158KB - 豊橋市図書館

豊橋市図書館システム構築業務基本仕様書
【1】 図書館の現状
現在の豊橋市の図書館は、中央図書館と配本センターを中心に各市民センターがネットワークで接
続され運営を行っている。ネットワーク上の各館での予約資料の受け取りや返却、携帯電話やモバイ
ルからの蔵書検索や予約を可能としている。平成26年12月末で、豊橋市図書館システムリース期
間満了に伴い、最新の高度技術の採用と運用性に優れた豊橋市図書館システム(以下「新システム」
という。)に更新する。
【2】 新システム構築の基本方針
以下について、図書館の現状及び利用状況等をふまえ将来にむけての提案を求める。
(1)利用者サービスの向上
・ICタグやタブレット端末に対応した図書館資料の貸出・返却・予約処理等のカウンター業務や各
種業務の運用の変更に柔軟に対応ができる。
・利用者の状態に応じたサービスの提供。
・インターネットを通じて24時間365日いつでも蔵書検索・予約を行うことができるよう書誌情
報を公開する。
・市民サービスとして従来提供している図書館webサービスをより高度に発展させ、インターネッ
トサイトの高度化に合わせた利用者サービスの向上を図る(CMSの適用)。
・図書館への遠隔地利用者へのサービス向上のため、市内全域的サービスの実現。
(2)情報の拠点
・地域住民の情報要求への対応のため、行政資料や地域資料の効果的な管理、情報提供をする。
・システム上でレファレンス業務の管理を行い、業務の効率化を図るとともに、利用者との双方向の
サービスを実施する。
・システムを活用した読書サービスの提供を行う。
(3)安定した運用
・安定かつ確実に業務を遂行できるwebシステムを採用し、日常業務の効率化を図る。
・高度なセキュリティが保たれ、新たな情報技術等を活用したネットワークの再構築を行う。
・web予約・web蔵書検索の利用件数増加時にも効率的な運用を行う事が可能なシステムにする。
・システムのソフト・機器ともに充分な安定性を持ち、障害発生時には迅速に対応可能な保守体制の
確保を行う。
(4)図書館の将来性
・ICタグ導入に伴う、資料管理方法への適合。
・タブレット端末など新しい資料形態の変化への対応。
【3】 新システム構築業務
(1)構築業務
①図書館(貸出・返却・予約・管理)システム
図書等の貸出、返却、予約、管理及び利用者の管理を行うシステムを構築、データを移行する。館
内OPAC、webOPAC機能も提供すること。
②ホームページ構築
豊橋市図書館の情報を提供する図書館独自のホームページを構築すること。
③インターネット接続環境構築
豊橋市図書館のホームページ等をインターネットに公開するための環境を構築する。個人情報等機
密情報の漏えい、インターネット上から各種サイバー攻撃や図書館内部への侵入等を防ぐための環
境も同時に構築する。
【4】 新システム構築業務の前提条件
以下の条件を踏まえた上でのシステム構築を前提とする。
(1)システム構築方針
図書館規模及び蔵書冊数が、同等またはそれ以上の規模の図書館で適用実績のあるパッケージシス
テムを採用して提案をすること。また、ICタグを利用した機器・設備による実績に基づいた提案で
あること。
(2)構築作業
今回の新システムは、管理・運営の負荷軽減と品質向上を目的とし、当該サーバーの図書館システ
ム内には市民の個人情報が格納されるため、提案事業者は豊橋市個人情報保護条例の遵守と、高度な
情報セキュリティマネジメントが求められる。この為、提案事業者は以下の要件を満たすこと。
①プライバシーマーク(個人情報について適切な保護措置を講ずる体制の整備)を有すること
②セキュリティ管理上、導入構築作業と稼働後の運用サポート業務については契約事業者からの第三
者委託を禁止する。
※パッケージカスタマイズ等を開発元へ委託する場合や、機器保守についてはこの限りでない。
(3)現状
「豊橋市図書館ホームページ図書館要覧」を参考に蔵書冊数、利用状況等の統計予想数値を踏まえ、
快適なレスポンスと処理速度を保証できるシステムとし、最新の技術を採用した費用対効果に優れ、
5年間以上の使用にも十分耐え得ること。
【5】 新システム構築の要件
(1)新図書館システム
図書館システムの中枢を担う図書等の貸出、返却、予約、管理及び利用者の管理を行うシステムを
構築、データ移行する。窓口ではICタグを活用した貸出・返却等を実現し、館内OPAC、webOPAC機能
