ITU-T SG9第2回会合報告 - ITU-AJ

会合報告
ITU-T SG9第2回会合報告
たかはし
KDDI株式会社 メディア・CATV推進本部メディアプロダクト技術部 課長補佐
1.会議概要
ともひこ
高橋 知彦
合では、9月のFG最終会合で作成されたテクニカルレポート
2013年12月3日∼11日の間、ITU-T SG9第2回会合がスイ
がSG9に提出されて、FGの活動が終了した。既にITU-Tのホ
ス・ジュネーブのITU本部で開催された。参加者数は、18の
ームページで、会員向けに公開(http://www.itu.int/
国や機関から計43名で、参加者の主な国別内訳は、日本8
en/ITU-T/focusgroups/smartcable/Pages/default.aspx)
名、中国9名、韓国5名、アメリカ3名等。入力寄与文書は
されており、今後のSG9での勧告作成に活かされる。
25件、TD240件(入力及び出力)であった。参加者、寄書
数共に日・中・韓・アメリカが中心ではあるが、アフリカ諸
国からも6名の参加と、2件の寄書入力があり、参加国の幅
が広がった。
2.3 IRG(セクター間ラポータグループ)の承認
WTSA-12の決議18に基づき、ITU-TとITU-Rが連携して、
勧告化作業を効率的に進めるため、二つのIRGの承認と、一
つのIRGの設置提案が行われた。承認及び設置提案された
IRGは以下のとおり。
2.主要トピック
・承認
> IRG-AVQA(Audio Video Quality Assessment):品
2.1 勧告の承認
今会合では、表1の5件の勧告がAAPコンセントされた。
質評価に関するIRGで、ITU-T SG9、SG12及び、ITU-
特に、次世代の下りケーブルテレビ伝送方式に関する勧告
R SG6で構成される。
J.382や、スケーラブル符号を用いて超高精細映像を伝送す
> IRG-AVA(Audio Visual Accessibility):アクセシビ
る映像伝送システムの勧告 J.604では、4K/8Kのケーブル伝
リティに関するIRGで、ITU-T SG9、SG16及び、ITU-
送を見据えた技術について勧告化されている。
R SG6で構成される。
・設置提案
> IRG-IBB(Integrated Broadband Broadcast):放送
2.2 FG SmartCableの活動終了
2013年6月に設立されたFG SmartCableでは、これまでに6
回の会合が行われ、学術機関等も含めた幅広い団体から、
通信連携に関するIRGで、ITU-T SG9及びITU-R SG6
が関連。
次世代のケーブルテレビ(
“Smart Cable Television”
)に関
するユースケースや要求条件などが提案された。今回のSG会
表1.今会合でAAPコンセントされた勧告一覧
勧告
Q
タイトル
J.382
(J.atrans-spec)
1
Advanced digital downstream transmission systems for television, sound and data
services for cable distribution
ドイツ
J.604
(J.svc)
1
Requirements for Scalable Video Transmission System over Cable Network
日本
6
Digital Program Insertioncueing message for cable television systems
アメリカ
J.287
(J.ascs-api)
10
Automation System to Compression System Communications Applications
Program Interface(API)
アメリカ
P.913
(P.av-dist)
12
Methods for subjectively assessing audiovisual quality of internet video and distribution quality television, including separate assessment of video quality and audio
quality
アメリカ
J.181 rev
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主な提案国
