G YO S E I 水産庁施策情報誌 NO MADO 2013.10 100 漁政の窓 vol. 通巻517号 〒100-8907 東京都千代田区霞が関1-2-1合同庁舎1号館 代表 03-3502-8111(内線6505)URL http://www.jfa.maff.go.jp/ 小名浜港の水揚げ (平成 25 年 10 月 18 日) 水産庁施策情報誌漁政の窓 1 いわき市中央卸売市場の競り (平成 25 年 10 月 19 日) 福島県いわき地区の試験操業 写真提供:福島県 C O N T E N T S 平成25年度全国資源評価会議について............................................................................... 2 増殖推進部 漁場資源課 「平成 23 年度東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策の基本的な考え方」の 改正について............................................................................................................................. 4 漁港漁場整備部 整備課 おしらせ ~第 52 回農林水産祭「実りのフェスティバル」政府特別展示に出展します~............. 7 回遊魚......................................................................................................................................... 7 漁政部 水産経営課 指導室長 棚倉 英樹 平成 25 年 9 月分のプレスリリース..................................................................................... 8 G Y O S E I N O M A D O 平成25年度全国資源評価会議について 増殖推進部 漁場資源課 10 月 2、3 日、農林水産省 7 階講堂において全国資源評価会議を開催しました。この会議は、水産庁が独立行政法人 水産総合研究センターを代表者とする共同実施機関(以下「水研センター」)に委託し、我が国周辺の主要漁業対象種の うち、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(平成 8 年法律第 77 号、以下「資源管理法」という。)に基づいて漁 獲可能量(TAC)対象魚種(8 魚種 19 系群)の資源評価を行い、その結果の案を関係者を始め広く国民の皆様に説明し 理解を得ることを目的として開いているものです。 <資源評価とは…> 我が国は平成 8 年に国連海洋法条約を批准し排他的経済水域を設定しました。同条約では、沿岸国が自国が入手するこ とのできる最良の科学的証拠を考慮して、自国の排他的経済水域内の水産資源の適切な保存管理措置を講ずることが定め られています。 同条約の批准により、我が国周辺水域において、漁船の隻数、操業期間、操業区域等の漁獲能力、漁獲努力量の規制を 中心とする従来の漁業管理に加え、採捕量そのものに着目した漁業管理を図ることが必要となったことから、同年、 「資 源管理法」が制定されました。 これに伴い、平成 9 年より TAC 制度が実施されていますが、TAC を設定するに当たっては、資源ごとの動向に関す る事項等を基礎とすることとされており、この基礎となるのが毎年作成している「資源評価」です。 <資源評価の進め方> 水産庁施策情報誌漁政の窓 2 TAC対象魚種と系群 資源評価の実施に当たっては水産庁が水研センターに事業を委 託しており、水研センターでは現在我が国周辺水域に分布してい る主要な水産資源のうち、本年度においては 52 魚種(TAC 魚種 サンマ太平洋北西部系群 マイワシ太平洋系群・対馬暖流系群 であるマアジ、マイワシ、マサバ、ゴマサバ、サンマ、スケトウ ダラ、ズワイガニ、スルメイカを含む)を 84 系群(同じ種類で も産卵場、分布、回遊等を異にする集団)に区分して資源評価を スケトウダラ日本海北部系群・太平洋系群・ マアジ太平洋系群・対馬暖流系群 根室海峡・オホーツク海南部 実施しています。 