特 集 視 点 1 学校へのリナックスパソコンの 導入 2 情報通信技術研究本部 I T人材育成事業推進室 主席研究員 比屋根 一雄 視 点 2 「教育」と行政評価 4 情報通信技術研究本部 次世代社会基盤研究部 主席研究員 田渕雪子 視 点 3 コミュニティデザイナーに見る 「教育」 6 情報通信技術研究本部 ラーニング・イノベーション研究部 研究員 三浦広毅 視 点 4 共創による教育改革 情報通信技術研究本部 ラーニング・イノベーション研究部 研究員 中竹竜二 1 2005 09 8 新教 潮育 流を ︱ め 行 ぐ 政 の る 積 自 極 的 治 な 体 関 わ の り 是 非 、 ご 一 読 を 。 東 京 都 杉 並 区 で の 共 創 の 試 み で あ る 。 パ ソ コ ン の オ ー プ ン ソ ー ス の 学 校 へ の 導 入 、 教 育 と 行 政 評 価 、 地 域 と コ ミ ュ ニ テ ィ デ ザ イ ナ ー 、 今 回 の 特 集 は 、 オ ム ニ バ ス で お 送 り す る 。 そ う い う 中 、 行 政 が 教 育 に 積 極 的 に 関 与 す る 傾 向 が 出 て き て い る 。 学 校 教 育 ば か り で な く 、 地 域 住 民 を 巻 き 込 ん だ 教 育 も 盛 ん に な っ て き た 。 教 育 と 自 治 体 ・ 地 域 の 関 係 は 広 が り と 深 ま り を 見 せ て 新 展 開 し て い る 。 基 本 ソ フ ト で あ る 。 リ ナ ッ ク ス は 一 リ ナ ッ ク ス は ウ ィ ン ド ウ ズ と 同 じ 導 入 す る 意 義 は 主 に 三 点 あ る 。 ソ ー ス を 搭 載 し た パ ソ コ ン を 学 校 に リ ナ ッ ク ス を 始 め と す る オ ー プ ン 軽 減 す る こ と が で き る 。 利 用 す れ ば 、 こ の よ う な 管 理 負 荷 を 想 さ れ る 。 オ ー プ ン ソ ー ス を う ま く 後 ま す ま す 負 荷 が 増 大 す る こ と が 予 教 員 の 大 き な 負 荷 と な っ て お り 、 今 校 八 校 に 合 計 約 三 〇 〇 台 の リ ナ ッ ク 行 っ た 。 岐 阜 県 と つ く ば 市 の 小 中 学 ソ コ ン を 実 際 に 導 入 す る 実 証 実 験 を 処 理 推 進 機 構 は 学 校 に リ ナ ッ ク ス パ 平 成 一 六 年 度 に 独 立 行 政 法 人 情 報 ア ︵ ﹂ 略 し て オ ー プ ン ソ ー ス ︶ と い う 。 ェ ア を ﹁ オ ー プ ン ソ ー ス ソ フ ト ウ ェ で も 自 由 に 書 き 換 え ら れ る ソ フ ト ウ 導学 入校 すに るオ 意ー 義プ ン ソ ー ス を ン 管 理 の 負 荷 は 、 現 在 で も I T 担 当 ク ス の よ う に 誰 で も 無 償 で 使 え 、 誰 上 げ た ソ フ ト ウ ェ ア で あ る 。 リ ナ ッ 個 人 の 意 志 で 自 主 的 に 協 力 し て 作 り ィ ス と 高 い 互 換 性 を 持 ち 人 気 が あ る 。 ー プ ロ や 表 計 算 ソ フ ト は 、 M S オ フ た 。 ﹁ オ ー プ ン オ フ ィ ス ﹂ と い う ワ 約 一 〇 % の シ ェ ア を 持 つ ま で に な っ ス ﹂ も 欧 米 で 急 速 に シ ェ ア を 拡 大 し ェ ブ ブ ラ ウ ザ の ﹁ フ ァ イ ア フ ォ ッ ク 界 の 約 六 五 % の シ ェ ア を 占 め る 。 ウ 誤 操 作 ・ い た ず ら の 修 復 等 、 パ ソ コ る 。 ソ フ ト ウ ェ ア の 更 新 や 子 ど も の 〇 ∼ 八 〇 台 の パ ソ コ ン が 設 置 さ れ 台 、 特 別 教 室 等 に 六 台 と な れ ば 、 七 P C 教 室 で 四 〇 台 、 普 通 教 室 に 各 二 - 五 年 ほ ど 前 に ヘ ル シ ン キ 大 学 の 学 生 e J a p a n 計 画 で 示 さ れ る よ う に 第 二 は 、 管 理 負 荷 の 軽 減 で あ る 。 る も の で あ る 。 操 作 性 も 、 十 分 子 ど も 達 に 利 用 で き ウ ザ や オ フ ィ ス ソ フ ト は 機 能 的 に も で き る 。 リ ナ ッ ク ス 上 の ウ ェ ブ ブ ラ I T 活 用 授 業 は 従 来 通 り 行 う こ と が は あ ろ う 。 し か し 、 リ ナ ッ ク ス で も リ ナ ッ ク ス の 導 入 事 例 リ ナ ッ ク ス は 世 界 中 の 技 術 者 が 、 ソ無誰 フ償で トのも ウオ書 ェーき アプ換 ンえ ソで ーき スる き が あ る 。 も リ ナ ッ ク ス を 導 入 し よ う と い う 動 近 、 さ ら に 子 ど も が 使 う パ ソ コ ン に 導 入 し て い る 学 校 も 増 え て い る 。 最 バ ー や ウ ェ ブ サ ー バ ー を 中 心 に 既 に 無 償 で 使 え る こ と か ら 、 メ ー ル サ ー の ソ フ ト ウ ェ ア が 注 目 さ れ て い る 。 今 ク ス ﹂ と い う 新 し い タ イ プ 、 産 業 界 や 官 公 庁 で ﹁ リ ナ ッ ま で に 成 長 し た 。 ソ フ ト に な り 、 商 用 ソ フ ト を 脅 か す ー カ ー が 協 力 し て 完 成 度 の 高 い 基 本 は 世 界 中 の 数 千 名 の 技 術 者 や I T メ 味 と し て 開 発 を 始 め た 。 そ れ が 今 で リ ー ナ ス ・ ト ー バ ル ス 氏 が 一 人 で 趣 ウ ェ ブ サ ー バ ー の ﹁ ア パ ッ チ ﹂ は 世 ス が 世 界 中 で 使 わ れ て い る 。 例 え ば 、 で は な く 、 い ろ い ろ な オ ー プ ン ソ ー オ ー プ ン ソ ー ス は リ ナ ッ ク ス だ け ク ル パ ソ コ ン の 活 用 も 可 能 で あ る 。 