3.2 品質評価(Q2/9、Q12/9)
3.各課題別審議
3.1 映像基幹伝送(Q1/9)
3.1.1 J.atrans-spec
3.2.1 P.av-ims
P.av-imsは、映像・音声信号の包括的な主観品質評価に
関する勧告草案である。これまでの画質評価が、stimuliと呼
J.atrans-specは、テレビジョン、音声及びデータサービス
ばれるオーディオやビデオ信号単体の品質劣化評価であった
のためのケーブルテレビ伝送システムの勧告草案であり、現
のに対して、本勧告草案では、全体システムの品質を、より
行の伝送方式であるJ.83に対して、伝送効率を大幅に高める
長時間(1分程度)で評価することを意図している。アメリ
ことを目的としている。これまで、ドイツから、DVB-C2に基
カからの提案により、今回、新規ワークアイテムとして承認
づく方式が提案されてきたが、韓国からも、韓国独自方式の
された。
提案が予告されていたため、単一方式とするか、複数の方式
を併記するかが争点となっていた。最終的に、韓国からは具
3.2.2 P.av-dist
体的な方式提案が行われず、今回、DVB-C2方式に基づく単
P.av-distは、音声・映像信号を合わせて主観評価実験を
一方式がJ.382としてAAPコンセントされた。国際標準は一
行う勧告草案で、主にインターネット上のビデオストリーミ
方式であるべきという、我が国の方針にも合致した結論とな
ング等の評価を想定している。今回会合では、主観評価に
っている。
関する勧告はPシリーズに集約するとの方針から、P.av-dist
とP.勧告に名称変更とされるとともに、ITU-R WP6Cからの
3.1.2 J.svc
コメントも反映し、AAPコンセントされた。
J.svcは、SVC(Scalable Video Coding)を用いた映像伝
送システムの要求条件に関する勧告草案である。本勧告草
3.2.3 P.3D関連勧告
案では、映像をHD品質の基本レイヤと、それを4K/8K化す
3D映像の主観品質評価については、J.3D-disp-req(ディ
るための上位レイヤに分けて符号化した上で、基本レイヤを
スプレイ条件)
、P.3D-fatigue(3D映像視聴の疲労評価と安
QAM変調して放送波で配信し、上位レイヤはIPでオンデマ
全ガイドライン)
、P.3D-sam(3D映像の主観品質評価法)
ンド配信することで、既存HDテレビと、4K/8Kサービスを
の勧告化作業が進められている。いずれの勧告草案も、アメ
効率的に共存させるシステムの要求条件が規定されている。
リカ・韓国の入力を基に、内容の充実が図られた。
これまで、日本が主導して作業が進められてきたが、今回、
J.604としてAAPコンセントされた。
3.3 条件付きアクセス(Q3/9)
3.3.1 J.drm-req
3.1.3 J.HiNoC-phy/HiNoC-mac
中国が策定を主導しているJ.HiNoCシリーズは、光ファイ
J.drm-reqは、マルチスクリーン向けのケーブルコンテンツ
配信のための、DRMの要求条件に関する勧告草案である。
バケーブルテレビ回線に接続されたビルディングの、棟内伝
今回、日本ケーブルラボから、用語の使い方等に関する修正
送に同軸ケーブルを用いるものである。要求条件勧告J.195.1
提案が行われた他、韓国から、複数の異なるDRMが共存す
(J.HiNoC-req)が前回SG会合でAAPコンセントされ、現在、
るMulti-DRMとして、以下の三つの方式が考えられると提案
その物理層を扱うJ.HiNoC-phyと、MAC層を扱うJ.HiNoCmacの審議が行われている。今回会合では、ITU-R WP5A、
WP5B、WP5C、WP6Aから、デジタル放送と航空無線への
があった。
> デバイス側でフレームワークを設けて、プラグインで
DRMを埋め込む
干渉について、懸念を伝えるリエゾンが入力された。リエゾ
> サーバ側で共通のインタフェースを設けて、デバイスか
ンを審議した結果、ケーブル内の電力とケーブルからの漏洩
らの要求に応じてデバイスが持っているDRMでコンテ
電波減衰に基づく考察から、問題ない旨を回答した。HiNoC
ンツを暗号化
は、Chine DOCSISと並び、市場規模の大きい中国発の技
> DRMをネットワークからダウンロード
術仕様であり、今後も状況を注視していく必要があると思わ
提案された三つの方式は、従来から日本ケーブルラボが提
れる。