評価対象となる資源は一般に広範囲に分布、回遊するため、資 源調査・評価に当たっては、漁獲量、漁獲努力量といった漁獲情 ズワイガニオホーツク海系群・太平洋北部系群・ マサバ太平洋系群・対馬暖流系群 日本海系群・北海道西部系群 報に加え、対象資源の分布・回遊状況に応じて適切な時期や場所 で調査船調査を実施したり、市場に出向いて漁獲物の体長や体重 などを測定したりすることが必要です。また、対象魚種によって ゴマサバ太平洋系群・対馬暖流系群 スルメイカ冬季発生系群・秋季発生系群 は音響探査や遺伝子情報の活用などの最先端の技術を導入したり、 複数の調査船が漁場内の資源を一斉に調査するような大規模な調査も実施しています。 これらを計画的かつ効率的に実施する必要があり、①調査の企画・立案、②調査の実施、③調査結果に基づく資源評価 の実施、という過程を通じ、都道府県水産試験研究機関等の参画・連携の下で資源評価が行われています。 このような調査結果を解析した上で、毎年の資源水準や動向を判断し、資源評価を行っておりますが、その内容は、 「生 物学的特性」 、 「漁業の特徴」 、 「漁獲の動向」 、 「資源評価法」、「資源状態」、「管理方策」、「期待される管理効果」、「資源変 動と海洋環境との関係」などから構成されています。 今年 6 月の表層トロール調査 資源評価のフロー図 2013.10 vo.100 <資源評価会議について> 「<資源評価の進め方>」で紹介した工程を経て、水研センターでは 7 ~ 9 月中に全ての魚種・系群についての資源評 価(案)を作成します。 この資源評価(案)は、選択した評価手法や使用したデータの使い方の妥当性なども含め、データの提供等で参画・連 携している都道府県水産試験研究機関等の関係者、外部の資源研究者などとの意見交換を行う機会として「内部検討会」 を行い、そこでの議論を経て、漁業者等から広く意見を聴くために全国 7 箇所で「ブロック別資源評価会議」を実施して います。 そして最終的に TAC 魚種の資源評価(案)を説明し意見交換を行う場として「全国資源評価会議」を開催しているも のです。 また、全国資源評価会議を開催する前には、資源評価(案)についてパブリックコメントを行い、広く意見を募集する こととしています。 本年度におけるこれら一連の会議、パブリックコメントは以下の通りに実施しました。 ○ブロック別資源評価会議 中央ブロック(サバ類以外) 西海ブロック 中央ブロック(サバ類) 瀬戸内海ブロック スルメイカ ブリ 東北ブロック 北海道ブロック 日本海ブロック 7 月 29 ~ 30 日 8 月 1 ~ 2 日 8 月 19 日 8 月 22 ~ 23 日 8 月 26 日 8 月 27 日 8 月 28 ~ 29 日 9 月 2 ~ 3 日 9 月 5 ~ 6 日 中央水産研究所(神奈川) 博多駅前シティーセンター(福岡) クイーンズフォーラム(神奈川) チューリッヒ東方 2001(広島) クイーンズフォーラム(神奈川) クイーンズフォーラム(神奈川) 八戸プラザホテル(青森) ANAクラウンプラザホテル(北海道) 日報ホール(新潟) ○全国資源評価会議(TAC 魚種) 10 月 2 ~ 3 日 農林水産省 7 階講堂(東京) なお、上記会議及びパブリックコメント以外にも漁業者等へ資源評価の説明や意見交換会も随時開催しております。 < 25 年度資源評価結果の概要> 本年度の TAC 魚種の評価では、資源状態が高位水準にあ るのはゴマサバ(太平洋系群) 、スルメイカ(秋季発生系群)、 ズワイガニ(北海道西部系群)の 3 系群(前年度と同じ)で あり、中位水準にあるのはマイワシ(太平洋系群、対馬暖流 系群) 、マアジ(対馬暖流系群) 、マサバ(太平洋系群)、ゴ マサバ(東シナ海系群) 、サンマ、スケトウダラ(太平洋系群、 オホーツク海南部) 、ズワイガニ(太平洋北部系群、日本海 系群) 、スルメイカ(冬季発生系群)の 11 系群(前年度よ り 2 系群増加、2 系群減少)でした。