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❽
●
消 費 生 活 情 報
平成25
(2013)
年 月号 No.
トピックス(主な内容)
くらしナビ
●消費生活相談関連情報:P1・P2
平成24年度 消費生活相談概要
●消費生活関連情報:P3
・「高齢者110番」
を実施します!
navi
・ くらしと計量
横浜市消費生活総合センター
計量リポート
「タクシーメーター」
消費生活相談関連情報
平成24年度 消費生活相談概要
相談件数 22,
759件
依然として「デジタルコンテンツ」に関する相談が1位
〜高齢者を狙った家屋の「工事・建築」、
「健康食品」の送りつけ商法が増加〜
●相談受付件数(表1)
区 分
苦 情
問 合 せ
計
平成24年度
( 94.2)
21,432 1,327 ( 5.8)
〈単位:件(%)〉
増 ▲ 減
▲1,446 (▲ 6.3)
198 ( 17.5)
▲1,248 (▲ 5.2)
平成23年度
22,878 ( 95.3)
1,129 ( 4.7)
24,007 (100.0)
22,759 (100.0)
●相談当事者年代別件数(表2)
区 分
未成年者
20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
不 明
計
〈単位:件(%)〉
平成24年度
742 ( 3.3)
2,184 ( 9.6)
3,767 ( 16.6)
4,469 ( 19.6)
3,091 ( 13.6)
3,254 ( 14.3)
4,157 ( 18.3)
1,095 ( 4.8)
22,759 (100.0)
平成23年度
818 ( 3.4)
2,379 ( 9.9)
4,014 ( 16.7)
4,246 ( 17.7)
2,911 ( 12.1)
3,090 ( 12.9)
3,847 ( 16.0)
2,702 ( 11.3)
24,007 (100.0)
増 ▲ 減
▲ 76 (▲ 9.3)
▲ 195 (▲ 8.2)
▲ 247 (▲ 6.2)
223 ( 5.3)
180 ( 6.2)
164 ( 5.3)
310 ( 8.1)
▲1,607 (▲59.5)
▲1,248 (▲ 5.2)
*表の各割合(%)の数値は、少数第2位で四捨五入しているため、計と内訳の合計は必ずしも一致しません。
全相談件数は22,759件で、平成21年度から増
加し続けていましたが、前年度と比べて1,248
件(▲5.2%)微減しました。(表1・グラフ1
参照)
相談当事者の年代別にみると、未成年者、20
歳代、30歳代で相談件数が減少した一方で、40
歳代から70歳以上の各年代で増加し、特に70歳
以上では前年度に比べ310件(8.1%)増加しま
した。
(表2・グラフ2参照)
(件)
24,500
年度別相談件数の推移(グラフ1)
24,000
23,743
24,007
4,157
3,847
3,800
3,645
3,600
23,000
22,759
22,513
3,400
3,200
2,968
3,000
3,022
2,800
22,000
21,500
50歳代以上の相談件数の推移(グラフ2)
4,000
23,500
22,500
(件)
4,200
2,463
2,600
2,449
2,400
H21
H22
H23
H21
H24
50歳代
(年度)
消費生活相談電話 845-6666 〔
3,090
2,911
3,254
3,091
2,648
H22
60歳代
H23
H24
(年度)
70歳以上
〕
平 日 9:00 〜 18:00
土・日 9:00 〜 16:45
1
●年代別上位5商品・役務別件数(表3)
順位
未成年者
20歳代
30歳代
〈単位:件〉
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
1
デジタルコンテンツ デジタルコンテンツ デジタルコンテンツ デジタルコンテンツ デジタルコンテンツ デジタルコンテンツ 工事・建築
489
480
749
966
552
425
2
不動産貸借 不動産貸借 工事・建築 工事・建築 携帯電話サービス 不動産貸借
デジタルコンテンツ
16
205
311
224
146
226
226
3
携帯電話 14
エステサービス
89
不動産貸借
フリーローン・サラ金 工事・建築 142
85
4
商品一般
音響・映像ソフト 携帯電話サービス
携帯電話サービス
55
84
9
5
役務その他サービス フリーローン・サラ金 工事・建築
7
54
107
商品一般
121
75
商品一般
不動産貸借
96
87
300
ファンド型投資商品
215
健康食品類
137
携帯電話サービス フリーローン・サラ金 役務その他サービス 役務その他サービス
84
101
67
85
113
*解説*【デジタルコンテンツ】インターネットを通じて得られる情報で、アダルトサイトや出会い系サイト等の
不当請求に関するもの【不動産貸借】賃貸住宅の退去時の修繕費等に関するもの【工事・建築】屋根工事・増改築
工事・衛生設備工事等に関するもの【商品一般】商品の特定ができないもの。身に覚えのない架空請求等に関する
もの【役務その他サービス】サービス業のうち、金融・保険、運輸・通信、教育、教養・娯楽、保健・福祉、外食・
食事宅配、
冠婚葬祭、家事等のサービスに該当しないもの。金融投資被害の被害救済に関するもの【フリーローン・
サラ金】多重債務等に関するもの
相談内容では、アダルトサイトや出会い系サイトからの不当請求などの「デジタルコンテンツ」が全体の17.2%を占
