株式会社モリテックス 株式会社モリテックス 第 36期( 2008年 第36 期(2008 年33月期) 月期) 中間決算説明会 中間決算説明会 証券コード:7714 1 2007年12月4日 事業領域 2 Ⅰ.2008年3月期 中間決算 Ⅱ.2008年3月期 業績見通し Ⅲ.中期経営計画の進捗 Ⅳ.SCHOTT社との業務提携 3 決算概況 (単位:百万円) 2007年3月期 中間 売 上 高 売 上 総 利 益 販売費及び一般管理費 営 業 利 益 経 常 利 益 中間(当期)純利益又は純損 失( △) 1株当たり中間(当期)純利益又は純損失(△) (円) 8,211 2,354 2,300 54 174 △ 1,339 △ 98.70 計画 2008年3月期 中間 実績 達成率 8,300 2,086 1,906 180 270 170 12.29 7,922 2,280 2,124 156 189 124 9.03 前年同期比 95.5% 109.3% 111.5% 87.0% 70.2% 73.4% - △3.5% △3.1% △7.7% 189.3% 8.9% - - 2007年3月期 16,510 4,741 4,587 154 358 △ 1,495 △ 109.21 【決算概況ポイント】 【決算概況ポイント】 ●売上高:前年同期比288百万円減の7,922百万円 ●売上高:前年同期比288百万円減の7,922百万円 主力事業であるマシンビジョンシステムは、若干マイナスであったものの、光通信関連機器・機能性材料事業・バイオ関連事業は 主力事業であるマシンビジョンシステムは、若干マイナスであったものの、光通信関連機器・機能性材料事業・バイオ関連事業は 堅調に推移。 堅調に推移。 ●売上総利益:前年同期比73百万円減の2,280百万円 ●売上総利益:前年同期比73百万円減の2,280百万円 販売競争の激化や利益率の低い客先仕様製品の販売が好調であったことなどにより減少。 販売競争の激化や利益率の低い客先仕様製品の販売が好調であったことなどにより減少。 ●販売費及び一般管理費:前年同期比176百万円減の2,124百万円 ●販売費及び一般管理費:前年同期比176百万円減の2,124百万円 株主総会に関連した費用が増加したものの、ビーズショップ事業関連の人件費や賃借料等が対前年比で大きく減少。 株主総会に関連した費用が増加したものの、ビーズショップ事業関連の人件費や賃借料等が対前年比で大きく減少。 ●営業利益:前年同期比102百万円増の156百万円 ●営業利益:前年同期比102百万円増の156百万円 売上総利益は減少したものの、前期末までに実施したビーズショップ事業の廃止、及び経費削減努力が奏功したことにより増益。 売上総利益は減少したものの、前期末までに実施したビーズショップ事業の廃止、及び経費削減努力が奏功したことにより増益。 ●経常利益:前年同期比15百万円増の189百万円 ●経常利益:前年同期比15百万円増の189百万円 為替差益の減額(前年同期比△46百万円)。 為替差益の減額(前年同期比△46百万円)。 ●中間純利益:124百万円 ●中間純利益:124百万円 投資有価証券評価損37百万円計上。 投資有価証券評価損37百万円計上。 4 セグメント別業績 【セグメントのポイント】 【セグメントのポイント】 セグメント別 売上高 ●マシンビジョンシステム ●マシンビジョンシステム 電子部品実装装置業界向けで、一部メーカーの客先仕様に合わせた製品を中心に売 電子部品実装装置業界向けで、一部メーカーの客先仕様に合わせた製品を中心に売 上高は好調に推移したものの、事業全体では、半導体メーカーの設備投資後倒しの影響 上高は好調に推移したものの、事業全体では、半導体メーカーの設備投資後倒しの影響 により、売上高・営業利益ともに若干の減少。 により、売上高・営業利益ともに若干の減少。 (百万円) 9,000 8,211 7,922 8,000 7,000 6,000 5,207 5,147 5,000 4,000 3,000 1,068 1,033 818 474 863 487 2007年3月期 中間 2008年3月期 中間 2,000 1,000 ●画像機器 ●画像機器 大手化粧品メーカー向けコスメティック用肌カウンセリングシステム関連で受注は堅調 大手化粧品メーカー向けコスメティック用肌カウンセリングシステム関連で受注は堅調 に推移したものの、売上計上が下期以降になった案件が増加したことや、工業製品分野 に推移したものの、売上計上が下期以降になった案件が増加したことや、工業製品分野 向け新製品「スコープマンMSX-500Di」の市場投入が遅れたことなどから、売上高は前 向け新製品「スコープマンMSX-500Di」の市場投入が遅れたことなどから、売上高は前 年同期比で減少。 年同期比で減少。 マシ ンビジョン 画像機器 機能性材料 バイ オ関連 光通信関連機器 検査・計測機器 その他 ●光通信関連機器 ●光通信関連機器 モジュール製造設備などの更新需要が若干あるものの、光通信市場におけるレンズな モジュール製造設備などの更新需要が若干あるものの、光通信市場におけるレンズな どの販売価格が低迷していることから売上高は低調に推移。 どの販売価格が低迷していることから売上高は低調に推移。 0 (百万円) 1,000 ●検査・計測機器 ●検査・計測機器 スポット受注による売上はあったものの、新製品の販売は今下期以降に予定。 スポット受注による売上はあったものの、新製品の販売は今下期以降に予定。 ●機能性材料事業 ●機能性材料事業 光通信関連業界向けの高純度石英は、利益率が低いもののFTTH需要の増大により 光通信関連業界向けの高純度石英は、利益率が低いもののFTTH需要の増大により 売上高が増加しており、また、メディカル用各種チューブや半導体業界向けの標準粒子 売上高が増加しており、また、メディカル用各種チューブや半導体業界向けの標準粒子 などの売上が全般的に好調。 などの売上が全般的に好調。 セグメント別 営業利益(損失) 54 156 800 ●バイオ関連事業 ●バイオ関連事業 主力製品(自動精製装置「Purif」シリーズ)及びそれに伴う消耗品の販売は好調であっ 主力製品(自動精製装置「Purif」シリーズ)及びそれに伴う消耗品の販売は好調であっ たが、遺伝子発現サービスにおける設備投資の償却費負担が増加したことなどから、営 たが、遺伝子発現サービスにおける設備投資の償却費負担が増加したことなどから、営 業損失が拡大。 業損失が拡大。 600 400 815 658 200 0 △ 200 △ 340 △ 400 △ 186 △ 128 △ 600 △ 263 △ 112 マ シ ンビジ ョン 機能性材料 検査・計測機器 光通信関連機器 画像機器 バイ オ関連 その他 ●その他 ●その他 コンシューマー向けビーズショップ事業を廃止したことから、売上高・営業損失は前期 コンシューマー向けビーズショップ事業を廃止したことから、売上高・営業損失は前期 に比べ大幅に減少。 に比べ大幅に減少。 △ 800 △ 1,000 2007年3月期 中間 2008年3月期 中間 5 セグメント別業績(詳細) (単位:百万円) 2007年3月期 中間 事 業 マシンビジョン システム 区分 売上高 売上総利益 営業利益 画像機器 売上高 売上総利益 営業利益 光通信関連機器 売上高 売上総利益 営業利益 検査・計測機器 売上高 売上総利益 営業利益 光応用機器 売上高 売上総利益 営業利益 機能性材料 売上高 売上総利益 営業利益 バイオ関連 売上高 売上総利益 営業利益 その他 売上高 売上総利益 営業利益 売 売 営 上 上 総 利 売上総利益率 業 利 営業利益率 高 益 益 実績 2008年3月期 中間 実績 構成比 5,207 1,675 815 1,068 293 △ 128 285 △ 18 △ 131 16 1 △ 30 6,577 1,952 525 818 237 55 474 73 △ 186 341 90 △ 340 5,147 1,584 658 1,033 311 △ 112 297 11 △ 89 28 0 △ 69 6,507 1,909 387 863 266 53 487 89 △ 263 65 15 △ 20 65.0% 8,211 2,354 28.7% 54 0.7% 7,922 2,280 28.8% 