低位水準にあるのは、 マアジ(太平洋系群) 、マサバ(対馬暖流系群) 、スケトウダ ラ(日本海北部系群、根室海峡) 、ズワイガニ(オホーツク 海系群)の 5 系群(前年度より 2 系群増加、2 系群減少) でした。 トピックとしては、マサバ太平洋系群では、2010 年及び 2013 年生まれのマサバが他の年に比べて多いことなどか 今年の全国資源評価会議 ら、資源量が増加傾向にあり、三陸沖から道東沖にかけて漁 場が形成されていること、2013 年の親魚量が Blimit(資源回復措置の発動がなされる資源量あるいは親魚量の閾値) を上回っていることから、水準判断が低位から中位に改善されたことがあげられます。 これら評価結果の詳細は水産庁ホームページ*をご覧下さい。 なお、全国資源評会議では出席者から、資源の水準・動向の判断基準、予測精度の向上、我が国周辺国による漁獲の影 響等に関する質問や意見が出されました。いただいた質問等については会場において説明・回答するとともに、今後、よ りよい資源評価を行うための参考にさせていただきます。 水産庁施策情報誌漁政の窓 3 ○パブリックコメント(TAC 魚種) 9 月 17 ~ 24 日 G Y O S E I N O M A D O <資源変動と海洋環境> 水産資源の多くは海洋の複雑な環境や生態系の中で多様な 要因が影響して資源変動していると考えられていますが、そ の要因や関連性については必ずしも明確に解明されていませ ん。 資源変動メカニズムと海洋環境の関係を明らかにし、中長 期的な資源変動の把握や資源変動予測を行うことを目的に、 TAC 対象魚種について、 「資源変動要因分析調査事業」を実 施しているところです。 今回の全国資源評価会議においては、同事業で行っている 各課題毎に①研究の要点、②成果の要点、③解明すべき仮説、 ④研究目標を取りまとめ、ご報告させていただきました。 本事業で得られた成果は資源評価に順次取り入れ、精度向 上に活用していくとともに、今後とも全国資源評価会議でご 紹介してまいります。 マイワシ・マサバ太平洋系群 • • • • • 資源量が大きく変動する魚種特性 資源水準は中位に回復 資源水準の回復・維持が重要な課題 海洋環境によって加入量~資源量が変動 海洋環境の変化によって資源がどのように変 動するか?その早期把握・予測手法が求めら れている。 3,000 マイワシ(万トン.左軸) マサバ(万トン.右軸) 1,000 500 400 300 100 中位水準 200 100 10 マイワシ・マサバ (太平洋系群) 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 0 今後、どのように 変動するのか? 以上の通り、資源評価は毎年、多くの方々の参画の下で作成されるものであり、オープンな場での議論を通じ、より信 頼される資源評価にしていきたいと考えております。 *水産庁ホームページにおいては、① 52 魚種 84 系群の資源評価、②資源変動要因分析調査の概要を掲載しております。 なお、①の平成 25 年度資源評価については平成 25 年 10 月 31 日公開の予定です。 水産庁施策情報誌漁政の窓 4 水産庁 HP(http://www.jfa.maff.go.jp/) 「分野別情報」 ↓ 「水産資源の保存・管理に関する情報」 ↓ 「資源評価」 ↓ 「わが国周辺の水産資源の現状を知るために」 ↓ ①「資源評価」 ②「資源変動要因」 「平成23年東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策 漁港漁場整備部 整備課 の基本的な考え方」の改正について 1 .はじめに 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災においては、東北地方太平洋沿岸を中心に、水産関係に甚大な被害が 発生し、その被害総額は 1 兆 2 千億円を超えました。