11941A 近磁界プローブ 取扱説明書 - Apr. 1988 - Keysight

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本製品のサポートについて
この製品は、既に販売終了またはサポート終了とさせていただいている製品です。弊社
サービスセンターでは、この製品の校正は実施できる可能性があります(修理部品が不
要な場合など)が、その他のサポートはご提供いたしかねます。誠に恐縮ではございま
すが、ご理解願います。
なお、この製品に関するその他の情報や、代替製品情報などは、弊社 電子計測 ウェブ
サイト http://www.agilent.co.jp/find/tm にて、できるだけご提供しておりますので、ご利用
ください。
訂正のお願い
本文中に「HP」または「YHP」とある語句を、「Agilent」と読み替えてください。
また、「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」、「日本ヒューレット・パッカード株式会
社」とある語句は、それぞれ、「アジレント・テクノロジー株式会社」と読み替えてください。
ヒューレット・パッカード社の電子計測、自動計測、半導体製品、ライフライフサイエンス
のビジネス部門は、1999年11月に分離独立してアジレント・テクノロジー社となりました。
社名変更に伴うお客様の混乱を避けるため、製品番号の前に付されたブランドのみ
HPからAgilent へと変更しております。
(例:旧製品名 HP 8648は、現在 Agilent 8648として販売いたしております。)
sa
“
IELD PROBE"(Part No.H941-90001)(Printed in UeSeA Jul.1987)
本 書 は H P l 1 9 4 1 A C L O S EF ―
二
の 部 を 翻 訳 した も の で す 。
詳 細 は 上 記 の 最 新 マ ニ ュ ア ル を 参 照 して く だ さ い 。
( 1 ) 本 書 に 記 載 した 内 容 は , 予 告 な しに 変 更 す る こ とが あ り ま す 。
( 幼 本 書 は 内 容 に つ い て 細 心 の 注 意 を も って 作 成 い た しま した が , 万 一 御 不 審 な 点 や 誤 り, 記 載
もれ な ど , お 気 付 き の 点 が ご ざ い ま した ら, 巻 末 の ハ ガ キ に て お 知 らせ くだ さ い 。
( 3 1 当社 は , お 客 様 の 誤 っ た 操 作 に 起 因 す る損 害 に つ い て は , 責 任 を 負 い か ね ま す の で ご 了 承 く
だ さい。
( 0 当 社 で は , 本 書 に 関 して 特 殊 目 的 に 対 す る適 合 性 , 市 場 性 な ど に つ い て は , 一 切 の 保 証 を い
た しか ね ま す 。
ま た 。 備 品 , パ フ ォ ー マ ン ス 等 に 関 連 した 損 傷 に つ い て も保 証 い た しか ね ま す 。
( 5 ) 当 社 提 供 外 の ソ フ トウ ェ ア の 使 用 や 信 頼 性 に つ い て の 責 任 は 負 い か ね ま す 。
( 6 ) 本 書 の 内 容 の 一 部 ま た は 全 部 を , 無 断 で コ ピ ー した り, 他 の プ ロ グ ラ ム 言 語 に 翻 訳 す る こ と
は法 律 で 禁 止 され て い ます 。
( 7 ) 本 製 品 パ ッケ ー ジ と して 提 供 した 本 マ ニ ュ ア ル , フ レキ シ ブ ル 0 デ ィ ス ク ま た は テ ー プ 0 カ
ー トリ ッ ジ は 本 製 品 用 だ け に お 使 い く だ さ い 。 プ ロ グ ラ ム を コ ピ ー を す る場 合 は パ ッ ク ア ッ
プ 用 だ け に して くだ さ い 。 プ ロ グ ラ ム を そ の ま ま の 形 で , あ る い は 変 更 を 加 え て 第 二 者 に 販
売 す る こ と は 固 く禁 じ られ て い ま す 。
横 河 ・ ヒ ュ ー レ ッ ト 0 パ ッ カ ー ド株 式 会 社
許 可 な く複 製 , 翻 案 ま た は 翻 訳 す る こ と を 禁 止 し ま す 。
Oopyright O Hewiett― Packard Company 1987
C o p y r i g h t O Y o k o g a w a ― H e w l e t t ―P a c k a r d , L t d 。 1 9 8 8
All Rights Rdserved, ReproductiOn, adaptation, or
transiation without prior written permisslon is
prohibited.