め、70歳以上を除く各年代で1位となりましたが、前年度に比べて414件(▲9.6%)減少しました。また、20歳代から
40歳代では賃貸アパート等の「不動産貸借」が、50歳代から70歳以上では家屋の修繕等の「工事・建築」が、70歳以上
では未公開株等の金融商品の「ファンド型投資商品」に関するトラブルが多く寄せられました。あの手この手の悪質商
法は、ますます巧妙になっています。ご注意ください。
●代表的な相談事例と特徴
アダルトサイトや出会い系サイトの不当請求トラブルが1位
パソコンや携帯電話でインターネットを利用していたら、知らないうちにアダルトサイ
トや出会い系サイトに接続してしまい、登録完了したと高額な登録料や利用料を請求する
トラブルが相変わらず多くありました。
【相談事例】無料だと思いアダルトサイトにアクセスしたら、年齢確認をされた。「18歳以
上」をクリックしたらいきなり「入会登録」と、約10万円を請求された。気が動転してし
まい「退会」をクリックし、指示に従い空メールを送信したら請求メール等がたくさん来
る。連絡先に電話をしたら「支払え」と脅された。
(40歳代・女性)
高齢者層を狙った住まいのリフォームトラブルが多発
訪問販売業者の勧めるまま、家屋の屋根や床下、塗装工事等の高額な契約をしてしまっ
たというトラブルが高齢者層で多く見受けられます。「工事・建築」に関する相談960件の
うち、50歳代以上からの相談が672件と70%を占めています。
【相談事例】突然業者が来宅し、「近所で工事している。屋根が傷んでいるから早急に工事
をしないと危険。すぐ工事をするから今日契約して」と強引に言われ、高額な契約をして
しまったが解約したい。
(80歳代・男性)
金融商品の被害救済を持ちかける電話勧誘が増加
過去に金融商品でトラブルにあった被害者に、
「被害の救済をしてあげる」と電話があり、
新たに金融商品を契約させたり、手数料名目でお金を振り込ませるといった詐欺まがいの
ものです。同類の相談が86件あり、前年度の45件に対して約2倍になっています。
【相談事例】以前、必ず儲かると勧誘され未公開株を購入したら、勧誘業者は詐欺で逮捕
され営業停止になった。突然、”勧誘業者の関係者”と称する者から「投資した金額を返金
するから社長の減刑の嘆願書に署名してほしい。その手続きのために債権回収機構に許可
証を発行してもらう必要がある。手続き料として一口10万円の投資信託を買ってもらいた
い」と言うが不審だ。
(70歳代・女性)
「健康食品」の送りつけ商法が増加
申込んだ覚えがないと断ったのに、健康食品を強引に送りつける”送りつけ商法”の
相談が87件あり、70歳以上の高齢者では70件と昨年の5件から急増しています
●平成24年度消費生活相談概要の記者発表資料はホームページでご覧いただけます。
http://www.yokohama-consumer.or.jp/useful/announcement
2
「高齢者 110 番」を実施します!
「必ず儲かる」とか「あなたにだけ特別な話」などと甘い儲け話を持ちかける”金融商品”に関する詐欺まがいの
電話勧誘販売や、
「このままでは危険」とか「今なら特別価格にしてあげる」と家屋の修繕や工事を勧誘する訪問
販売等、高齢者を狙った悪質商法によるトラブルが後を絶ちません。
そこで、高齢者被害の早期解決を図るため、次のとおり特別相談を開設します。
一人で悩まず、ぜひご相談ください。
【日 時】9月18日(水)〜20日(金) 9:00〜18:00
*12:00〜13:00は電話相談のみ
【相談方法】電話・FAX・来所(来所は要予約)
横浜市消費生活総合センター
TEL.845−6666 FAX.845−7720
くらしと計量
計量リポート
タクシーメーター
〜正確な計量の確保のために〜
私たちの日常生活にかかせない「はかる」ということをクローズアップしてお届けします。普段なにげなく使用し
ている「はかる」ということ。生活で欠かせないものと言えば、
電気・ガス・水道のメーターが思い浮かぶことでしょ
う。これらには、各家庭ごとにメーターがついていて、使用量や料金の算出基準となる大切な計量器です。
今回は、街で見かけるタクシーの料金メーターについて、神奈川県産業技術センター神奈川県計量検定所(神奈
川区浦島丘)で行っている検査の様子をリポートします。
計量検定所では、横浜、横須賀、平塚、小田原の4か所でタクシーメーターの検査を行っています。神奈川県内
には約15,000台ものタクシーが登録されていて、この4か所ですべての検査を行っています。この日も、たくさんの
タクシーが検査に来ていました。
タクシーメーターは、計量法という法律で年1回、メーターが正しく
作動しているかを確認する検査が義務付けられています。
検査の方法は、
「タクシーメーター装置検査用基準器」という基準器の
ローラーにタクシーの駆動輪を乗せ、走行している時の状態にして、適
正な距離で料金が加算されるかを検査しています。
検査に合格すると、合格シールが貼られ
ます。さらに、メーターを後で不正な操作
ができないように封印します。このように
して、安心してタクシーを利用することが
できるようになっています。
検査後の封印されたメーター
計量検定所の検査風景
今回は、タクシーメーターを紹介しましたが、他にも肉や魚などの食
料品を計量するはかりや薬の調剤に使用するはかりなど、
「はかる」とい
う行為は、私たちのくらしと密接な関わりをもっています。
正しい計量は、取引や証明、健康管理などのために大切な役割を果た
しています。そのため、計量法で計量の基準を定めたり、はかりの精度
を確認するための定期検査などがあります。
今後のリポートでは、正しい計量の確保をクローズアップして紹介し
ていきますのでお楽しみに!
