第1回「FP向上のための小論文コンクール」入賞作品(2010 年、日本FP協会) 《佳作》 貯蓄ゼロ世帯増加の要因と、そこにある FP の役割 廣田 士郎 1.はじめに わが国の家計における金融資産は『約 1500 兆 円』1)とされている。一方で、「貯蓄ゼロ世帯」が 増加し続けている。二人以上の全世帯における貯 蓄ゼロ世帯の割合は、1980 年代前半には 5%程度 であった。2003 年以降は 20%超に増加している。 実に 5 世帯に 1 世帯が無貯蓄ということである。 (図 1 を参照) <図 1> 全世帯) 貯蓄ゼロ世帯割合の推移(二人以上の 貯蓄ゼロ世帯 割合(%)<二人以上の全世帯> 貯蓄ゼロ世帯 割合(%) 25 20 15 10 5 0 1 9 8 0 1 9 8 1 1 9 8 2 1 9 8 3 1 9 8 4 1 9 8 5 1 9 8 6 1 9 8 7 1 9 8 8 1 9 8 9 1 9 9 0 1 9 9 1 1 9 9 2 1 9 9 3 1 9 9 4 1 9 9 5 1 9 9 6 1 9 9 7 1 9 9 8 1 9 9 9 2 0 0 0 2 0 0 1 2 0 0 2 2 0 0 3 2 0 0 4 2 0 0 5 2 0 0 6 2 0 0 7 2 0 0 8 2 0 0 9 金融広報中央委員会 『家計の金融行動に関する世論調 査』、[二人以上世帯調査] 、(平成 19 年以降)、 「時系 列データ(昭和 38 年から平成 21 年まで)」 、 「1.金融資産 の状況等、3.貯蓄の有無、預貯金口座または証券会社 解消に有効であると主張する。さらにこれらの分 野における FP の活動が生活者に FP の有用性を 知ってもらえることになると主張する。 2.貯蓄ゼロ世帯に関する分析 近年、貯蓄(すべての金融資産を含む)ゼロ世 帯が増加している。二人以上の全世帯における貯 蓄ゼロ世帯の割合は、2003 年から 2009 年まで 7 年連続で 20%を超えている。(図 1 を参照) 現在、国・地方は財政難の状況である。また今 後、少子高齢化の進行が予測される。これらの影 響により老齢年金などの公的年金制度、医療費な ど社会保障制度の維持が困難になってきている。 この状況において、「貯蓄できない、あるいは貯 蓄しない」世帯が増加していることは、個々の世 帯が大きなリスクに晒されている状態と言える。 本章では、近年の貯蓄ゼロ世帯の実態について 「年齢別」、 「年収別」から分析する。 図 2 は、2004 年から 2009 年までの世帯主の年 齢別貯蓄ゼロ世帯割合を示すデータである。貯蓄 ゼロ世帯割合は、20 歳代、30 歳代において若干 多く見られる。しかし、意外なことに 40、50、 60、70 歳代という中高齢世代においても、各年の 全体平均値に近い割合で貯蓄ゼロ世帯が存在して いる。 等の口座の有無」 <図 2> 世帯主年齢別の貯蓄ゼロ世帯割合 (2004 年-2009 年) から筆者作成 世帯主年齢別の貯蓄ゼロ世帯割合(%) 35 貯 蓄 ゼ ロ 世 帯 割 合 % ) -1- 40 30 25 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 20 15 ( 本論文は、①この貯蓄ゼロ世帯問題が全世代に わたる問題であること、また世帯の収入面だけで は測れない部分があることを明らかにする。②こ れら貯蓄ゼロ世帯増加の要因について「貯蓄を成 し得る前提」 、 「貯蓄の意義」などの観点から考察 を行う。③考察した要因について検証を加え、④ そこに与えられる FP の役割・重要性について論 じることにする。 昨今の不況、雇用環境悪化の下では、貯蓄をし たくともできない家計があることは否定しえない。 しかしながら、家計管理やライフプランニングな ど FP の基本的な考え方が、貯蓄ゼロ世帯問題の 10 5 0 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 全体平均 金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調 査』 、[二人以上世帯調査]、 「各種分類別データ(平成 19・20・21 年)」 、 「1.金融 第1回「FP向上のための小論文コンクール」入賞作品(2010 年、日本FP協会) 以上から、今日の貯蓄ゼロ世帯増加は全世代に 及ぶ問題であることが確認できた。また貯蓄ゼロ 世帯化の要因は収入だけでは捉えきれない面があ ることもわかった。次章では、 「貯蓄を成し得る前 提」や「貯蓄の意義」の観点から貯蓄ゼロ世帯増 加の要因を考察する。 