安 価 な 旧 機 種 で も 利 用 で き 、 リ サ イ な 違 い と な る 。 ま た 、 リ ナ ッ ク ス は フ ト 代 の 差 額 も 四 〇 台 集 ま れ ば 大 き ま で 下 落 し て お り 、 一 ∼ 三 万 円 の ソ ソ コ ン の ハ ー ド ウ ェ ア は 五 万 円 程 度 イ セ ン ス 料 が 無 償 に な る 。 低 価 格 パ プ ロ ・ 表 計 算 等 の ソ フ ト ウ ェ ア ・ ラ あ る 。 パ ソ コ ン の 基 本 ソ フ ト や ワ ー ま ず 第 一 に 、 導 入 コ ス ト の 削 減 で ズ と 異 な る パ ソ コ ン を 導 入 す る 不 安 も ち ろ ん 、 使 い 慣 れ た ウ ィ ン ド ウ 報 産 業 に も 間 接 的 に 寄 与 す る 。 こ と を 知 る こ と は 、 将 来 の 日 本 の 情 ク ス や マ ッ ク 等 、 多 様 な も の が あ る は ウ ィ ン ド ウ ズ だ け で な く 、 リ ナ ッ 観 点 か ら 望 ま し く な い 。 パ ソ コ ン に 存 し す ぎ る こ と は 公 平 性 ・ 透 明 性 の 化 で あ る 。 教 育 環 境 が 特 定 製 品 に 依 第 三 は 、 マ ル チ プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 自 教 治 体 の 新 潮 特 集 育 を め ぐ る 流 視 点 1 の学 導校 入へ の リ ナ ッ ク ス パ ソ コ ン 主 席 研 究 員 比 屋 根 一 雄 I T情 人報 材通 育信 成技 事術 業研 推究 進本 室部 2005 09 2 図表1 リナックスパソコン−授業と導入の意義 <リナックスパソコンを利用した授業の様子> <リナックスパソコン導入の意義> (a)オープンオフィスで調べ、学習の まとめを作っているところ ITコストの削減 実用的なソフトウェアのライセンス料が無償 ・基本ソフト(リナックス) ・ワープロ・表計算(オープンオフィス) ・ウェブブラウザ(ファイアフォックス)等 パソコン管理負荷の軽減 ソフトウェアの更新や子ども達の誤操作・い たずらの修復等パソコン管理が大きな負荷に なっている。リナックスで管理負荷を安価に 軽減できる。 (b)テレビ会議ソフトで他校と英語の 交流授業を行っているところ マルチプラットフォームのIT環境 教育環境が特定製品に依存しすぎるのは公平 性・透明性の観点から望ましくない。 多様なパソコンやソフトがあることを子ども 達に伝えるため。 資料:三菱総合研究所 3 と 回 答 し て お り 、 一 ∼ 二 時 間 の 練 習 え て も ら っ て 使 え る よ う に な っ た ﹂ ぐ 使 え る よ う に な っ た ﹂ ﹁ 友 達 に 教 存 し な い I T 活 用 が 従 来 か ら 行 わ れ 提 供 し て お り 、 パ ソ コ ン の 種 類 に 依 上 で 教 材 や e ラ ー ニ ン グ シ ス テ ム を 阜 県 で は 教 育 委 員 会 が ホ ー ム ペ ー ジ の 調 べ 学 習 が 中 心 で あ っ た こ と 、 岐 証 さ れ た が 、 こ れ は イ ン タ ー ネ ッ ト の 選 択 肢 と し て 知 っ て お き た い 。 き も の で は な い が 、 利 点 も あ り 、 他 る 専 員 理 も に っ て う も が ザ る の し リ 。 門 が 負 多 詳 た サ 一 利 充 で 。 が て ナ 知 自 荷 い し 際 ポ つ 用 実 閲 も あ い ッ 識 分 は 。 い 、 ー リ で し 覧 っ る る ク の で 小 リ 教 ウ ト ナ き て す と こ 場 ス あ 解 さ ナ 員 ィ が ッ る き る も と 合 は る 決 い ッ が ン あ ク よ て タ 、 に に 今 企 す と ク 自 ド る ス う お イ 最 注 は す 、 業 る し ス 分 ウ 。 導 に り プ 近 ぐ に こ て で で ズ 何 入 な 、 の は 意 利 必 頼 と も は 対 で か 上 っ リ 教 ウ す 用 ず む は 、 、 処 あ 問 の て ナ 材 ェ る で 導 必 難 問 全 す れ 題 問 き ッ や ブ 必 き 入 要 し 題 体 る ば が 題 た ク ソ ブ 要 な す が く を の 場 I 起 と 。 ス フ ラ が い べ あ 、 教 管 合 T こ し も で ト ウ あ も 教 育 ソ フ ト や 教 材 コ ン テ ン ツ を 利 用 あ る 。 た だ し 、 ウ ィ ン ド ウ ズ 専 用 の 減 策 と し て 、 導 入 を 検 討 す る 価 値 が て 、 特 に 導 入 コ ス ト や 管 理 負 荷 の 軽 リ ナ ッ ク ス は 教 育 用 パ ソ コ ン と し 調 査 で は 、 小 学 生 の 約 八 〇 % が ﹁ す 2005 09 れ た 。 ま た 、 子 ど も へ の ア ン ケ ー ト に 使 わ せ ら れ る と い う 利 点 も 挙 げ ら 易 、 高 価 な オ フ ィ ス ソ フ ト を 全 生 徒 シ ス テ ム が 安 定 し て い る 、 管 理 が 容 が 難 し い 等 の 声 が 寄 せ ら れ た 。 一 方 、 見 ら れ な い 、 外 部 メ デ ィ ア の 取 扱 い て 、 一 部 の 動 画 や 教 材 コ ン テ ン ツ が リ ナ ッ ク ス パ ソ コ ン の 短 所 と し が 得 ら れ て い る 。 足 し た ﹂ ﹁ ほ ぼ 満 足 し た ﹂ と の 回 答 を 行 い 約 八 〇 % の 教 員 か ら ﹁ 十 分 満 時 間 の 授 業 の 後 に 、 ア ン ケ ー ト 調 査 て い た こ と が 幸 い し た 。 累 計 八 〇 〇 授 業 が 問 題 な く 実 施 で き る こ と が 実 え た 。 