宮崎大学学術情報リポジトリ Title 製膜速度による微結晶シリコン薄膜の圧電素子光熱分光 スペクトル変化 Author(s) 王, 萍; 多田, 真樹; 大田, 将志; 境, 健太郎; 福山, 敦彦; 碇, 哲雄 Citation URL Memoirs of the Faculty of Engineering, Miyazaki University, 33: 57-61 http://hdl.handle.net/10458/302 Date of Issue 2004-10 Right Description 5 7 製膜速度による微結晶シリコン薄膜の圧電素子光熱分光スペク トル変化 製膜速度 に よる微 結 晶 シ リコン薄膜 の 圧 電素子光熱分光 スペ ク トル変化 王揮 1 )・多 田真樹 1 )・大 田将志 2) ・境健 太郎 3) ・福 山敦彦 4) ・碇哲雄 5) Chang ei nPi e z o e l e c t r i cPho t o・ t he r ma lSpe c t r ao rmi c r o c r ys t a l l i mes i l i c onby t hede po s i t i onr a t e Pi n gWANG Ma s a ki TADA, Ma s a s hiOHTA, Ke nt a r oSAKAI , At s uhi koFUKUYAMAa n dTe t s uoI KARI Abst r act Th epi e z o e l e c t r i cpho t ot h e ma l( PPT)s i g na l sf r o m hy dr o g e na t e dmi c r o c r y s t a l l i n es i l i c o n ( pc Si : H)f i l mswe r eme a s ur e da n dt h ee fe c t so ft h ede pos i t i o nr a t eo nt h eo p t i c a lpr o p e r t i e s r e a s l n gt h ed e pos i t i onr a t er e s ul t e di nade c r e a s ei no p t i c a la bs o 叩t l O n we r ei nv e s t l ga t e d・hc c o e f f i c i e n ta ndas hi f ti ne fe c t i v ee n e r gyga pt ot h ehi g h e rp ho t o ne n e r g ys i de .Th e s er e s ul t s l e dt o ar e d uc t i on i nt h e pho t ov ol t a i cc o nv e r s i o ne mc i e nc yo ft h es o l a rc e l l sf わ r hi g hd e pos i t i o nr a t es a mpl e s .Th eus e f ul n e s soft hi na n dt r a ns pa r e n tP ′ c Si : Hf i l mswa sa l s o d e mo ns t r a t e d. Ke ywor ds : , mi c r o c r ys t a l l i n es i l i c o n, d e pos i t i o nr a t e ,o p t l C a l Pi e z o e l e c t r i c pho t ot h e ma lt e c hn i que a bs o r pt i ons pe c t um, r Ph o t ov ol t a i cc o nv e r s i one f f i c i e n c y 1.は じめに pc si : H の光学的特性 を評価す るための重要な実験 手法 として光吸収スペ ク トルの測定があるが,その膜 水素化微結晶 シ リコン( L I C Si : H)は,現在 の主流 で 厚が数pm と薄いため,ほとん どの光が透過 して しま ある水素化 アモルファス シリコン( a Si : H)や多結晶 シ NI R)では精度 い,一般的な赤外線領域光吸収測定法 ( リコンに代 わる次 世代 の太 陽電池材料 として最 も有 良 く光吸収スペ ク トル を測定す ることが困難である。 望視 されている。その理 由 として低 コス トで作成可能 そ こで我 々はラマ ン散乱分光法 を用いてpc Si : H の膜 であることや,a Si : H太 陽電池で問題 となっている光 質構造解析 を行 い,半導体 中の電子の非塙射再結合 を 劣化現象 1 ) が観測 されない ことがあげ られる。 