資産の状況等」 、および 金融広報中央委員会『家計の金融資産に関する世論調 査』 、[二人以上世帯調査]、 「全国階層別データ(平成 16・17・18 年)」 、 「金融資産 の保有状況 2 人以上世帯」 、から筆者作成 次に表 1 は、2004 年から 2009 年までの世帯主 の年間収入別の貯蓄ゼロ世帯割合を示すデータで ある。 「収入はない」 、および「300 万円未満」と 回答した世帯での貯蓄ゼロ世帯割合は、各年とも 非常に高くなっている。やはり、収入が少ない(な い)状態は、貯蓄ゼロ世帯化に大きく影響している。 一方、 「750~1,000 万円未満」、「1,000~1,200 万円未満」、 「1,200 万円以上」と回答した世帯で も、平均値よりは低い数値であるが、ある程度の 貯蓄ゼロ世帯が存在している。比較的高収入の世 帯でも、10 世帯に約 1 世帯程度が無貯蓄であると いうデータが見受けられる。(表 1:8%以上の数 値を色付きで表示) <表 1> 世帯主年収別の貯蓄ゼロ世帯割合 (2004 年-2009 年) 貯蓄ゼロ世帯割合(%) 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 収入はない 52.5 55.6 57.7 30.0 47.4 43.3 300 万円未満 36.5 40.5 37.1 33.7 34.8 37.4 300~500 万円 23.8 23.1 20.9 19.5 20.9 20.3 12.6 15.6 16.1 14.1 15.0 13.6 10.9 10.2 11.1 8.1 9.8 9.5 7.5 6.7 6.9 7.9 11.1 6.6 6.7 7.6 9.3 5.2 8.6 6.0 22.1 22.8 22.2 20.6 22.1 22.2 世帯主の年収 未満 500~750 万円 円未満 1,000~1,200 全体平均 昭和期に出版された酒枝義旗氏の『貯蓄への意 志に関する一考察、 「貯蓄の論理 貯蓄に関する論 説集」 、 (日本銀行貯蓄推進部編)』2)には、次のよ うに記されている。 貯蓄 3) 『それがなされるためには、少なくとも 二つのことが前提されねばならぬ。すなわち、第 一には、その世帯に何等かの生活余裕分が在ると いうこと、第二には、その余裕分を貯蓄に振り向 けようとする意志が存すること、これである。い うまでもなく、何等の余裕も存しない世帯、すな わちその収入が辛うじて家族の生活を維持するに 足る程度の世帯には、貯蓄をなしうる余地は存し ないであろう。しかし、余裕分さえあれば、それ は当然に貯蓄に振り当てられるとはいえない。 』4) つまり、貯蓄を成し得るためには、 「貯蓄に振り向 けられるだけの生活余裕分」と、 「貯蓄に振り向け る意志」の両方が必要ということになる。 貯蓄を成し得る上で、 「貯蓄に振り向けられるだ けの生活余裕分」が存在することは必須の条件で ある。しかし、いかに収入に恵まれていても「貯 蓄に振り向ける意志」が皆無であれば、 「貯蓄ゼロ 世帯化」するケースが当然にあり得る。1 章で取 り上げた比較的高収入であるにも拘わらず、貯蓄 ゼロとなっている家計には、その可能性もあると 思われる。 また、 「貯蓄に振り向ける意志」は「貯蓄に振り 向けられるだけの生活余裕分」が存在すること以 上に重要な一面もある。なぜなら元々「貯蓄に振 り向ける意志」が強ければ、限られた収入でも支 出を見直し、 「貯蓄に振り向けられるだけの生活余 裕分」を生み出すことも可能な場合があるからで ある。 では「貯蓄に振り向ける意志」その度合い、強 弱度はどのようなものによって左右されているの 万円未満 1,200 万円 以上 (1)貯蓄を成し得る前提 (2)貯蓄に対する意志の度合い、強弱度 未満 750~1,000 万 3.貯蓄ゼロ世帯増加の要因~貯蓄に対する意志 の度合い、強弱度~ 金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調 査』 、[二人以上世帯調査]、 「各種分類別データ(平成 19・20・21 年) 」 、 「1.金 融資産の状況等」 、および 金融広報中央委員会『家計の金融資産に関する世論調 査』 、[二人以上世帯調査]、 「全国階層別データ(平成 16・17・18 年) 」 、 「金融資 産の保有状況 2 人以上世帯」 、から筆者作成 -2- 第1回「FP向上のための小論文コンクール」入賞作品(2010 年、日本FP協会) 4.貯蓄ゼロ世帯増加の要因~クレジット社会と の関連~ であろうか。これについて検討したい。 (3)貯蓄に対する意志の度合い、 強弱度を左右する もの 「貯蓄に対する意志の度合い、強弱度を左右す るもの」の考察にあたって、そもそもの「貯蓄の 意義」について確認しておきたい。