目
1-1 概
1-2
1-4
1-6
1 - 1 1
説
製 品概要
付属品
オプ シ ョ
受入検査
2-1
仕 様
3-1
使用方法
3-2
3-4
3-7
3-9
A3-11
3-16
……………
動 作 原 理 …… … …Ⅲ
…
……
… … ……
ア ンテ ナ 係 数
電 力 密 度 と電 界 強 度 の 計 算 方 法
磁界発生源
試験機器の接続
測定技術
a﹄
4-1 動
0
4-5
4-8
4-9
次
作確認試験
出 カ イ ン ピ ー ダ ンス 測 定 試 験
挿入損失測定試験
11
11
11
14
安
全
_Lの
う/ 1 ン
ア
ボ
ル
本 取 扱 説 明 書 お よ び近 磁 界 プ ロ ー プ 本 体 に は, 以 下 の 安 全 上の シ ンボ ル を 使 用 して い ま す 。 本 プ ロ
ー プ を 操 作 す る前 に, 各 記 号 とそ の 意 味 を 理 解 して お い て くだ さい。
ー
取 扱 説 明 書 上 の シ ンボ ル 。 本 プ ロ プ を 損 傷 させ な い よ うに, 前 も って 取 扱 説
明 書 を 参 照 す る必 要 が あ る場 合 に は, こ の シ ンボ ル で 注 意 を 促 して い ます 。 本
取 扱 説 明 書 中 の 該 当 の 説 明 箇 所 は, 日 次 中 に この シ ンボ ル を用 い て 示 して い ま
す。
危 険 な 高 電 圧 が あ る こ と を 示 しま す 。 取 り扱 い は , 充 分 に 気 を つ け て くだ さ い
この 「注 意 」 の 記 号 は 危 険 を 示 して い ま す 。 操 作 手 順 を 正 し く実 行 しな い か ,
ー
忠 実 に 守 ら な い と, 本 プ ロ プ を 損 傷 した り, あ る い は 破 壊 す る 結 果 に な る か
も しれ ま せ ん の で , こ の 内 容 に は 気 を つ け て くだ さ い 。 指 示 され た 条 件 を 完 全
に 理 解 し, そ れ を 満 足 させ る ま で は , こ の 注 意 記 号 の 箇 所 を 超 え て 先 に 進 ん で
はい けませ ん。
警告
この 「警 告 」 の 記 号 は 危 険 を 示 して い ま す 。 操 作 手 順 を 正 し く実 行 しな い か ,
ー
忠 実 に 守 ら な い と, 本 プ ロ プ を 損 傷 した り, あ る い は 寿 命 を 短 くす る結 果 に
な るか も しれ ま せ ん の で , こ の 内 容 に は 気 を つ け て くだ さ い 。 指 示 さ れ た 条 件
を 完 全 に 理 解 し, そ れ を 満 足 させ る ま で は , こ の 警 告 記 号 の 箇 所 を 超 え て 先 に
進 んで はい け ませ ん。
1-1.概
1-2. 製
説
品概要
iI
:
1-4. 付
属品
校 の
1 -J3..‖
ユ
H P 1l■
1■
9コ
4i1■
Aハ
近4 饉磁 奔
ノ ロ ーノプ t(t以下
界プ
ブ とい
t P, プ
ア ローフ
ぃ う) は , 9 k H z か ら3 0 M H z の周 波 数 範 囲 の ,
正 され た , 再 現 性 に 富 ん だ 磁 界 測 定 を 行 う よ う に 設 計 され た ハ ン ド 0 ヘ ル ド形 の 群 果 セ ン十 メ 十
ド形 磁 界
ンサ で す 。 こ
写警 買墜漁響9等
用
後
焉墨雪
じ千
「極曇源夢
す
』妻:ti:ili二
署
群肩F憾
ギ
1-5。 次 の 3種 類 が 本 プ ロー プ に含 まれ て い ます 。
● 両 端 に S M A ( オス ) コ ネ ク タ 付 き の 長 さ 2 m の
‖P 部 品 番 号 8 1 2 0 - 4 8 1 1
二 重 シ ー ル ドR F ヶ ― ブ ル が 1 本
● N形
( オス ) 対 S M A ( メス ) の ア ダ プ タ が 1 個
H P 部品 番 号 1 2 5 0 - 1 2 5 0
● B N C ( ォ ス ) 対 S M A ( メス ) の ア ダ プ タ が 1 個
H P 部品 番 号 1 2 5 0 - 1 7 0 0
.じ
き
:‐
を
,こ
:ギ
重I:讐
;芳 i[l 蔦I
り
・
1-6. オ
I
雇
青
,
::
プ シ ョン
1-7.HP l1941Aプ
ロ ー プ に は 3 つ の オ プ シ ョ ンが あ ります 。
1 - 8 。 オ プ シ ョン 0 0 1
工場取付のSMA RF・
ロ ー タ リ 。ジ ョイ ン ト ・コ ネ クタ ( H P 部品 番 号 0 9 5 5 ・
0 3 2 3 , チ ェ ック数 字 5 ) 付 き
の 製 品 で す ( 英文 マ ニ ュ ア ル の 図 1 7 を参 照 ) 。 この コ ネ ク タ は, 接
続 ケ ー ブ ル に 生 じる回 転 トル ク を 取
り除 い て, 本 プ ロ ー プの 取 り扱 い を さ らに容 易 に して い ます 。 この ロ ー タ リ 。ジ ョイ ン ト ・コ
ボ クタは
ー
二重 シ
―
タ
ル ド Ⅲヶ ― プ ル を 使 用 して 測 定 を 行 う と き に 特 に
有 効 で す 。 英 文 マ ニ ュ ア ル の 5 - 4 節 に, こ の
・
ジ ョイ ン ト
コ ネ ク タの 取 り付 け方 法 を 説 明 して い ます 。
1 - 9 。 オ プ シ ョン 0 0 3
H P l 1 9 4 1 A 近磁 界 プ ロ ー プか ら二 重 シ ー ル ド 。ケ ー ブ ル お よ び 2 組 の ア
ダプ タ を 削 除 した 製 品 で す 。
1 - 1 0 。オ
プ シ ョン 9 1 0
“
O p e r a t i o n N o t e "追
の加 です 。
︱
ヽ
.