も提供すること。ICタグを用いた蔵書点検、盗難防止も実現すること。将来的に自動貸出や自動返
却、セルフ予約受取りシステムが機器購入を行うのみで実現できるシステムにする。
(2)システムの機能要件
本システムが対象とする業務は、以下のとおりである。
①業務システムの起動、データバックアップの取得を自動化できること。
②提案するパッケージソフトについては、提案時点で製品化されていること。
③操作員が操作しやすい画面インターフェースを提供し、長時間使用しても目がつかれない工夫が施
されていること。
④TRC新刊全件MARCに対応し、稼働期間中は過去データの保持が行えること(過去分のデータ消去を行
わないこと)。全集などの内容細目表示にも対応すること。
(3)システムの性能要件
各種業務機能のレスポンスについては、利用者が負担を感じることなく次に行う操作ができる性能
であること。またバックアップ処理はオンライン稼働に支障をきたさない時間帯で可能な限り短時間
で行えること。
(4)セキュリティ要件
システム及び構築するネットワークについては機密情報の保護、ウィルス対策、攻撃、侵入等のセ
キュリティに配慮したものであること。
(5)ウェブサイト要件
①ウェブサイトに関しては、独立行政法人情報処理推進機構が作成している資料「安全なウェブサイ
トの作り方」に準拠していること。
②稼動にあたっては、LASDEC のweb 健康診断相当の内容を実施し、SQL インジェクション、クロスサ
イト・スクリプティング、クロスサイト・リクエスト・フォージェリへの耐性、クローラ耐性、パ
スワードロックなどを確認し、問題が指摘された箇所は対応すること。稼動後についてもLASDEC の
web 健康診断に参加し、問題が指摘された場合は対応すること。
③インターネット蔵書検索や予約は、同時接続無制限ライセンスを有すること。
(6)新図書館システムの運用条件
本システムの開発においては、高度な機密保持を始めとした「高信頼性」と利用者の負担とならな
い快適な「レスポンス」の確保という観点から、運用可能なシステムを構築することを前提条件とす
る。
万一のサーバー障害やネットワーク障害時等においても、業務用端末またはハンディターミナルで
貸出・返却処理を行なうことができ、障害回復後、各業務端末の処理データをサーバーへ迅速に反映
できること。
【6】新システム構築業務委託範囲
本業務の委託範囲は以下に示す。なお、本仕様書に明示していない業務であっても、図書館システ
ムの正常稼働のために必要なものがある場合には、これを本業務の範囲とする。
(1)システム構築(実施計画書作成、プロジェクト管理業務)
新図書館システムの導入にあたっては実施計画書を作成し、契約締結後2週間以内に提出すること。
実施計画書の内容についてはマスタスケジュール、詳細スケジュール、など進捗状況を管理し、設計
開発の進め方や設計に必要な会議及び打合せを実施し管理する。また、リスク管理方法及び疑義が生
じた場合のやり取り方法など、受託者の方針を具体的に記述した計画書を作成し、市と協議の上合意
した内容とすること。
(2)システム開発業務
本仕様書に示すシステム要件を満たす新システムを構築するにあたり、必要となる要件定義、設計
及びシステム開発を行うこと。特に帳票については、現システムのものを引き継ぐものとするが、出
力様式については、図書館と協議を行い作成すること。また業務にあたっては使用形態を十分に考慮
したうえでコストパフォーマンスに優れたシステムを構築するとともに、長期的な運用に耐え、維持
管理費用が低廉になるようライフサイクルコストを考慮すること。
(3)ネットワーク環境構築
本仕様書に示すシステムを稼働させるためのネットワークを構築する。構築にあたり必要となる要
件定義、設計、設置、設定等、機器の調達以外の全てを本業務の範囲とする。なお、出先機関を結ぶ
WAN回線の調達については本業務の範囲外とする。長期的な運用に耐え、維持管理費用が低廉にな
るようライフサイクルコストを考慮すること。
(4)データ移行業務
(5)導入・調整及びテスト業務
サーバーOS及びネットワークの設定をはじめ、システム稼働に必要な環境設定及びテストを行う
こと。導入、調整及びテストは、受託者の責任において実施し、日程及び方法等については計画書を
作成し、市と協議すること。なお、テストは合格が得られるまで繰り返し行い、不具合等を解消する
