素敵なマクロ撮影のすべて 保存版！ マクロレンズな日曜日 川合麻紀と 愉しむ 読んで ますます楽しくなる マクロ撮影 基本のキホン マクロレンズってどんなレンズ？ 普段お使いのレンズでは小さなものを大きく撮れない…。 とお感じの方、ぜひマクロレンズを使ってみてください。 マクロレンズは、花や小物などに近づいて画面いっぱいに撮影を 楽しむことのできるレンズです。 タムロンのマクロレンズラインナップは 60mmマクロ、90mmマクロ、180mmマクロの 3 本あり、 それぞれ等倍撮影ができます 接写はもちろん、 それぞれの焦点距離を生かして、 遠景撮影やスナップなど、 幅広い使い方も可能です。あなたもマクロレンズで、写真表現の世界を広げてみませんか？ 〈マクロ倍率比較〉 コンパクトデジカメでは… 標準ズームレンズでは… ！ 90 ｍｍマクロレンズなら！ 小さなものを大きく写すことができる マクロレンズは等倍撮影（フィルムあるいはイ メージセンサー上に実物と同じ大きさで写るこ と）ができるレンズです。これは他のどんなレン ズにも真似できません。初心者の方がよく使わ れる標準ズームレンズでは大きく撮れないような 小さな被写体も、迫力ある写真に撮ることができ ます。 肉眼では見落としてしまいそうな小さな被写 体をマクロレンズで大きく捉えれば、その美しい コンパクトデジタルカメラでは広角側の焦点距離 6mm （35mm 判換算で 28mm 相当）のマクロ（レンズ先端 から 5cm）で撮影しても、梅の花一輪はアップにはなり ません。広角なので背景が広く写り、なおかつ背景もボ ケにくく描写されます。 ふつうの標準ズームレンズの望遠側 55mm（35mm 判換算で 85mm 相当）の最短撮影距離 25cm で撮影。これでもまだ梅 一輪をアップにはできません。 主役となる花の前後のボケも 不十分なため、他の花が邪魔をして画面内がうまく整理されて いません。 90mm マクロは 35mm 判に換算すると 140mm 相当。梅の 花一輪は画面からはみ出すほどアップにできます。美しいボケ となった花びらに囲まれ、シベの様子がよくわかる写真になり ました。このようにマクロレンズは、小さな花びらの奥行きの 中だけでも十分にボケが得られます。 標準ズームレンズでは… 90 ｍｍマクロレンズなら！ ！ ボケ味とともに、見たこともないようなまったく 新しい世界が広がります。 〈ボケ味比較〉 コンパクトデジカメでは… 背景をボカして主役を浮き立たせる マクロレンズは開放 F 値が小さい、明るいレン ズです。ピントを合わせた部分はシャープに写り、 背景はやわらかく美しくボケるので、主役が際立 つ写真になります。 明るいレンズですから速い シャッター速度をかせぐこともできるので、多少 暗い場所での撮影にも有利です。 90mm マクロ レンズの焦点距離は中望遠クラスなので、物の 形を見たままに自然に写すことができます。 コンパクトデジタルカメラの望遠端焦点距離 22.5mm （35mm 判換算で 105mm 相当）の開放 F 値 4.9 で撮 影。コンパクトデジタルカメラは背景がほとんどボケま せんでした。 望遠側でもレンズは 22.5mm の実質広 角なので遠近感が強く、物の形が少し歪んで見えます。 2 標準ズームレンズの望遠側 55mm（35mm 判換算 88mm 相 当）、開放 F 値 5.6 で撮影。 90mm マクロレンズと比較する と開放絞り値が 2 段分違うので背景のボケ量も少なめ。また、 背景の範囲も広めで、全体に遠近感が感じられる。 開放 F 値が 2.8 と明るいため、被写界深度 ( 前後にピントが合う 範囲 ) が浅く、背景はきれいにやさしくボケています。 部屋の 中の撮影でも、写る範囲は狭くボケやすいため、背景の整理が しやすいのも特長。物の形も一番自然に写りました。 3 素敵なマクロ撮影のすべて 保存版！ Tamron Macro Lenses Lineup マクロレンズな日曜日 タムロン マクロレンズ ラインナップ 圧倒的な明るさと 美しいボケを実現 タムロンの銘玉 90mm 等倍マクロ 風景にも強い 180mm 望遠マクロ 川合麻紀と 愉しむ 一眼レフの楽しみはレンズ交換にあります。 新しい「世界」が体験できます。 夢のような美しいボケ味、 SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E) SP AF180mm F/3.5 Di LD［IF］MACRO 1:1 (Model B01) 最短撮影距離＝0.23m フィルター径＝φ55mm／長さ＝80mm／質量＝350g 対応マウント＝ニコン用、 キヤノン用、 ソニー用 最短撮影距離＝0.29m フィルター径＝φ55mm／長さ＝97mm／質量＝400g 対応マウント＝ニコン用、 キヤノン用、ソニー用、ペン タックス用 最短撮影距離0.47m フィルター径＝φ72mm／長さ＝165.7mm／質量＝ 985g( 三脚座付) 対応マウント＝ニコン用、 キヤノン用、 ソニー用 SP AF60mm F/2 DiⅡ LD［IF］MACRO 1:1 (Model G005) いつものレンズを、 たとえばマクロレンズにかえてみるだけで SP AF60mm F/2 DiⅡ LD［IF］MACRO 1:1 (Model G005) 今回使用したレンズ SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E) SP AF180mm F/3.5 Di LD［IF］MACRO 1:1 (Model B01) うんと近よって画面いっぱいに写せる不思議、 そしていつものレンズとしても使える便利さ・・・。 