特に、北海道から千葉県の 7 道県は、我が国の漁業生産量の約 5 割を占める地域であり、被災地の水産業の早期復興は、地域経済や生活基盤の復興に直結するだけでなく、国民に対する 水産物の安定供給を確保する上でも極めて重要です。 震災をうけて開催された中央防災会議「東北地方太平洋沖地震を踏まえた地震・津波対策に関する専門調査会」より、 平成 23 年 9 月 28 日に報告書(以下、 「中央防災会議報告」という。)が公表され、この中で、今後は比較的頻度の高 い一定程度の津波に対して海岸保全施設等の整備を進めていくことが示されました。 水産庁では、漁港施設の地震・津波対策を進めるために、平成 24 年 4 月に「防波堤・岸壁における耐震・耐津波強 化対策方針(案) 」を当面の考え方としてとりまとめたところです。 その後、水産庁では、東日本大震災以降、漁港施設の地震・津波対策における重要課題である「多重防護」や「粘り強 い構造」について、学識経験者からの助言を頂きながら、検討を行ってまいりました。 今般、 これらの成果を盛り込んで「平成 23 年東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策の基本的な考え方」 (以 下、「基本的な考え方」という。 )としてとりまとめたので、以下でその概要を説明します。 2013.10 vo.100 2 .東日本大震災における漁港の被害の概要 東日本大震災により被災した漁港は、北海道から千葉県までの 7 道県の 319 漁港に及び、これは全国の 2,914 漁港 の約 1 割に相当します。特に、岩手県、宮城県、福島県の 3 県では、ほぼ全ての漁港で被害を受けた。 3 .平成 23 年東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策の基本的な考え方 (3)防波堤や岸壁の粘り強い構造 今般の被災の事例にあるように、完全に倒壊しなかった防波堤や岸壁については、地震や津波発生時及び発生後にお いて一定の機能を保ち、背後地域の被害軽減や災害後の施設利用の早期再開に寄与したことがわかっている。このため、 発生頻度の高い津波を超える津波に対しても、可能な限り、被害を受けたとしても全壊しにくく、全壊に至る時間を少 しでも長く延ばし早期復旧が可能となる構造上の工夫(「粘り強い構造」)を検討することが必要である。粘り強い構造 の具体的な対策としては、防波堤については堤体の滑動・転倒抑制対策や基礎部分の洗掘防止対策など、岸壁について は堤体の傾斜抑制策や前面の洗掘防止対策などがある。 5 水産庁施策情報誌漁政の窓 (1)漁港の役割や施設の機能に応じた対策の考え方 地震・津波対策については、圏域計画における水産物流生産・流通拠点漁港、地域防災計画等に位置づけられた防災 上重要な漁港(防災拠点漁港) 、さらには特に早急に防災対策の推進を図ることが必要な地域に位置する漁港において、 耐震・耐津波の強化対策に重点的に対応する。 (2)地震・津波の発生頻度や規模に応じた対策の考え方 水産物生産・流通拠点漁港及び防災拠点漁港等における地震・津波対策については、大きな被害をもたらす地震やそ の地震に伴って発生する津波に対しても考慮する。なお、最大クラスの津波に対しては、被害の最小化を主眼とする減 災の考え方に基づき、漁港利用者等の避難を軸としたソフト対策を中心に、土地利用、避難施設、防災施設などを組み 合わせて、とりうる手段を尽くした総合的な対策を講じる。 G Y O S E I N O M A D O 水産庁施策情報誌漁政の窓 6 (4)防波堤と防潮堤による多重防護の活用 今般の震災では、漁港の防波堤があることで、漁港背後の津波浸水深の低下や津波流速の低減など、背後地域に対す る被害減災効果が多数見受けられたことから、漁業地域の防災・減災対策の実施にあたっては、こうした漁港施設が有 する減災効果を含め、漁業地域の防災・減災対策について総合的に検討を行うことが必要である。 具体的には、漁港漁村の中には、こうした多重防護を活用することで、津波に対して防災・減災対策を効率的かつ効 果的に進めることができる場合があり、このような地域では積極的に多重防護を活用した防災・減災対策に取り組むこ とが重要である。 