入検 査
1-11. 受
・
1 - 1 2 。出 荷 した 製 品 の 内容 物 が 不 足 して い た り, ま た 損 傷 して い た 場 合 は, 最 寄 りの Y H P 営 業 所 ま た
は ご 購 入 され た 会 社 にお問 い 合 わ せ くだ さい。 出 荷 用 の 梱 包 箱 が 損 傷 して い た り, ま た は緩 衝 材 に圧 力
が 加 わ った 形 跡 が み られ た ら, 運 送 業 者 お よ び Y H P 営 業 所 ま た は ご購 入 され た 会 社 に お 知 らせ くだ さ い 。
出荷材料 は運送業者が検査す るために保管 しておいセ くだ さい。弊社では, お 客様 の運送業者に対す る
苦 情 処 理 を 待 た ず に 修 理 ま た は 交 換 の 手 配 を い た しま す 。
1-13。動
2-1。
作 確 認 試 験 に つ い て は , 4 ・ 1 節 を 参 照 して くだ さい 。
仕様
) が 付 い て い る もの は , 参 考 デ ー タ で
2 - 2 . 表 1 に , H P l 1 9 4 1 A の 仕 様 を 示 しま す 。 項 目 の 後 に 星 印 ( 本
ー タ は 仕 様 で は あ り ま せ ん が , ユ ー ザ の た め に 追 加 情 報 と して 特 性 に
あ る こ と を 示 して い ま す 。 参 考 デ
含 ま せ た もの で す 。
表 1. HP l1941Aの
ア ンテ ナ 係 数 :
温度範囲
・:
ニ ッ トを 測 定 した 場 合 ,
0 。0 0 9 , 0 。1 0 0 , 1 , 1 0 , お よ び 3 0 M H Z の周 波 数 で 各 ユ
ー タにつ い
3 7 7 Ω の 磁 界 イ ン ピ ー ダ ンス で ± 2 d B 以内 。 ア ン テ ナ 係 数 特 性 の デ
て は 図 1 を 参 照 して くだ さ い 。
0 ∼ + 4 0 ℃ : ± l d B 以内 ( 動作 時 )
- 1 0 ∼ + 6 5 ℃ ( 保存 時 ) )
9 kHz-30 MHZ
コネ クタ :
S M A 円 筒 胴 体 部 取 り替 え 可 能
最大入力電力 :
0。5W
プ ロー プ先端 の
中
最大電圧
l kV(DC十 ピ ー クAC値)
・
中:
正 味 : 0 。1 0 k g
出荷時 :0.56 kg
置 温〕
︲ 下 一 4 ユ
ヽ
ミ
48
o
.
ao
t
周波数範囲 :
重量
仕様
264.5
110。41:
5.0
40。20〕
↓
や
リメ ー タ と ( イ ン チ ) 単 位 の 寸 法
参考デ ータ
ー
つ
ー
2 - 3 . 。図 1 に H P l 1 9 4 1 A 近磁 界 プ ロ プの 周 波 数 レス ポ ンス を示 します 。 参 考 デ タ に い て は, 3 - 4
節 「ア ンテ ナ 係 数 」を 参 照 して くだ さい。
.
一r 一
一
‘
0
.
6 dB/オ
「
100
\
90
\
80
ア ンテ ナ係 数
クタープーーー ―■
オクタープ
.pイ
「
司
ゝ
ヽ
70
dB『
「
κ
'夕
暑
1 60
\
\
ヽ
50
ヽ
ヽ
40
¬
・・
│
霙
.6
―
一 …
周 波 数 (MHz)
の ア ン テ ナ 係 数 の 特 性 ( 9 k H z ∼3 0 M H z )
20
0
3
0 ・1
0
図 1。 HP l1941A
.03
ゝ
│
一
=デ
ロープ
ータ
3
=ス
上1 上
6
│
。
009
︰ 1
30
ヽ
.
鶉
.
3-1.使
3-2。
用方法
動作原理
3 - 3 。 H P l 1 9 4 1 A は , プ ロ ー プ の 先 端 で の 磁 界 強 度 に 比 例 した 電 圧 を 出 力 す る 平衡 形 の 磁 界 セ ン サ で す 。
放 射 磁 界 は 直 接 H P l 1 9 4 1 A に 結 合 され て , 出 力 信 号 を 生 成 しま す 。 放 射 電 界 も ま た 直 接 H P l 1 9 4 1 A に 結
合 され ま す が , プ ロ ー プ の 構 造 に よ り出 力 電 圧 を 生 成 しな い よ う に な って い ま す 。 H P l 1 9 4 1 A は 二 重 ル
ー プ 。セ ンサ と バ ラ ン ( ア ンテ ナ と給 電 線 を整 合 す る た め の 受 動 回 路 ) を 使 用 して, 電 気 的 に 結 合 され
た 信 号 を 除 去 して い ます 。 この ル ー プ に つ い て は, 図 2 に 示 して い ます が , わ か り易 くす るた め , プ ロ
ー プか らは, 取 り外 しで き な い 先 端 カ バ ー を 省 略 して 図 示 して あ ります 。
ー
本 プ ロ ー プ は入 力 信 号 の 整 流 は行 い ま せ ん 。 これ に よ り振 幅 と周 波 数 の 両 者 の デ タが 得 られ ま す 。
ム
だ
シス
テ に対 して も熱 雑 音 け を 発 生 します 。 使 用 す る前 に,
H P l 1 9 4 1 A は受 動 回路 なの で , ど ん な測 定
ー
ロ
プの 先 端 が 損 傷 して い な い か ど うか を 検 査 して くだ さ い 。 先 端 の 保 護 カィヾ― が な くな って い るか
プ
損 傷 して い る場 合 は, 本 プ ロ ー プ を 使 用 しな い で くだ さい 。
二重 ループ
図 2。 最
3-4。
大 磁 気 結 合 を 与 え る磁 界 方 向
ア ンテ ナ 係 数
」
写F管 勢 季
締 l し T 」 」 せ l ? 『 託 二 萬 零 挙 : まヒ λ 震 1 譜 撃 」 ツ i ま暮 ツ 色 ♭ 房 私 喜 走 雲 架 J Y 2 : 了
ン テ ナ 係 数 は d B ( μ A / m / μA ) 単 位 で 示 さ れ ま す 。 特 定 の 周 波 数 で の d B ( μ A / m ) で表 した 磁 界 強 度 を 計 算
す る に は , ス ペ ク トラ ム ・ア ナ ラ イザ に 表 示 され た d B μV の 測 定 電 圧 の 振 幅 に , そ の 周 波 数 で の ア ン
ー
テ ナ 係 数 を 加 え ま す 。 ケ ー プ ル の 損 失 と プ リア ン プ ( 前 置 増 幅 器 ) の 利 得 を 補 正 す る に は , プ ロ プ と
0
ア
ペ
ム
す
ス ク トラ
ナ ラ イザ 間 の 損 失 ( d B 単位 ) を 加 え , 利 得 ( d B 単位 ) を 差 し引 き ま 。 次 式 を 参 照 し
て くだ さ い 。
.