案していたMulti-DRM方式と共に、Annex Aとして勧告草
案に反映された。次回SG9会合(2014年9月)でのAAPコン
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会合報告
セントが予定されている。
3.5 STB(Q5/9)
端末関連では、レジデンシャルゲートウェイ(RGW)の技
3.3.2 J.rcas-net
J.rcas-netは、韓国ETRIが策定を主導する、リニューアル
術仕様、J.rg-specの検討が行われている。審議においては、
大きな技術トレンドとしてRFからIPへのシフトが認識され、
可能なCAS(RCAS)に関する勧告草案である。今回、韓国
RGWの標準化はこのトレンドに沿って行うことが合意され
寄書により、7章Protocol securityの追記と、エディトリア
た。またRGW標準化の1st stepは、ホームセキュリティ、ヘ
ルな修正が行われた。次回(2014年9月)でのAAPコンセン
ルスケア、家電制御等を対象とし、IPTV等のストリーミン
トが予定されている。
グサービスは除外することが合意された。本勧告草案につい
ては、中間会合を経て内容充実を図り、次回SG9会合での
3.4 アプリケーション(Q4/9)
AAPコンセントを目指すこととなった。
3.4.1 J.cab-mob-req
J.cab-mob-reqは、ケーブルSTBと、タブレットやスマート
フォン等の携帯端末間の連携のための要求条件勧告であり、
3.6 ビットストリーム番組挿入(Q6/9)
J.181は、ビットストリームスプライシングのためのキュー
日本が主導して作業を進めている。今回、KDDI寄書によ
メッセージを規定する勧告であり、今回、その改訂版勧告と
り、タブレット等の携帯端末をSTBのリモコンとして使うた
して、ベースとしているSCTE35の最新版の反映作業(エデ
めの技術要素が提案された。審議の結果、ケーブルSTB・携
ィトリアルな修正)が行われた。その際、改訂版J.181のドラ
帯端末連携は、①STB/TV受信機に向けた放送サービスか
フト文書において、Appendix II(Informative)として付い
ら連携が始まるシナリオ、②携帯端末側から連携が始まるシ
ていた“Recommended Practice”は、これがベースとして
ナリオの2種類に大別できることが合意され、出力文書に反
いるSCTE67の修正作業を待つことが必要として、今回の出
映された。
力文書からは除外することとなった。以上のドラフティング
作業を経て、改訂勧告としてAAPコンセントされた。なお、
3.4.2 J.acf-spec
Appendix IIについては、次回SG9会合までに内容の修正を
J.acf-specは、放送通信連携(IBB)に関する様々なアプ
行い、次回会合にて承認手続き(Informative Appenidixで
リケーションの制御と、共通プラットフォームに関する勧告
あるため、AAPコンセントではなく、SGプレナリでの承認の
である。今回、ITU-R WP6Bからのリエゾンで、勧告草案の
み)に付議することで合意された。
構造を、①システム選択のための各システムの比較、②各シ
ステムの共通コアとする案が提案された。審議では、この2部
3.7 DOCSIS映像配信(Q7/9)
構成の有益性は理解しつつも、作業量が膨大になる懸念が
3.7.1 J.Cable3DTV-req
あることから、ITU-R WP6Bへ作業の分担と、共同作業のた
J.Cable3DTV-reqは、韓国ETRIの提案による、ケーブル
めのセクター間ラポータグループ(IRG-IBB)の設立を提案
網上でのステレオ立体視型の3DTVサービスの要求条件の勧
することで合意された。
告草案である。本会合では、前回会合の合意に基づき、存
在しない画像フォーマットの削除のみの軽微な修正が行われ
3.4.3 J.201改訂
J.201は、宣言型データ放送コンテンツフォーマットに関す
る勧告であり、日本で用いられているBMLを含む等、実サ
た。審議においては、3Dサービスに関する既存標準との関係
を明らかにすることが求められ、次回ラポータ会合で、ETRI
からの寄書入力により解決が図られる予定となっている。
ービスへの適用の観点でも重要である。これまで、J.201から
参照しているARIB STD-B24の更新を受け、NHKの主導の
3.7.2 J.vodoc-trans