しか し 高感度 に測定 で きる圧電素子光熱分光法 ( PPT)2・3) なが らL I C Si : H を用 いた太陽電池が既存電力 と競争 し を用 いてL L C Si : H 薄膜の光吸収スペ ク トルの測定 を試 うるためには毎秒約 5nm 以上の製膜速度 を必要 とす みた。ppTは光吸収後の非轟射再結合過程 を測定す る るが,製膜速度 を上げる と変換効率が低下 して しまう 絶対測定 であ るため透明 な材料 に対 して も感度が よ ため,実用化への大 きな障害 となっている。 く, また散乱光の影響 も除去で きる。 得 られた ppT スペ ク トルをもとに、製膜速度 によるpc Si : H 薄膜 の 1 )物質工学専攻大学院生 光学的特性の変化 について評価 した。 2)電気電子工学専攻大学院生 3) フロンテ ィア科学実験 セ ンター助手 2.実験手順 4)材料物理工学科助教授 5)電気電子工学科教授 測定 に用いたL I C Si : H薄膜 は,透明ガラス ( Com i ng 5 8 第3 3号 宮 崎 大 学 工 学 部 紀 要 る圧電素子 ( P ZT)は試料 のL L C Si : H 薄膜 成長面 に シ リ コング リースで直接接着 させ、クライオス タッ ト内 に 設置 した。これは,p p Tが検出す るのが試料 内部で発 生 した熱 お よび熱弾性波 であ るか らであ る。 その後 400-1 400nm の波長範 囲で測定光 をガラス基板側 か GZO( 0 . 0 3 u m) ら試料 に照射 し,p p Tスペ ク トル を測定 した。ト L C Si : H 薄膜 の光吸収係数 は小 さ く,かつ膜厚が薄い ことか ら, 得 られた p p T スペ ク トルに対 して,検 出器へ の検 出 光入射 に よる影響 の除去 を行 い最終的 な P P T スペ ク トル を得 た。 〈 ゝ ド,検 出光 図 1 サ ンプル構造 と p p T信号測定配置 3.結果 と考察 3. 1 ラマ ンスペ ク トル解析 測定 で得 られた低速製膜試料 の ラマ ンスペ ク トル 7059) 上 に透明電極 GZO を形成 させた基板上 に,超高 を図 3の実線 に示す。波数約 52 0c m 周波 プラズマ CVD法で製膜 させ た。成長基板温度お 波数側 にすそ を引いた非対称 なスペ ク トル を示 した。 よび気圧 はそれぞれ 300℃以下お よび l Tb汀 で,製膜 ガウス関数 に よる ピー ク分離 を行 った ところ,400- された膜厚 は 1 . 5L L m であ った。 GZOは酸化すず( sno2 ) 550c m と Ga を添加 した酸化亜鉛( zno) か ら成 り,表面 に自 の ラマ ンピー ク れた ( 図中点線)。波数 480と 520c m-1 然形 成 された凸凹構 造( テ クス チ ャー構造) の光 閉 じ はそれぞれ,a si : HのT O お よび結晶 si( C Si )の T O 込め効果 によ り,太 陽電池の変換効率向上 をもた らす フォノ ンモ ー ドである 4) 。一万,51 0c m 1付 近の ラマ 。 本研究 では製膜速度 が それぞれ約 5 お よび ( 図 1) ン ピー クの 起 因 につ い て は未 だ判 って い な い 。 1 1をピー クに,低 の波 数範 囲 に 3つ の ラマ ンピー クが観測 さ 1 5Å/Sの 2種類のpc Si : H薄膜 を用意 した。 この高速 L I C I Si : H は数十 nm 径 の C Si粒 とその周囲 を取 り巻 く 製膜 ( 製膜速度 1 5A/S )のpc Si : H 薄膜 を吸収層 に もち ように a Si : H 相が存在す る構造 となってお り, この いた場合の太 陽電池の変換効率 は,低速製膜 ( 製膜速 0c m l付 近 の ラマ ンピークは結晶粒 間の粒界 ( gr a i n 51 度 5A/S )のpc Si : H 轟膜 をもちいた場合の変換効率の が あ り,本 bounda r y:GB)に起 因す る とした報告 5, 6) 約半分 になることが分 か ってい る。 報告 で も GB起 因の ラマ ンピークとして扱 う。表 1に ラマ ン散乱測定 は波長 532 nm の検出光 をL L C Si : H薄 ピー ク分離 によって得 られた 3つの ラマ ンピー クの 膜成長面か ら試料 に照射 し,室温 において波数 3 001の範囲で散乱 スペ ク トル測定 を行 った。 p p T スペ ク トル測定 にお ける試料 の測定配置 図 と A) ! Su al ulue∈ etj e) q O L 装置の概略図 をそれぞれ図 1と 2に示す。