156 2.0% 100.0% 13.0% 3.8% 0.3% 82.1% 10.9% 6.2% 0.8% 前年同期比 △1.2% △5.4% △19.3% △3.2% 6.1% 4.3% 77.8% △56.8% △1.1% △2.2% △26.3% 5.4% 12.3% △3.4% 2.8% 20.9% △80.8% △82.8% △3.5% △3.1% 189.3% - 6 設備投資等 2 0 0 7 年3 月期 中間 2 0 0 8 年3 月期 中間 2 0 0 7 年3 月期 ( 参考) (百万円) 900 821 800 700 600 500 483 447 381 400 374 300 200 247 343 259 167 100 0 設備投資 2007年3月期 中間 減価償却費 2008年3月期 計画 167 247 374 設備投資 減価償却費 研究開発費 研究開発費 2008年3月期 中間 実績 800 600 1,000 前年同期比 381 259 343 2007年3月期 (参考) 進捗率 127.2% 4.9% △8.3% 47.7% 43.3% 34.4% 447 483 821 【設備投資】 【設備投資】 遺伝子発現・SNP(スニップ)受託解析サービスにおいて、データの信頼性を確保するための実施基準である 遺伝子発現・SNP(スニップ)受託解析サービスにおいて、データの信頼性を確保するための実施基準である GLP(Good Laboratory Practice)取得に向けた体制の整備。 GLP(Good Laboratory Practice)取得に向けた体制の整備。 【減価償却費】 【減価償却費】 当中間期に取得したGLP関連設備投資の償却費が増加したものの、コンシューマー向けビーズショップ関連は減 当中間期に取得したGLP関連設備投資の償却費が増加したものの、コンシューマー向けビーズショップ関連は減 少。 少。 7 セグメント別 研究開発費 2008年3月期 中間 2007年3月期 その他 3.7% マシンビジョ ンシス テム 6.9 % マ シンビジョ ンシステム 17.6% バイオ関連 43 .0% 検査・計測 機器 7.7 % 画像機器 2 7 .6 % バイオ関連 5 1 .8 % 画像機器 24 .2% 光通信関連 機器 3.8 % 検査・計測 機器 1 1 .8 % 光通信関連 機器 1 .9 % ( 単位: 百万円 ) 2007年3月期 実績 マ シンビジョンシステム 画像機器 光通信関連機器 検査・計測機器 機能性材料 バイオ関連 その他 合計 構成比 144 199 31 62 353 30 821 17.6% 24.2% 3.8% 7.7% 43.0% 3.7% 100.0% 2008年3月期 計画 284 250 90 90 286 1,000 構成比 28.4% 25.0% 9.0% 9.0% 28.6% 100.0% 中間 実績 23 94 6 40 178 343 構成比 6.9% 27.6% 1.9% 11.8% 51.8% 100.0% 進捗率 8.3% 37.9% 7.4% 45.2% 62.3% 34.4% 【セグメント別の研究開発費】 【セグメント別の研究開発費】 当中間期の売上高研究開発比率は4.3%を確保。 当中間期の売上高研究開発比率は4.3%を確保。 前期に引き続き、バイオ関連事業、光応用機器事業(マシンビジョンシステム・画像機器・光通信関連機器・検査・ 前期に引き続き、バイオ関連事業、光応用機器事業(マシンビジョンシステム・画像機器・光通信関連機器・検査・ 計測機器)を中心とした研究開発活動を実施。 計測機器)を中心とした研究開発活動を実施。 