おそらく、お よそ二つの点が挙げられるのではないか。 第一には、もっとも原始的で基本的な貯蓄の意 義とは何かということである。人類史上最初にな された「貯える」行為は、食糧の貯蔵であると考 えられる。この場合の貯蔵の意義とは、「明日(将 来)の、生活に備える」ということである。現代は、 様々な社会保険や民間保険などが発達している。 それらが将来の生活保障の一部となっている側面 もある。しかし、今日でも「貯蓄する意義」は「将 来の生活に備える」ためであると言えよう。 第二には、 「貯蓄の意義」=「欲しいものを手に 入れる手段」ということである。クレジットカー ドや割賦販売などの消費者信用産業が登場するま での社会では、 欲しいものを手に入れるためには、 現金を貯めてから物を購入することが当たり前で あった。金額的に小額な物であれば、毎月の収入 の範囲でその他の支出とのバランスを考慮しなが ら購入することができる。しかし、高額な消費財 などであれば、購入前から計画的にお金を貯めて いくことが当然であった。つまり、以前は「欲し いものを手に入れる手段」としても、貯蓄の意義 が認められる時代であった。 クレジットカードや分割払いのシステムなど家 計や個人が、ローンを利用できる仕組みが広く普 及していった。手元にお金がなくても「欲しいも のを手に入れること」が実現できる世の中となっ た。個人や家計にとって実に便利な時代である。 だが、 これらには 「欲しいものを手に入れるには、 まずお金を貯める」という意識や、概念を希薄化 させる面もある。 「未だ実現していない、 将来の収入を取り崩す」 ことが可能なキャッシュレス時代の到来は、 「貯蓄 に対する意志の度合いを左右する」ひとつのマイ ナス要因になっていると言えよう。これらクレジ ット社会の発達が貯蓄ゼロ世帯の増加と大いに関 連していると考えた。以降この点について考察す る。 クレジット、 個品割賦販売など消費者に対し 『商 品の販売、サービスの提供等を行うに際して、対 価の支払いを繰り延べるために与えられる信用』 5)は販売信用と言われる。表 2 は、1980 年から 2007 年までの販売信用供与額、家計可処分所得、 家計可処分所得に占める販売信用供与額の割合、 貯蓄ゼロ世帯の割合を一覧にしたものである。 <表 2> 販売信用供与額、家計可処分所得、家計 可処分所得に占める販売信用供与額の割合、貯蓄 ゼロ世帯の割合 一覧表 (1980 年-2007 年) 販売信用 供与額 家計可処 分所得 供与額/ 所得 貯蓄ゼロ A (兆円) B (兆円) A/B(%) 世帯割合(%) 1980 10.7 157.2 6.8% 5.3% 1981 12.1 168.9 7.2% 5.3% 1982 13.3 178.4 7.5% 5.6% 1983 14.8 186.4 7.9% 5.2% 1984 15.8 195.6 8.1% 6.4% 1985 16.8 205.6 8.2% 4.5% 1986 18 211.7 8.5% 4.6% 1987 18.9 217 8.7% 3.3% 1988 21.2 230.3 9.2% 6.7% 1989 23.4 245.7 9.5% 8.7% 1990 26 263.2 9.9% 9% 1991 27.7 281.6 9.8% 7.3% 1992 28.4 291 9.8% 9.3% 1993 27.9 295.3 9.4% 10.5% 1994 28.5 301.1 9.5% 8.8% 1995 30.1 303 9.9% 7.9% 1996 32.2 303.1 10.6% 10.1% 1997 33 308.7 10.7% 10.2% 1998 33 309.3 10.7% 10.8% 1999 33.3 306.4 10.9% 12.1% 2000 34.6 300.9 11.5% 12.4% 2001 35.5 291.4 12.2% 16.7% 2002 36.3 290.9 12.5% 16.3% 2003 37.9 286.3 13.2% 21.8% 2004 40.2 288.7 13.9% 22.1% 2005 43 291.2 14.8% 22.8% 2006 45 294.4 15.3% 22.2% 2007 47.8 294.2 16.2% 20.6% ①(社)日本クレジット産業協会『日本の消費者信用 統計』 、 「平成 3 年版」 、 「平成 21 年版」 、 および -3- 第1回「FP向上のための小論文コンクール」入賞作品(2010 年、日本FP協会) ② 内閣府『国民経済計算確報』 、 「平成 19 年度確報- 昭和 55 年までの遡及結果を含む-」 、 「制度部門別所 得支出勘定」 、 「家計(個人企業を含む) 」 、 「所得の第 2 次分配勘定」 、 「可処分所得(純)」 、 および ③金融広報中央委員会 『家計の金融行動に関する世論 調査』、[二人以上世帯調査] 、 (平成 19 年以降) 、 「時 系列データ(昭和 38 年から平成 21 年まで) 」 、 「1. 