リ ナ ッ ク ス だ け で も I T 活 用 ド ウ ズ を す べ て リ ナ ッ ク ス に 入 れ 替 導使 入い 検方 討に を合 わ せ て 附 属 小 学 校 で は 、 P C 教 室 の ウ ィ ン ッ ク ス の 併 用 を 行 っ た が 、 岐 阜 大 学 多 く の 学 校 で は ウ ィ ン ド ウ ズ と リ ナ ど も 達 が 四 ヶ 月 に わ た り 利 用 し た 。 ス パ ソ コ ン を 導 入 し 、 約 三 千 名 の 子 で あ る 。 ナ ッ ク ス で も 大 き な 違 い は な い よ う ど も に と っ て は ウ ィ ン ド ウ ズ で も リ コ ン を 使 え る よ う に な っ て い る 。 子 で 大 部 分 の 子 ど も が リ ナ ッ ク ス パ ソ ﹁ 複 雑教 育 に﹂ し て分 野 いの る 要評 価 因を は う も の で あ る 。 こ の 独 立 し た 機 関 が を 設 置 し 教 育 行 政 を 担 当 さ せ る と い 政 委 員 会 の 一 つ と し て 独 立 し た 機 関 門 的 な 行 政 運 営 を 担 保 す る た め 、 行 へ の 権 限 の 集 中 を 防 止 し 中 立 的 ・ 専 治 的 中 立 性 の 確 保 の 観 点 か ら 、 首 長 教 育 委 員 会 制 度 が あ る 。 こ れ は 、 政 行 政 活 動 分 野 と 異 な る 制 度 と し て 、 動 に お け る ﹁ 教 育 ﹂ 分 野 に は 、 他 の 長 の 特 異 な 権 限 関 係 に あ る 。 行 政 活 い る 第 一 の 要 因 は 、 教 育 委 員 会 と 首 ﹁ 教 育 ﹂ 分 野 の 評 価 を 複 雑 に し て と し な い 風 土 ③ ﹁ 測 る ﹂ ﹁ 比 べ る ﹂ こ と を ﹁ 良 し ﹂ も 評 価 実 施 を 複 雑 に し て い る 。 低 い 。 こ の 行 政 関 与 の 度 合 い の 低 さ べ て 行 政 が 直 接 関 与 で き る 度 合 い が 割 合 が 高 く 、 他 の 行 政 活 動 分 野 に 比 し て は 、 学 校 、 家 庭 、 地 域 の 占 め る 要 が あ る 。 特 に 学 校 教 育 の 成 果 に 関 が そ れ ぞ れ の 役 割 を 確 実 に 果 た す 必 会 、 首 長 部 局 ︶ 等 、 さ ま ざ ま な 主 体 地 域 、 学 校 、 家 庭 、 行 政 ︵ 教 育 委 員 政 に お い て 成 果 を 上 げ る た め に は 、 う 主 体 の 多 様 さ に あ る 。 地 方 教 育 行 第 二 の 要 因 は 、 地 方 教 育 行 政 を 担 ② 地 方 教 育 行 政 を 担 う 主 体 の 多 様 さ 画 ・ 実 施 で き な い 状 況 に あ る 。 政 評 価 に お い て 評 価 す る レ ベ ル は 概 ● 評 価 す る レ ベ ル を 意 識 す る ⋮ 行 か に す る こ と に も な る 。 る 。 そ れ は 同 時 に 責 任 の 所 在 を 明 ら 囲 を 明 確 に し て お く こ と が 必 要 で あ 別 に 、 そ の 果 た す べ き 役 割 、 守 備 範 政 外 部 で は 地 方 教 育 行 政 を 担 う 主 体 行 政 内 部 で は 教 育 委 員 会 と 首 長 、 行 ● 役 割 、 守 備 範 囲 を 明 確 に す る ⋮ 複 雑 さ の 一 因 で あ る 。 設 定 の 難 し さ も ﹁ 教 育 ﹂ を 評 価 す る 数 値 を 何 と 比 べ る の か 、 成 果 の 基 準 設 定 し 数 値 化 さ れ た と し て も 、 そ の ﹃ 教 育 委 員 会 の 現 状 に 関 す る 調 査 ﹄ 科 学 省 が 平 成 一 六 年 九 月 に 実 施 し た 価 導 入 の 動 き が 目 立 っ て い る 。 文 部 で き ず 、 改 善 策 も 見 出 せ な い 。 を 明 ら か に し て お か な け れ ば 評 価 は 況 に な れ ば ○ ○ ら し い と 言 え る の か が 欠 け て い る か ら で あ る 。 例 え ば 、 れ な い ﹂ の は 、 め ざ す 成 果 に 具 体 性 ● 成 果 を 具 体 化 す る ⋮ ﹁ 成 果 が 測 接 的 な 関 与 が し に く い 仕 組 み に な っ 限 さ れ て お り 、 地 方 教 育 行 政 へ の 直 育 ﹂ 分 野 に お い て は 首 長 の 権 限 が 制 教 育 委 員 会 で あ る 。 要 す る に 、 ﹁ 教 に 取 組 む 職 員 か ら 、 よ く ﹁ 教 育 に 係 し な い 風 土 に あ る 。 教 育 分 野 で 評 価 ﹁ 測 る ﹂ ﹁ 比 べ る ﹂ こ と を ﹁ 良 し ﹂ と 第 三 の 要 因 は 、 ﹁ 教 育 ﹂ の 成 果 を ﹁ 教 育 ﹂ 分 野 の 対 象 が 、 政 策 ・ 施 る 。 実 際 に 評 価 を 実 施 し よ う と す る ね 政 策 ・ 施 策 ・ 事 務 事 業 に 分 け ら れ 施 し て い る 自 治 体 は 都 道 府 県 ・ 政 令 価 の 実 施 状 況 の う ち 、 外 部 評 価 を 実 に よ る と 、 教 育 行 政 に 関 す る 政 策 評 ﹁ 教 育 ﹂ 分 野 で は 、 昨 今 、 外 部 評 進 み 始 め た 外 部 評 価 評行 価政 実内 施部 のに ポお イけ ンる ト は よ う 成 果 を 具 体 化 す る 。 ど う い う 状 に は 、 誰 も が 同 じ イ メ ー ジ を 持 て る が 抽 象 的 な 表 現 で 表 さ れ て い る 場 合 ﹁ ○ ○ ら し い 教 育 の 実 現 ﹂ 等 、 成 果 ① 教 育 委 員 会 と 首 長 の 権 限 関 係 の 実 施 を 難 し く す る 複 雑 さ が あ る 。 ﹁ 教 の 行 政 活 動 分 野 と 比 べ て そ 育 ﹂ 分 野 の 行 政 評 価 に は 、 他 伴 う 施 策 は 教 育 委 員 会 独 自 に は 企 政 的 な 権 限 が な い た め 、 財 政 支 出 を て い る 。 