検 出器であ ( SIF. u n 600c m 400 450 50 0 Wavenumber( cm 1 ) 図 3 ラマ ン散乱 スペ ク トルの ピーク分離 5 9 製膜速度による微結晶シリコン薄膜の圧電素子光熱分光スペク トル変化 表 1 各 ラマ ンピー クの ピー ク位置 と半値幅 単位 は c m l C Si ピー ク a Si 半値幅 GB ピー ク 半値 幅 ピー ク 半値幅 低速/ガラス 51 9. 51±0. 03 7. 59±0. 0 7 48 8±2 45±3 51 3. 1±0. 3 2 0. 6±0. 7 低速/GZO 51 7. 40±0. 06 7. 51 ±0. 1 6 48 2±2 52±2 51 0. 2±0. 6 1 8. 1 ±0. 9 高速/GZO 51 6. 1 2±0. 03 8. 40±0. 09 48 2±1 5 4±2 5 08. 0±0. 4 2 0. 8±0. 6 ピーク位 置 と半値幅 を示す。表 には,透明電極 GZO ベ ク トル を示す。我 々は ガラス基板上 に製膜 させ た を形成 させず にガラス上 に直接 同様 の手法 で卜C I Si : H pc si : H 薄膜 の PPTスペ ク トル を既 に報告 している 8)0 薄膜 を成長 させ た試料 の解析結果 も示 している。表か ガラス基板上試料 の場合 には膜 内光学干渉が ppT ス ら,GZO 基板上試料 において C Siの TO フォノ ンモ ペ ク トルに顕著 に表れたため,その補正作業の結果, 0c m ー ドピー クが文献値 の 52 よ りも低波数側へ シ 光学 ギ ャ ップ以下 の低 エ ネルギ ー領域 での波長分解 フ トしている事が分か る。これは結晶粒径が小 さ くな 能が大 き く低 下 した。一方 ,GZO 基板上試料 では膜 ったため 7)で、 この ピー ク位 置 よ り各試料 の粒径 を 内光学干渉の PPTスペ ク トルへ の影響が大変小 さ く、 見積 もることが出来 る。 これ に よ り光学 ギ ャップ以下の低 エ ネルギー領域 で 1 製膜速度 変化 に よる膜 質構造 の変化 をよ り明確 に Si粒 (Xc)と a si : H 相 の体積 す るため に,薄膜 内の C の PPT信号 をよ り明確 に議論で きる。 図 4よ り,低速 製膜試料 で は フ ォ トンエ ネルギー 1 . 2-1 . 7 e V に PPT信号 ピークが観測 された。一方,高 比率 (x a)を以下の計算式 6)を用 いて求めた。 速製膜 で は同領域 に明確 な ど- クは観測 され なか っ Xc-I c/ ( I c+I GB+y( i) I a) た。また,低速お よび高速製膜試料共 に,測定光の フ t I c+I GB+y( L) I aI Xa-I a/ . 7 e V付 ォ トンエ ネルギーの更 なる増加 に従 って,約 1 ここで, I c, I GBお よび Iaはそれぞれ ピーク分離後 近か ら ppT 信号強度が単調 に増加 した。更 に,測定 の各 ラマ ン ピー クの積分強度 であ る。 また, y( I , )は した仝 フォ トンエ ネルギー領域 に渡 って,低速製膜試 C si 粒 に対す る a Si : H相 の ラマ ン散乱断面積比 の粒径 料の PPT信号強度が高速製膜試料の PPT信号強度 よ 依存性 を表す係数 であ り, りも大 きい ことが分か った。今 回のL I C I Si : H 薄膜の よ y( L)=0. 1 +exp( -i/25) ( 3) で与 え られ, L ,は粒径 ( nm)であ る。 得 られた体積比 うな,光学的お よび熟的 に透明 な条件下での PPT 信 号強度 は,試料 の光吸収係数 α に比例す る 2) ことが期 待 されることか ら,製膜速度増加 による PPT信号強 率 の変化 と計算 に用 いた,C siTO ラマ ンピー ク位置 体積比率が大 き く変化,つ ま り C si 粒 の体積比率が増 加 し,a si : H相 の体積比率が減少 していることが わか ! GZO 基板 上試料 では製膜速度増加 によ りそれぞれめ qLt2) ( s lun. の シフ ト量か ら見積 もった粒径 を表 2に示す。表 よ り A ) !Su る。 a t 図 4に GZO基板上L I C I Si : H 薄膜 の典型的 な ppTス 表 2 各成分 の体積比率 と粒径 試料 u〓 t=u6!s ld d 3.2 PP Tスペ ク トル解析 C si( %) aSi( %) 粒径 ( nm) 低速/ガラス 42 3 3 1 2. 0 低速/GZO 2 5 6 3 6. 7 高速/GZO 3 4 45 5. 