久留米市消費生活センター 平成 21 年度1・四半期までの消費生活相談

久留米市消費生活センター 平成 21 年度1・四半期までの消費生活相談の状況
H21・8・17
久留米市消費生活センターが、平成 21 年度 4 月から6月までに受け付けた消費生活相談
の状況は、以下のとおりであり、悪質商法などに対する注意を促すために公表します。
◎相談件数は1
1,180件
180件で、対前年度同期比179件(13.2%)減少
平成 21 年度4月~6月の消費生活相談の状況は、1,180 件で、前年度同期の 1,359 件と
比べると 179 件(13.2%)減少しています。相談件数は、減少しているものの、相談内容
は、複雑・多様化しています。
◎ 「投資」
投資」「健康器具」
健康器具」「工事
「工事・
工事・建築」
建築」の相談が増加〔相談内容の状況〕
相談件数の内訳は、多重債務や融資保証金詐欺等に関する「
「フリーローン・
フリーローン・サラ金
サラ金」が
169 件(14.3%)で最も多く、次いでインターネットや携帯電話の情報サービスに関する「オ
ンライン等関連
、アパートの賃貸借契約に関する「
「不動産貸
ンライン等関連サービス
等関連サービス」
サービス」が 151 件(12.8%)
借」が 65 件(5.5%)の順になっています。
全体相談件数が減少する中で、
「投資」
「健康器
投資」(36 件・対前年度比 18 件・100.0%増)・
具」
(27 件・対前年度同期比 10 件・58.8%増)
・
「工事・
(35 件・対前年度同期比8件・
工事・建築」
建築」
25.9%増)等が増加しています。
◎「
「70 歳以上」
〔年齢別の状況〕
歳以上」の相談が増加
契約当事者の年齢別では、「30 歳代」が最も多く 205 件(17.4%)
、「40 歳代」が 196 件
(16.6%)、
「70 歳以上」が 168 件(14.2%)の順になっています。
全体相談件数が減少する中で、「70 歳代以上」は、168 件で、対前年度比 10 件(6.3%)
増加しています。
◎「
「その他無店舗
その他無店舗販売
他無店舗販売」
販売」の相談が増加 〔販売購入形態の状況〕
販売購入形態別では、
「通信販売」
「店舗販売」
通信販売」が 233 件(19.7%)で最も多く、
店舗販売」183 件
(15.5%)、
「訪問販売」
訪問販売」132 件(11.2%)の順になっています。
一般的な店舗販売でない「
「訪問販売」
「特殊販売」
訪問販売」「通信販売
「通信販売」
通信販売」などの「
特殊販売」については、459
件で、前年度同期比で 43 件(8.6%)減少しています。全体的に減少する中で、
「その他無
その他無
店舗販売」
店舗販売」は、14 件で前年度同期比 6 件(75.0%)増加しています。
〔相談形態の状況〕
相談形態は、電話相談が 1,007 件(85.3%)
、来所相談が 173(14.7%)となっています。
前年度同期比で、電話相談は、185 件(15.5%)減少し、来所相談は、6 件(3.6%)増
加しています。来所相談の構成率は、平成 20 年度が、12.3%に対し、平成 21 年度は、14.7%
になっています。
〔男女別の状況〕
契約当事者の性別は、男性 532 件(48.8%)
、女性 559 件(51.2%)で、女性が男性を上
回っています。
前年度同期比で、男性は 68 件(11.3%)、女性は 100 件(15.2%)減少しています。
〔地区別の状況〕
相談地区の状況は、久留米市内の相談件数が、791 件(67.0%)で、久留米市外の当セン
ター担当地区(県南 15 市町村)内が 311 件(26.4%)その他の地区が 78 件(6.6%)です。
前年度同期比で、久留米市内の相談件数は、104 件(11.6%)の減少、久留米市外の担当
地区は 55 件(15.0%)の減少、その他の地区は 20 件(20.4.%)の減少です。
連絡先:市民部消費生活センター
担 当:中島
℡ : 0942-30-7700
資料編
久留米市消費生活センター 平成21年度1・四半期の消費生活相談の状況
1 相談受付件数
① 年度別相談件数
平成 21 年度 1・四半期に当センターに寄せられた相談件数は、1,180 件で、平成 20 年度
同期の相談件数 1,359 件に比べ、179 件(13.2%)減少しています。
件
8000
年度別相談件数
7452
6486
5706
6000
5051
年度
1四半期
4000
2000
0
1931
1817
1503
1359
17
18
19
20
1180
21 年度
② 相談形態別の状況
平成 21 年度 1・四半期の相談形態別の状況は、電話による相談が 1,007 件で全体の
85.3%、来所による相談が 173 件で全体の 14.7%です。
相談形態別の状況
21年度1四半期
1007
173
電話相談
来所相談
20年度1四半期
1192
0
200
400
600
167
800
1000
1200
1400
1600 件
③ 月別相談の状況
平成 21 年度 1・四半期の月別相談の状況は、4 月が 385 件で、5月は 356 件と減少して
いたが、6月は 439 件と増加しています。
月別相談状況
500
450
400
350
件
486
431
385
356
472
442
439
436
402
398
419
407 384
403
371
300
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
2月 3月
平成20年度
平成21年度
④ 契約当事者の男女別の状況
平成 21 年度 1・四半期の契約当事者の男女別の状況は、男性の当事者は 532 件、女性の
当事者は 559 件で、女性が男性を上回っています。前年度同期比では、男女共に減少して
います。
契約当事者の男女別の傾向
532
21年度1四半期
559
男性
女性
その他
89
100
600
20年度1四半期
0
659
250
500
750
1000
1250
1500 件
⑤ 契約当事者の年代別状況