一 方 で 、 教 育 委 員 会 に は 財 と 捉 え ら れ よ う 。 ま た 、 成 果 指 標 を こ れ は そ う し た 風 土 に 根 付 い た 発 言 べ き で な い ﹂ と い う 声 を 耳 に す る 。 る 成 果 指 標 は 設 定 で き な い 、 設 定 す 策 は 評 価 で き な い 。 ト で あ る 。 事 務 事 業 評 価 で 政 策 ・ 施 て い る の か を 意 識 す る こ と が ポ イ ン 策 ・ 事 務 事 業 の ど こ に 体 系 づ け ら れ 自 教 治 体 の 新 潮 特 集 育 を め ぐ る 流 視 点 2 ﹁ 教 育 ﹂ と 行 政 評 価 主 席 研 究 員 田 渕 雪 子 次 世 代 社 会 基 盤 研 究 部 2005 09 4 図表2 「教育」分野における行政評価実施のポイント ◇行政内部における 評価実施のポイントは... ■「教育」分野の評価を複雑にしている要因は... ① 教育委員会と首長の権限関係 ② 地方教育行政を担う主体の 多様さ ③ 「測る」 「比べる」ことを、 「良し」としない風土 ・行政の役割、守備範囲を 明確にする ・評価するレベルを意識する ・成果を具体化する ◇外部評価導入の推進とデータ の有効活用 < > ○ 教育委員会策定の「教育プラン」と 総合計画上の教育分野の評価との連動 ○ 首長と教育委員会との連係強化 ○ 地域住民との協働関係の構築 資料:三菱総合研究所 5 施 し て い な い ﹂ と 回 答 し て い る 。 教 市 町 村 で は 六 七 ・ 五 % が ﹁ 一 回 も 実 府 県 ・ 政 令 指 定 都 市 で 五 一 ・ 七 % 、 用 さ れ る こ と を 期 待 し た い 。 価 が 実 施 さ れ 、 そ の 結 果 が 有 効 に 活 ﹁ 教 育 ﹂ 分 野 に お い て 適 切 な 行 政 評 と 首 長 と の 意 見 交 換 に つ い て 、 都 道 文 部 科 学 省 の 調 査 で は 、 教 育 委 員 会 ● 首 長 と 教 育 委 員 会 と の 連 携 強 化 ⋮ れ る こ と が 望 ま れ る 。 る 考 え 方 に も 変 化 が 見 え て き た 。 れ て お り 、 教 育 関 係 者 の 評 価 に 対 す 会 地 方 教 育 行 政 部 会 で 検 討 が 進 め ら の 在 り 方 に つ い て は 、 中 央 教 育 審 議 2005 09 が 連 動 し 、 教 育 行 政 の 運 営 に 活 用 さ 地 方 分 権 時 代 に お け る 教 育 委 員 会 価 と 総 合 計 画 上 の 教 育 分 野 の 評 価 と 今 後 は こ う し た ﹁ 教 育 プ ラ ン ﹂ の 評 中 長 期 計 画 を 独 自 に 策 定 し て い る 。 定 都 市 の 七 五 ・ 〇 % が 教 育 に 関 す る は 、 都 道 府 県 の 八 六 ・ 七 % 、 政 令 指 連 動 ⋮ 前 述 の 文 部 科 学 省 の 調 査 で と 総 合 計 画 上 の 教 育 分 野 の 評 価 と の ● 教 育 委 員 会 策 定 の ﹁ 教 育 プ ラ ン ﹂ 善 を 進 め る 際 の 課 題 を 示 し た い 。 上 に 重 要 視 す べ き で あ る 。 に お い て も 、 地 域 住 民 の 視 点 を 今 以 点 は 欠 か せ な い 。 首 長 や 教 育 委 員 会 狭 い 。 行 政 評 価 に お い て も 住 民 の 視 で は な い 住 民 が 教 育 委 員 と な る 道 は ま っ て お り 、 教 育 の 専 門 家 や 行 政 官 一 四 団 体 、 教 育 委 員 一 六 団 体 に と ど 公 募 を 実 施 し て い る 自 治 体 は 教 育 長 最 後 に 、 ﹁ 教 育 ﹂ 分 野 で 評 価 ・ 改 成 一 六 年 九 月 一 日 現 在 、 教 育 委 員 の ﹁ 評教 価育 ・ 改﹂ 善分 に野 必で 要の な こ と る 。 し か し な が ら 実 態 と し て は 、 平 ロ ー ル が 教 育 行 政 に 求 め ら れ て い 手 段 と し て 合 議 制 ・ レ イ マ ン コ ン ト 構 成 さ れ た 外 部 評 価 委 員 会 に よ る 評 二 ・ 八 % と な っ て い る 。 有 識 者 等 で 指 定 都 市 で 二 六 ・ 七 % 、 市 町 村 で ー ズ 調 査 等 を 外 部 評 価 と し て 実 施 す C S 調 査 、 教 育 行 政 に 対 す る 市 民 ニ 価 の ほ か に 、 学 校 評 価 や 文 教 施 設 の る 政 て 。 策 市 に 民 反 か 映 ら さ 評 せ 価 よ ・ う コ と メ い ン う ト 取 を 組 受 が け あ 、 成 状 況 を 示 し 、 市 の ﹁ 教 育 ﹂ に つ い 策 定 時 に 設 定 さ れ た 目 標 に 対 す る 達 経 営 戦 略 ブ ッ ク ﹄ ︵ 市 の 戦 略 計 画 ︶ ﹁ 市 民 評 価 会 議 ﹂ を 開 催 し 、 ﹃ 逗 子 市 川 県 逗 子 市 で 、 ﹁ 教 育 ﹂ を テ ー マ に 評 価 し て も ら う 取 組 と し て は 、 神 奈 る 自 治 体 も 増 え て き た 。 直 接 市 民 に 教 育 委 員 会 制 度 に お い て 、 教 育 に 求 ● 地 域 住 民 と の 協 働 関 係 の 構 築 ⋮ く 連 携 し 合 え る 仕 組 み が 必 要 で あ る 。 る 。 首 長 と 教 育 委 員 会 が バ ラ ン ス よ 行 政 が 運 営 さ れ る こ と は 非 効 率 で あ 通 が 十 分 に 行 わ れ な い 状 態 で 、 教 育 ま り 、 教 育 委 員 会 と 首 長 と の 意 思 疎 育 の 政 治 的 中 立 性 を 強 く 意 識 す る あ の 反 映 が 挙 げ ら れ て お り 、 そ の 実 現 め ら れ る 要 件 と し て 地 域 住 民 の 意 向 し よ う と い う 動 き が 活 発 化 す る こ と 共 有 し 、 新 た な 知 識 や ス キ ル を 習 得 地 域 社 会 に 対 す る 関 心 や 問 題 意 識 を 活 動 に 参 画 し て い く 可 能 性 が あ り 、 迎 え た 団 塊 世 代 の 多 く が こ の よ う な な っ て い る 。 