こと。
(6)稼働支援業務
新システムの導入稼働にあたり、研修業務、稼働支援を行うこと。
(7)機器等導入・機器導入支援業務
新システムの運用に必要なハードウェア及びソフトウェアの導入及び導入支援作業を行うこと。
(8)開発・運用ドキュメント作成業務
新システムの稼働及び運用にあたり、ドキュメント類の作成を行うこと。
【7】 データ移行
(1)データ移行条件
①別紙「移行対象データ」を参照すること。
②所蔵情報(書誌・所蔵データ<TRCMARC:Uタイプ>を移行する際、内容細目やユーザー項目を消去しな
いように行うこと。
③新システムは<TRCMARC:Tタイプ>を予定しているため、MARC変換に関わるデータ取込みを行うこと。
④すべてのデータを項目落ち、桁落ちなく移行すること。
⑤データ移行に際しては、図書館に負担がかからないよう、短期間で確実に移行を完了すること。
⑥移行に伴うシステム停止は、図書館休館日及び閉館日の範囲において行うこと。
⑦利用者データは、原則館外へ持ち出ししないこと。
⑧羽田八幡宮文庫デジタルデータについては、現在のPDFからデジタルアーカイブ化し、スマート
フォン等でも閲覧、拡大、ページ送りができること。
⑨再委託は行わず、受託業者の導入責任者自身が作業を行うこと。
(2)データ消去について
①データ移行統合の完了後、旧機器内のすべてのデータを消去すること。なお、消去にかかる経費に
ついても、本業務に含めること。
(3)その他
①新システム稼動後、移行データに何らかの漏れが判明した場合、システム受注者は、その原因を文
章にて明確にすること。
②①の原因がシステム受注者にある場合は、システム受注者は責任を持ってそれを補うこと。
③60か月経過後の次期更新をする際に円滑な移行を行うため、完成図書に関わる資料を提供するこ
と。
【8】 ホームページ構築
(1)構築方針
①図書館独自のホームページを提供できるシステムをCMSにて構築し、ホームぺージは、受託者が
提案するデータセンター内に保管すること。
②ホームページで提供する内容は、現行ホームページの内容に準拠するが、利用者サービスの向上の
ための提案事項が実施できる内容とする。
③サービスの提供にあたっては「JIS規格ウェブコンテンツ(JIS X 8341-3:2010)」に準拠したもの
であること。
④利用者の端末機種やソフトの汎用性を配慮したページとすること。
(2)ホームページ構築
①一般用20余ページ、子ども用10余ページを想定する。
②別紙「ホームページ機能要件」を参照すること。
(3)ホームページ運用
①図書館職員が、平易にホームページ更新作業及びメンテナンスが実施できること。
②タブレット型端末への機能対応ができ、対応可能なトップページも作成すること。
【9】 システム機器概要
新豊橋市図書館システムが良好に動作する以下のサーバー、クライアント、周辺機器およびネット
ワーク等により構成される。 システム機器については、
「豊橋市図書館システム導入予定機器仕様書」
を参照すること。
(1)サーバー群
本システム用サーバー群は、原則豊橋市中央図書館に置き、以下の機能を持つ。
①ウェブサイトとして、蔵書情報をインターネットに公開できる機能を提供すること。
②ウェブサイトとして、利用者情報として、貸出・予約状況の確認やメールアドレス登録などが行え
る仕組みを提供すること。
③図書館システムと連動し、予約確保メールや督促メールを送信できる仕組みを提供すること。
④図書館システムとは連動せず、一般的なメールソフトを利用し職員が手動でメールの送受信を行え
る仕組みを提供すること。
⑤DNS として、各業務端末がインターネットに接続できる仕組みを提供すること。
⑥ウィルス対策として、各業務端末で、リアルタイムウィルスチェックが行える仕組みを提供するこ
と。
⑦業務サーバーとウェブサーバーは分けること。
(2)クライアント及び周辺機器類
①本システムのクライアント機器(事務室用端末、カウンター用端末、OPAC端末)およびその他周辺
機器の構成とする。
②各端末の作業について任意の業務機能が同時かつ安定して動作でき、契約期間5年間でレスポンス
が遅くならないようなスペックを考慮し、図書館の静音性についても十分配慮すること。
(3)ネットワーク機器類
①ネットワーク再構築に伴ない、回線の変更や新たな回線が必要な場合は、提案内容に含めること。