下、その反映作業が行われてきた。B24の反映は完了してい
J.vodocシリーズは、ケーブル網のDOCSIS上のデータ通信
るものの、今回、ブラジルより、Ginga-NCLの参照も最新版
によってスイッチド・デジタル・ビデオを実現するための標準
のものに更新したい旨の表明があったため、これを反映させ
である。本会合では、伝送技術であるJ.vodoc-transについて、
た上で、次回SG9会合でのコンセントを目指すことで合意さ
マルチキャストサービスフロー処理及びパケットスケジューリ
れた。
ングに関する記述の詳細化が行われ、次回(2014/9)のSG9
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会合でのAAPコンセントを目指して、継続審議となった。
については、これまで、ITU-T SG5、ITU-R SG1、及び、
ITU-R SG5の間でリエゾン文書による情報交換が行われてき
3.8 サービス配信プラットフォーム(Q10/9)
3.8.1 J.ascs-api
た。
SG5からITU-R SG1及びSG5への、勧告K.60(輻射レベル
J.ascs-apiは、アメリカで用いられている、デジタルプログ
とその測定方法)及び勧告案K.mhn(無線信号の有線網へ
ラムインサーションの管理システムとインサーション実行装
の混入緩和)に関するリエゾン文書がきっかけとなり、ITU-
置間のインタフェース勧告であり、SCTE104が元となってい
R側からはこれまで以上にITU-T・ITU-R間の情報共有が求
る。今回、ITUで勧告化するに当たり、全面的に書式をITU-
められることとなった。
Tの標準テンプレートに合致させるエディティング作業が行
また、SG9で策定中のJ.HiNoCシリーズに関するITU-R側
われた。また、参照している勧告のうち、SCTE30及び
とのリエゾン交換においても、J.HiNoCシリーズに特化した
SCTE35については、それぞれITU-T J.280及びJ.181としても
電波干渉懸念に加えて、ケーブルテレビシステム全般に関す
勧告化されているため、参照をそれぞれITU勧告に置き換え
るSG9の考え方の提示が求められていた。
ることが合意された。以上の修正を行った上で、AAPコンセ
ントされた。
SG9としては、ケーブルテレビの輻射レベルをITU-Tで規
定する考えはなく、ケーブルテレビシステムを運用する各国
や地域の技術基準に依存することを確認。参考事例として、
3.8.2 J.arstv-req
J.arstv-reqは、Augmented Reality技 術 を採 り入 れた
各地域で規定されているケーブル網に対する輻射基準を例示
することとした。今回は手始めに、アメリカFCCの基準を参
Smart CableTVに関する要求条件の勧告草案であり、韓国
照してリエゾン文書を返信した。今後、日本、韓国、中国、
ETRIが主導している。今回、ITU-R WP6Cから、
(1)既存
欧州各国等の情報を収集する。
IBB勧告とのスコープの重複、
(2)放送事業者以外がARコ
ンテンツ重畳を行うことへの懸念を示すリエゾンが寄せられ、
3.10.2 Conformance and Interoperability Testing
(CIT)
大きな議論となった。議論の結果、
(1)に指摘されるように、
既存のIBBシステムが多数ある中、AR SmartTVのため、新
SG11からは、CITに関する情報提供が依頼されている。今
たなアプリ実行環境を既存システムと並行して動作させるこ
回会合では、Q13/9の一部の時間帯をCITに特化したセッシ
とは非現実的であることが再確認され、AR SmartTVを動作
ョンとし、SG11のエキスパートも招いてCITに関する対処を
させる端末アプリ実行環境は、既存システムを利用可能であ
議論した。SG11では、CIT対象となる勧告リストを、その技
ることがスコープに明記された。
(2)については、既にこれ
術分野別に管理する「リビングリスト」と、各勧告の性質を
までのラポータ会合で、放送事業者が許諾を与えたコンテン
列挙する一覧リストの2種類で管理していることが説明され
ツプロバイダのみが情報を重畳できるシステムであるとの説
た。
明が追加されている。これらの対応を伝えるリエゾンをITUR WP6Cに送付した。
議論の結果、SG9からは、CITに最も関連する勧告シリー
ズとして、IPCablecom、DOCSIS、及び、画質評価関連を