さ ら に 今 後 は 、 定 年 を 有 ﹂ の 精 神 を 涵 養 す る 貴 重 な 機 会 と 成 し て い く こ と で あ り 、 新 し い ﹁ 共 貢 献 し な が ら 、 同 時 に 自 己 実 現 も 達 の 形 成 や 公 益 活 動 に 主 体 的 に 参 画 し の で な く 、 市 民 が よ り 良 い 地 域 社 会 い は 個 人 の 興 味 本 位 だ け で 活 動 す る 徴 は 、 た だ 単 に 地 域 の た め に 、 あ る た な コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 の 特 近 、 地 域 で 生 ま れ て い る 新 ニ テ ィ 活 動 を 自 主 的 に 始 め た り 、 仲 化 施 設 に お い て も さ ま ざ ま な コ ミ ュ て 、 科 学 館 、 美 術 館 と い っ た 教 育 文 供 ば か り で な く 、 図 書 館 を 始 め と し 後 は 、 公 民 館 等 に お け る 各 種 講 座 提 考 え 方 を 学 ぶ こ と ﹂ と し て い る 。 今 ま れ 、 そ こ か ら 新 し い 知 識 、 発 想 、 行 っ て い く 中 で 、 気 付 き や 共 感 が 生 に 向 か っ て 人 と 協 働 し な が ら 活 動 を ン テ ィ ア 活 動 等 を 通 じ て 、 あ る 目 的 趣 味 ・ レ ク リ エ ー シ ョ ン 活 動 、 ボ ラ え 方 を 、 ﹁ ス ポ ー ツ 活 動 、 文 化 活 動 、 現 在 、 文 部 科 学 省 で も 生 涯 学 習 の 考 行 わ れ て こ な か っ た 。 し か し な が ら 支 援 の た め の 施 設 以 外 で は ほ と ん ど サ ポ ー ト セ ン タ ー と い っ た 市 民 活 動 ュ ニ テ ィ セ ン タ ー ︶ 、 ボ ラ ン テ ィ ア テ ィ の 活 動 の 支 援 は 、 公 民 館 ︵ コ ミ れ ま で 、 自 治 体 に よ る 地 域 コ ミ ュ ニ 誹 謗 ・ 中 傷 等 の リ ス ク を 予 め 減 ら す で の 仕 組 み 特 有 の ﹁ な り す ま し ﹂ や り 、 不 特 定 多 数 が 参 加 す る W E B 上 れ る 仕 組 み を 設 け て い る 。 こ れ に よ を 経 て コ ミ ュ ニ テ ィ 毎 に 参 加 登 録 さ は 、 そ れ ぞ れ の 管 理 者 が 定 め る 審 査 成 で き る 。 各 コ ミ ュ ニ テ ィ へ の 参 加 複 数 の コ ミ ュ ニ テ ィ の 専 用 の 場 が 形 が ア ク セ ス で き る W E B サ イ ト で 、 C D ︶ は 、 初 期 登 録 さ れ た 会 員 の み コ ミ ュ ニ テ ィ デ ザ イ ナ ー ︵ 以 下 、 デコ ザミ イュ ナニ ーテ とィ は ュ ニ テ ィ デ ザ イ ナ ー ﹂ を 開 発 し た 。 テ ィ 活 動 支 援 ソ リ ュ ー シ ョ ン ﹁ コ ミ で き る イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の コ ミ ュ ニ 合 研 究 所 は い つ で も 自 由 に ア ク セ ス の よ う な 課 題 を 解 決 す べ く 、 三 菱 総 い う の が 実 状 で は な い だ ろ う か 。 そ 全 な 入 会 申 請 ・ 承 認 の 作 業 を 可 能 と な セ キ ュ リ テ ィ 対 策 を 行 い 、 よ り 安 び 格 納 領 域 で の 暗 号 化 等 、 さ ま ざ ま 人 情 報 を 含 む デ ー タ を 扱 う 通 信 路 及 の 承 認 画 面 の 表 示 内 容 の 配 慮 や 、 個 報 の や り 取 り が 発 生 す る が 、 管 理 者 管 理 者 と 会 員 間 で 連 絡 先 等 の 個 人 情 入 会 申 請 及 び そ の 承 認 等 の 際 に 、 ② コ ミ ュ ニ テ ィ 入 会 に 対 し て 参 加 を 促 し て い る 。 に 検 索 で き る 機 能 を 設 け 、 書 き 込 み ① コ ミ ュ ニ テ ィ 検 索 こ と が 可 能 と な っ て い る 。 感 の 醸 成 を 促 進 す る 環 境 を 提 供 す る 機 能 を 備 え 、 会 員 間 の 共 同 作 業 や 共 D は 大 き く 、 以 下 の 五 つ の 特 徴 的 な の 信 頼 関 係 を 保 て る よ う に し た 。 C づ く り を 行 う こ と が 重 要 で あ る 。 こ な が ら 活 発 に 展 開 さ れ る よ う な 環 境 コ ミ ュ ニ テ ィ の 活 動 が 自 主 性 を 保 ち 自 治 体 と し て は 、 こ の よ う な 地 域 な 協 働 活 動 支 援 は な か な か 難 し い と る 。 し か し 、 自 治 体 に よ る こ の よ う 生 み 出 す 場 の 提 供 も 重 要 と な っ て く 間 と 活 動 す る こ と で 気 付 き や 共 感 を を 互 い に 明 示 す る こ と で 一 定 レ ベ ル の 参 加 者 は 原 則 的 に 実 名 と 参 加 目 的 こ と が で き る 。 ま た 、 コ ミ ュ ニ テ ィ ③ 情 報 発 信 し て い る 。 コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 の 各 種 情 報 を 掲 が 予 想 さ れ る 。 