なお、それにかかる通信費用については市の負担とする。
②中央図書館、配本センター、各ネットワーク館のLANをカテゴリー6規格にて配線を行うこと。
各機器の設置場所は、仕様書に基づき提案をすること。
【10】 セキュリティ管理
(1)セキュリティ管理の基本的な考え方
本システムは個人情報を取り扱うことになり、より高いレベルのセキュリティ対策が必要である為、
豊橋市個人情報保護条例および情報セキュリティに関する規則に充分に配慮したシステムを構築する
こと。
(2)セキュリティ対策
①セグメント分けによるアクセス制限
本システム業務端末及び利用者端末について、スイッチ等によりセグメントを分け、図書システム
以外の機器からはネットワーク的にアクセスを制限する(例:業務サーバーへは、本システム業務端
末のみアクセス可能にする・市民に開放する機器から業務系には疎通不可能にする等)
②パスワードによるアクセス制限
新システム業務端末からシステムを利用するには、パスワード認証を必要とする。またシステムに
おいてはIDごとに操作できる機能・権限を設定可能とする。利用者が本システムでの予約等のサー
ビスを受ける場合にも、パスワードによる認証を実施する。
③ウィルス対策
サーバー及びクライアントにはウィルス対策ソフトを導入し、5年分の更新ライセンスを含んだ見
積をすること。
④個人情報漏洩対策
外部持出可能な媒体からの個人情報漏洩を防ぐ為にUSB等の外部媒体の各ポートの使用を制限する
機能を用意すること。ただし、USB、PCカードは機器ごとに有効/無効の設定を可能とし、業務上必
要な機器を接続しつつ、セキュリティを低下させる恐れのあるデバイス等を無効にすることを可能
とすること。
(3)セキュリティ対策(機器関連)
日常的な保守・管理に専任の職員を必要としない機器であるとともに、停電・機器トラブル時にお
ける復旧体制を整え、バックアップ対策、及びデータの損失・破壊の予防策があること。またメン
テナンスについては日常的に敏速に応じられる体制があること。
【11】 システム稼働支援
(1)研修
①システム導入時には本稼動前に職員等が自由に操作練習できる環境を用意すること。
②職員等が、奉仕系業務の操作を問題なく習得できるよう、十分な操作研修を実施すること。実施回
数及び場所については、図書館と協議すること。
③システムの運用管理に携わる職員等の、運用に関する研修を実施すること。
(2)稼働支援
①システムの稼動に伴う運用支援を実施すること。
②システム稼動時の機能検証及びデータ検証にかかる支援業務をすること。
③その他システム導入に関する業務
【12】 開発・運用ドキュメント作成業務
新システムの稼働及び運用にあたり、以下のドキュメント類の作成を行う。
なお、ドキュメント類は全て日本語表記のものとする。また以下に示す以外のドキュメント類が必要
な場合には、本業務の範囲として作成すること。
①基本設計書
②テスト計画書及びテスト結果報告書
③運用マニュアル
④操作マニュアル(担当者が実務で使用する詳細なもの)
⑤業務マニュアル(担当者が実務で使用する簡易なもの)
【13】 システム運用・保守
(1)システム運用
日常のシステム運用については、基本的に自動運転とし、日次処理についても特別なオペレーショ
ンは不要とする。資料、利用者などの各データベースのバックアップも媒体交換を除き自動で処理さ
れるものとする。また電源管理についてもスケジュール運転、停電時の安全な停止を自動的に行うこ
と。
(2)システム運用支援
①愛知県内に事業拠点を置き、図書館システムに精通したSEによるシステム構築ができるとともに、
運用、変更に際しての図書館からの相談、質問には全面的に支援できる体制であること。
②図書館システム運用に必要なマニュアル等を整えること。
③休日・夜間なども含め異常発生時の早期復旧体制を整えること。
④蔵書点検時の際は、データ処理時は、現場での支援を行うこと。毎年支援を行うこと。
⑤毎月1回、SEプロジェクトリーダーが中央図書館、配本センター、ネットワーク館を含めた各館
を訪問し、毎月報告書を提出すること。訪問スケジュールは別途図書館より指示を行う。
⑥毎月1回、前月度1か月間のホームページアクセス解析結果(各ページごと)を調査し、報告を行
うこと。報告容については別途図書館より指示を行う。
⑦ネットワークトラブルへの保守対応も行うこと。
(3)保守対応