一
攣
一
一
H―
( 磁界 ) 強 度 (dB十
)=VsA+AF+K
.
こ こで,
V S A = d B μ V で 表 した , ス ペ ク トラ ム o ァ ナ ラ イザ に よ る 測 定 電 圧
郎 =“
(七
した
夕響 ) で 表
肝 H 興 ‖ の ア ンテ ナ腋
K = H P l 1 9 4 1 A と ス ペ ク トラ ム 0 ア ナ ラ イザ 間 の , d B で 表 した 損 失 ま
た は 利 得 ( 損失 の と き は 正 の 値 , 利 得 の と き は負 の 値 )
3 - 6 。 プ ロ ー プ の 校 正 表 に あ る 5 つ の 校 正 周 波 数 間 の ア ン テ ナ 係 数 を 補 間 して 求 め る 場 合 は , 図
入 して あ るデ ー タ を 用 い て くだ さ い 。
3二 7.電
1に 記
力 密 度 と電 界 強 度 の 計 算 方 法
3 - 8 。 H P l 1 9 4 1 A は , 磁 界 強 度 を 測 定 しま す 。 磁 界 と共 に 存 在 す る 電 界 の 強 度 は , 電 界 イ ン ピ ー ダ ンス
を 仮 定 す れ ば , 推 定 で き ま す 。 以 下 に , 電 界 イ ン ピ ー ダ ンス を 3 7 7 Ω と した 場 合 の 計 算 例 を 示 しま す 。
ま た 輻 射 電 力 の 密 度 も, 電 界 と 磁 界 が 同 位 相 で 電 界 イ ン ピ ー ダ ン ス が 3 7 7 Ω と 仮 定 す れ ば , 推 定 で き ま
す。
E―
( 電界 ) 強 度 “ B 十
)=LA+げ
+K+い
醐 η
‘
=VsA+AF+K+51.5
口
霙
.
電 力 密 度 (dB+)=VsA+AF+K-104。
3
.
ここで , VSA=dBμ
Vで 表 した,ス ペ ク トラム ・アナ ライザ に よ る測定電 圧
F=鋼 k )を
表した: H P
l 1 9 4 1 A の ア ンテ ナ 係 数
K = H P l 1 9 4 1 A と ス ペ ク トラ ム ◆ア ナ ラ イザ 間 の , d B で 表 した 損 失 ま
た は 利 得 ( 損失 の と き は 正 の 値 , 利 得 の と き は 負 の 値 ) . ‐
例 :
1 0 M H Z で測 定 した V s A は6 5 . λ
l V に な りま す 。 K =
ようになります。
0お よびAF=391B(
JB
三二 )=65。3+39+51.5=155。
E (dB」
V/m
8 dBμ
7 V/m
W
貯
m一
=1 dB器
S(dB鼎
)=65.3+39-10i3=O
と
す れ ば,次 の
.
ミ
一一
一一一一
議彗
″一
.
3-9.磁
界発生源
3 - 1 0 。 本 プ ロ ー プ は, プ リ ン ト基 板 上 の 磁 界 の 影 響 を受 け や す い 部 謂1 の位 置 を 探 す 場 合 の 磁 界 発 生 源
ロ ー プ に 電 圧 を 印 加 す る と, 二 重 ル
と して も使 用 で きま す 。 これ は可 逆 的 な 装 置 です 。 す な わ ち, 本 プ
ー プ の セ ンサ部 に磁 界 を 発 生 します 。 この 出 力磁 界強 度 の 推 定 に は, 特 定 の ア ン テ ナ 係 数 を 使 用 す る こ
ロ ー プの 先端 か らl m m 離れ た 位 置
とはで き ま せ ん 。 5 0 Ω の 負 荷 にO d B m の 電 力 を 入 力 した 場 合 の , プ
で の 磁 界 強 度 の 特 性 を 表 2 に 示 します 。
本 プ ロ ー プヘ の 印 加 電力 は, 表 1 に 示 して あ る 最 大 入 力 電 圧 を 超 ズ_ な い よ う に して く
だ さい。 そ う しな い と, プ ロ ― プ を 損 傷 す る結 果 に な り ま す 。
周波数
(MHZ)
磁 界強 度 の特 性
入 力電力
(50Ω 時)
009
0。
dBm
0 。1 0 0
dBm
1
dBm
dBm
磁界強度
A/m)
(H), dB(μ
﹁﹁︱︱ヨ
表 2。
dBm
3-11.試
験機器 の接続
ア だ
ー
の
で は,こ
3 - 1 2 。 H P l 1 9 4 1 A は , 磁 界 プ ロ プ か 磁 界 発 生 源 の い ず れ か と し て 動 作 しま す 。 以 下 各 節
の プ ロ ー プ の 各 種 の 応 用 例 と試 験 の た め の 機 器 接 続 を 説 明 して い ま す 。 表 3 に , こ れ ら の 例 の 中 で 使 用
の か わ りに
す る推 奨 の 試 験 機 器 を 掲 げ て あ り ま す 。 表 3 の 仕 様 を 満 足 す る 機 器 な ら, こ の 推 奨 試 験 機 器
0
ア
い
る信 号 レ ベ
ペ ク トラ ム
ー
ナ ラ イ ザ に 表 示 され て
使 用 で き ま す 。 プ ロ プ と して 使 用 す る と き は , ス
め
ル に ア ン テ ナ 係 数 と ケ ー プ ル 損 失 を 必 ず 加 え る よ う に して くだ さ い 。 測 定 感 度 を 増 加 す る た に プ リ
ン プ ( 前 置 増 幅 器 ) を 使 用 す る と き は , 表 示 され た 信 号 レ ベ ル か らそ の 増 幅 器 の 利 得 を 差 し引 い て くだ
さい。
ロ
プ ロ ー プ の 先 端 に つ い て い る誘 電 材 料 は , 特 性 破 壊 電 圧 が l k V とな って い ます . プ