8 連結貸借対照表 資産 負債・純資産 15,072 14,998 1,729 1,675 3,114 2,797 3,578 3,876 4,590 4,703 1,537 1,487 2007年3月31現在 2007年9月30現在 現金・預金 売上債権 棚卸資産 その他流動資産 有形固定資産 無形固定資産 投資他 15,072 14,998 2 ,7 78 2,87 8 1 ,8 60 1,83 3 1 ,1 57 1 ,0 68 88 0 1,06 6 7 ,6 80 7,71 2 2 00 7年3月31 現在 20 07 年9 月3 0現在 (百万円) 仕入債務 短期借入金等 未払金 その他流動負債 長期借入金 その他固定負債 純資産 【貸借対照表のポイント】 【貸借対照表のポイント】 当中間期の総資産は前期末比73百万円減少 当中間期の総資産は前期末比73百万円減少 ・売上債権 316百万円減少 ・売上債権 316百万円減少 ・棚卸資産 297百万円増加 ・棚卸資産 297百万円増加 ・有形固定資産 112百万円増加 ・有形固定資産 112百万円増加 ・仕入債務 99百万円増加 ・仕入債務 99百万円増加 ・長期借入金 276百万円減少 ・長期借入金 276百万円減少 9 連結キャッシュフロー (単位: 百万円) Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益または当期純損失(△) 減価償却費 売上債権の減少(△増加)額 たな卸資産の減少(△増加)額 仕入債務の増加額 その他 Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 その他 Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入れによる収入 短期借入れの返済による支出 長期借入金の返済による支出 配当金の支払額 その他 Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 Ⅴ 現金及び現金同等物の増加(△減少)額 Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 Ⅶ 連結除外による現金及び現金同等物の減少額 Ⅷ 現金及び現金同等物の期末残高 2007年3月期 2008年3月期 中間 中間 △9 657 △ 1,350 151 247 259 △ 665 317 △ 400 △ 292 749 120 1,409 101 △ 233 △ 342 △ 148 △ 370 △ 19 △ 10 △ 65 38 △ 236 △ 367 241 571 △ 442 △ 567 △ 293 △ 302 △ 65 △ 68 323 0 3 △1 △ 476 △ 54 1,975 1,729 1,498 1,675 増減 667 1,501 12 982 108 △ 628 △ 1,308 △ 109 △ 222 9 103 △ 131 329 △ 124 △9 △3 △ 323 △4 421 △ 245 176 〈参考〉 2007年3月期 627 △ 1,393 483 326 △ 540 212 1,540 △ 695 △ 398 △ 50 △ 246 △ 179 667 △ 1,302 △ 632 △ 134 1,223 5 △ 241 1,975 △3 1,729 10 Ⅰ.2008年3月期 中間決算 Ⅱ.2008年3月期 業績見通し Ⅲ.中期経営計画の進捗 Ⅳ.SCHOTT社との業務提携 11 業績の推移 業績の推移 (百万円) 18,000 16,000 16,510 16,800 800 14,765 14,616 14,000 600 12,000 10,000 400 8,000 売上高(下期) 売上高(上期) 営業利益 6,000 200 4,000 2,000 0 0 2005年3月期 2006年3月期 2007年3月期 2008年3月期 (計画) (単位:百万円) 2005年3月期 売上高 売上総利益 営業利益 経常利益 当期純利益又は純損失(△) 14,616 4,901 166 256 89 2006年3月期 14,765 5,036 216 402 165 2007年3月期 16,510 4,741 154 358 △ 1,495 2008年3月期 (計画) 16,800 5,010 600 750 400 12 2008年3月期 業績予想 ( 単位: 百万円) 2008年 3月期 中間 売 上 高 売 上 総 利 益 販売費及び一般管理費 営 業 利 益 経 常 利 益 通期計画 7,922 2,280 2,124 156 189 