Ruby×アジャイル～ Rubyによる大規模業務システム開発の事例～２０１３年１月２３日株式会社テクノプロジェクト Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 1 テクノプロジェクトの概要１９８４（Ｓ５９）年設立富士通４０％、山陰中央テレビ４０％、山陰合同銀行１０％本社：島根県松江市当初島根県庁、松江市、ＪＡ島根電算センター、山陰合同銀行等のメインフレーム系の開発・適用富士通ソフトウエア事業部のデータベース開発現在売上比率自治体：４０％、医療：３０％文教：１０％、ミドルウェア開発：１０％、地場民需１０％、機器ほか：１０％（最終ユーザ地域：６５％、県外：３５％）売上２０１１年度３３．８億（内：機器２．０億）、経常利益０．９億社員数１９０名（男性７０％、女性３０％）主なソリューション富士通系ビジネス：自治体系電子申請サービス、県税、市町村向け富士通PKGの適用自社PKG：ｉ－Ｃｉｔｙ（ＣＭＳ）、起債管理文教系図書館・博物館医療系電子カルテ、地域連携ネットワーク自主ビジネス：ＣＩＭＡ（クリニック・小病院・療養型病院向け電子カルテ）、医療ネットＲｕｂｙ開発（業務系）、地域の製造業・サービス業向けソリューション開発グループ企業 (株)マツケイ１９７５（Ｓ４５）年設立２００３年：全株式取得データセンター（１２０ラック）、データパンチ、システム開発社員数１２０名（ＳＥ・ＰＧ５０名、パンチャー３５名、オペレーター２０名、他１５名） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 2 Ｒｕｂｙへの取り組み２００７年１月：Ｒｕｂｙ開発へ参加決定、３月：Ｒｕｂｙ勉強会開催（Ｒａｉｌｓ）７月：ＩＰＡ自治体向け業務システムの実証実験採択（７千万）・・・高額合算（松江市）２００８年売上１億施設予約、構成管理ツールなど２００９年売上１億地域企業向けシステム開発、県の部局システム県外ＩＴ企業支援、教育コースマツケイ：県の先進開発補助）帳票エディターＴｈｉｎＲｅｐｏｒｔｓ２０１０年売上２億地域企業向けシステム開発、県の部局システム医療機関の薬剤管理システム県の先進開発補助：本格的なアジャイル開発（製造業）２０１１年売上２億松江市）基幹業務PKGの補助システム＋政策統計システム県の部局システム（予算編成、２０１２．７本番稼働）教育コース（ＦＬＭへ講師派遣）２０１２年スマホ向け観光基盤ソフト（島根県Ｒｈｏｄｅｓ）松江市）小中学校ＩＤＣ統合（ｵｰﾌﾟﾝｿｰｽｸﾞﾙｰﾌﾟｳｴｱの改造）地域医療情報ネットワーク（まめネット 2012.11 稼働） Ruby技術者開発経験ありＲｕｂｙ開発推進室社内３０名、協力企業３０名（全体の２割）社内の開発ノウハウの蓄積と活用 ⇒ 開発標準 ⇒ ２０１２終了 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 3 Ｒｕｂｙ＋アジャイル Ruby初体験 2007年度 IPA公募事業医療・介護の高額合算システム（松江市殿） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 4 Ｒｕｂｙ業務システム開発の実績 2007年度 IPA公募事業医療・介護の高額合算システム（松江市殿）窓口業務住民異動情報市民医療住民記録システム国民健康保険システム自己負担額・資格情報（医療保険）支給額情報自己負担額・資格情報後期高齢者システム（医療保険７５歳以上）支給額情報自己負担額・資格情報介護保険システム支給額情報既存業務システム（メインフレーム・C/S）相談支援申請受付証明書発行など介護高額内部処理自己負担額合算支給決定支払い登録口座振替情報など合算ｼｽﾃﾑ Ruby開発ｼｽﾃﾑ・大量ﾃﾞｰﾀ処理・精度の高い帳票印刷・再印刷やﾍﾟｰｼﾞ指定印刷・バッチ処理環境 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 5 Ｒｕｂｙ業務システム開発の実績 2007年 IPA（情報処理推進機構）実証事業 ※国内で初の業務システムへの適用事例。２００９年度より、本稼働。 IPAオープンソフトウェアセンターがRuby/Railsを基幹業務に適用する実証事業を実施。 ⇒ 松江市殿）医療・介護高額合算システム（日本初：バッチ処理を含む基幹業務全体）約５０人月２００７．９～２００８．３オン：１４本、バッチ：２４本業務開発チーム：６名㈱テクノプロジェクト、㈱マツケイ共通技術チーム：３名㈱ネットワーク応用通信研究所開発手法ウォーターフォール Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 6 Railsでも、C/Sシステムと同様なキメ細かな画面窓口に市民が来た時の対応（上段：申請者情報,、中段：受給履歴、下段：申請内容） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 7 メインフレームのオンライン構造端末オンライン制御主プロ業務処理業務処理業務処理 DB アクセスルーチンデータベースネットワークDB メッセージ振り分け多重端末多重会話画面定義体画面定義体画面定義体クラサバ３階層開発プレゼンテーション層アプリケーション層データベース層 RDB Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 8 Webアプリ（Railsシステム構造） Ruby on Rails （機能分割：ﾓﾃﾞﾙ・ﾋﾞｭｰ・ｺﾝﾄﾛｰﾗ）端末 R A I L S 制御 W E B サ｜バ Apache ｺﾝﾄﾛｰﾗｺﾝﾄﾛｰﾗｺﾝﾄﾛｰﾗ業務処理業務処理業務処理モデル Active Record ビュービュービュー画面定義体画面定義体画面定義体データベース MySQL ※ＲｕｂｙｏｎＲａｉｌｓ M：モデル（ＤＢマクロ）検索・挿入・更新・削除のＳＱＬ（一部業務処理を含む） V：ビュー（画面定義） HTML・ヘルパー・・・ HTMLｴﾃﾞｨﾀｰ（Webﾃﾞｻﾞｲﾅ） C：コントローラ（オンライン制御・業務処理）・・・業務ロジック Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 9 開発標準：ＣＯＢＯＬｅｒの復活（2007～）ベテランＳＥ（ＣＯＢＯＬer)がWebシステムの開発に参加できる ①ウォータフォール開発（設計⇒製造⇒テスト） ②厳格なコーディング規約（Ｒｕｂｙの自由度をなくす） ③日本語のＤＢ項目名称（設計書とソースの見易さ） ④ＳＱＬ記述（判り易さ、但し便利な部品が使えない） ⑤バッチ処理も同一言語で開発 ⑥構造化設計（業務ロジック重視、従来のﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ類） ⑦少ない部品（少量の部品から始める、覚え易さ） ⑧画面定義（HTML）は、専任化：Webﾃﾞｻﾞｲﾅｰ ⑨クラス設計：ﾃｰﾌﾞﾙ毎の業務ﾛｼﾞｯｸを含めたｱｸｾｽﾙｰﾁﾝＣＯＢＯＬｅｒ向けＲｕｂｙ／Ｒａｉｌｓ教育コースｂｙテクノプロジェクト Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 10 Ｒｕｂｙ＋アジャイルアジャイル開発２０１０年県の先進開発補助：本格的なアジャイル開発（製造業） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 11 スプリントプランニングスプリントとは、繰返し開発の１回分、１～４週間スプリントの開始時に、顧客を含め半日から１日掛けて、ユーザストリィ分け（顧客仕様の詳細化）とそのタスク Copyright(c)2012 Techno Project. Inc.. All Rights Reserved. 分け（数時間から１日程度の作業量）を行うタスクボードユーザストーリィ（上から優先度の高い順番）タスク（左から優先度の高い順番）作業項目、作業予定時間、完了条件 Copyright(c)2012 Techno Project. Inc.. All Rights Reserved. 終了分（中央→右へ）スプリントバーンダウンチャート換タ算スしクてのグ消ラ化フ状表況示をす残る時間に１スプリント期間を日付ごとに表示 Copyright(c)2012 Techno Project. Inc.. All Rights Reserved. スタンドアップミーティング Copyright(c)2012 Techno Project. Inc.. All Rights Reserved. ペアワーク Copyright(c)2012 Techno Project. Inc.. All Rights Reserved. リリース振り返り時系列に、「KPT（keep,Problem,Try)」「スプリントバーンダウンチャート」「取り入れたプラクティス」などを壁に貼り、良かったこと/悪かったことをふりかえった。 