■同時発表先:高松サンポート合同庁舎記者クラブ 松山市役所記者クラブ 平成26年6月18日 四国地方整備局 松山~呉の船舶による緊急物資輸送等の訓練実施 ~瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会による「広域相互応援訓練」~ 「瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会(参考資料1) 」の会員である愛媛県松山市と広島県呉 市の連携により、 「瀬戸内海における災害時の広域相互応援訓練」を実施します。 同協議会においては、東日本大震災の教訓を踏まえ、 「瀬戸内・海の路ネットワーク災害時相互応 援協定」を策定し、現在68市町村が締結しています。 また、本年 5 月に松山市で開催された同協議会における「第8回瀬戸内首長サミット」において、 「瀬戸内首長サミット 松山宣言(参考資料2) 」が採択され、災害時における相互支援体制の強化 に向けた物資輸送訓練の実施がうたわれています。 こうした関係者相互の連携体制を確認するため、今般、瀬戸内海を挟む松山市、呉市間において、 相互に災害被害が発生したと想定し、緊急支援物資輸送訓練など各種訓練を実施します。 (1)実施日時 平成26年6月28日(土)9:00~16:30 (2)場所 (松山市)松山観光港、神浦港(松山市中島) 、中島港(同左) 、船越港(松山市興居島) (呉市) 呉港、釣志田港(呉市倉橋島) (3)参加機関 松山市、呉市、愛媛県、広島県、国土交通省四国地方整備局、四国運輸局、中国地方整備局、 中国運輸局、松山港運協会、(株)石崎汽船 その他関係機関 (4)訓練内容(別紙1参照) ・緊急支援物資輸送訓練(松山⇔呉) ・傷病者搬送訓練 ・避難住民搬送訓練 ※なお、各種訓練に先立ち、松山観光港、呉港において出発式を開催いたします。松山観光港に おける出発式については、別紙1を参照願います。 (5)取材(別紙2参照) 当日の訓練は全て公開で実施します。具体的な取材要領は、別紙2のとおりです。取材ご希望の 方は、お手数ですが、6月26日(木)までに、取材申込書(別紙3)により事前に FAX 願います。 また、呉市側の取材については、中国地方整備局に問合せ願います(同日に記者発表)。 (6)その他 当日、荒天により船舶の航行に危険があると判断した場合は、訓練を中止する可能性があります。 (問い合わせ先) 瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会 防災委員会事務局 国土交通省四国地方整備局 港湾空港部 港湾空港防災・危機管理課 課長 小泉勝彦 課長補佐 沖 孝文 TEL:087-811-8333 (当日の訓練可否の連絡先) 国土交通省四国地方整備局松山港湾・空港整備事務所 副所長 込山 清 沿岸防災対策官 岩崎 直晃 TEL:089-951-0161 ●参加・協力機関・団体等(予定) 松山市、呉市、愛媛県、広島県、国土交通省四国地方整備局、四国運輸局、 中国地方整備局、中国運輸局、松山港運協会、(株)石崎汽船 ほか ●緊急物資輸送訓練ルート(案) ・第1部 (往路) 出発式 9:00~ 9:30 観光港9:30発~10:45着釣士田港【呉市:倉橋島】11:12発~ 呉港11:35着 ・第2部 (復路) 出発式 13:15~13:50 呉港13:50発~14:55着神浦港【松山市:中島】15:00発~15:15着 中島港15:25発~15:50着松山港船越地区【興居島】16:00発~ 観光港16:06着 ●訓練項目 ・情報伝達訓練 ・緊急物資輸送訓練 (海上輸送、避難所への輸送) ・住民搬送訓練 (傷病者搬送、避難住民搬送) ●訓練実施日 平成26年 6月28日(土) 9:00~16:15 南海トラフ巨大地震等により海ネット協定締結会員が被災した場合を想定し、 呉市と松山市間で船舶を利用した緊急支援物資の輸送等の訓練を行う。 ■訓練概要 松山観光港 9:30発 ・支援物資積込み ・写真撮影 ・プレス対応 くるしま 14:20発 ・傷病者搬送(呉港へ) ・支援物資荷上げ 釣士田港11:15発 ・傷病者病院へ搬送 ・支援物資荷上げ 呉港 11:35着 13:50発 :往路 :復路 :取材用経路 16:05着 ・支援物資荷上げ ・避難住民上陸 松山観光港 ・支援物資荷上げ ・支援物資避難所へ ・避難住民(松山港へ) 船越港 16:00発 ・傷病者病院へ搬送 ・支援物資荷上げ ・支援物資避難所へ 中島港 15:25発 ・傷病者搬送 (中島港へ) 神浦港 15:00発 ・支援物資積込み 呉港 訓練経路 ■目的 ・災害時において海上からの緊急支援を円滑かつ確実に遂行するため、緊急支援物資輸送等訓練を実施し、関係者相互の連携 体制を確認する。 ■背景 ・大規模災害発生時においては、広域的な応援体制の構築が重要である。また、瀬戸内海沿岸は、古より海の路によって結ばれ ており、沿岸市町村は相互連携を通じ、瀬戸内地域全体の更なる振興と発展を図るために「瀬戸内・海の路ネットワーク推進協 議会」を設立した。 ・同協議会では、この海の路のネットワークを活かし、災害対応力を強化していくために、瀬戸内海沿岸市町村により「瀬戸内・海 の路ネットワーク災害時相互応援に関する協定」を締結した。 瀬戸内海における災害時の広域相互応援訓練 別紙1 別紙2 瀬戸内海における 瀬戸内海における広域相互支援訓練(松山市側)の取材要領 の取材要領 当日の訓練は全て公開で行われますが、 は全て公開で行われますが、①松山観光港における出発式、②松山市内の ①松山観光港における出発式、②松山市内の 各港(松山観光港、神浦港、中島港、船越港)における訓練要領は以下のとおりです。 各港(松山観光港、神浦港、中島港、船越港)における訓練要領は以下のとおりです。 取材ご希望の方は、お手数ですが、6月2 取材ご希望の方は、お手数ですが、6月26日(木)までに、取材申込書 取材申込書(別紙3)に より事前に FAX 願います。また、呉市側の取材については、中国地方整備局に問合せ願 います(同日に記者発表) 。 ① 松山観光港 広域相互支援訓練 出発式 ・松山観光港における広域相互支援訓練の出発式の取材のご希望の方は、 松山観光港における広域相互支援訓練の出発式の取材のご希望の方は、出発式会場(松 山観光港第一浮桟橋)にて受付願います。 ② 松山市内の各港(松山観光港、神浦港、中島港、船越港)における訓練 ・午後の各種訓練の取材は、四国地方整備局松山港 午後の各種訓練の取材は、四国地方整備局松山港 湾・空港整備事務所の港湾業務艇「くるしま」に乗船 して頂き、中島、興居島までご案内いたします。 中島、興居島までご案内いたします。中島 港等における各種訓練の取材をご希望の方は、松山港 湾・空港整備事務所に 14 時 15 分までに集合願いま す。 【松山港湾・空港整備事務所 松山港湾・空港整備事務所】 〒791-8058 松山市海岸通 2426-1 TEL:089-951-0161 松山港湾・空港整備事務所 (留意事項) ・港湾業務艇「くるしま」には、四国地方整備局の職員も乗船します。 ・港湾業務艇「くるしま」における写真撮影などの取材は、可能な限りご希望に添える ように配慮しますが、危険が伴う場合は、ご要望に添えないことがあります。 ・港湾業務艇「くるしま」は、緊急支援物資輸送船「いそかぜ」よりも小型であるため、 天候によっては、 「いそかぜ」が出航できても、 「くるしま」が出航できない可能性が あります。 別紙3 港湾空港防災・危機管理課 宛 FAX:(087)851-8144 瀬戸内海における災害時の広域相互応援訓練(6/28) 取材申込書 貴社名 連絡先 TEL: FAX: 代表者 取材希望 場所 所属 ①出発式(9:00~)②現地視察(14:20~) ご希望の場所に○を付けてください(両方の場合は①、②とも○) 職名 氏名 26 日(木)12 時までに FAX 送信をお願い致します。 