で 活 動 の 様 子 を 伝 え 、 興 味 が あ る 人 タ イ ト ル と 日 時 の み を 表 示 す る こ と 各 コ ミ ュ ニ テ ィ の 活 動 内 容 を 簡 単 最 活地 動域 とコ 生ミ 涯ュ 学ニ 習テ ィ の 自 教 治 体 の 新 潮 特 集 育 を め ぐ る 流 視 点 3 見コ るミ ﹁ュ 教ニ 育テ ﹂ィ デ ザ イ ナ ー に 研 究 員 三 浦 広 毅 ラ ー ニ ン グ ・ イ ノ ベ ー シ ョ ン 研 究 部 2005 09 6 図表3 コミュニティデザイナー画面例 コ ミ ュ ニ テ ィ の メ ン バ ー 全 員 に よ 資料:三菱総合研究所 り 大 き な も の と な っ て 、 子 育 て に や 7 バ ー と 改 善 点 を 募 り 、 こ の 活 動 は よ ⑤ 投 稿 と 感 想 集 計 例 示 し 、 C D 活 用 の 具 体 的 な イ メ ー 次 に コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 の 一 場 面 を の 参 加 目 的 を 共 有 で き る 。 供 し 、 各 メ ン バ ー の 自 己 紹 介 と 最 新 コ ミ ュ ニ テ ィ メ ン バ ー の 一 覧 を 提 す る こ と が で き る 。 評 判 を 知 り な が ら 内 容 の 深 化 を 調 整 場 の 雰 囲 気 が 気 ま ず く な ら な い 形 で 幼 い 子 ど も を 連 れ て 遊 び に 行 け る 示 板 上 に 、 改 善 要 望 作 成 の 協 働 メ ン が 分 か っ た 。 A さ ん は 改 め て 電 子 掲 の 大 多 数 が 賛 同 し て く れ て い る こ と セ ー ジ に 対 す る 感 想 投 票 で メ ン バ ー を 伝 え た 。 果 た し て 、 A さ ん の メ ッ の 機 能 を 使 っ て 、 全 メ ン バ ー に 思 い っ て き た 。 A さ ん は メ ッ セ ー ジ 投 稿 み た ら ど う か と い う 思 い が 立 ち 起 こ に は 施 設 側 へ の 改 善 提 案 を ま と め て で あ っ た が 、 し ば ら く す る と A さ ん の メ ン バ ー か ら 情 報 を 享 受 す る だ け て 入 会 す る こ と が で き た 。 最 初 は 他 れ 務 め て い る こ と が わ か り 、 安 心 し た 女 性 が コ ー デ ィ ネ ー タ ー を そ れ ぞ を 、 児 童 相 談 所 職 員 を 定 年 退 職 さ れ ィ で は 、 地 元 大 学 の 先 生 が リ ー ダ ー る 会 ﹂ を 見 つ け た 。 こ の コ ミ ュ ニ テ コ ミ ュ ニ テ ィ ﹁ コ ド モ マ ッ プ を つ く を 集 め 、 ま と め る 活 動 を 行 っ て い る 会 申 請 機 能 を 用 い て 、 こ れ ら の 情 報 C D の コ ミ ュ ニ テ ィ の 検 索 機 能 と 入 つ か ら な い と 感 じ て い た A さ ん は 、 ス 等 の 情 報 が 知 り た い 時 に す ぐ に 見 場 所 や 、 多 目 的 ト イ レ や 託 児 サ ー ビ る と 信 じ る 。 可 能 と す る ポ テ ン シ ャ ル を 秘 め て い 前 向 き と な っ て 実 現 し て い く こ と を 意 識 を 共 有 し 活 動 を 深 化 さ せ 、 皆 で さ ら に 信 頼 関 係 を 築 き 、 目 的 や 問 題 き 、 共 感 し な が ら 活 動 す る こ と で 、 お け る C D は 、 メ ン バ ー 同 士 で 気 付 こ の よ う に 、 コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 に て C D を 活 用 す る 計 画 も 進 ん で い る 。 動 や 生 涯 学 習 の 場 の 支 援 ツ ー ル と し ア ム 施 設 に お い て 、 コ ミ ュ ニ テ ィ 活 ま た 、 あ る 地 域 の 図 書 館 や ミ ュ ー ジ 動 が 生 ま れ る も の と 期 待 し て い る 。 ウ が 活 用 さ れ 、 さ ら に 新 た な 教 育 活 有 で き な か っ た 解 決 策 や 知 識 ノ ウ ハ れ ま で は 地 域 内 に 閉 ざ さ れ て い て 共 繋 げ て い く こ と が 可 能 と な れ ば 、 こ テ ー マ で 実 践 す る 人 々 を 全 国 規 模 で る 試 み を 行 っ て い る 。 各 地 域 で 同 じ 少 な い 教 員 同 士 の 情 報 交 換 を 支 援 す に も 時 間 的 に も 顔 を 合 わ せ る 機 会 が 報 交 換 の 場 に C D を 導 入 し 、 地 域 的 全 国 の I T を 活 用 し た 教 員 活 動 の 情 現 在 、 私 た ち は 新 た な 試 み と し て 、 2005 09 ④ 目 的 の 共 有 の 活 発 な 情 報 交 換 が で き る 。 ー ラ と 電 子 掲 示 板 を 設 け 、 会 員 間 で 載 で き る カ レ ン ダ ー 形 式 の ス ケ ジ ュ よ り も ず っ と 軽 い 投 票 機 能 に よ り 、 を メ ン バ ー 全 員 が 把 握 で き る 。 返 信 る 感 想 投 票 が 行 え 、 投 票 の 集 計 結 果 る メ ッ セ ー ジ 投 稿 と そ の 投 稿 に 対 す 活C 用D さは れど るの のよ かう に コ地 ミ域 ュを ニ超 テえ ィた 活 動 の 支 援 わ れ て い っ た ︵ 活 動 は 続 く ︶ 。 ジ を 説 明 し た い 。 さ し い ま ち づ く り の 具 体 的 改 善 が 行 域 の 高 齢 者 を 招 き 伝 統 工 芸 の 授 業 を ﹁ 協 働 ﹂ 。 