124 9.03 中 間 ( 当期 )純 利益 又は 純損 失( △) 1 株当たり中間( 当期) 純利益又は純損失( △) ( 円) (参考) 2007年 3月期 16,800 5,010 4,410 600 750 400 28.93 16,510 4,741 4,587 154 358 △ 1,495 △ 109.21 【業績見通し】 【業績見通し】 主力事業であるマシンビジョンシステムでは、上半期より引き続き電子部品実装装置業界の一部メーカー 主力事業であるマシンビジョンシステムでは、上半期より引き続き電子部品実装装置業界の一部メーカー による増産効果による売上や、ドイツ事務所開設による欧州市場の一層の開拓などにより、全体としては堅 による増産効果による売上や、ドイツ事務所開設による欧州市場の一層の開拓などにより、全体としては堅 調に推移するものと見込まれる。 調に推移するものと見込まれる。 また、TOCを軸とした生産改革を進め、収益向上を図る。 また、TOCを軸とした生産改革を進め、収益向上を図る。 機能性材料事業、バイオ関連事業においては、好調な製品の販売に注力するとともに、より一層の販売コ 機能性材料事業、バイオ関連事業においては、好調な製品の販売に注力するとともに、より一層の販売コ スト削減に努める。 スト削減に努める。 なお、バイオ関連事業においては、遺伝子発現・SNP(スニップ:一塩基多型)受託解析サービスにおける なお、バイオ関連事業においては、遺伝子発現・SNP(スニップ:一塩基多型)受託解析サービスにおける 販売体制構築によるコスト増により、営業損失が引き続き見込まれる。 販売体制構築によるコスト増により、営業損失が引き続き見込まれる。 13 セグメント別業績予想 (単位:百万円) 2007年3月期 事 業 区分 画像機器 4.5% 12,600 3,529 2.1% 4,419 営業利益 1,573 1,644 4.5% 1,830 売上高 2,225 2,173 △2.3% 2,900 996 売上総利益 営業利益 売上高 売上総利益 営業利益 売上高 売上総利益 営業利益 売上高 機能性材料 売上総利益 営業利益 売上高 バイオ関連 上 利 業 利 営業利益率 30 591 721 22.1% 1,000 237 4.3% △ 14 31 - △ 236 △ 237 - 10 44 138 209.3% 600 173 0.8% 4 △ 21 - △ 91 △ 120 - 30 13,142 13,774 4.8% 17,100 3,947 4,232 7.2% 5,825 905 1,084 19.7% 1,900 1,709 1,803 5.5% 2,000 465 506 9.0% 604 94 83 △11.7% 170 1,057 1,087 2.8% 1,900 82.0% 10.7% 6.5% 633 - 30 600 135 △77.5% - 92 31 △65.9% - △ 471 △ 49 - - 高 16,510 16,800 1.8% 21,000 益 4,741 5,010 28.7% 29.8% 売上総利益率 営 - 1.2% 売上総利益 総 38.7% 239 営業利益 上 691 △ 202 △ 518 売上高 売 498 △ 339 236 営業利益 売 13.0% △ 374 売上総利益 その他 63.9% 計画(Global 10) 伸び率 10,740 売上高 光応用機器 構成比 3,458 営業利益 検査計測機器 通期計画 10,281 売上総利益 光通信関連機器 実績 売上総利益 売上高 マシンビジョン システム 2010年3月期 2008年3月期(計画) 益 154 600 0.9% 3.6% 0.8% 100.0% 5.7% 7,062 33.6% 289.1% 2,100 10.0% 14 Ⅰ.2008年3月期 中間決算 Ⅱ.2008年3月期 業績見通し Ⅲ.中期経営計画の進捗 Ⅳ.SCHOTT社との業務提携 15 中期経営計画達成目標 中期経営計画「Global 10」では、モリテックス・グループの強みをさらに強化し、「最終年度(2010年3月期)に、連結売上高210億円、 営業利益率10%」を目指し、グローバル市場での事業拡大を目指します。 