Copyright(c)2012 Techno Project. Inc.. All Rights Reserved. 開発標準：コストダウン（2010～）アジャイル＋業務システム開発＋請負契約開発手法 ①開発方式とドキュメント ②開発チーム ③テスト駆動開発 ④ソースレビューとペアプログラミングツール ⑤プロジェクト管理・開発ツール ⑥外部ライブラリィの活用 ⑦帳票作成ツール参考業務システム（ここでの想定）・業務処理が複雑（処理手順が多階層化している、例外処理がある）・きめ細かな帳票（チェック用、管理用、お客様用）・他システム連携 Copyright(c)2012 TechnoProject Inc, Ltd. All Rights Reserved. 18 開発手法 ①開発方式とドキュメント（１）設計：ウォーターフォール業務システムは、一般的に制度・法律・慣習が詰まった複雑なもの。 DBアクセスでは、多くの更新系処理が発生する。イレギュラー処理。 ⇒ 設計が重要、特にDB設計最終ﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ：ﾒﾝﾃﾅﾝｽ手引書として整備（含む納品物）構成品管理表、基本設計書・詳細設計書、操作・運用ﾏﾆｭｱﾙ ※開発途中は、ホワイトボードのデジカメ化でもOK （２）実装（ＰＧ設計～結合テスト）：アジャイル＝素早く、繰り返し ⇒ 繰り返しの中で、早め早めの顧客確認（満足度）と開発チームの整合性確認 ※顧客リリースは２～３カ月の単位で段階的に行う。実装は２～３週単位に。進捗と品質の確認を行う。参考 COBOLでは全工程(100％) 設計工程（基本設計、詳細設計） 30％製造工程（PG設計、プログラミング、単体テスト） 40％テスト工程（結合テスト、総合テスト、運用テスト、操作研修） 30％ Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 19 開発手法 ②開発チーム短期開発（１年以内）：最初から全員投入 ⇒ チームワーク・コミュニケーションＰＧの役割：ＳＥ補助作業・業務習得・先行開発 “若手エンジニアの業務ノウハウ習得の場” ← 全工程に参加朝会（ｽﾀﾝﾄﾞｱｯﾌﾟﾐｰﾃｨﾝｸﾞ）：短時間 → 一人一人の進捗と予定の報告 × ダイナミックな作業割り振り（朝会で調整。前提：全員が同一な業務ノウハウ） ⇒ 複雑な業務では、不可能である。 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 20 開発手法 ③テスト駆動開発テスト手続きの登録 ⇒ 次にロジック記述＆自動テスト（含む、ﾃｽﾄﾃﾞｰﾀ登録）効果：品質向上（テストの自動化＋ソースの最適化→リファクタリング）単体・機能テスト（ロジックの内部仕様）評価：△ ← 生産性と効果より活用：ホワイトボックステスト（ﾓﾃﾞﾙ・ﾋﾞｭｰ・ｺﾝﾄﾛｰﾗ・ﾓｼﾞｭｰﾙ単位）繰り返し[ １ﾃｽﾄｹｰｽ登録 → ﾛｼﾞｯｸ記述（数ｽﾃｯﾌﾟ）→ リファクタリング ] ※複雑なロジックや主要な計算処理（延滞金・課税額など）に適している機能テスト（業務の外部仕様）評価：◎ 活用：ブラックボックステスト → ユーザサイドのテストレグレッションテストの容易性、ライフサイクルでの活用 ⇒ 品質向上 Copyright(c)2012 TechnoProject. Inc. All Rights Reserved. 21 開発手法 ④ソースレビューとペアプログラミング（１）基本パターンソースレビューコーディング規約遵守、第三者の目に触れることが重要タイミングは単体テストの終了段階開発者：中級レベル以上は単独開発が基本（２）オプションペアプログラミング開発者：初級レベル（Rails初心者、新入社員アソシエイト、業務初めて） → 早期立ち上げを目的に、中級レベルのエンジニアがトレーナ役を担当し、つまづきを最小化する初心者が質問しやすい環境を強制的に作る Copyright(c)2012 TechnoProject. Inc. All Rights Reserved. 