― プ を 損 傷 した り, ま た 使 用 者 自身 に 傷 害 を 与 え た り しな い よ う に, l k V 以 上 の 電 圧
が 印 加 され る場 合 は プ ロ ー プ を 使 用 しな い で くだ さ い 。
推奨試験機器
L ヨ ン
表
機 器
名
仕
推 奨
様
ス ペ ク トラ ム oア ナ ライザ
周 波数 範 囲 :9 kHz∼ 30 MHz
トラ ッキ ン グ ◆ジ ェ ネ レ ー タ
周 波数 範 囲 :9 kHzt30 MHz
信号発生器
周 波 数 範 囲 : 9 k H Z ∼3 0 M H z
プ リ ア ン プ ( 前置 増 幅 器 ) ・
周 波 数 範 囲 : 9 k H Z ∼3 0 M H z
R F 利得 : ≧ 2 0 d B
注
製
ロ
ロロ
HP
HP
HP
HP
HP
8 5 6 2 A ( 1 0 0 H z - 92 。
GHz)
8566B(100 Hz - 300 GHz)
8 5 6 7 A ( 1 0 k H z - 51 。
GHz)
8 5 6 8 B ( 1 0 0 H z - 51 。
GHz)
8 5 9 0 A ( 1 0 k H z - 51 。
GHz)
オ プ シ ョ ンH 5 1 :
近磁界 EMC機 能 セ ッ ト
H P 7 1 1 0 0 A ( 1 0 0 H z - 29。G H z )
オ プ シ ョ ン0 0 2
H P 8 4 4 4 A ( 05。 - 1 5 0 0 M H z )
オ プ シ ョ ン0 5 9 : H P 8 5 6 6 B ,
HP 8567A, お
よびHP 8568B
と共 用
H P 7 0 3 0 0 A ( 1 0 0 H z - 92 。
GHz)
H P 7 1 1 0 0 ALゼ
共用
HP 8660C(10 kHz - 2.6 GHz)
HP 8662A(10 kHz - 1280 MHz)
HP 8447A(9 kHz - 50 MHz)
オ プ シ ョ ンH 6 4
H P 8 4 4 7 F ( 9 k H z - 31 。
GHz)
オ プ シ ョ ンH 6 4
中 H P 8 5 6 6 B , H P 8 5 6 7 A , ある. い
ス ペ ク トラ ム , ア ナ ライザ を 使 用 す る と き は,
はH P 8 5 6 8 B の
セ
H P 8 5 6 8 A R F プ リ レ ク タを 代 用 して も よ い 。
3-13. 限
定放射 試験 時の機器接続
図 3 に E M I 放 射 個 所 の 特 定 に 使 用 す る 代 表 的 な 機 器 構 成 を 示 しま す 。 プ ロ ー プ の 適 切 な 位 置 決 め に つ い
て は , 3 - 1 6 項 を 参 照 して くだ さ い 。
被試験機器
HP l1941A
一
一
¨
¨
一
一
一
一
HP 8590A
ス ペ ク トラム ・ァ ナ ラ
増 幅器
(使用をお勧めしまず)
●00● ●0
RF 婦
)・
図 3.
限定放 射試験 の機 器 接続
ザ
3-14. 周 波数応答試験 時の機器接続
ー
周 波 数 応 答 試 験 方 法 を 使 用 して 各 種 の 密 閉 箱 や シ ー ル ド構 造 物 の 相 対 的 な シ ル ド効 果 が 試 験 で き ま す 。
図 4 を 参 照 して くだ さ い 。 ト ラ ッキ ン グ 0 ジ ェ ネ レ ー タ の 出 力 信 号 は , 試 験 対 象 の 密 閉 箱 内 に 置 か れ た
ア ン テ ナ か ら放 射 さ れ ま す 。 一 方 , 近 磁 界 プ ロ ー プ と ス ペ ク トラ ム 0 ア ナ ラ イザ に よ り周 波 数 と 相 対 振
幅 の デ ー タ を 処 理 しま す 。 プ ロ ー プ の 最 適 な 位 置 の 決 定 に つ い て は , 3 - 1 6 項 を 参 照 して くだ さ い 。
モ ジ ュ ー ル型
ス ペ ク トラ ム o ア ナ ライザ
被試験密閉箱
放 射 源 ア ンテ ナ
HP l1941A
増 幅器
( 使用 を お 勧 め しま す )
トラ ッキ ン グ ・
ジ ェ ネ レ ー タの
RF出 力
図 4. ス
3-15。感
テ ィ ミ ュ ラ ス 。レ ス ポ ン ス 試 験 の 機 器 接 続
、
受性 試験 時 の機器接続
ー
本 プ ロ ー プ を 磁 界 発 生 源 と して 使 用 す る と, 電 子 部 品 の 感 受 性 試 験 用 の 磁 界 を 発 生 で き ま す 。 プ ロ プ
ー
ロ
づ
この
い
プ
D
U
T
に
プ
か
して
を動
近
ける
先 端 と被 試 験 物 ( D U T ) の 間 の 距 離 は l C m 以下 に して くだ さ 。
ー
ロ
に
の
プ
と, D U T に 印 加 され る絶 対 磁 界 強 度 は プ
先 端 で 発 生 した 磁 界 強 度 計 算 値 近 くな り ま す 。 広 帯
域 の 感 受 性 試 験 の 場 合 は , 本 プ ロ ー プ は 掃 引 の 信 号 源 あ る い は トラ ッキ ン グ の 信 号 源 と して 使 用 しま す 。
_
図 5 に , 基 本 的 な 感 受 性 試 験 の 機 器 接 続 の 一 例 を 示 しま す 。
プ ロ ー プ に 印 加 す る 電 力 は 表 1 に 示 す 最 大 入 力 電 力 を 超 え て は い け ま せ ん 。 そ う しな
い と, プ ロ ー プ が 損 傷 しま す 。
0
ロ
信 号発生 器
● 口 ● 口 ●●
■ ■ ■ 目
“
“
“
“
“
“”
被試験物
( プ リ ン ト基 板 上 の 部 品 )
●■■ ロ ロロ ロ ■ ■E コ
ロ
::ヨ
::::1〔
