BY EXPANDING OUR RETAIL BUSINESS 小売事業の拡大で未来を創造 SPA〔直営店〕の出店加速による小売事業の強化は、 ワコールの成長戦略のひとつです。 若年消費者層を主たるターゲットに、 顧客基盤の拡大を目指しています。 8 これまで百貨店やチェーンストアを主力取引先と し、卸売り事業中心のビジネスを展開してきたワ コール。 しかし現在では、顧客基盤の拡大と、新た な販売チャネルの確立に向け、 SPA (直営店) の出 店による小売事業の拡充を、成長戦略のひとつに 据えています。2001年から本格的にSPA事業を スタートさせ、2003年6月末時点の店舗数は、67 店を数えています。une nana cool(ウンナナクー ル) 、SUBITO(スビート) 、amphi(アンフィ) 、sur など、顧客ターゲットや la plage(スーラプラージュ) su r l a p l age (スーラプラージュ) 立地特性別に複数のSPAブランドを 展開しています。いずれも20代を中心 とした若年消費者層向けに、デザイン や価格を重視した商品展開とし、ワ コール・ブランドとは差別化を図ってい ます。 期中には、今後展開していく上記の 主力ブランドについて展示会を開催 SUBITO (スビート) し、全国の主要ディベロッパーに対しブ ランドコンセプト、出店立地、 ショップ展 une nana c o o l (ウンナナクール) 開プランなどのプレゼンテーションを行 な い 、出 店加速に向けた取り組みを強化しました。 さらに、 株式会社ワールドと合弁で株式会社ダブルジェイ を設立し、当社の有するインナーウェアの商品開 発力と、 ワールドの優れたSPAノウハウを融合させ た新業態店の開発も始めました。すでに当期は新 amph i (アンフィ) しいZARZARROSA (サルサロッサ) ブランドで の出店を開始しました。 ZARZARROSA (サルサロッサ) 現時点のSPA事業計画としては、 2 0 0 5年3月まで に、総店舗数150店、売上高80億円の達成を目指 しています。 SPAをベースにした小売事業の強化 は、 ワコールの将来に新たな魅力を加味すると確信 しています。 9
© Copyright 2024 ExpyDoc