参考資料1 瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会(海ネット) 海ネットの設置目的 「瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会」(海ネット)は、瀬戸内海沿岸市町村相互の連携により、瀬戸内海の多様な資源を生 かした人の流れを創り出し、防災ネットワーク機能の強化を視野に入れた瀬戸内・海の路の利用振興を図りつつアメニティー豊か な地域として沿岸地域全体の発展に資することを目的とし、平成3年5月に設立された。 海ネットの活動指針 海ネット会員 ○高速海上交通時代に対応した今日的意義のある「海の路の構築」、 並びに地震波に対応した防災ネットワークの整備 ○瀬戸内海の景観、歴史、文化、食、街並み等インバウンド観光時代 における瀬戸内の魅力発信 ○失われた干潟、藻場の再生や災害、荒廃によるはげ山の修復等の 瀬戸内海の環境創造 歴代会長 平成 3年~ 6年:姫路市長 (戸谷 松司) 平成 7年~10年:坂出市長 (松浦 稔明) 平成11年~14年:小松島市長(西川 政善) 平成15年~18年:玉野市長 (山根 敬則→黒田 晋) 平成19年~20年:下関市長 (江島 潔→中尾 友昭) 平成21年~ :大竹市長 (入山 欣郎) ※敬称略 瀬戸内海沿岸の107市町村、 11府県、国土交通省9地方機関 協議会の実施機関となる「実行委員会」 環境事業委員会 魅力検討委員会 「受け継ごう きれいで豊かな瀬戸の海」 を合い言葉とした「リフレッシュ瀬戸内」や、 ゴミの組成調査「海の健康診断」等を実施 し、環境美化活動へ活用するため、関連 する調査結果を内外へアピールする。 「瀬戸内・海の路利用振興事業」、「海 ネットサポーター提案事業」により会員支 援を実施。また、“瀬戸内”をキーワード とした取り組みについて積極的に連携等 を図り、瀬戸内の魅力を発信する。 防災委員会 情報発信委員会 海ネット活動の成果などの報発信を 行うとともに、他の実行委員会と連携す ることで、より多くの人々に瀬戸内の魅 力を認識していただき、興味をもっても らえるような情報を発信していく。 「瀬戸内・海の路ネットワーク災害時相 互応援に関する協定」における締結拡 大を図るとともに、協定運営協議会との 情報交換等により、本協定の実効性の 確保に向けてた検討を行っていく。 防災ネットワーク機能の強化を視野に入れた瀬戸内・海の路の利用振興 瀬戸内・海の路ネットワーク災害時相互応援協定の締結 (目的) 第1条 この協定は、瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会(海ネット)を構成する 会員のうち、この協定を締結した会員(海ネット共助会員)が、海ネット共助会 員の地域において地震等による災害が発生し、被災会員独自では十分な応 急対応が出来ない場合に、主に海の路を介した連携により、相互に救援協力 し、被災会員の応急及び復旧対策を円滑に遂行することを目的に締結するも のである。 <省略> (協定の実効性の確保) 第12条 海ネット共助会員は、平素より相互に海の路を通じた交流・連携の推進を 図りつつ、協定の実効性の確保に努めるものとする。 平時の観光ルート としての“海の路” 平時の活用 予備船を活用し、新たな観 光ルートを開拓。 密接に連携 災害時の人員・物資輸送ルート としての“海の路” 災害時の活用(有事) 災害時の人員・物資輸送ルートや被災者の緊 急搬送ルートとしての活用。 応援の種類 (1) 応急対策並びに応急復旧に必要な資機材及び物資の提供 (2) 応急対策及び応急復旧に必要な職員の派遣 (3) 医療機関への被災傷者等の受入れ (4) 被災者への臨時的な居住施設の提供 (5) 前各号に定めるもののほか、特に要請があった事項 応援の実施 ・海ネット共助会員は、応援の要請を受けた場合、可能な範囲でこれを実施する。 ・海ネット共助会員は、応援の要請がない場合でも速やかに協議を行い、被災会員に応援が必要と判断した ときは、応援を実施することができる。 