そして、利益体質の定着を図り、飛躍的発展をするための基盤を構築いたします。 08/3期 飛躍的発展への基盤固め開始 09/3期 継続的利益体質の確立 2010/3期 飛躍に向けた助走開始 飛 躍 へ Global 10 (億円) 250 14% 連結売上高(中間期) 連結売上高 営業利益率 210 200 12% 190 165 150 150 124 126 139 146 10% 168 147 8% 104 100 6% 83 4% 50 2% 単体(参考) Global 10 0 0% 98年度 99年度 00年度 01年度 02年度 03年度 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 16 中期経営計画3つの重点分野 モリテックスには、現在、3つの大きな事業の柱があります。 マシンビジョン 肌センサー バイオ z 半導体製造装置、液晶製造装 置に不可欠なマシンビジョンシ ステム(レンズ・照明・カメラ)を 提供しています。 z 国内・海外主要化粧品メー カー向けに、独自技術のセ ンサーを活用した測定機器 を作っています。 z 食品・化粧品・医薬品業界でキ ズ・汚れ・異物混入などの品質 検査に使われています。 z 肌の状態を画像から判断 し、自動的に解析できるソフ トを開発しています。 z 大学・医療機関・大手製薬 会社などから、一人ひとりに あった治療方法や、予防医 学や早期治療に役立つ解 析・検査サービスの提供を 開始いたしました。 あらゆる製品の製造工程や検査工 程の改善に役立ち、技術立国日本を 支えています。 化粧品の販売やカウンセラーには必 須のアイテムとして、特に女性のライ フスタイルをサポートしています。 z 医薬品などの分離・精製装 置を作っています。 人々の生活の質の向上を支えるた めに、医療や医薬の進歩を お手伝いしています。 17 中期経営計画『Global 10』 方針・方向性 「 企業の継続的な成長と長期的な企業価値向上を目指し、 ここから始まる3ヵ年で、飛躍的発展の基盤を構築する 」 ⑦株主様との コミュニケーション強化 ⑥資本構成の 再構築の検討 ①経営資源の再配分に よる重点事業強化 中期経営計画 Global 10 ②QCDの追求 Q:quality = 品質 C:cost = 価格 D:delivery = 納期 (2007年4月~2010年3月) ⑤コーポレートガバナンス の強化 ③海外展開の推進 ④新製品開発・新規 市場開発の推進 18 セグメント別 市場動向 2008年 2009年 2010年 3月期 3月期 3月期 セグメント 光 応 用 機 器 要因 マシンビジョン システム 北京五輪の終了やDRAM価格の低下と供給過剰感から一時的な マイナス成長になる可能性があるものの、2010年3月期には回復に向か う。 画像機器 コスメティック用肌カウンセリングシステムでは、国内化粧品メーカー の海外進出による機器の輸出が増加傾向にあり、欧米化粧品メーカーに も導入に前向きな姿勢。 光通信関連機器 FTTH(FTTx)の普及が日本・北米を中心に拡大中。サービス加入者 の増大が、光モジュール市場の拡大を促している。日本・北米のみならず 今後諸外国でも本格的に普及が始まると、伸長率は更に上向くと予想さ れる。 車載用、ゲーム機用加速度センサーの市場拡大。また、各種検査工程の 効率化を図るための設備投資が見込める。 検査・計測機器 高純度石英は、価格競争の激化が予想されるものの、堅調な伸びが見込 まれる。 メディカル関連(カテーテル及び周辺部品)は継続的な伸びが見込まれる。 機能性材料 機器関連 研究支援機器の国内市場は飽和しているが、海外展開及び診断分野へ の積極展開により市場拡大を見込む。 有機合成関連機器を今後成長が期待できる生体関連物質精製機器に展 開することで新たな市場が期待できる ウエット関連 SNP解析は市場拡大中。PGxが日本でも本格的に始まり製薬企業・CROな どで市場拡大が見込まれる。 欧米を中心にグライコミクスの研究が本格的に始まり、またバイオマー カー探索、抗体医薬品以外に再生医療分野でも使用が検討されており、 市場の拡大が予想される。 