学 校 教 育 に お い て も 、 地 た め の カ リ キ ュ ラ ム 開 発 が 本 プ ロ ジ 的 な 学 習 の 時 間 ﹂ を 補 完 ・ 改 善 す る 五 二 の ト レ ー ニ ン グ を 開 発 し た 。 こ し 、 一 七 の 学 習 指 導 手 法 に 従 っ て 、 は 、 指 導 手 法 ガ イ ド は あ く ま で ガ イ こ こ で 一 点 留 意 し て お く べ き こ と ト の 大 き な 特 徴 だ 。 協 働 か ら 共 創 へ 区 内 の 小 中 一 貫 校 に お け る ﹁ 総 合 ﹁ 課 題 を 解 決 す る 力 ﹂ の 三 つ に 分 類 も 人 気 の 分 野 が 含 ま れ て い る 。 力 ・ 学 ぶ 力 を 育 む 時 間 ﹂ プ ロ ジ ェ ク 実﹁ 知 現の ル ー総 合 ル化 ﹂ の 力 ﹂ ﹁ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン す る 力 ﹂ さ せ た い 力 を ﹁ も の ご と を 認 識 す る 具 体 的 な 成 果 物 と し て 、 身 に 付 け 発 表 の ト レ ー ニ ン グ 等 、 企 業 研 修 で 学 習 ﹂ の ① ス ピ ー チ や 、 ③ ス テ ー ジ の 他 、 学 習 指 導 手 法 3 ﹁ 発 表 力 向 上 同 開 発 で あ る こ と 。 そ れ が ﹁ 生 き る 外 注 し た の で は な く 、 あ く ま で も 共 委 託 し た か ら で あ る 。 た だ し 、 区 は く り を 、 全 国 で 初 め て 民 間 事 業 者 に 的 な 学 習 の 時 間 ﹂ の カ リ キ ュ ラ ム づ 多 く の 課 題 が 指 摘 さ れ て い る ﹁ 総 合 プ ロ ジ ェ ク ト の テ ー マ で あ っ た 。 ﹁ 協 働 ﹂ か ら ﹁ 共 創 ﹂ へ 。 こ れ が 本 成 果 を 残 し て い く こ と を 重 視 す る 。 最 終 ゴ ー ル を 共 有 化 し て 、 具 体 的 な の 主 体 が そ れ ぞ れ の 強 み を 活 か し 、 ﹁ 共 創 ﹂ 。 連 携 そ の も の よ り も 、 複 数 に で き る 限 り 近 づ け た 。 現 場 の 声 を 拾 う こ と で 、 学 校 の 実 状 模 擬 授 業 や 教 職 員 研 修 会 を 開 催 し 、 た 。 さ ら に 、 児 童 生 徒 を 対 象 と し た ス キ ル ア ッ プ の ノ ウ ハ ウ を 投 入 し る た め に 活 用 す れ ば 有 効 だ ろ う 。 そ 的 等 を き ち ん と 紹 介 で き る よ う に す 対 し て 、 自 分 の 名 前 や 所 属 、 訪 問 目 動 を 行 う 前 の 授 業 で 、 初 対 面 の 人 に 地 元 企 業 や 商 店 街 等 で の 社 会 体 験 活 ﹁ 全 国 初 総 合の 取 学組 習 を︱ を 民 間 シ ン ク タ ン ク ︵ 三 菱 総 合 研 究 学 習 の 時 間 ﹂ の カ リ キ ュ ラ ム づ く り あ る 。 ﹃ 東 京 都 杉 並 区 が ﹁ 総 合 的 な 平 日 新 聞 夕 刊 一 面 の 見 出 し で 成 一 六 年 一 一 月 一 六 日 、 朝 め な い の が 現 状 だ 。 ま た 、 地 域 や 企 と 外 部 人 材 と の マ ッ チ ン グ 不 足 が 否 狙 い と の 整 合 性 の 欠 如 や 現 場 ニ ー ズ 的 に 見 れ ば 発 展 途 上 に あ り 、 学 習 の か し 、 ま だ ま だ そ う し た 活 動 も 全 国 さ ま ざ ま な 取 組 が 行 わ れ て い る 。 し を 借 り て カ ル チ ャ ー 教 室 を 開 く 等 、 ネ ス 現 場 の 話 を し た り 、 主 婦 層 の 力 展 開 し た り 、 企 業 人 を 派 遣 し て ビ ジ 先 の 協 力 者 は も ち ろ ん 、 教 育 ジ ャ ー イ ド 、 評 価 手 法 の 叩 き 台 を 作 成 し た 。 を 育 む た め の 指 導 要 領 、 指 導 手 法 ガ き 込 ん だ 。 次 に 、 生 き る 力 ・ 学 ぶ 力 通 し た 大 学 ・ 研 究 機 関 の 関 係 者 を 巻 始 め と し て 、 国 内 外 の 教 育 政 策 に 精 行 っ た 。 民 間 事 業 者 や N P O 団 体 を に 付 け さ せ た い 力 ﹂ の 検 討 ・ 整 理 を と し て は 、 杉 並 区 の ﹁ 子 ど も 達 に 身 ェ ク ト の 主 た る 目 的 で あ っ た 。 手 順 に は ① 良 い と こ ろ 探 し 、 ② 自 己 ・ 他 認 識 力 向 上 学 習 ﹂ と 呼 ば れ 、 具 体 的 例 え ば 、 学 習 指 導 手 法 1 は ﹁ 自 他 で き る 仕 組 み と な っ て い る 。 活 用 の タ イ ミ ン グ 等 は 各 教 員 が 決 定 は 、 ト レ ー ニ ン グ の 選 択 、 活 用 方 法 、 位 置 付 け ら れ て お り 、 実 際 の 授 業 で 具 体 的 な ト レ ー ニ ン グ ツ ー ル と し て る ﹁ 知 の 総 合 化 ﹂ を 実 現 す る た め の れ ら は 、 総 合 的 な 学 習 の 時 間 に お け た 。 ゆ と り 教 育 へ の 不 安 が 増 す 中 で 、 イ ン パ ク ト の あ る ニ ュ ー ス だ っ 働 ﹂ だ と み な さ れ る 傾 向 に あ る 。 業 の 人 材 が 単 に 関 与 さ え す れ ば ﹁ 協 て 、 最 新 の 人 材 育 成 や コ ン ピ タ シ ー ナ リ ス ト や 予 備 校 講 師 等 の 協 力 を 得 ー ニ ン グ 手 法 が あ る 。 ② で あ れ ば 、 者 紹 介 、 ③ 自 他 発 見 ︱ の 三 つ の ト レ 所 ︶ に 委 託 し た ﹄ 。 