平成24年6月1日海ネット協定締結式 ◎68会員(49市18町1村)で締結(H26.5.29時点) (大阪府)堺市、岸和田市、貝塚市、高石市、忠岡町、岬町 (兵庫県)姫路市、明石市、洲本市、南あわじ市、淡路市、播磨町 (和歌山県)海南市、湯浅町、由良町 (岡山県)玉野市、笠岡市、浅口市 (広島県)広島市、呉市、竹原市、三原市、尾道市、福山市、 大竹市、東広島市、廿日市市、江田島市、海田町、坂町 (山口県)下関市、宇部市、山口市、防府市、岩国市、 光市、柳井市、山陽小野田市、周防大島町、上関町 (徳島県)小松島市、松茂町 (香川県)高松市、丸亀市、坂出市、観音寺市、さぬき市、 東かがわ市、三豊市、土庄町、小豆島町、直島町、 宇多津町、多度津町 (愛媛県)松山市、今治市、宇和島市、八幡浜市、新居浜市、 西条市、大洲市、伊予市、四国中央市、上島町、松前町 愛南町 (大分県)中津市、姫島村 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 平成24年 3 月29日 平成24年 5 月22日 平成24年 7 月30日 平成24年10月29日 平成24年12月25日 平成25年 3 月27日 平成25年 5 月22日 平成25年10月25日 平成25年12月27日 平成26年 3 月28日 平成26年 5 月29日 28会員で締結 6会員が加入 7会員が加入 2会員が加入 4会員が加入 2会員が加入 4会員が加入 5会員が加入 4会員が加入 4会員が加入 2会員が加入 参考資料2 瀬戸内海首長サミット ~瀬戸内・海の路 松山宣言 観光と防災の融合~ 瀬戸内海首長サミットでは、平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災を 踏まえ、同年 11 月 18 日に「第5回瀬戸内海首長サミット共同宣言」 (以下「共 同宣言」という)を採択した。 共同宣言を踏まえ、昨年までの瀬戸内海首長サミットでは、 「瀬戸内・海の 路の利用振興・防災ネットワーク機能の強化に向けて」をテーマとし議論を重 ね、各種の取り組みを展開することにより、次の成果を得た。 一.共同宣言にて採択された海ネット協定の締結会員は、当初の28団体から 68団体へ拡大した。 一.実行委員会の中に新たに防災委員会を設置し、会員が連携して実施する防 災訓練への支援制度を創設した。 一.海の路の利用振興のため、災害時の緊急物資輸送等を視野に入れ、フェリ ーや旅客船を活用した取り組みへの支援制度を創設した。 一.防災ネットワークの強化を視野に入れた瀬戸内・海の路の利用振興を図る ため、ビジターバース情報の一元的提供を開始した。 参考資料2 一方、共同宣言以降、瀬戸内国際芸術祭 2013 の開催、瀬戸内ブランド推進 連合の発足、瀬戸内しまのわ 2014 の開催など、瀬戸内の魅力を発信する取り 組みが活発化している。また、我が国へのクルーズ船の寄港数が近年増加傾向 にあることを踏まえ、瀬戸内の魅力をこれまで以上に海外へも発信していくこ とが求められている。 これらを踏まえ、瀬戸内海国立公園指定 80 周年の節目である本年、これま での活動を更に発展させ、世界に誇れる瀬戸内の魅力創造と海の路の防災機能 強化のため、以下について取り組むことを宣言する。 1.瀬戸内の豊かな自然環境や特色ある地域文化をあらためて認識した上で、 新たな賑わいを積極的に創出し、瀬戸内の魅力を広く発信する。 2.各会員や海ネットサポーターとの連携により、瀬戸内独自のクルーズ文化 の確立を目指し、多方面へのプロモーション活動を展開する。 3.災害時における相互支援体制の強化に向けた検討や、物資輸送訓練などの 実施により、海ネット協定の実効性を高める。 4.以上の取り組みを通じて、観光と防災を融合させた瀬戸内の絆を強めてい く。 平成26年5月30日 瀬戸内海首長サミット
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