8 1. 5 2 2. 5 Phot onEner 9y( eV) 図 4 GZO基板上試料 の PFrスペ ク トル 3 6 0 宮 崎 大 学 工 学 部 紀 要 第3 3号 度減少の原因の一つ としてL I C Si : H 薄膜の αの減少 を しない。ただ し,ラマ ン散乱スペ ク トル解析か ら明 ら nら9)はpc si : H 製膜時の水 考 えることがで きる。 Ha か になった ように,製膜速度増加 に よって薄膜 中の 素希釈比 R( =H2/ Si H。 )の減少 によって一定電流測定 a si : H 相の体積比率が大 きく減少 していることか ら, 法( CPM)か ら見積 もったL I C I Si : H 薄膜の α が減少す る 実際 に含有水素量増加で DB密度が減少 していると断 ことを報告 している。 同論文 にはまた,Rとフー リエ 言す ることは現時点では困難である。 R)か ら算 出 した薄膜 内の含有水 変換 赤外分光法 ( FTI ppT信号強度が α に比例す る事お よび GZO 基板上 素量 の関係 も示 されてお り,それによる と R の減少 試料 では薄膜のほぼ半分が a si : H 相 であ ること( 表 で含有水素量が増大する。つ ま り薄膜 中の含有水素量 2)か ら, アモル ファス材料 の光学特性解析 で一般的 増加 によって αが減少す ることを意味 している。従 っ に用 い られる Ta u cプロッ ト[( PPT hレ)1/2 v shレプ て,製膜速度増加 によって薄膜 中の含有水素量が増加 ロッ ト]を行 った。結果 を図 5に示す .Ta ucプロッ ト した結果,光吸収係数 αが減少 し, これが ppT 信号 では,得 られた直線 と横軸 との交点か ら有効エネルギ 強度 の減少 をもた らした と考 え られる。 ーギ ャップ ( Eel: 図中矢印)を求めることが出 きる。 低速製膜試料の PPT スペ ク トル( 図 4の 白三角)の 解析 の結果 ,pc I Si : H 薄膜の Eegが,製膜速度増加 によ スペ ク トル形状 は CPM 測定 10)及び変調光電流測定 って高 フ ォ トンエ ネルギー側- シフ寸 した事 が分か ( MPC)ll )か ら得 た a si : H の光吸収係数スペ ク トル Ee苦 -1 . 5 e V- 1 . 6 e V)。この原因 もこれ まで と同 った ( のスペ ク トル形状 に大変 よ く一致 している。前節の ラ 様 に薄 膜 内 の 含 有 水 素 量 の増 加 で 説 明 で きる 。 マ ン散乱スペ ク トル解析か ら,GZO 基板上低速製膜 pa pa c ons t a nt opou l os と Ec onomou12) は,含有水 素 試料 では膜中の a Si : H 相の体積比率が非常 に大 きい 量 の増 加 に よって a Si : H の価電子帯端 が低 エ ネル ことが明 らかにされている。このことか ら,同試料の ギ ー側 へ 移動 した結 果 ,光 学 ギ ャ ップが広 が る と ppT スペ ク トル形状 は a si : H の光吸収係数スペ ク ト い う理 論 計 算結 果 を報 告 してい る 。 これ は含有水 ル形状 を強 く反映 している もの と思 われ る。 従 って, 素量増 加 によって, SトSi結 合 の一部 が結 合エ ネル ppT スペ ク トルにお いて フ ォ トンエ ネルギ ー 1 . 2- -H結 合 に置 き換 わ ったため と ギ ーの よ り大 きな si si : H相 内の未結 1 . 7 e V に観測 された ppTピークは,a 理解 され てい る。 DB)に起 因 した信号 11) と 合手 ( ダ ングリングボ ン ド: 今回の PPT スペ ク トル測定 によって,製膜速度 に 考 えることが出来,この DB起因の PPT信号 ピークは Si : H 薄膜 の光学的特性 に以下の 3つの変化 : よるpc 製膜速度増加 によ り減少 している。薄膜 中の含有水素 i i )a Si : H 相内のダングリ ( i )光吸収係数 α の減少、 ( 量増加 は,水素 による DBの終端作用 あるいは水素の i i i )有効エ ネルギー ングボ ン ド密度の減少、そ して ( 混入 による構造緩和 1)によって DB密度の減少 をもた ギ ャップ E。gの高 フォ トンエ ネルギー側へのシフ トが らす。このことは本測定 によって得 られた結果 と矛盾 明 らか となった。太 陽電池 の吸収層 としてのpc Si : H 薄膜 の光学特性 の これ らの変化 は太 陽電池の変換効 率の低下 につなが る。