なお、防波堤と防潮堤による多重防護とは、防波堤によって堤外地の水産関連施設や漁船等の減災を図るとともに、 防波堤と防潮堤を組み合わせて堤内地の人命・財産等の防災・減災を図ることである。 4.おわりに 今後、漁港漁村の地震・津波対策については、この「基本的な考え方」に基づいて、平成 25 年度の事業から現場で迅 速かつ着実に推進していくこととしています。 「平成 23 年東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策の基本的な考え方」の本文等については、以下のホーム ページに掲載されていますので、興味のある方は是非ご覧いただきたいと思います。 http://www.jfa.maff.go.jp/j/seibi/gyokogyojo/pdf/120406.html 2013.10 vo.100 お知らせ ~第52回農林水産祭「実りのフェスティバル」 政府特別展示に出展します!~ 農林水産業と食に対する国民の理解と認識を深めるた め、都道府県、農林水産団体等の協力を得て、食と農林 漁業の祭典の一環として、明治公園において、農林水産 業啓発展及び地域農林水産展「実りのフェスティバル」 が開催されます。 農林水産業施策をテーマに政府特別展示を行うととも に、特色ある都道府県 ・ 農林水産団体の技術、経営の展 示あるいは農林水産物の展示即売等のほか、地域産品等 のPRを行います。 政府特別展示では、 「マグロについて知っていますか」 をテーマに、マグロについてのパネル展示や独立行政法 人水産総合研究センターの研究成果等を紹介します。 入場は無料です。ご家族でぜひお越し下さい! 昨年の展示の様子 ○ 開催日時 平成 25 年 11 月 8 日(金)10:00 ~ 16:00 9 日(土)10:00 ~ 16:00 ○ 開催場所 明治公園 霞岳広場 (東京都新宿区) け や 水産庁施策情報誌漁政の窓 か ら と ま り え び す か き 回 遊 魚 7 おおと 唐泊恵比須牡蠣と芥屋の大門 昨年、福岡県の糸島半島(旧糸島郡志摩町 ( 現糸島市) 、東側は福岡市)をドライブした。単 身赴任中の 11 月の日曜日、中古の軽自動車を購入して2週間。運転したくてうずうずしていた ところだった。前日の小雨がうそのようなさわやかな快晴の秋晴れ。 突然 「そうだ糸島へ行こう!」 と思った。 大野城市から北上して、岡交差点から福岡市の外環道路?を老司、やよい坂、桧原、堤、野芥 を経由して福岡都市高速環状線の高架下を一路西へ。十六町から今津の福岡県水産センターの横 を抜け、糸島半島の反時計回りのコースに出た。ほどなく福岡市海釣り公園へ、その隣の緑地内 にはカキ小屋がある。糸島半島のカキ小屋は、糸島市漁協の「糸島牡蠣街道」が有名だが、ここ からとまり か ら と ま り え び す か き 福岡市側には市漁協の「唐泊カキ小屋」がある。ここの牡蠣は「唐泊恵比須牡蠣」といわれるブ ランド牡蠣。殻付きカキの焼き方は、殻の平らな面を下に先に焼く。乾いてきたら返し、少し開 いたら食べ頃。けっして丸い殻の方から焼いてはいけない。爆ぜることが多いし、うまいカキ汁 漁政部水産経営課 指導室長 たなくらひで き 棚倉英樹 がこぼれてしまうからだ。パンフレットによると唐泊の牡蠣養殖は平成 13 年からで歴史は浅いが、市や漁協が牡蠣養殖を推 進中とのこと。 にしのうら さて、西浦の漁港を過ぎると志摩サンセットロード。九州屈指のサーフポイントでもある二見ケ浦、2001 年NHK大河ド ラマ北条時宗の元寇ロケ地となった弊の浜を経て、芥屋の大門へ。日本最大の玄武岩洞の洞窟(高さ 64m、奥行 90m、 間 口 10m)で糸島半島を代表する観光地。茶店で買った「芥屋かぶの甘酢漬けの握り」は、ほんのり甘辛く大変美味であった。 芥屋かぶは上半分が鮮やかな赤紫色。芥屋以外では、決してこの赤紫色がでないらしい。 志摩サンセットロードとほぼ重なる「牡蠣小屋街道」は、岐志新町漁港、船越漁港と続く。焼きガキと醤油の香ばしいにお いに後ろ髪を引かれながら、加布里から糸島半島を後にし、帰路につく。 福岡でおすすめしたい美味しいドライブコースの一つである。 