22 ツール ⑤プロジェクト管理・開発ツール Ruby：1.9 系+ Rails：3系 Redmine 案件管理・ＴｏＤｏ Subversion ソース履歴管理（Ｒｅｄｍｉｎｅと連携） NetBeans 開発ツール（ＩＤＥ＋ｿｰｽｴﾃﾞｨﾀｰ） Cucumber 機能テスト用ツール（画面単位、外部：ﾕｰｻﾞｻｲﾄﾞﾃｽﾄ）日本語によるテスト仕様記述 Rspec 単体テスト用ツール（ロジック単位、ホワイトボックステスト） Capistrano デプロイ（本番環境への更新モジュール反映） ※データベース新規開発 → ＭｙＳＱＬ･ＰｏｓｔｇｒｅＳＱＬ既存ｸﾗｱﾝﾄｻｰﾊﾞｼｽﾃﾑのＷｅｂ化 → Ｏｒａｃｌｅ・SQLSeverの継続使用複合キーのサポート部品あり Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 23 ツール ⑥外部ライブラリィの活用便利な部品の活用（ネット上＋社内実績）部品の活用度に応じて、生産性・品質向上 ※ 部品の管理が重要活用ﾉｳﾊｳ・逆引き・更新情報・ライセンス(ＭＩＴ)・実績プロジェクト利用者・使用上の注意事項・Ｒｕｂｙ/Ｒａｉｌｓのﾊﾞｰｼﾞｮﾝ等例：Ｐａｇｅｎａｔｉｏｎ帳票・画面の一覧表および次ページ送りの部品ライブラリィ： GEMパッケージ、Railsプラグイン ⑦帳票ツール・Ｒｕｂｙ用：ＴｈｉｎＲｅｐｏｒｔｓ（帳票ｴﾃﾞｨﾀ、帳票作成）ｵｰﾌﾟﾝｿｰｽで㈱ﾏﾂｹｲより提供（TPJグループ企業）ＨＴＭＬ５ﾋﾞｭｰｱ開発・ＰＤＦ化機能・外字サポート帳票作成ライブラリィ Copyright(c)2012 TechnoProject. Inc. All Rights Reserved. 24 ２０１２年２月第四回福岡Ruby大賞で「大賞」を受賞オープンソース帳票ツール：シンレポーツ日高克也氏 Matsukei Open Source Center http://osc.matsukei.net/ Copyright(c)2012 TechnoProject. Inc. All Rights Reserved. 日経BPより 25 繰返し回数の最適化繰返し頻度（顧客リリース回数）高業務ノウハウ習熟度低少最少少多多少最多低多最少：プロト開発設計工程で実業務相当の画面を作成し、顧客確認（操作性） → １回（設計＋実装）少：スパイラル開発、サブシステム単位設計１回 → 実装２～３回基本設計１回 → ２～３回(詳細設計＋実装) ※１回目は主要画面中心多：アジャイル開発基本設計１回 → ｎ回(詳細設計＋ｍ回(実装)) 最多： “無謀” 高プロジェクトチームの開発経験度（Ruby/Railsｱﾌﾟﾘ、新技術を含む） ※ 実装：ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ･ﾃｽﾄ･結合ﾃｽﾄ＋顧客確認 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 26 繰返し回数の最適化繰返し頻度（顧客リリース回数）高業務ノウハウ習熟度低少最少少多多少最多低多高最少：プロト開発設計工程で実業務相当の画面を作成し、顧客確認（操作性） → １回（設計＋実装）少：スパイラル開発、サブシステム単位設計１回 → 実装２～３回基本設計１回 → ２～３回(詳細設計＋実装) ※１回目は主要画面中心多：アジャイル開発基本設計１回 → ｎ回(詳細設計＋ｍ回(実装)) 最多： “無謀” プロジェクトチームの開発経験度（Ruby/Railsｱﾌﾟﾘ、新技術を含む）第三の軸 ※ 実装：ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ･ﾃｽﾄ･結合ﾃｽﾄ＋顧客確認顧客要件や利用者ニーズの変化のスピード変化の速いネットビジネスなどは、変化を吸収するフェーズ（繰り返し）を当初計画に盛り込む Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 27 大規模プロジェクト（20名以上）周知徹底：ドキュメントが重要 ⇒ ウォータフォール型の設計工程プログラム設計以降をアジャイルで！ ⇒ サブシステム単位のチーム編成２～３分割して、繰り返し開発 1つのチーム編成サブシステム単位に繰り返し開発業務の流れに沿って、順番にリリース早め早めに、顧客要求事項とアジャストする！（メンバーの技術レベルの検証も兼ねて） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 28 従来の契約書（成果物重視）納品物：設計ドキュメント（分割検収） ⇒ ウォータフォール型の設計工程（設計工程終了時：設計ドキュメントの納品）プログラム設計～結合テストをアジャイルで！但し、正式リリースではなく、顧客仕様確認のリリース繰り返し回数は、２～３カ月に１回程度早め早めに、顧客要求事項とアジャストする！テスト工程（結合テスト + システムテスト） ⇒ テスト仕様書・成績書（納品物）自動テストツール（日本語によるテスト仕様記述）成績書はログ（多少、編集が必要） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 29 ウォータフォールにアジャイルを注入事例１：島根県）予算編成システム事例２：松江市）政策統計システム Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 30 予算編成開発の進め方(1/3) スケジュール 2010年度 2011年度 1月 4月 2012年度 7月 10月 1月 4月 7月 1年5ヶ月／ウォーターフォール型開発開発範囲の確定要件定義設計書作成仕様凍結概要設計詳細設計総合テストプログラム開発・単体テスト試行運用本運用標準化結合テスト標準化工程の設置によるルール作り早期の開発着手によるルールの検証成果物（設計書、ソース）のバラつきを抑止手戻りによるリスク（コスト増大、納期圧迫）を抑止 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 31 予算編成開発の進め方(2/3) Point①：標準化工程の設置開発に使用する「もの」だけでなく、「もの」の使い方も含めて作成。規約作成共通部品作成画面・帳票設計規約（レイアウト、ドキュメント記述）画面HTML作成手引き（テンプレート、記述ルール）画面HTML部品集（コントロールとコードを集約） Rubyコーディング規約既存システムの踏襲既存共通部品の活用（他システムでの作成分）使用手引書の作成（処理、引数・戻り値、使用例）プロトタイプ作成プロトタイプの作成（画面・帳票より選定）プロトタイプ説明書の作成（コード解説）逆引き一覧（処理と説明書の紐付け）お客様に実機上で画面の見栄えや操作性を確認頂く。システムで実現する範囲と制限事項として了承頂く範囲とを合意。（コストや品質の側面から） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 32 予算編成開発の進め方(3/3) Point②：開発の早期着手開発機能をサブシステム単位に５グループに分割し、五月雨式に開発。設計規約・開発規約共通部品機能 Grp① 概要設計機能 Grp② 詳細設計概要設計フィードバック同等処理が散乱！部品化しよう！プログラム開発・単体テスト詳細設計成熟したルールの適用が可能プログラム開発・単体テスト・・・・・・・・・・・・・・・機能 Grp⑤ 概要設計詳細設計 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. プログラム開発・単体テスト 33 松江市政策統計システム 2010 10 11 12 1 2 3 4 5 2011 6 7 8 9 10 11 12 1 2 ★仕様凍結 2012 3 4 5 ★納品課題① ドキュメント（設計書）の必要性（プトロットプタレイビピュンーグ）各課ヒアリング 25課運用（仮稼働）ウォーターフォールによる全体工程の進行要件定義イテレーションによる機能実装実装1 約20業務約50機能 … 課題② 要求実現に向けたコストの可視化総合試験実装基本設計実装X Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. … 松江市政策統計システム松浦松江市長松江市は、「アジャイル開発」に適した「松江モデル」の契約書を作る。 