バイオ関連 19 光応用機器事業 マシンビジョンシステム (単位:百万円) 2007年3月期 上期 売上高 営業利益 下期 2008年3月期 計 上期 下期 2010年3月期 計 前期比 計画(Global10) 5,207 5,074 10,281 5,147 5,593 10,740 4.5% 12,600 815 757 1,573 658 986 1,644 4.5% 1,830 高分解能レンズの開発。(CCDカメラの高画素化・ピクセルサイズの微小化に対応) 高輝度LED照明の開発。(プリント基板検査・シート製品検査用に対応) 次世代LED照明の開発。(高輝度・均一照明) レンズ・照明・カメラなどをシステム化(一体化)した複合製品の受注拡大へ。 中国生産品目の拡大でコスト競争力の強化。 モリテックスEUROPE LTD.ドイツ事務所を開設し、欧州市場の一層の開拓。 シンガポールに子会社を設立し、東南アジア地域における売上拡大を目指す。 TOC活動を軸とした生産改革を進めて生産性の向上を図るとともに、QCDの追求を行う。 20 光応用機器事業 画像機器 (単位:百万円) 2007年3月期 上期 下期 2008年3月期 計 上期 下期 2010年3月期 計 前期比 計画(Global10) 売上高 1,068 1,156 2,225 1,033 1,140 2,173 △2.3% 2,900 営業利益 △ 128 △ 211 △ 339 △ 112 △ 90 △ 202 - 30 〈コスメティック分野〉 中堅化粧品メーカー(直営ショップ型セルフ販売方式)やドラッグストア用メーカー販促機器として アプローチを開始。 次期機種導入に向けた、カウンセリングソフトの開発。 〈産業用スコープ分野〉 海外向けの販売が好調(特に欧米・東南アジア)。 国内・外自動車業界向け内視鏡「LightScope」「ボアスコープ」が好調。 21 光応用機器事業 光通信関連機器 (単位:百万円) 2007年3月期 上期 売上高 営業利益 下期 2008年3月期 計 上期 下期 2010年3月期 計 前期比 計画(Global10) 285 305 591 297 424 721 22.1% 1,000 △ 131 △ 105 △ 236 △ 89 △ 148 △ 237 - 10 FTTHインフラ整備がアクセス系を中心に活発であり、また北米などの海外需要も旺盛。 光アクセス系市場への本格参入を目指した非球面レンズは、量産体制も確立し、 販売拡大を目指す。 モジュール製造設備などは、更新による需要が見込まれる。 部品材料のコストダウン推進により営業損失縮小へ。 22 光応用機器事業 検査・計測機器 (単位:百万円) 2007年3月期 上期 売上高 営業利益 下期 2008年3月期 計 上期 下期 2010年3月期 計 前期比 計画(Global10) 16 28 44 28 110 138 209.3% 600 △ 30 △ 60 △ 91 △ 69 △ 51 △ 120 - 30 赤外線透過検査システム「IRise-700」の販売開始。MEMS技術を用いた各種センサー用張り合わせウェ ハーが今後の検査需要に対応《加速度センサー:車載用,ゲーム機用,HDD用》。 卓上型液晶配向膜検査装置「LayScan-Labo」の販売開始。材料メーカ、パネルメーカへラボタイプの検査 装置の導入を図り、インライン化へ発展させる。 23 機能性材料事業 (単位:百万円) 2007年3月期 上期 下期 2008年3月期 計 上期 下期 2010年3月期 計 前期比 計画(Global10) 売上高 818 890 1,709 863 940 1,803 5.7% 2,000 営業利益 55 39 94 53 30 83 △11.7% 170 光通信市場向け高純度石英のシェア確保と更なるシェアアップ。 医療用(カテーテル)分野の各種チューブ、周辺精密加工部品への更なる横展開継続。 計測設備・検査装置市場への参入(各種新製品レーザー販売強化)。 顧客ニーズの更なる調査により用途・商材開拓継続。 海外仕入先との技術・品質・価格・納期交渉の更なる見直し及び強化。 