〕
:
HP l1941A
プ リ ン ト基 板
界感 受性 試験 の機 器 接続
図 5。 限
3-16。
測 定技術
′
3 - 1 7 。 H P l 1 9 4 1 A は , プ ロ ー プ の 先 端 で は な く, 検 出 ル ー プ の 中 心 で 磁 界 強 度 を 測 定 しま す 。 図 6 は ,
プ ロ ー プ 先 端 の 保 護 カ バ ー と プ ロ ー プ ◆ル ー プ の 中 心 線 との 関 係 を 詳 細 に 図 示 して い ま す 。 本 プ ロ ー プ
は , 磁 界 の 輻 射 点 に で き る だ け 近 づ け て 保 持 す る よ う に 設 計 され て い ま す 。 プ ロ ー プ 先 端 の ル ー プ の 平
面 は , 図 2 に 示 す よ う に 輻 射 磁 界 に 対 して 直 角 に な る よ う に しな け れ ば な り ま せ ん 。 例 え ば , 密 閉 箱 の
継 ぎ 目 の E M I 試 験 を 行 う と き は , 図 7 に 示 す よ う に プ ロ ー プ を 保 持 しま す 。 同 軸 ケ ー ブ ル か らの 輻 射 を
測 定 す る 場 合 に は , 図 8 に 示 す よ うな 位 置 に プ ロ ー プ の 先 端 を 置 き ま す 。 図 8 は 検 出 ル ー プ を 示 して い
ま す 。 この と き, プ ロ ー プ の ア ン テ ナ 係 数 校 正 表 が あ る側 面 と, 測 定 中 の ケ ー ブ ル の 位 置 関 係 に ご 注 意
くだ さ い 。 プ ロ ー プ の 先 端 の 保 護 カ バ ー が な くな った り, 損 傷 して い る と き は , そ の プ ロ ー プ を 使 用 し
な い で くだ さ い 。
一
m
.
と 3 - 1 5 項で 述 べ た よ う に , 本 プ ロ ー プ は 感 受 性 試 験 時 の 磁 界 発 生 源 と して 使 用 で き ま す 。
3-18. 3-9項
この 応 用 例 で は , 試 験 対 象 の 電 子 回 路 部 品 か らl c m 以内 に プ ロ ー プ を 保 持 して くだ さ い 。
プ ロー プ先 端 カバ ー
ル ープの 中心 線
│
│。8 MM
(0。07 1N〕
│.8 MM
(0。 07 1N)
プ ロー プ 0 ボ ー ド
鶉
図 6. プ
ロー プ先端 の 詳細 図
2.5 MM
(0。 10 1N)
.
HP ll
941A
上面
カバ ー
側面
カバ ー
図 7. 密
閉 箱 継 目の 試 験
ア ンテ ナ 係 数
表 示 ラベ ル
検 出 ループ
﹁ ・
3
一
一 一
図 8.
同 軸 ケ ー プ ルの 試 験
10
ゝ J
4-1。
動作確認試験
4-2。HP l19414の
動作確認試験 は, 出 カ イ ンピーダ ンス測定試 験 と挿入損失測定試験の 2 つ の試験で
す。各試験 は相対的な もので, プ ロー プ回路の特定部 品 の損傷を検出す るよ うに設計 されてい ます な
。
お, こ れ らの試験ではア ンテナ係数の校正は確認できません。その確認には校正 された磁界が必要です
。
4 - 3 . 試 験 に不合格 となったプ ロニ ブで も, 電 磁輻射を検出す るか もしれません。 ただ し, この場
合,
プ ロー プ回路は電界結合を除去 しません し, プ ロー プに表示 してあるア ンテナ係 数 は無効 とな
ります。
4 - 4 . 試 験 手 順 中 , 機 器 の ソ フ トキ ー は , 影 付 き の 文 字 で 表 示 さ れ ま す 。 ソ フ トキ ー と は , C R T 上
字 で 定 義 され る 機 能 を 持 った キ ー で す 。 =
4-5. 校
に文
正周期
4 - 6 . お 客 様 側 で H P l 1 9 4 1 A の ア ンテ ナ 係 数 を 再 校 正 す る こ と は で き ませ ん が , 弊 社 の 工 で プ ロ ー プ
場
の ア ンテ ナ 係 数 を 再 校 正 で き ま す 。 再 確 認 の 推 奨 周 期 は 3 年 で す 。 工 場 で の 再 校 正
方 法 に つ い て は, 英
文 マ ニ ュ ア ル の 6 - 1 項 を 参 照 して くだ さ い 。
4 - 7 。 H P l 1 9 4 1 A は , 内 部 に ユ ー ザ が 調 整 で き るつ ま み や 部 品 は あ り ま せ ん 。 S M A ア ダ プ タ
( 英文 マ ニ
ュ ア ル の 図 1 6 を参 照 して くだ さ い ) だ け が 外 部 か ら取 り換 え られ る 部 品 で す
。
4-8。
出 カ イ ン ピー ダ ン ス 測 定 試 験
≧■ ヨ ン
√ し ヽ .●
概要
この 試 験 は , 1 0 0 K H z か らl M H z の 周 波 数 範 囲 で , H P l 1 9 4 1 A の S M A ポ ー トに お け る イ ン ピ ー
ダ ンス を
測 定 して 出 力 回 路 内 の 損 傷 を 検 出 しま す 。 この 試 験 に 使 用 す る 機 器 と して は 次 に 示 す 仕 様 を 満 足 す る
機
器 な ら, 推 奨 機 器 の か わ り に 使 用 で き ま す 。
周波数範囲 … ……
試 験 ポ ー トの 整 合
… … … 1 0 0 k H z ∼l M H z
‐
‐………………‐
「
リ タ ー ン 。ロ ス 1 5 d B 以上
推奨機器
ザ
HP 3577A
HP 35677A
ト
ラ
ラ ツ
イ
LF
ヮ メ
ツパ
ネ S.