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. まめネット画像中継・診断健診システム専門の先生に画像を診てもらいましょう。医薬連携薬局感染症サーベイランスこの薬を飲んでいるなら、 ○○は使えない。 ! この影は ○×■ですね中核病院掲示板 Free Board 診療所地域連携パス保健所（行政）検査機関診療所紹介状・予約みんなで支えてくれて安心です。病院紹介状紹介状島根太郎様カルテ連携カルテ診療所病院患者 ●紹介状・予約の作成 ●診療情報の共有 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. リハビリ病院 36 NPOしまね医療情報ネットワーク通称：まめネット Ruby×アジャイル（TDD） Rspec ＆ Cucumber 全面導入結果：軌道修正（生産性が上がらない）テスト手続きのコーディング量基盤システムは、ある程度踏襲業務サブシステムは、従来のテスト工程 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. Rubyの開発とプロフェッショナル Ruby 生産性が良い（省ステップ）ツールが充実→アジャイル自動テストプロフェッショナルシステム工学（高品質・高生産性）・品質に対するこだわり・納期（スケジュール管理）・テストの本質・ドキュメントの重要性・・・etc Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 誤解？！繰返し頻度（顧客リリース回数）高業務ノウハウ習熟度低少最少少多多少最多低多高プロジェクトチームの開発経験度（Ruby/Railsｱﾌﾟﾘ、新技術を含む）最少：プロト開発設計工程で実業務相当の画面を作成し、顧客確認（操作性） → １回（設計＋実装）少：スパイラル開発、サブシステム単位設計１回 → 実装２～３回基本設計１回 → ２～３回(詳細設計＋実装) ※１回目は主要画面中心多：アジャイル開発基本設計１回 → ｎ回(詳細設計＋ｍ回(実装)) 最多： “無謀” ※ 実装：ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ･ﾃｽﾄ･結合ﾃｽﾄ＋顧客確認 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 請け負い契約（納期・品質・コスト）最少：プロト開発設計工程で実業務相当の画面を作成し、顧客確認（操作性） → １回（設計＋実装）少：スパイラル開発、サブシステム単位設計１回 → 実装２～３回基本設計１回 → ２～３回(詳細設計＋実装) ※１回目は主要画面中心多：アジャイル開発基本設計１回 → ｎ回(詳細設計＋ｍ回(実装)) 最多： “無謀” ※ 実装：ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ･ﾃｽﾄ･結合ﾃｽﾄ＋顧客確認プロフェッショナル集団経験豊富なエンジニアアマチュア（TDD・繰返しに依存）ビギナー/非ビジネス（TDD・繰返しに依存） Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. まとめ技術（テクノロジー）オープンソースの変化品質向上・機能アップ個人のボランティから企業のバックアップ（ビジネス）へ趣味の世界 ⇒ サポートビジネスへ進化 ※無償あるいは低価格ソフトチャンス（社会のニーズ） ①米国で認められた製品の逆輸入 ②競争激化によるコストダウン要求有償ソフトから無償あるいは低価格ソフトへ OSから言語まで、すべてのミドル製品がオープンソースで揃う ③国の支援（世界で通用する国産技術）経済産業省（IPA）や総務省の支援 ④クライアントサーバシステムをWeb化するタイミング ⑤中小ＩＴベンダーが大手の下請けから自立 ⑥国・地方自治体での調達指針 2006年総務省ガイドライン：オープンな標準製品 Copyright(c)2012 TechnoProject.Inc. All Rights Reserved. 41 http://www.tpj.co.jp Copyright(c)2012 TechnoProject Inc. All Rights Reserved. 42