24 バイオ関連事業 (単位:百万円) 2007年3月期 上期 売上高 営業利益 下期 2008年3月期 計 上期 下期 2010年3月期 計 前期比 計画(Global10) 474 583 1,057 487 600 1,087 2.8% 1,900 △ 186 △ 188 △ 374 △ 263 △ 255 △ 518 - 30 Purifシリーズのアジア・米国を中心とした海外展開開始。 光技術のシーズによる検査測定機開により診断分野への横展開拡大を図る。 Affymetrix社のGeneChipとIllumina社のBeadsChipの両社のチップを扱うことで最適のサービスを 行う体制が確立。GLP施設が完成することにより、国内で初めてGLP準拠のサービスが可能となる。 欧米を中心に糖鎖解析装置とチップを販売開始。バイオマーカー探索、抗体医薬品検査、再生医 療分野で期待。 25 Ⅰ.2008年3月期 中間決算 Ⅱ.2008年3月期 業績見通し Ⅲ.中期経営計画の進捗 Ⅳ.SCHOTT社との業務提携 26 SCHOTT社の概要 SCHOTT社の概要 (1)名 称 SCHOTT AG (2)主な事業内容 特殊ガラス製造を基盤 とする企業グループ (3)設 立 年 月 日 1884 年 (4) 本 社 ドイツ:マインツ (5)代 表 者 Prof.Dr.-Ing.Udo Ungeheuer(Chairman),Klaus Rübenthaler (6)資 本 金 7 億2,200 万ユーロ(約 1,170 億円、1 ユーロ=162.40 円) (7)従 業 員 数 16,839 名(2006 年9 月 期) (8)大株主構成および持株比率 カール ツァイス財団 100% (9)売上高(連結) 2,233,232 千ユーロ (約3,627 億円:2006 年9 月期 1 ユーロ =162.40 円) 特徴 • カールツァイス財団が所有。 カールツァイス社とは兄弟会 社 • 1890年頃の顕微鏡用の材料 開発からスタート • 技術開発を中心に成長 • 120年の歴史を持つ世界最大 の光学ガラスメーカー • 非上場、無借金経営 • 全世界に拠点と販売網(製造 &販売:36カ国に展開) • 世界最大の光ファイバ製造販 売メーカー 27 SCHOTT社との業務提携内容 SCHOTT SCHOTT モリテックス ①販売:両社は、相互に販売の可能性のある製品を特定し、互いに代理店契約を締結いたし ました。 ②購買(供給):モリテックスはショット社の多成分ガラスファイバの製造技術能力を最大限に活 用し、ショット社はモリテックスの石英ファイバ製造技術を最大限に活用し、その他、互いに供 給可能な製品を特定するものとします。 ③研究開発 :両社は相互技術開発同意書に署名し、光ファイバ等に関する共同開発プロジェ クトを立ち上げました。 28 マシンビジョン分野での提携と効果 ①販売:国内販売の拡大 SCHOTT製品との連携と国内販売強化 (ライトガイド、イメージコンジットなど) 自動車搭載用ライトガイド、医療用コンジット、イメージ用、センサー市場へ拡販 自動車、産業、医療分野への販売強化を行い新規市場拡大 ・海外販売拡大 マシンビジョン関連の海外販売強化 プラスチックライトガイド、石英ライトガイド・UV光源の海外販売強化 光源、ライトガイド、MMLレンズ、LED照明などをSCHOTTの販売網で欧米展開 特にヨーロッパ市場への拡販強化 ②購買:原価低減・安定供給 ・SCHOTT社のガラス材料供給によるコスト削減、品質向上 ・両社の製造拠点の活用によるコスト削減、品質向上 ③研究開発:両社の技術を融合した新製品開発 ・SCHOTT社の技術を取り入れた新製品の開発 ・モリテックスの技術をSCHOTT社の製品に応用 ・自動車・医療など新規市場に向けた開発推進 29 将来事象に関する注意事項 本説明会において提供した情報につきましては、現時点で入手 可能な情報に基づき作成したものであります。 今後、様々な要因により予想と異なる可能性がありますことを ご承知おきください。 30 31
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