ニ ク 0ア ナ
ー タ試 験 セ
ア ダプ タ :
N ( オ ス ) 対 A P C 3 . 5 ( メス ) 形
付属品類 :
5 0 Ω 負 荷 , A P C 3 。5 ( メ ス ) … … … … …… … …
同 軸 シ ョ ー ト部 , A P C 3 . 5 ( メ ス ) … … ` … … …
オ ー プ ン部 , A P C 3 . 5 ( メ ス ) … … … … … … … …
)l
HP 1250-1743
HP 909D,
オ プ シ ョン 0 0 1
HP 1250-1769
HP 1250-1767
手順
①
機 器 を 図 9 に 示 す よ うに接 続 して くだ さい。 H P 3 5 7 7 A に
通 電 して 6 0 分間 予 熱 します 。
一一
¨
¨
¨
暉
霊
HP 3577A
ネ ッ トワ ー ク ・ア ナ ライザ
RF OU丁
口
O
O
A
B
6 R
O
●
6 N
︲
?.?.?.?
HP 35677A
パ ラメ ー タ
S―
試験 セ ッ ト
ポ ー
アダプ タ
:
PROBE
11941A
:
:
:
自 由
白
DUT
アダプタ ショートアダプタ 基 準 負 荷
オープン・
図 9。 出
カ イ ン ピ ー ダ ンス 試 験 の 機 器 接 続
② HP 3577Aの
調整つ まみを次 のよ うに設定 します。
TRACE l
………………………………………………………………… S l l
……………………………………………………………………………………………………………………………∴・
lNPUT …
DISPLAY FUNCT10N
SMITH CHART …
FULL SCALE
SWEEP
SWEEP
START
STOP
TYPE
MODE
FREQ
FREQ
POLAR
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………・ ON
l UNIT
リニ ア 周 波 数 掃 引
… … … … …… … … Ⅲ
……Ⅲ
… …… Ⅲ
… … … … … … …… 連 続
… … … … … … … … … … …… … Ⅲ
100 kHz
l MHz
+‐15 dBm
AMPTD
“
③ M e a S r c a l キ ー と O n C P O r t F u H C a l " のソ フ ト ・キ ー を 押 して ポ ー ト 1 の 校 正 を C R T 上 に 行 い
ます 。 次 にC R T 上 の 指 示 に 従 って くだ さい。
④ プ ロ ー プ を H P 3 5 6 7 7 A のポ ー ト 1 に 接 続 して くだ さい 。 イ ン ピ ー ダ ンス の 表 示 ( ス ミス ◆チ ャ ー
ト) が 図 1 0 に示 す よ うに現 れ ます 。 1 0 0 k H 7 の周 波 数 で は, 測 定 イ ン ピ ー ダ ンス は, シ ョ ー ト回
路 の イ ン ピ ー ダ ンス に近 くな ります 。 ま た , l M H Z の周 波 数 で は, プ ロ ー プ は最 大 正 規 化 イ ン ピ
ニ ダ ンス が j O 。
5 0 Ω の 誘 電 性 の 値 を 測 定 します 。 この 試 験 で 普 通 最 も不 合 格 とな るの は, 入 力 回
路 が オ ー プ ン状 態 に な る と きで , こ の 場 合 の イ ン ピ ー ダ ンス の 表 示 ( ス ミス ・チ ャ ー ト) は 図 H
に 示 す よ うに な ります 。
0乙
.
フ
.
′
.
m
図 1 0 。 H P H 9 4 1 A が 描 い た イ ン ピ ー ダ ンス 曲 線 ( 1 0 0 k H z ∼l M H Z )
ご
・
・ .
・ ヾ
D
.
図 11.オ
ー プ ン 回 路 の 場 合 の H P l 1 9 4 1 A が 描 い た イ ン ピ ー ダ ンス 曲 線
13
( 1 0 0 k H Z ∼l M H Z )
4-9.挿
入損 失 測 定試 験
概要
の で す 。 この 試 験 で は, も う 1 台 の H P l 1 9 4 1 A
挿 入 損 失 試 験 は, 入 力 回 路 内 の 損 傷 を相 対 的 に表 示 す る も
P l 1 9 4 1 A プ ロ ー プの 各 ル ー プ にそ れ ぞ れ 磁
い
るH
プ ロ ー プ を磁 界 発 生 源 と して 使 用 し, 試 験 対 象 と して
が れ ます 。 2 つ の プ ロ ー プ は, 図 1 2 か
に
界 を 挿 入 します 。 損 傷 が あ る と, 測 定 した 両 者 の 出 力 電 圧 差 現
です 。 試 験 を 容 易 にす るた め , 磁 界 発 生 源 の プ ロ
ら図 1 5 に示 す よ うな位 置 に 適 切 に設 定 す る こ とが 重 要
一
ー プ は先 端 が 作 業 台 の 表 面 ( 木製 が 望 ま しい ) と 同 平 面 に な るよ うな位 置 に固 定 しな けれ ば な りま せ
8 m m 以 上 離 れ るよ うに して くだ さい 。 他 の
ん。 止 め 金 ま た は テ ー プ を 用 い , 磁 界 発 生 源 の 先 端 か ら5 0 。
の
は, 代 用 して 使 用 して もか ま い ま せ
の
試 験 機 器 は, 下 記 に示 す 仕 様 と同等 か ま た はそ れ 以 上 機 器 場 合
ー
D
U
T
(
試
験 対 象 物 ) と い い ます 。
ん 。 この 試 験 手 順 全 体 を 通 じて , 被 試 験 プ ロ プ の こ とを
推奨機器
HP 3577A
HP 35677A
HP l1941A
ネ ッ トワ ー ク ◆ア ナ ラ イザ
S ―パ ラ メ ー タ 試 験 セ ッ ト
磁界発生源
ア ダプ タ :
N ( オ ス ) 対 A P C 3 . 5 ( オス ) 形
ヶ ―プル :
S M A ( オス ) 対 S M A ( オ ス ) ( 2 組
HP 1250-1743
(2組 必要)
HP 8120=4811
必要)
夕 ●
手順
通 電 して 6 0 分間 予 熱 します 。
HP 3577Aは
① 機 器 を 図 1 2 に示 す よ う に接 続 して くだ さい。
HP 3577A
ネ ッ トワ ー ク ・ア ナ ライザ
一■口■■口■■
」L ● ●二■ 呂 ` ニ
:椰
巽
嘉
6
も =
ロ
R
.