中心にリストアップし、返信リエゾン文書で情報提供した。
3.9 光アクセス映像伝送(Q11/9)
今会合では、チャド共和国からFTTH上でのデジタルテレ
しかしながら、今会合で収集できる情報には限りがあるため、
継続して更新することも併せて合意された。
ビサービスの導入に関する助言を求める寄書が入力された。
Q11/9をリードQuestionとして、Q1/9及びQ7/9と合同で、
関連勧告のリストと、それらの利用法に関するSupplement
文書を作成する新規ワークアイテムが承認された。
3.10.3 ITU-T勧告策定貢献者のクレジット記載(WTSA12決議80)
本案件は、主に学術関係者のITU-T勧告策定に対するモ
チベーションを高めるため、貢献者名をITU-T勧告に記載す
3.10 SG9マネジメント(Q13/9)
ることに関するもので、WTSA-12決議80において検討が指示
3.10.1 電波干渉関連
されている。SG9では、特に画質評価の分野で多くの大学・
ケーブル網からの輻射電波が地上無線通信に与える影響
研究機関関係者が勧告策定に貢献していることもあり、今
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会合報告
回会合ではスペシャルセッションを開催して集中審議を行っ
ナリで、それぞれのSGで進捗している品質評価関連の活動
た。
状況が紹介された。また、AVの品質評価に関するインター
貢献者名を勧告に記載する際の、貢献度評価の基準設定
セクターラポータグループであるIRG-AVQAの設立について
が主な議論となったが、その中で、これらの基準の定義が難
紹介がなされた。IRG-AVQAのSGとの住み分けに関して質
しい等の理由から、代替案として、参考文献(bibliography
問があったが、IRGの主目的はコーディネーションと勧告案
セクション)において、論文への引用を明記することも検討
等の作成であり、勧告化については、それぞれのSGが責任を
された。しかしながら、被引用時の評価が、大学や機関によ
持つことが説明された。
って様々に異なることや、被引用論文の著者には、ITU-T活
動とは無関係な者も含み得るなどの意見が出された。
4.おわりに
その他、IEEE XplorやGoogle Schalor等の学術論文デー
タベースにて、学術論文から参照されているITU-T勧告をリ
現在、ケーブルテレビ業界では、4K/8Kへの対応、
ストアップさせたり、ITU-TのWebページに、勧告策定に関
Hybridcastに代表される放送・通信ハイブリッドサービス、
わった者のリストを掲載するなどの案も出された。
ケーブル網上での高効率伝送等、さらなるサービスの高度
今会合では、これらはいずれも結論には至らず、Eメール
化、高効率化に向けた取り組みが進められている。SG9では、
リフレクタ([email protected])で継続して議
今後も世界標準としてケーブル業界・基幹映像配信の発展
論を行い、2014年6月のTSAG会合に向け報告書を提出する
に寄与する勧告の策定が望まれ、日本からも、国内のニーズ
こととなっている。
や技術動向をタイムリーに反映させた入力を行うことが肝要
と思われる。
3.11 SG9、SG12合同プレナリ
なお、今後の会合予定は、表2のとおり。
今回、SG9とSG12が同時期開催であったため、合同プレ
表2.今後の会合予定
会合
日程
場所
IRG-AVQA
2014年1月21日∼24日
アメリカ、ボルダー
Q4/9
2014年3月17日∼18日
電話会議
Q1/9
Joint Q1/9 and Q7/9
Q3/9、Q6/9、Q7/9、Q8/9、Q9/9
Joint Q5/9、Q8/9 andQ9/9
Q10/9、Q13/9
2014年5月26日∼28日
スイス、ジュネーブ
Q4/9(IRG-IBB)
2014年6月(TBD)
電話会議(TBD)
Joint Q2/9 and Q12/9
2014年6月23日∼27日
スウェーデン、ストックホルム
Q1/9
Joint Q1/9 and Q7/9
Q3/9、Q7/9、Q10/9
2014年7月22日∼24日
スイス、ジュネーブ(TBD)
IRG-AVQA
TBD
TBD
SG9第3回会合
2014年9月8日∼12日(TBD)
スイス、ジュネーブ
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