写真家川合麻紀さんと一緒に、 マクロレンズの素敵な世界を愉しみましょう。 CONTENTS 2 HAPPY HAPPY HAPPY 約27cm 約42cm 対角画角 26°11′ 60mm 約81cm 対角画角 17°37′ マクロ 90mm マクロ マクロレンズ初歩的早わかり コンパクトカメラや標準ズームとどう違う？／各レンズの描写の違い 6 1 8 2 子供をより可愛く撮る 〈お出かけ編〉 10 3 愛しのペットを写す〈基本編〉 12 4 愛しのペットを写す〈実践編〉 14 川合麻紀さんとお散歩マクロを愉しむ！ 16 5 自慢の料理を「美味しく」撮る 18 6 花を素敵に写す 子供をより可愛く撮る 〈おうち編〉 20 第 8 回マクロレンズフォトコンテスト上入賞作品より 26 第 9 回マクロレンズフォトコンテストのお知らせ 対角画角 8°52′ 各レンズの使いこなし─ワンポイント 写真はすべて同じ F8 という絞りで撮影 焦点距離が短い 60mm や 90mm のマ クロレンズは、近づいて撮影できる花や テーブルフォトなどに向き、焦点距離が長 い 180mm マクロは枝に咲く花や、近づく と逃げる可能性のある昆虫の撮影などに 向いています。 4 しています。主被写体（リスのおもちゃ） が同じサイズになるように撮影した場合、 60mm マクロは背景の写る範囲が広く、 90mm、180mm と徐々に狭くなるにした がって、圧縮効果で背景が近くにあるよう な印象になります。 ※リスの体長は 5.7cm 180mm マクロ PROFILE 川合麻紀 かわい まき ◉ 横浜市生まれ。 「The colors of nature」 を テーマに自然風景を中心として撮影取材を行っている。爽やかでやわらか い描写を得意とし、独特の色表現で川合ワールドを展開中。アマチュア指 導でもわかりやすい指導で定評がある。 （社） 日本写真家協会会員。 公式サイト● http://maki.rota-fan.com/ ブログ● http://kawaiphoto.cocolog-nifty.com/blog/ 第 9 回タムロン マクロレンズ フォトコンテスト 「ノンジャンルの部」 審査員。 5 1 子供をより可愛く撮る〈おうち編〉 子供を家で撮るときは室内に差し込む光をうまく使いましょう。 そして何よりも、子どもの動きに慣れることが一番。 コミュニケーションを楽しみながら、いっぱい撮影してあげてください。 LESSON 動きが激しい状態でしたので、AI サーボ AF（コンティニュアス AF）＆連 写設定です。動きを捉えるには、ファインダーの中で被写体に AF フレー ムを重ね続けてシャッターボタンを半押しし続けるのがポイント。いいと ころで全押しして連写。ブレるようなら、感度を上げて撮りましょう。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1（Model G005）･ 絞り優先 AE（F/4、1/90 秒） ･+2 補正 ･ISO640･WB:Auto 光をうまく活用して 子供の可愛い 表情を写しましょう 子供の顔をふんわり優しく 撮るには、光が大切です。 日陰か逆光など、顔に直接 強い光が当たらない所で撮 れば眩しくありませんので 可愛い表情が狙えます。顔 が暗くなりやすいのですが、 LESSON プラスの露出補正で画面全 体を明るくするか、 プラスの 絞りの数値で、 背景のボケとシャッター速度を コントロールしよう 絞り優先 AEにし、絞りの数値は F/2.8 〜 4を基準 露出補正をしつつ、内蔵スト に撮影しましょう。また、絞りの数値は小さくすれば ロボを使って、顔が暗くなる するほど背景をボカしやすく、シャッター速度も速く のを防ぎましょう。 なるのでブレにくくなります。子供が激しく動く場合 には、ISO 感度を高くして対応します。動くシチュ エーションならAF モードは AI サーボ AF（コンティ ニュアスAF）で、動かないシチュエーションならワ ンショットAF（シングル AF） で撮るとよいでしょう。 右側の窓からカーテン越しの光が当たっています。このよう に動きの少ないシーンでは、AF のモードは 「ワンショットAF （シングル AF）」でも OK。アップで撮影する場合には、目に ピントを合わせられると完璧。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 （Model G005） 絞り優先AE （F/2、 1/250 秒）･+1.5 補正 ･ISO800･WB:Auto 窓が背景なので逆光の条件です。 そ のまま撮 ると 顔 が 暗くなりま す。プラス補正で全体を明るくし、 さらに内蔵ストロボで光を補いま した。ストロボの光は、露出補 正 とは別に、調光補正をすることが できます。今回は主役を引きたた せるため、マイナスにして少しスト ロボ光を弱くしています。 タ ム ロ ン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1（Model G005）･ 絞 り 優 先 AE（F/4、 1/250 秒）･+2 補正・ISO400･WB:Auto･ 内 蔵ストロボ強制発光 （調光補正 -1） 6 お散歩 寄ってアップにするか 遠くで空間を生かすか 編 A B フットワークで様々な表情を捉えましょう 1 本のレンズでも、自分と子供との距離の違いで、大きく撮っ たり小さく撮ったりすることができます。