¨B
一
A
T ttl
ポー H
‖P 3 5 6 7 7 A
S ―パ ラ メ ー タ
試験 セ ッ ト
‖A ケ ー プ ′
.帖
ノ
ノ
SMA ケ ー ブ ル
プ ロー プ
磁 界発生源
J
DUT
・て
は じ
細 照
詳 参
.
.
” ↓ ・
図 12: 挿 入損 失試験の機器接続
14
② HP 3577Aを
次 のよ うに設定 して くだ さい。
:
i
INST PRESET
l
・
TRACE l .
:
i
………………………………………………………………………………………・
・
I N P U T …¨…………………¨…………………………………………………・
・
………………。 S 2 1
…………………………………………………………………………………………………………………………………・
DISPLAY FUNCT10N …
・
・
…………… L o g M a g
・
R E F L E V E L ………………・
……………¨………………………・
‐
………………・
…………………¨……………………………" ―・
,¨
`・
= . ……………… …
30 dBm
………………・
・
…………………
……・
Ⅲ
………………………: . _…
…
………………¨………・
‐
……………………………¨………………………………。
SCALE …
5 dB/Div
…Ⅲ
…Ⅲ
…・
… … … …Ⅲ
… …Ⅲ
… …Ⅲ
…Ⅲ
…・
… …Ⅲ
… …Ⅲ
… … …・
… … … … … … … … …・
REF POS ・
… … …・
… loo%
SWEEP
SWEEP
START
STOP
二. _ _ _ … … … … … ・
…… ・
…………………Ⅲ
T Y P E …… … … … … … … Ⅲ
…= … 口、
グ周 波 数 掃 引
1…
・… … … … Ⅲ
… …・… … Ⅲ
… …「
¨… … … … … Ⅲ
M O D E ………… … … … … …・
…… … …ド
・
… …Ⅲ
… 連続
………………………………………………………
………………
………………………・
・
………………
…………………………………………………
FREQ・
loo kHz
…
…………
……
……………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………
FREQ・
30 MHz
AMPTD
+15 dBm
③ 図 1 3 と図 1 4 に示 す よ うに, プ ロ ー プ を 物 理 的 に 配 置 して くだ さぃ 。 この と き, D U T の
製 品 ラベ ル
_ 面 を 上 向 き に します 。 この 配 置 に す る とD U T の 検 出 ル ー プ の 1 つ を磁 界 で 照 射 す るよ うに な りま
す。
磁界発生源
1鰺
作業 台 .
( 木製がよぃ) :
│
│
│
図 13.
│
挿入損失試験時 の プ ロ ー プ位置設定
_
│
│
│
│
│
1041A
│
pE 9 κH2‐ 30 ‖H2
│
00‐ 2Hx 6 ヨ ロ
│ハ
VLシ 03
│^
│_
磁界発 生源
│
・
│
・
躇
│
図 14.挿
入 損 失 試 験 時 の プ ロ ー プ 方 位 設 定 の 詳 細 (ルー プ 1の 設 定 )
言宦
④ ⑤
a
ー を , 次 に “S t o r e & D i s p l a y " の ソ フ ト ◆キ ー. を押 して くだ│ さ
STORE DATAキ
ぃ 言二
:1‐
図 1 5 に示 す よ うにD U T を 配 置 し直 して くだ さ い 。 この と き, D U T の 校 正 表 ラ ベ ル 面 を 上 向 き に し
ます 。 この 配 置 にす る と, 検 出 ル ー プ 1 の 場 合 と 同 じ磁 界 強 度 で D U T の 検 出 ル ■ プ 2 を 照 射 しま
す。
「
疑誓 :
“
ソ フ ト 0 キ ー を 押 して くだ さい . : 続い て , I N P U T キ ー,
⑥ S T O R E D A T A キー を, 次 に S t o r e R e g D l " の
ー
・
ソ フ ト キ を 押 します 。
次 に “D a t a R e g " の
■
■二
この 2 つ の 表 示 波 形 間 の レ ベ ル は, 両 プ ロ ー プ と も適 切 に 動 作 して い る 場 合 は 通 常 3 d B 以下 で ,
1 損 して い る場 合 は 6 d B 以上 とな
傷
ります 。 も し何 度 測 定 を繰 り返 して も, 結 果 が 3 d B と6 d B の間
の 値 に な る な らば , 試 験 機 器 の 接 続 を 点 検 して くだ さ い 。
上面図
夕 ・
I”
′
磁 界発 生源
図 1 5 。 挿 入 損 失 試 験 時 の プ ロ ー プ 方 位 設 定 の 詳 細 ( ルー プ 2 の 測 定 )
一
一
F一
、
﹂一
7
一
≧ノ
③
ゝ⊃
1
]
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驚
動
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計
P A R T N o . 1 1 9 4 1 ‐9 0 0 0 9
F口
昴1 : A p r . 1 9 8 8
相 操 原 事 業 所 : 〒2 2 9 4 0 槙
工
:〒 192東 京
喘
原 市 矢 部 ' 丁
目 27●
都 八 王 子 市 高 倉 町 9番
15号
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0 4 2 7 - 5 9 - i 3 1 ! (f大
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代表)
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P r i n t e d i n 」a p a n