システムが常に完全な機能を保つように、機器、ソフトウェア等の保守作業を行うこと。円滑な保
守を考慮し、各機器・システム等を全て一括窓口にて受付すること。
(4)保守内容
①障害時の連絡対応、問診
②障害原因の切り分け作業
③不良部位の交換を行うと共に、必要に応じて本調達システムの回復を実施すること。
④機器障害発生時には技術者が訪問して、必要に応じた部品交換を実施すること。
⑤本調達システムについてパッチ提供、リビジョンアップの権利提供、技術提供サービス等、契約期
間の保守サービスを実施すること。
⑥システムサポート保守は、メンテナンスとして随時訪問し、システムの稼動状況の診断及び運用相
談を実施し、運用中に問題が発生した場合は、オンサイトサポートすること。
⑦図書館運営におけるサービス向上、業務効率化のためのサーバーおよびクライアントの運用改善に
ついて支援すること。
⑧問合わせ窓口を設置し、障害発生時に職員が滞りなく通報・作業指示を行える体制を取ること。
⑨保守対応は原則として開館時間全てを受付可能とし、訪問修理の作業実施に際しては職員と充分協
議の上で対応すること。
⑩機器保守を行う拠点は豊橋市内であること。
⑪システム保守対応は個人情報保護の観点から外部からのリモートメンテナンスは不可とし、システ
ムエンジニア等による現地でのサーバー直接作業を実施すること。
(5)保守費用
①ソフトウェア保守(バージョンアップ費用が含まれていること。)
②サーバー及びクライアント機器保守(図書館開館時間内全てオンサイト保守であること。)
③各種ライセンス利用権(5年)
④システムサポート保守
⑤サーバー、無停電電源装置、通信機器は年1回の定期点検を行うこと。
⑥無停電電源装置のバッテリーは保守費用として含めること。
※上記以外にも必要と思われるものについては全て見積に含めること。
(6)その他
①他の業務を停めて実行しなければならないプログラムは極力なくすこと。
②円滑なシステム運用が行えるように職員への研修・教育体制を整えること。
③当館とのシステムに関する話し合い及び相談事項については、議事録又は経過処理表を提出するこ
と。
【14】 検収及び成果物
テスト計画書に基づくテストの合格及び成果物の納入をもって検収とする。成果物は、以下に掲げ
るものを納めること。
①新システムプログラム、ソースプログラム及びモジュール類(カスタマイズ分)、実施計画書、基
本設計書、テスト計画書、テスト結果報告書、操作マニュアル、議事録及び懸案事項管理表
②製本については A4 ファイルに綴じて納品すること
③CD-R には成果物の電子データを納めること。電子データはMicrosoft 社製のWord、Excel、
PowerPoint(それぞれバージョン2010)で利用できるもので作成する。
【15】 その他
(1)守秘義務
受託者はいかなる場合においても、この契約の履行中に知り得た業務に関する事項及び付随する事
項を第三者に漏らしてはならない。契約の終了後及び解除後も同様とする。
(2)著作権等
受託者は作成する成果物に係る権利(著作権法第21 条から第28 条に定める全ての権利を含む。)
及び成果物の所有権を、基本的に引き渡し後も当館、ならびに受託者が所有するものとする。
納入成果物のうち、従前より受託者またはその仕入れ先が著作権を有するものについては著作権を留
保される。但し、その翻案等により発生した二次的著作物の著作権は当館、ならびに受託者が所有す
るものとする。著作権の所在にかかわらず、データベースのテーブル構成及びデータ項目については
開示するものとする。
(3)特許権の使用
受託者は特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される第三者の権
利の対象となっている履行方法を使用するときは、その使用に関する一切の責任を負わなければなら
ない。
(4)個人情報の保護
受託者はこの契約の業務を処理するための個人情報の取り扱いについては、豊橋市の「個人情報取
扱特記事項」を遵守しなければならない。
(5)瑕疵担保責任
受託者は導入パッケージソフトのほか、カスタマイズ実施部分または新しく開発したプログラムに
瑕疵があった場合、業務期間満了後から1年間は瑕疵担保責任を負うものとする。
(6)協議事項
上記のほか、本システムの設計開発にあたり、仕様書に記載のない事項又は疑義が生じた場合は、
速やかに協議すること。