近づいてアップで 撮れば、可愛い表情が際立ちますし、離れて空間が広くなる ように撮ると子供の小ささが表現できます。あらかじめイ メージを作ってから撮影するとよいでしょう。フットワーク を生かせば様々なイメージが作れます。 7 2 子供をより可愛く撮る〈お出かけ編〉 LESSON ふだん行き慣れた子供の好きな公園や観光スポットに行く時に、 いつもよりちょっとだけおしゃれさせて、 撮影を目的に出かけてみてはいかがでしょうか？ 子供が映える背景や光を選んで、いつもとひと味違う写真を撮ってみましょう。 LESSON 記念写真もひとあじ工夫して おしゃれな背景を探す 部分アップも撮ってみよう いわゆる記念写真的なものも、背景を選べれば ぐっと素敵になります。すっきりと余計なものが ない、あるいはしっかりボカせる距離がある場所 を選びます。子供との距離を考えると、60 ミリ マクロ （あるいは 90 ミリマクロ +フルサイズカメ 子供の激しい動きを 望遠マクロで遠くから。 絞りは開けて高速 シャッターで ラ）が使いやすいと思います。余裕があるなら、 スナップ風、部分アップなど、いろいろなバリエー ションも撮影しましょう。 遊びに集中している時は、ふ だん親にも見せない真剣な 表情や一瞬の動きの面白さ を狙えるチャンスです。望遠 系のマクロレンズなら、子供 たちの姿を遠くから狙えるの で意識させることなく自然な 姿を撮ることができます。激 しい動きには絞りを開け気味 にして早いシャッター速度を かせぎます。そうすると背景 もボカすことができ、一石二 鳥です。 60 ミリや 90 ミリマクロでアップ目に構図を作り、そして背 景は子供から距離が離れている場所を選べば、背景をふん わりボカすことができます。逆光を選んだのは子供が眩しく ないようにと、キラキラ感を画面に出したいから。顔が暗く なるのを防ぐため、プラスの露出補正で明るく仕上げました。 タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E)・絞り優先 AE(F/2.8、1/2000 秒 )・＋1.3EV 補正・ISO400・WB：Auto シャボン玉やボール 遊び、公園の 遊具など、子供たちが夢中になれ る遊びをさせるのも撮影を簡単に する方 法 のひとつで す。180 ミリ マクロで 遠くからシャボン玉を 追 いかける子 供たちを連写していま す。シャボン玉をはっきり見せるに は暗い場所を背景に選びましょう。 タムロン SP AF180mm F/3.5 Di LD［ IF ］ MACRO 1:1(Model B01)・絞り優 先 AE (F/5、 1/1000 秒 )・＋1.3EV 補正・ISO400・WB：Auto 8 子供の動きを制御すると撮影しやすいので二人ともベンチ に座ってもらいました。表情や仕草は変化しますので連写 で撮影します。60 ミリマクロは開放値が F2 ですが、ここで は少し絞って被写界深度を深くしています。子供の服装が 映える背景や椅子などを見つけられるかがポイントです。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 (Model G005)・絞り優 先 AE(F/5.6、1/640 秒 )・＋1EV 補正・ISO400・WB：Auto 全身や顔だけでなく、身体のパーツなどもアルバムを作ると きに効果的な写真になります。目、唇、指など、その時にいい なと思った部分にぐっと寄って撮影できるのがマクロレンズ の強みです。大好きなグミを両手にいっぱい！グミの質感と スカートのボケ味の対比を狙ってフレーミングしています。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 (Model G005)・絞り優 先 AE(F/4、1/1250 秒 )・＋1.7EV 補正・ISO400・WB：Auto 9 3 基本 その 1 愛しのペットを写す〈基本編〉 ペルシャ（チンチラ）とブリテッシュ ショートヘアのミックスの「アダモ」君 と、「ルンバ」ちゃん。2 匹仲良く籠 に入った状態を横から目線の高さで 撮影。ピンクのクロスを使い背景に 色を足しました。2 匹にピントを合わ せたいので少し絞りたいところです が、ブラさないことを優先させ、 絞り を開けて撮影。 猫の後ろ上部に窓が ある逆光の条件です。 ※撮影協力：茅ヶ崎「ねこのすみか」 目に入れても痛くないほど可愛いペットたち。 撮影条件や、動きという意味ではかなり難しい被写体でもあります。 その分、可愛く撮れたときの喜びも大きいものです。 撮影の基本ポイントをおさえて、気長に、のんびり撮影しましよう。 室内撮影では ISO 感度を上げて ブレを防ぎましょう タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 （Model G005）･ 絞り優先 AE（ F/2.8、1/150 秒） ・+0.5 補正 ･ISO800･WB:Auto 室内撮影は、日中に窓から差し込む太陽の光を生 暗い場合には、外付けストロボを天井バウンスし かしてふんわり撮りましょう。動きがブレて写る て撮影するなどの工夫も必要です。室内での撮影 ようなら絞りの数値は小さく、ISO 感度は 800 は、絵柄的にいつも同じになりやすいので、背景 〜 1600 を目安に調節します。あまりに室内が の色などに変化をもたせてみてください。 基本 その 2 ポートレート風なら、 ピントは目に 合わせましょう 動かない条件でポートレート風 に 撮 る な ら、 絞 り 優 先 AE で F2.8 〜 4 程度にすれば背景が ボカせます。