の孔と異なる方向でさっ孔し、抵抗線が小さくなった
ら約175m離れた重機1台に当たり、キャビンのガラス2枚、バックミラー1枚が破損した。(人的被害なし)
44
8/22
中国
山口 石灰石 -
1
-
-
請負
42
危害
その他
ブルドーザーのラジエーター水温計が上昇のため、エンジンを停止させ、ボンネットの上にあがりキャッ
プを開放したところ、残圧により冷却水が噴出し、顔面・両手にかかり火傷した。また、噴出に驚いた罹
災者は、ブルドーザーのステップに飛び降りたときに、右足踵を骨折したものと推測される。
45
10/7
中国
岡山 石灰石 -
1
-
-
直轄
46
危害
墜落
中砕工場のハンマーミルを運転しようとしたが、起動できなかったため、ミル内に石が噛んでいるものと
考え、罹災者がフライホイールの防護柵に足を掛け、長いパイプ(約120㎝)を使ってフライホイールを回
そうとしたところ、パイプが外れそうになり、慌てて後ろに飛び降りた時、右足を捻り罹災した。
危害
取扱中の器
中にある傾斜角10度のスロープにさしかかったところ、運搬車が手前に傾いてきたため、咄嗟に持ち
材鉱物等の
手の端面を支えるように握り替えたが、支えきれずに倒れてきた運搬車の持ち手と床の間に、左手薬
ため
罹災者は、200㎏のドラム缶入りの廃油を選鉱場外に搬出のため、運搬車に乗せ押していた。運搬途
46
11/28
中国
岡山 石灰石 -
-
-
1
直轄
22
指を挟まれ罹災した。
47
7/5
四国
高知 石灰石 -
-
-
-
-
-
作業員がサービスタンクの重油量減少が早いことに気づき、見回りしたところ、焼成炉の重油ポンプユ
ニット付近から重油が噴出しているのを発見し、配管バルブをすべて閉め、重油噴出は止まった。 流
下した重油が鉱山内の水路から河川に排出しており、消防署に通報した。(流出量は約2㌔㍑推定)河
川については、オイルフェンス、オイルマット、中和剤、バキュームカーにより、油を回収した。(下流へ
の鉱害被害なし)。原因は送油フレキシブル管の金属疲労による割れと判明し、鉱山では、8月末まで
に、より耐久性のある管に交換し、油水分離槽の増設、油センサーの設置、巡回頻度を上げることによ
り再発防止対策を完了している。
鉱害
油排出
危害
運搬装置の
稼働中のテールプーリ下ベルト手前付近にハンマーを落とした。そのハンマーを取り除こうとベルトを止
ため(ベルトコ
めずに左手を差し入れた際に巻き込まれ罹災した。(左手母指骨折及び左手甲の皮膚剥脱創と診断。
ンベア)
ベルトコンベアのテール部において、ホッパー下部の居付きを落とそうとハンマーで叩いていたところ、
48
1/28
九州
大分 石灰石 -
1
-
-
請負
62
2ヶ月程度の入院治療見込み。)
49
6/27
九州 鹿児島 金、銀 -
-
-
-
-
-
その他
50
7/23
九州
大分 石灰石 -
1
-
-
直轄
33
危害
9/5
九州 鹿児島 金、銀 -
-
-
-
-
-
その他
金、け
い石
-
-
-
-
-
危害
51
(確認日)
風水雪害
(水害)
梅雨前線の影響による大雨で、坑内水位が上昇し、pHの低い湧水(1箇所)が発生し、一時的に下流河
川に流出した。(下流への鉱害被害なし)
墜落
選鉱設備の巡視点検中、モンキータラップ(垂直はしご 高さ:2.3m)を降りようとした際、1段目で右足を
滑らせ約2m転落し罹災。([右足] 踵、第4足指、第5足指骨折 [左足] 第2足指、第3足指骨折 3ヶ月
の入院加療見込み)
風水雪害
(水害)
台風17号及び秋雨前線の影響による大雨で、坑内水位が上昇し、pHの低い湧水(1箇所)が発生し、一
時的に下流河川に流出した。(下流への鉱害被害なし)
12時10分、137mL北西上部切羽で、端縁発破を行ったところ、飛石が発生し、水平距離で約80m
52
10/3
九州 鹿児島
発破又は火 離れた農家の倉庫を損傷した。罹災者はなし。
薬類のため 飛石は、農家の倉庫の軒先と窓ガラスを破損して中に入り、倉庫の入口ドアを内側から破損して外に
出ていた。飛石の大きさは、幅約35㎝、長さ約50㎝、高さ約25㎝。
53
10/11
那覇
沖縄
石油・
可燃性
天然ガ
ス
-
-
-
21
②
1
①
3
-
-
鉱害
坑廃水
試掘井において、587m掘削し、循環、調泥の後、揚管作業を開始し234m分の掘管を取り外したと
き、掘管から徐々に泥水が溢れ出して噴出した。約1.2kl噴出した泥水のうち殆どの泥水は場内に収
まったが、掘削現場では東から西に風が吹いていたため、隣接の道路及び畑に泥水が飛散した。
合計
合計改め
発生件数
危害
37
鉱害
6
その他
10
1
1
件
件
件
発生件数(鉱種別)
件
1
26 件
23 件
件
3
石炭
金非
石灰
石油
22
3
③
総計
罹災者数
直 21 人
請
5 人
非
③ 人
罹災者平均年齢
45.5 歳
26 人
③ 人
り災者数のうち、丸数字は非鉱山労働者
災害種別発生件数(罹災者数)
運搬装置(その他)
件
運搬装置(コンベア)
6 件
運搬装置(自動車)
3 件
車両系鉱山機械 2 件
墜落
10 件
火災
2 件
取器
3 件
落下物
件
工具
件
飛石・転石
件
側壁の崩壊
件
浮石
件
転倒 1 件
発破・火薬類
5 件
機械
1 件
粉じん
件
灼熱溶融物 件
その他 4 件
( 人)
(6人)
(2人+①人)
(1人+①人)
(10人)
(0人)
(3人)
( 人)
( 人)
( 人)
( 人)
( 人)
(1人)
(0人)
(1人)
( 人)
( 人)
(2人+①人)
坑廃水 4 件
油排出
2 件
鉱 煙
件
風水雪害(震災・台風 10 件 毒劇物
件
岩盤崩壊
件
坑廃水(土壌) 件
-
-
-
-
( 人)
( 人)
-
罹災者のうち丸数字は非鉱山労働者
3