自 教 治 体 の 新 潮 特 集 育 を め ぐ る 流 外 注 ﹂ 視 点 4 共 創 に よ る 教 育 改 革 研 究 員 中 竹 竜 二 ラ ー ニ ン グ ・ イ ノ ベ ー シ ョ ン 研 究 部 2005 09 8 資料:三菱総合研究所 9 イ ド で あ り 、 分 か ち 合 い の 一 歩 と 言 素 直 に 見 せ る 勇 気 こ そ が 本 当 の プ ラ も 少 な く な い 。 し か し 、 そ の 不 安 を る の で は な い か と 、 不 安 に な る 教 員 実 は 世 の 中 の 流 れ に 取 り 残 さ れ て い と は 裏 腹 に 、 日 々 教 壇 に 立 ち な が ら 、 る と 言 っ て よ い 。 一 方 で 、 プ ラ イ ド 合 っ て こ そ 、 真 の ﹁ 共 創 ﹂ が 生 ま れ で あ る 民 間 側 の プ ラ イ ド が ぶ つ か り こ う し た 現 場 の プ ラ イ ド と 新 参 者 革 に ま す ま す 期 待 が か か る 。 イ ド を 賭 け た ﹁ 共 創 ﹂ に よ る 教 育 改 っ た の だ ろ う 。 今 後 、 お 互 い の プ ラ 界 が 本 格 的 に 動 き 出 す フ ェ ー ズ に 入 治 体 で 教 育 改 革 を 掲 げ て い る 。 教 育 ま た 、 杉 並 区 だ け で な く 、 多 数 の 自 O ・ N G O の 活 躍 も 目 立 っ て き た 。 界 だ 。 教 育 系 ベ ン チ ャ ー 企 業 や N P し て 最 も 注 目 を 集 め て い る の が 教 育 現 在 、 民 間 企 業 の 新 規 参 入 分 野 と 2005 09 弁 す れ ば 、 こ う な る だ ろ う 。 教 育 は 尊 い の で あ る 。 教 員 の 声 を 代 な い の が 教 育 で あ り 、 だ か ら こ そ 、 対 効 果 だ け で 成 果 を 量 る こ と が で き こ と は 言 う ま で も な い 。 単 純 に 費 用 児 童 生 徒 の 笑 顔 と の 比 較 が 不 可 能 な す る の は 危 険 だ 。 営 業 で の 売 上 げ と 業 が 辿 っ た プ ロ セ ス を そ の ま ま 追 随 し か し 、 だ か ら と い っ て 、 民 間 企 る ﹂ と モ デ ル 校 の 教 務 主 任 は 語 る 。 す る こ と に 大 き な 意 義 を 感 じ て い も 、 子 ど も 達 の 生 の 情 報 を や り 取 り め て 。 お 互 い に 戸 惑 い を 感 じ な が ら の を 協 力 し て 作 り 上 げ て い く の は 初 中 学 校 の 教 員 が 、 こ う し て 一 つ の も 壁 も な く な り つ つ あ る 。 ﹁ 小 学 校 と 士 の 壁 は も ち ろ ん 、 教 室 、 学 校 間 の 風 土 も 徐 々 に 変 化 し て お り 、 教 員 同 ﹁ 学 校 経 営 ﹂ に 置 き 換 え ら れ た 。 っ た 。 し か し 、 杉 並 区 で は そ う し た 考 に 教 員 自 身 が 、 自 分 に 合 っ た 指 導 し て 捉 え る の で は な く 、 ガ イ ド を 参 ド で あ る こ と 。 要 す る に 、 完 成 品 と 会 吉 田 博 彦 代 表 理 事 は 語 る 。 先 導 し て き た N P O 法 人 教 育 支 援 協 は 高 く な る ﹂ と 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト を 作 り 上 げ て い る 段 階 こ そ 、 授 業 の 質 一 生 懸 命 模 索 し な が ら 、 失 敗 を 重 ね 、 要 で あ る 。 ﹁ 先 生 達 が 新 し い も の を 法 を 適 宜 更 新 し て い く こ と が 最 も 重 変 わ る 児 童 生 徒 一 人 ひ と り の 現 状 に 果 を 求 め る 。 一 方 、 公 教 育 は 、 日 々 端 の 情 報 を 収 集 し 、 効 率 性 の 高 い 成 れ た 。 大 ま か に 言 え ば 、 民 間 は 最 先 質 、 価 値 観 に お け る ギ ャ ッ プ が 見 ら 協 力 者 と の 間 に 知 識 ・ 情 報 の 量 や 教 育 委 員 会 、 現 場 教 員 、 当 社 を 含 む プ ロ ジ ェ ク ト を 遂 行 す る 過 程 で 、 の ミ ッ シ ョ ン は ﹁ 学 校 運 営 ﹂ か ら 素 が 取 込 ま れ る よ う に な り 、 学 校 長 育 現 場 に も 、 マ ネ ジ メ ン ト と い う 要 各 メ デ ィ ア か ら 叫 ば れ る 中 、 学 校 教 で あ る 。 ﹁ 日 本 の 教 育 が 危 な い ﹂ と の 過 程 で 必 要 な の は プ ラ イ ド の 衝 突 考 え 方 の す り 合 わ せ に 加 え 、 ﹁ 共 創 ﹂ 義 で あ り 原 点 で あ る 。 ま た 、 知 識 や こ の ギ ャ ッ プ こ そ が ﹁ 共 創 ﹂ の 意 デ ジ タ ル な ら ば 、 後 者 は ア ナ ロ グ だ 。 応 じ た 着 実 な 成 長 を 求 め る 。 前 者 が 学 校 間 を 超 え た 交 流 は 皆 無 に 等 し か い こ と も 珍 し く な い 。 さ ら に 言 え ば 、 ど ん な 授 業 を や っ て い る の か 知 ら な 現 場 で は 、 隣 の ク ラ ス の 教 員 で す ら 、 こ れ ま で 聖 域 と 呼 ば れ て き た 学 校 く 。 昨 年 、 杉 並 区 で 見 ら れ た 光 景 だ 。 し 、 W i n ︱ W i n ︵ 双 方 勝 者 ︶ を 導 ﹁ 依 頼 さ れ る 側 ﹂ と の 間 に あ る 壁 を 壊 え る 。 そ の 勇 気 は 、 ﹁ 依 頼 す る 側 ﹂ と 図表4 杉並区の子ども達に身に付けさせたい力 壁 が 消 失 す る プナ ラレ イッ ドジ のと 衝 突
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