3
教 室 ・ 講 座 等 の お 知 ら せ
■消費生活教室■
開催日
テーマ
《緑区役所共催》
食の安全性は
どう守られているのか
9月25日(水) 〜気になる放射性物質・
13:30〜15:30 農薬・遺伝子組換え食品〜
(受付13:00)
参加費無料
定 員
元・内閣府 食品安全委員会 事務局次長
新潟大学 客員教授
日本製粉株式会社 参与 日野 明寛
100名
【会場】中山地区センター 会議室(緑区中山町413-4 ハーモニーみどり 3階)
【対象】横浜市在住・在勤・在学の方
食のスペシャリストが
分かりやすく解説!
【交通】JR横浜線「中山」駅北口下車 徒歩約7分
市営地下鉄(グリーンライン)
「中山」駅下車 ①番出入口 徒歩約7分 【申込方法】事前の申込みは不要です。直接会場にお越しください。先着順です。
【問合せ先】
「消費生活教室」担当 TEL.845−5640 FAX.845−7720
《栄区役所共催》
ちょっと待って!
健康食品を過信しないで!
10月25日(金) 〜広告、宣伝、噂話に
13:30〜15:30 惑わされないために〜
(受付13:00)
参加費無料
講 師
独立行政法人
国立健康・栄養研究所
情報センター長 梅垣 敬三
120名
【会場】栄区役所 新館4階 会議室 (栄区桂町303-19)
【対象】横浜市在住・在勤・在学の方
【交通】JR京浜東北根岸線「本郷台」駅下車 徒歩約10分
バス停「天神橋」または「栄警察署前」下車、徒歩約5分 【申込方法】事前の申込みは不要です。直接会場にお越しください。先着順です。
【問合せ先】
「消費生活教室」担当 TEL.845−5640 FAX.845−7720
■簡易テスト教室■
開催日
10:00〜12:00
① 9月20日
(金) (受付9:30)
14:00〜16:00
② 参加費無料
(受付13:30)
テーマ
講 師
地方独立行政法人
東京都立産業技術
〜涼感・保湿・抗菌など、その効果は?〜 研究センター
快適な衣類を選ぼう!
池田 善光
定 員
①②とも
20名
【会場】横浜市消費生活総合センター 5階 商品テスト・実習室 【対象】横浜市在住・在勤・在学の方 【交通】市営地下鉄・京浜急行線「上大岡」駅下車 徒歩約3分 (ゆめおおおか
オフィスタワー2階 メインエントランスから低層用エレベータAで5階へ)
【申込受付】先着順受付 *①・②とも同じ内容です。 【申込方法】TELまたはFAXで。*FAXの場合、⑴月日・希望回、⑵居住区名、⑶お名前、
⑷電話番号、⑸FAX番号をご記入の上、下記まで。
なお、定員を超えた場合のみ、お断りのご連絡をします。
【問合せ・申込み先】
「簡易テスト教室」担当 TEL.845−5640 FAX.845−7720
消費生活教室・簡易テスト教室で手話通訳をご希望の方は、開催日3週間前までに当センターの教室担当まで
ご連絡ください。TEL.845-5640 FAX.845-7720
物価に関する ◎県物価ダイヤル 県消費生活課 企画グループ TEL.312-1121( 代 )
問合せは
◎総務省統計局 消費者物価指数 http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm
発 行
横浜市消費生活総合センター
横浜市消費生活総合センターホームページ http://www.yokohama-consumer.or.jp
センターホームページ/モバイル(携帯)版 http://www.yokohama-consumer.or.jp/i/ind.html
印刷 神奈川きかんし印刷所
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〒 233-0002 横浜市港南区上大岡西 1-6-1 ゆめおおおかオフィスタワー 4F・5F TEL.045-845-5640 FAX.045-845-7720
作成 : 公益財団法人横浜市消費者協会 ( 指定管理者 ) 発行日 : 毎月25日