AF のモードはワ ンショット AF（シングル AF）。 カメラからの距離が目と鼻でか なり違う犬種の場合には、AF フレームを目に合わせてシャッ ターボタンを半押し、ピントを 合わせたら半押しをキープしな がら構図を整えてシャッターを 切ります。遠くから動く姿を捉 え る よ う な 場 合 に は AF は AI サーボ AF（コンティニュアス AF）にして、ファインダーで追 いかけながら撮影しましょう。 フラットコーテッドレトリバーの「ろくべえ」 くんです。薄曇りで光がやわらかい条件で す。黒い毛色が画面いっぱいになると露出 補正が必要です。完全なアップではなかっ たので、露出補正なしで撮影できました。 パピヨンの「陸」くん、 屋外ですが日陰 なので毛並みが柔らかく表現できました。 チェアーの青い色が毛色をひきたててい ます。 画面の中にかなり白の分量がある ので +1 露出補正をしました。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 （Model ･絞り優先 AE （F/2.8、1/350 秒） ･ISO400･WB: G005） タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 （Model G005）･ 絞 り 優 先 AE（F/2.8、1/1500 秒）･+1 補 正 ･ISO400･WB: 太陽光 Auto A B 基本 その 3 多頭の場合、 どちらを主役にするのか 考えて撮影しましょう A はどちらも主役の写真。両方が ペルシャ（チンチラ）とブリテッシュショートヘアのミックスの「ブ ンタ」君です。深さのあるバスケットの中に兄弟たちと入っている 状態で 1 匹だけ立ち上がっているところを真上から撮影。光は上か らで、奥には届きにくいため、背景は黒くなりました。マクロレン ズを使えば、可愛い顔にどんどん寄って撮影することができます。 ※撮影協力：茅ヶ崎「ねこのすみか」 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1（Model G005）･ 絞り優 先 AE（F/2.8、 1/250 秒）･-0.5 補正 ･ISO800･WB:Auto 10 主役なら、どちらにもピントが合う よう、カメラからの距離がどちらも 同じになる位置から撮るか、少し 写真 A： （左）MIX の『プリン』 ちゃん、 （右）MIX の『ミルク』 ちゃん 写真 B：ゴールデンレトリバーの 『ジュン』 ちゃん 絞って撮ります。B は 1 頭を主役 にしました。数頭いても、ボカして しまえば主役がはっきりします。そ の際は、お互いに距離が必要です。 11 4 LESSON 愛しのペットを写す〈実践編〉 1 頭のワンちゃんを主役に、自宅やいつものお散歩コースで撮影してみました。 同じワンちゃんを撮るのでも、レンズを使い分けることで寄ったり離れたり。 頭の中で先にイメージを作り、後は、フットワークを生かして撮影してみましょう。 60mm で背景を きれいにボカしながら 全身像を撮りましょう いつも一緒の 3 頭で記念撮影。ピントを 合わせやすくするために、できるだけカ メラから等距離に 3 頭の目の位置がくる ようにし、少し絞って撮影します。動か ないよう誰かに手伝ってもらい、犬た ちの注意をひきつけるとよいでしょう。 60 ミリマクロはゆがみも少なく、自然 な感じで撮影することができます。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 (Model G005)・絞り優先 AE(F/8、1/200 秒 )・+1EV 補正・ISO400・WB：Auto LESSON ふ だ ん の お 散歩では、 ワン ちゃんとそれほど離れて撮影 90mm ではポートレート。 180mm なら離れた場所から 自然な表情を狙いましょう 焦点距離が長くなればなるほど、背景の写る範 できないことが多いと思いま 囲が狭く、背景をボカしやすくなります。90 すが、中望遠域の 60 ミリマ ミリマクロでは少し寄って室内や室外でのポー クロなら、ほどほどの距離感 トレート撮影などに、180 ミリマクロは離れた で撮影することができます。 位置から自然なスナップ撮影やドッグランなど 背景に建物があったとして の動きのあるシーンなどを狙ってみてはいかが も、ある程度距離が離れてい でしょうか？ レンズの焦点距離を変えると、 ればボカすことができます。 ワーキングディスタンスが変わるのはもちろん もし、ワンちゃんがレンズに ですが、イメージもかなり違ってきます。 すごく近づいてきたとして も、マクロレンズだから顔の アップだってそのまま撮影で きますよ！ 家の中での撮影です。実はワンちゃんはテーブル上 にいます。おうちの中は背景を整理しにくいのです が、小さなワンちゃんならある程度アップにし、絞 りを開ければ背景をボカすことができます。背景は 観葉植物とアイアンのドアです。手前からレフ板を あてて目にキャッチライトを入れました。 タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E)・絞 り優先 AE(F/2.8、1/160 秒 )・+2.3EV 補正・ISO400・WB：Auto 割と近い距離からカメラに向かって 歩いてもらいました。カメラのオー トフォーカスは AI サーボ AF （コン ティニュアス AF）にし、連写します。 道の向こうにある建 物 は色がきれ いだったので、背景に入れてボカし てみました。