つ ま り,製膜速度増加 によって 薄膜の光吸収係数が減少 し,同時 に有効エ ネルギーギ 2 ャップが高 フ ォ トンエ ネルギー側へ移動す ることに よって,太陽光吸収 によって吸収層 内に発生す るキャ z r L (^ u リアが減少す る。 一方 ,DB密度の減少 は発生 したキ 1 トd d) ャリアを捕獲す る トラップ準位の減少 を意味 し,太陽 電池の出力電流の増加 をもた らすはずである。しか し なが らその初期密度 は 1 015-17 c m 3程度 と小 さく, 結果 として高速製膜のpc Si : H 薄膜 を用いた太陽電池 の変換効率が低下 した と説明で きる。 1 1. 5 2 2. 5 3 4.まとめ Phot onEne「 9y( eV) ppTを用 いて透明電極 GZO 基板上 に超高周波 プラ 図 5 GZO 基板上試料の Ta ucプロッ ト si : H 薄膜の光吸収スペ ズマ CVD 法で製膜 させ た pc 製膜速度による微結晶シリコン薄膜の圧電素子光熱分光スペク トル変化 61 ク トル を測定 し, 得 られ た ppTスペ ク トル を もとに, 4)T. Sa s a ki ,S. Fu j i ka ke ,K. Ta buc hi , T. Yos hi da , T. Ha ma , 製膜速度 に よるL I C I Si : H 薄膜 の光学 的特性 の変化 につ H.Sa ka ia n dY I c hi ka wa:∫ .NonCr y s t .Sol i ds226 いて評価 した。ppTの特徴 であ る電子 の非塙射再結合 ( 2 000)3776. 測定 の観点 か ら,3つの光学 的特性 の変化が初 めて明 Si : H薄 らか となった。太 陽電 池 の吸収層 と してのuc 膜 の光学特性 の これ らの変 化 は太 陽電 池 の変換効率 の低下 につ なが る。 赤外 線領域 光吸収測定法 ( NⅡと )早 電子 ス ピン共鳴測定法 ( ESR)な どこれ までpc Si : H薄 膜 の評価 に用 い られていた評価 法 で は,それ らの測定 感度不足 のため に,本研 究 で明 らか に した光学特性 の 変化 を明確 に出来 なか った。結果 と して ,P打 が透明 電極 GZO 基板 上 に形成 され た薄膜 の光学特性評価 に 有効 な ことが示 された。 5)S.Ve pe k,F. A.Sa r ot ta n dZ・I qba l :Phy s ・Re v ・B 36 ( 1 987)33 4 4. 6)D.Ha m,∫ .D.Lor e nt z e n,∫ .W Wol f ,L E・Mc Ne i la nd Q.Wa ng: J . Appl . Phys .94( 20 03)293 0・ 7)Z.I qv a la n dS.Ve pe k:J .Phys ・C:Sol i dSt a t ePhys ・1 5 ( 1 982)377. 8)P .Wa ng,M.Ta da ,K.Sa ka i ,A・Fukuya maa ndT・I ka i・ r ' J pn. ∫ . Appl . Phy s ・i npr e s s ・ 9)D.Ha m,K.Wa ng,J .M.Owens ,L Ge dvi l a s ,B・ Ne l s on,H.Ha buc hia ndM.Ta na ka:∫ .Appl .Phy s .93 ( 2 003)3776. 参考文献 e bke,S・Ya t a,Y・Hi s hi ka yaandM・Ta na ka: 1 0)F・Si J pn.∫ . Appl .Phys .37( 1 998)1 730・ 1 )清水立生 : 応用物理 6 8, 1 1 11 ( 1 999). 2)T.I ka i,H.Yo r koya ma ,S.Shi ge t omia ndK・Fut a ga mi : J pn. J . Appl . Phy s ・ 29( 1 990)887・ 3)A.Fu kuya ma ,Y.Mor ooka ,Y.Aka s hi ,K・Yos hi no,K・ Ma e daa ndT. I ka i: r J . Appl . Phys . 81( 1 997)7567・ da, T. Ka ma da a nd Y ll ) H. Oka mot o, H. Ki Ha makawa:Phi l os . Mag.B52( 1 98 5)11 1 5・ 1 2)D.A.Pa pa cons t ant opoul osa ndE・N・Ec onomou: Phys . Re v . B2 4( 1 981 )7233・
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