平成 21 年度 1・四半期の契約当事者の年代別状況は、
「30 歳代」が 205 件、
「40 歳代」が
196 件、「70 歳以上」168 件の順になっています。
契約当事者の年代別状況
21年度1四半期
20歳未満
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
その他
40歳代 50歳代 60歳代70歳以上
133
168 132
196
166
20歳代 30歳代
136
205
44
184
20年度1四半期
226
226
192
139
158
189
45
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600 件
⑥契約当事者の職業別状況
平成 21 年度 1・四半期の契約当事者の職業別状況は、給与生活者の相談が 406 件で全体
の 34.4%と最も多く、次いで無職の相談が 312 件で全体の 26.4%を占めています。
契約当事者の職業別状況
給与生活者
406
21年度1四半期
家事従事者 41
125 102
無職
312
給与生活者
無職
家事従事者
自営・自由業
学生
団体
不明
154
40
42
20年度1四半期
497
306
162
108
200
44
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600 件
2 商品・役務(サービス)別相談状況
第 1 位 「フリーローン・サラ金」
相談件数は、169 件で、前年度同期比 76 件(31.0%)減少しています。相談内容は、
多重債務の整理や「グレーゾーン金利」に関する相談が多く、また、「貸します詐欺(融
資保証金詐欺)
」などの振り込め詐欺に関する相談も多く見受けられます。
第 2 位 「オンライン等関連サービス」
相談件数は、151 件で、前年度同期比 14 件(8.5%)減少しています。相談内容は、ア
ダルトサイトや出会い系サイトの画面をクリックするだけで高額な利用料金を請求され
る「ワンクリック詐欺」などによる不当請求の相談が大半を占めています。
第 3 位 「不動産貸借」
相談件数は、65 件で、前年度同期比 9 件(11.8%)減少している。相談内容は、アパ
ートなど賃貸住宅の退去時のトラブルに関する相談が大半を占めています。
第 4 位 「商品一般」
相談件数は、45 件で、前年度同期比 8 件(15.1%)減少している。相談内容は、ハガ
キや封書による根拠のない「総合消費料金」や「訴訟取下げ費用」などの請求が大半を占
め、公的な機関や弁護士を装って請求するものもあります
第 5 位 「投資」
相談件数は、36 件で、前年度同期比 18 件(100.0%)増加している。相談内容は、金・
大豆などの先物取引や未公開株・FX 取引などの解約に関する相談が多数を占めています。
商品・役務(サービス)別相談状況(上位 5 位)
上段:件数、下段:構成比
順
17年度1・四半期 18年度1・四半期 19年度1・四半期 20年度1・四半期 21年度1・四半期
位
オンライン等関連サービス
1
2
3
4
5
全
件
数
フリーローン・サラ金 フリーローン・サラ金 フリーローン・サラ金 フリーローン・サラ金
471
24.4%
331
328
245
169
18.2%
21.8%
18.0%
14.3%
フリーローン・サラ金
商品一般
オンライン等関連サービス オンライン等関連サービス オンライン等関連サービス
315
320
151
165
151
16.3%
17.6%
10.0%
12.1%
12.8%
商品一般
不動産貸借
不動産貸借
オンライン等関連サービス
商品一般
210
190
70
76
65
10.9%
10.5%
4.7%
5.6%
5.5%
不動産貸借
不動産貸借
不動産貸借
エステティック
商品一般
83
73
70
58
45
4.3%
4.0%
4.7%
4.3%
3.8%
電話サービス
健康食品
資格講座
商品一般
投資
42
42
59
53
36
2.2%
2.3%
3.9%
3.9%
3.1%
1,931
1,817
1,503
1,359
1,180
3 販売購入形態別相談状況
平成 21 年度 1・四半期の販売購入形態別の相談状況は、特定商取引法にかかる特殊販売
(無店舗販売)の相談件数が 459 件となり、前年度同期と比べ 43 件減少しています。これ
は、
「通信販売」
(前年度同期 23 件・9.0%減)や「電話勧誘販売」
(前年度同期 11 件・17.5%
減)が減少したことによるものです。
「店舗購入」に係る相談は、183 件で、全相談件数に占める割合は 15.5%になっています。
これは、前年度同期に比べ 33 件(15.3%)減少となっています
販売購入形態別相談件数
(上段:件数、下段:構成比)
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
1・四半期 1・四半期 1・四半期 1・四半期 1・四半期
713
348
284
256
233
通信販売
36.9%
19.2%
18.9%
18.8%
19.7%
247
229
180
141
132
訪問販売
12.8%
12.6%
12.0%
10.4%
11.2%
58
83
57
63
52
電話勧誘販売
3.0%
4.6%
3.8%
4.6%
4.4%
48
48
33
34
28
マルチ・マルチま
がい商法
2.5%
76.0%
2.2%
2.5%
2.4%
23
35
18
8
14
その他無店舗・ネガ
ティブオプション
1.2%
1.9%
1.2%
0.6%
1.2%
1,089
743
572
502
459
無店舗小計
56.4%
40.9%
38.1%
36.9%
38.9%
381
299
301
216
183
店舗購入
19.7%
16.5%
20.0%
15.9%
15.5%
461
775
630
641
538
不明・無関係
23.9%
42.7%
41.9%
47.2%
45.6%
合計
1,931
1,817
1,503
1,359
1,180