背景をよく考えて撮影 場所を決めます。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 (Model G005)・絞り優先 AE(F/2.8、1/800 秒 ・ ) +2.3EV 補正・ISO400・WB：Auto 12 180 ミリマクロはかなりの望遠ですから 遠くからでも大きく被写体を捉えること ができます。離れている分自然な表情も 狙いやすいです。今回はわざと人間の脚 を一緒にフレーミングすることで、ワン ちゃんの小ささやお散歩の雰囲気を演出 してみました。 タムロン SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01)・絞り優先 AE(F/3.5、1/640 秒 )・ +2.3EV 補正・ISO400・WB：Auto 13 マクロを 持って出かけよう！ 川合麻紀さんと お散歩マクロ を愉しむ！ 赤と白で統一された子どもの靴のディスプレー。少し広めに構図を作 ることで小ささを強調し、かわいらしさを演出することができました。 カメラを持って休日の午後 の 街 を の ん びりお 散 歩 。 川 合 麻 紀さんが 60mmと 90mm、それぞれのマクロ レンズで切り取った街の空 気をお届けします。 フットワークを生かして １本のレンズを 使いこなしましょう タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1（ Model 272E ） ･絞り優 先 AE （F/2.8、1/500 秒）･+2/3補正･ISO800･WB:Auto カフェでひとやすみ。 そんなときだって シャッターチャンスです マクロレンズを使った街スナップ は、フットワークで画角を決める ことになります。大きく撮りたけ れば近づいて、広く撮りたければ 離れて撮影します。不自由に思 うかもしれませんが、目が慣れて くると被写体との距離感もつか めてくるはずです。1 本のレンズ をフル活用してください。 カフェなどでお料理を撮影したい場合には、 フルサイズセンサーのカメラなら 90mm マ クロ、APS-C なら 60mm マクロがおすすめ です。椅子をテーブルから少し離して撮る と、ちょうどいい感じに撮れます。お店の人 に一言ことわってから撮りましょう。 マクロレンズでスナップし ていると、小さな被写体 に出会ったときもレンズ を交換することなく撮影 できて便利です。 タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1（Model 272E）･ 絞り優先 AE（ F/3.5 、1/250 秒） ･+1補正･ISO800･WB:Auto 蔦の葉のオブジェが白い壁に面白い影を 作り出していました。光と影を探して歩く と、 いつもの街も印象を変えます。 光の 美しい時間を狙って出かけてみましょう。 タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 （Model 272E）･絞り優先 AE（F/4.0、1/5000 秒） ･-2/3補正･ISO800･WB:Auto 近くから遠くか ら、い ろ ん なと ころを観 察しな がら歩くことがベ ストショットを撮る 秘訣です。 ブランケットを椅子に掛け、 背景に変化をつけてみました。 ウィンドウの中のものは、背景との距離が離れ ているほうがすっきり撮れます。背景色がきれ いな場所を選ぶと good! きれいに撮るには明るい窓側の席か、テラスがいいですね。奥行き をつけながらスタイリングすれば背景をボカせて可愛く撮れます。 タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1（Model 2 7 2 E ）･ 絞 り 優 先 A E（ F / 4 . 0 、1 / 3 2 0 秒 ）･ +1 補 正 ･ISO800･WB:Auto 14 一番おいしく見える配 置を探しながらセッティ ングしましょう。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1（Model G005）･絞り優先 AE （F/3.2、1/1600 秒）･+1・1/3補正･ISO800･WB:Auto 撮影協力：Waffle'S （代官山） 15 5 自慢の料理を「美味しく」撮る マクロレンズの被写体としておすすめなのが、お料理やお菓子です。 自然の光できれいに撮れます。 お気に入りのお皿やクロスと組み合わせるスタイリングの 楽しさも味わえます。撮った写真はレシピに添えても素敵です。 LESSON 料理を美味しく撮るには 光の明るさや方向が決め手です お料理の写真を、一番簡単に撮るには、日 中、窓から差し込む太陽の光を使うのがよ いでしょう。光が強すぎるようなら、カー テン越しの光を使うなど、光を和らげる工 夫をしてみてください。逆光〜サイド光の LESSON 写真映えのする 物の置き方が あります 光を使うときれいに撮れます。露出補正を きちんと行いましょう。 たくさんのものを画面に入 れる場合には、主役は主役 らしく目 立 つように 置 き、 脇役は一緒に食べるものな どをスタイリングします。 左 側 に 窓 があ るサイド光 の 条 件 で 撮 影。 アップで撮影すると、かなり狭い場所でも 簡単に撮ることができます。色をたくさん 使う場合には、トマトの赤を背景に、レタ スのグリーンを下のクロスで、というよう に、被写体の色を上手にコーディネイトす るとまとまりがよくなります。 