G Y O S E I N O M A D O プレスリリース 9 月分 発表年月日 担当課 H25.9.3 「水産政策審議会 総会」 、 「水産政策審議会 資源管理分科会」及び「水産政策審議会 企画部会」 の開催及び一般傍聴について H25.9.3 「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第 4 回非公式協議」の開催について H25.9.5 漁政課 漁場資源課 栽培養殖課 加治屋農林水産副大臣の国内出張について 栽培養殖課 H25.9.5 「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第 9 回北小委員会」の結果について 国際課 H25.9.6 「2013 年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(秋季沿岸域調査)」の実施について 国際課 H25.9.6 高度衛生管理基本計画(下関地区)の策定について H25.9.6 「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第 4 回非公式協議」の結果について H25.9.9 「2013 年 IWC/ 日本共同北太平洋鯨類目視調査」の結果について H25.9.9 水産庁施策情報誌漁政の窓 8 発表事項名 計画課 漁場資源課 栽培養殖課 国際課 稲津農林水産大臣政務官の国内出張について 漁場資源課 H25.9.9 「日・パプアニューギニア漁業協議」の開催について 国際課 H25.9.10 「第 12 回 聞き書き甲子園」参加高校生と「名手・名人」の組合せについて 計画課 H25.9.13 北太平洋漁業委員会 (NPFC) の事務局設置都市について H25.9.13 漁協系統金融機関の平成 24 事業年度末におけるリスク管理債権等の状況について H25.9.17 「全国資源評価会議」の開催及び一般傍聴について H25.9.17 「日・パプアニューギニア漁業協議」の結果について H25.9.20 国際課 水産経営課 漁場資源課 国際課 平成 25 年度 第 2 回 太平洋スルメイカ長期漁況予報 漁場資源課 H25.9.27 「26 年漁期 漁獲可能量(TAC)設定に関する意見交換会(マアジ、マイワシ及びスルメイカ)」 の開催について 管理課 H25.9.30 「日ロ漁業取専門家会合」の開催について 国際課 編 集 後 記 “窓辺のカーテン” 今月号の表紙を飾ったのは、福島県いわき地区の底びき網漁船により行われた試験操業の水揚げ等の様子です。 福島第一原子力発電所の事故以来、操業を自粛していたいわき地区の漁船が18日に初めて試験操業を行い、漁獲 されたアオメエソ(メヒカリ)やケガニなどが19日にいわき市内などで販売されました。水揚げ後の放射性物質の サンプル検査ではいずれも検出限界値未満だったそうです。いわき地区の試験操業は、既に行われている相馬双葉 地区の試験操業に続く、操業再開への取組みです。福島県の漁業関係者の皆様のご努力に敬意を表します。 「漁政の窓」では、皆様に水産施策についてわかりやすくお伝えできるよう努めていきますので、どうぞ宜し くお願いいたします。 ご意見やご質問がありましたら、以下にお願いいたします。 編集・発行 水産庁漁政部漁政課広報班 水産庁施策情報誌 漁政の窓 〒100-8907 東京都千代田区霞が関1-2-1 合同庁舎1号館8階 代表 03-3502-8111(内線6505) URL http://www.jfa.maff.go.jp/ ご意見 ご質問はこちらへ URL http://www.maff.go.jp/j/apply/recp/index.html 本冊子は水産庁ホームページでも掲載しています。 URL http://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/pr/mado/index.html 漁政の窓 検 索
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