写真になった時に美しく見 えるよう、脇役は奥に離し て置いておきます。実際に 食べる際のセッティングとは 多少違うかもしれませんが、 お皿を自由に動かせるのも タムロン SP AF60mm F/ 2 Di Ⅱ MACRO 1:1 （Model G005）･ 絞り優先 AE （F/2.8、1/8 秒）･+1 補正 ･ISO200･WB:Auto 「テーブルフォト」ならでは。 CHECK どんな風に見せたい？ アングルで雰囲気ががらっと変わります POINT A は椅子に座った目線で見る ２名分のテーブルをイメージして います。全体をバランスよく美し く見せるため、画面のなかでお皿 がゆるやかなＳ字カーブを描くよ う配置しました。料理を作り始め る前に、空のお皿をあらかじめ並 べて構図を作っておきましょう。 できたてをすぐに撮らないと、ツ ヤが失われたりして美味しそうに 写りません。こうした撮影では三 脚を使用しましょう。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1（Model G005）･ 絞り優先 AE（F/2.8、 1/90 秒）･+1 補正 ･ISO200･WB:Auto 16 ような角度からで、背景のボケ を生かした写真を撮りたい時に 適したアングルです。主役と脇 役を決め、脇役は後ろに距離を 離して置きます。B は真上か らの俯瞰です。全体を見せたい 時やパターン的な面白さを狙う 時によいアングルです。床に セッティングすると楽に撮影が できます。 A B 目 線 に 近 いアングル タム ロン SP AF60mm F/2 俯 瞰 か ら のア ン グ ル タムロン SP AF60mm F/2 （Model G005）･ 絞り優 先 AE（F/4、 Di Ⅱ MACRO 1:1（Model G005）･ 絞り優 先 AE（F/5.6、 Di Ⅱ MACRO 1:1 ･+1 補正 ･ISO400･WB:Auto 1/45 秒）･+1 補正･ISO400･WB:Auto 1/45 秒） 17 6 花を素敵に写す 野外で 撮る 「花といえばマクロレンズ」というくらい、花を撮る人には必需品のレンズです。 小さな花に寄って大きく撮る、大きな花の部分だけを狙う、 遠くの花を浮き上がるような感じで撮るなど、 マクロレンズならどんなシーンにも対応できます。 主役の花と一緒に 背景も探しましょう 花を撮る時には、きれいな花を選ぶ のと同時に、どんな背景を使うかを 考えます。主役を先に選んでからき れいな背景を選ぶのはむずかしいの で、主役と背景は同時に探しましょう。 屋内で 撮る 露出補正をして、 花の色をきれいに 表現しましょう きれいな写真を撮るには撮影 また、色をきれいに出すためには、 露出（写真の明るさ）がポイントにな ります。 撮影するときにきちんと露 出補正をしましょう。 時に露出補正することが大切 曇りの日は、 光が拡散しているのでやわらかく優しい印象になります。 背 景も前景も同じ花の集合体ですが、 色の違いを生かしてピンクのグラデー ションになるように撮影しています。 です。明るくしたいときには プラス補正、暗くしたいとき タムロン SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO1:1（Model B01）･絞り優先AE （F/3.5、1/500秒）･+1補正･ISO400･WB:Auto・三脚使用 にはマイナス補正をしましょ う。露出補正は見た目の明る さに仕上げるために行います が、見た目ではなく自分のイ メージに近づけるための補正 でもよいのです。 ピンクを引き立てる紫の 色彩と玉ボケが入るよう に考えながら構図を決め ました。 実際の見た目よ りも少し明るめになるよう に露出補正しています。 露出補正で自由に明るさ をコントロールしました。 タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1（Model 272E） ･絞り優先 AE（F/2.8、 1/180秒） ･+1補正･ISO200･WB:Auto・ 三脚使用 室内で花をきれいに撮るには、日中 窓から差し込む太陽の光を使います。 窓から距離を離したりカーテン越しの 光を使えば、 光がやわらかくなりま す。この写真は逆光で撮影している ので、プラス補正（明るく撮る）が必 要です。さらに花の手前に白い紙（レ フ）などで光を補うとよいでしょう。 タムロン SP AF60mm F/2 Di Ⅱ MACRO 1:1 （Model G005） ・絞り優先 AE （F/2、1/13 秒） ･+2 補正 ･ISO200･WB:Auto 18 CHECK POINT 絞りの数値でボケ味をコントロールしよう 絞り F/2 絞り F/5.6 絞り F/16 中心の黄色い部分にピントを合わせ てスプレーマムを撮りました。F/2 はピントを合わせた部分だけが シャープで、手前と奥の花びらはボ ケています。絞りの数字を増やすと ピントが合う範囲が前後に広がって いき、F/16 では、花全体にピント が合っているように見えます。好き なボケ味を見つけましょう。 19 タムロンは「マクロレンズ フォトコンテスト」を開催しています。 タムロン マクロレンズ フォトコンテストは、マクロレンズで撮影された写真であれば、メーカー名、 旧モデルを問わず広くご応募いただけるフォトコンテストです。 ここで掲載させていただいた作品は、「第 8 回 2011 年度 タムロン マクロレンズ フォトコンテスト」の 上位入賞作品の中からタムロンレンズで撮影された作品を抜粋したものです。 （応募人数 総計2,655名、応募点数 総計7,040点 審査 ネイチャーの部 江口愼一氏、ノンジャンルの部 川合麻紀氏） ネイチャーの部 金 賞 「愛の朝」 佐藤憲二 様（埼玉） カメラ：キヤノン EOS 60D レンズ：タムロンSP AF180mm F/3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1 ネイチャーの部 金 賞 「虹のゆりかご」 吉村基市 様（福岡） カメラ：ニコン D90 レンズ：タムロンSP AF180mm F/3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1 講評 クモの糸のラインの美しさに加え、クモそのも のも非常にシャープに描写されていて、それら 20 講評 をクリアに浮き立たせる背景の黒もとても効果 背景の朝日のボケ効果や雫の中の風景の写り込みなど、いろいろな描写テクニッ を上げています。逆光に輝く糸が虹色に輝き、 クを駆使して表現された、深みのある厳かな雰囲気の作品です。作者はとても熟 素敵なタイトルにピッタリです。（江口愼一氏） 練した技術を持ち、光の見極めに優れた方だと思います。（江口愼一氏） 21 第 8 回 2011 年度 タムロン マクロレンズ フォトコンテスト ネイチャーの部 タムロン 賞 「太陽に口づけ」 ノンジャンルの部 金 賞 宮川和也 様（福井） カメラ：キヤノンEOS 5D MarkⅡ レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 「生の温もり」 小池大介 様（福岡） カメラ：キヤノン EOS 5D MarkⅡ レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 MACRO 1:1 講評 蕾から開きつつある形の整った蓮の初々しさが印象的 で、生命力を感じさせるモチーフです。柔らかいボケ 味を生かして、その場の穏やかな空気感や静寂感も 表現されています。素晴らしい作品です。 （江口愼一氏） ノンジャンルの部 タムロン 賞 「最後の輝き」 川口直人 様（神奈川） カメラ：ペンタックス K-5 レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 講評 講評 質感と色の違いをとても上手に生かした印象的な作 第一印象で ｢ わぁ、可愛い ｣と思える写真。ふつうは目にピントを合わせるところ 品。やや引いて空間を生かした構図により、切株の を鼻に合わせたことで、生まれたてでまだ目が開いていない印象を出しています。 割れた模様が非常に効果を上げています。ボケ味と 背景の柔らかい色あいもボケ味も、温かみを感じさせます。（川合麻紀氏） 解像感の対比が面白い作品です。（川合麻紀氏） 22 23 第 8 回 2011 年度 タムロン マクロレンズ フォトコンテスト ネイチャーの部 ノンジャンルの部 銅賞 銅賞 「未知との遭遇」 「黄昏の コスモスロード」 工藤忠光 様（神奈川） 金杉 崇 様（東京） カメラ：ペンタックス K-10D レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 カメラ：ソニーα77 レンズ：タムロンSP AF180mm F/3.5 Di LD［IF］MACRO 1:1 ノンジャンルの部 銅賞 「ふたつの球体」 ネイチャーの部 勇 雅之 様（鹿児島） 銅賞 カメラ：キヤノンEOS 7D レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 MACRO 1:1 「恵みのしずく」 伊東 修 様（東京） ノンジャンルの部 銅賞 カメラ：ニコン D300S レンズ：タムロンSP AF180mm F/3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1 「アナベルを飾って」 菊地佳子 様（宮城） カメラ：キヤノンEOS Kiss X2 レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 MACRO 1:1 ネイチャーの部 銅賞 「バランス」 白山貴浩 様（広島） カメラ：キヤノンEOS 7D レンズ：タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1＋ クローズアップレンズ (INON UCL-165M67) 24 ノンジャンルの部 銅賞 「ティンガーラ(天の川)」 中田千翔 様（岡山） カメラ：キヤノンEOS 5D MarkⅡ レンズ：タムロンSP AF180mm F/3.5 Di LD[IF] MACRO 1:1 25 応募規約 ─抜粋─ 賞 グランプリ（全応募作品の中から１名）賞金 ネイチャーの部 30 万円 ノンジャンルの部 10 万円 5 万円 4 名………………賞金 1万円 10 万円 5 万円 4 名………………賞金 1万円 金賞 2 名……………賞金 金賞 2 名……………賞金 銀賞 2 名………………賞金 銀賞 2 名………………賞金 銅賞 銅賞 入選 10 名………………賞金 記念品 入選 10 名………………賞金 記念品 タムロン賞 1 名………賞金 タムロン賞 1 名………賞金 5 万円 5 万円 ※｢タムロン賞 ｣について＝タムロン製品のマクロレンズで撮影された作品から選出されます。 2012 年 4 月現在におけるタムロンの現行品では、60mm マクロ、90mm マクロと180mm マクロレンズのみ対象となります。 応募 形態 ●応募要項の詳細とご応募はタムロンホームページから※「データ」と「プリント」は応募方法が異なりますのでご注意ください http://www.tamron.co.jp/ 内の「タムロン マクロレンズフォトコンテスト」作品応募ページにてご確認ください ■データ応募 応募できる画像は JPEG のみ。 1 作品あたりの画像データは、画像サイズ＝短辺が 1,500 ピクセル以上、データ容量 ＝最大で 10 ＭＢまで。データ応募の応募点数は両部門合わせて 4 点までとなります。 （2L） ～四ツ切りワイドプリントまで （白黒・デジタルホームプリント可） 。 ■プリント応募→キャビネサイズ ※応募作品 （プリント） は返却致しませんのでご了承ください。 ●タムロンのホームページ (http：//www.tamron.co.jp/) から応募票をダウンロードする場合は｢タムロン マク 記入事項を明記のうえご応募ください。 ロレンズ フォトコンテスト｣ 詳細ページから応募用紙をダウンロードし、 ●ご自身で応募票を作成する場合は下記の記入事項をすべて楷書で記入し、ご応募ください。 ＜記入事項＞ ①応募部門 ( ネイチャーの部、ノンジャンルの部 ) のどちらかを明記 ②画題 ( ふりかな ) ③郵便番号・住所 ④氏名 ( ふりかな ) ⑤年齢 ⑥性別 ⑦電話番号・FAX 番号・メールアドレス ( お持ちの場合 ) ⑧ご使用のカメラ名 ⑨ご使用のマクロレンズ名 ( 応募規定順守の確認のため、メーカー名を含む正式名称で ) ⑩撮影データ ( 分かる範囲で結構です ) ⑪撮影場所や被写体についての一言コメント、レタッチ内容 ⑫このコンテストを何で知りましたか？ 1．タムロン HP 2．他の HP(HP 名： ) 3．知人から 4．記事 ( 雑誌名： ) 5．募集チラシ ( 入手先： ) 6．その他 ( ) ⑬タムロンからのコンテスト情報送付を希望しますか？ ・希望する／・希望しない のいずれかでお答えください。 ※注意事項＝◆作品に天地を明記してください◆作品1点ごとに 1 枚の応募用紙を貼ってください◆作品の裏面に応募票の 4 辺をテープ ( メンディングテープや両面テープなど粘着質がはみ出ないもの ) で添付してください◆送付は宅急便は不可。簡易書留をお勧めします。 第 8 回グランプリ受賞作品 「冬の妖精」 第 回 9 タムロン マクロレンズフォトコンテスト開催のお知らせ 2012 TAMRON MACRO LENS PHOTO CONTEST マクロレンズフォトコンテスト 5 月1日より開催中 “ マクロレンズのタムロン” が主催する、マクロレンズ限定のフォトコンテストです 今年で第 9 回目となる 「タムロン マクロレンズフォトコンテスト」です。マクロレンズで撮影された作品で あれば、メーカー名・旧モデルを問わず応募が可能です。ネイチャーの部・ノンジャンルの部と部門が分 かれていますので、マクロ・風景・スナップなどさまざまな作品のご応募をお待ちしております！ ！ 募集 期間 部門 ■プリント応募 の送り先 2012 年5月 1 日 (火)∼10月31日 (水) ネイチャーの部 ノンジャンルの部 26 ※個人情報は本コンテストの運営目的でのみ使用し、本人の許可なしに第三者に提供・開示いたしません。 植物や昆虫、小動物などの ネイチャー写真を対象とします 審査員＝写真家：江口愼一氏 人物・アクセサリー・料理など、 ネイチャー写真に限らず広く募集します 審査員＝写真家：川合麻紀 氏 〒132-8799 日本郵便 江戸川支店局留め 株式会社タムロン｢マクロレンズ フォトコンテスト｣ 係 ※宅配便不可 郵便局は宅配便を受け付けられませんので、必ず郵便でお送りください。簡易書留による送付をお勧めします。 発表 お問い 合わせ ● 2013 年 1 月上旬 入賞者本人に直接通知 ● 2013 年 1 月下旬 タムロン HP にて発表 ■株式会社スリィティ内 事務局 「タムロン マクロレンズ フォトコンテスト」 電話：03-5202-2580 受付時間 10：00～17：00（土・日・祝日をのぞく） F A X：03-5202-2590 MAIL：[email protected] ノンジャンルの部・金賞作品 「生の温もり」 ネイチャーの部・金賞作品 「愛の朝」 27 タムロン マクロレンズ ラインナップ 柔らかなボケ味、 シャープな描写。 タムロン伝統の90mm等倍マクロ SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E) デジタルカメラ専用、 大口径F/2を 実現した60mm等倍マクロ SP AF60mm F/2 DiⅡ LD［IF］MACRO 1:1 (Model G005) タムロン 川合麻紀と愉しむ 素敵なマクロ撮影のすべて 保存版！ マクロレンズな日曜日 平成 24 年 4 月 27 日発行 執筆･写真● 川合麻紀 発行 ● 株式会社タムロン 〒101-0047 東京都千代田区内神田 2-15-11 翔和神田ビル４Ｆ TEL ● 03-3251-3856 FAX ● 03-3251-3857 ホームページ● http://www.tamron.co.jp 離れた場所の小さな被写体に迫る、 180mm望遠マクロ SP AF180mm F/3.5 Di LD［IF］MACRO 1:1 (Model B01)
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