金融資産の状況等、3.貯蓄の有無、預貯金口座また は証券会社等の口座の有無」 から筆者作成 表 2 から、1980 年~2007 年の間に家計可処分 所得は約 2 倍弱(157.2 兆円→294.2 兆円)に増 加している。一方で、販売信用供与額は 1980 年 ~2007 年の間に約 4.5 倍(10.7 兆円→47.8 兆円) に増加している。また 2006 年、2007 年の家計可 処分所得に占める販売信用供与額の割合は 15% を超えている。 (表 2 に色付き表示) 次に表 2 から、この 28 年間の「家計可処分所 得に占める販売信用供与額の割合」と「貯蓄ゼロ 世帯の割合」との相関を調べてみた。結果は図 3 に示した。決定係数が 0.9005、相関係数が 0.9489 という高い数値が得られた。 以上のように「家計可処分所得に占める販売信 用供与額の割合」と「貯蓄ゼロ世帯の割合」との 間には、非常に強い相関があることがわかった。 <図 3>「家計可処分所得に占める販売信用供与 額の割合」と「貯蓄ゼロ世帯の割合」に関する回 帰分析、相関係数 (1980 年-2007 年) 家計可処分所得に占める販売信用供与額割合と 貯蓄ゼロ世帯割合 発達」との因果関係を証明するものではない。し かしながら、強い相関が認められることは事実で ある。 「貯蓄ゼロ世帯問題の解消」には、改めて、 しっかりした「家計管理」や「ライフプランニン グ」の考え方が重要だと言えるのではないか。 今日のクレジット社会(個人借入が比較的容易 な社会)は、我々に「ファイナンスの自由」を与え てくれている。企業におけるファイナンスの概念 では、負債を利用する(レバレッジ)ことも重要 視される。それは「負債の元利払いが十分に行え る、負債の元利払いを上回る事業の利益がある」 という計画や見通しが当然にあっての話である。 この点においては、コーポレート・ファイナンス も、 パーソナル・ファイナンスも全く同じである。 我々個人に与えられている「ファイナンスの自 由の利用」にも、計画や見通し、知識が不可欠で ある。それには学びが必要である。この点特に、 若い世代には十分な教育機会が求められる。 この種の役割の担い手となる、最も相応しい職 業はファイナンシャル・プランナーに他ならない。 現在、日本 FP 協会は社会教育にも取り組んでい る。主に高校などへのパーソナル・ファイナンス 教育インストラクターの派遣等がそれである。ま た各都道府県の支部も様々な社会教育に取り組ん でいる。これらの取り組みを個々の FP が行うこ とは容易ではない。今後もっと、これらの取り組 みをより広く、大きく、そして組織的に、試行錯 誤しながらでも続けることが FP の認知に繋がる と考える。もっと多くの学校などでパーソナル・ ファイナンスの分野が学ばれるべきである。その ことが求められる根拠の一端は示せたと考える。 y = 2.3424x - 13.515 R2 = 0.9005 30 1)金融広報中央委員会ホームページ、 「金融と経済のし 貯蓄ゼロ世帯割合(%) 25 くみ」 、「暮らしに身近な統計集」、 「暮らしと金融なん 20 でもデータ(平成 19 年) 」 、 「2 金融資産と負債」 、 「2-1 15 金融資産」 10 2)酒枝義旗「貯蓄への意志に関する一考察」 、日本銀行 5 貯蓄推進部編、 『貯蓄の論理、貯蓄に関する論説集』貯 蓄増強中央委員会、1965-1984 年 0 0 2 相関係数 4 6 8 10 12 14 家計可処分所得に占める販売信用供与額の割合(%) 16 18 3)筆者が追加表記 4)酒枝義旗「貯蓄への意志に関する一考察」 、日本銀行 0.9489 貯蓄推進部編、 『貯蓄の論理、貯蓄に関する論説集』貯 蓄増強中央委員会、1965-1984 年、175 ページ 5)(社) 日本クレジット産業協会『日本の消費者信用統 5.貯蓄ゼロ世帯問題に関する考察と、FPの役 割 計』 、 「平成 21 年版」 、 12 ページ これまでの論は、 「貯蓄ゼロ世帯の増加」と「ク レジット、個品割賦販売などの消費者信用産業の -4- 第1回「FP向上のための小論文コンクール」入賞作品(2010 年、日本FP協会) <回帰分析の概要> 分散分析表 回帰統計 自由度 変動 分散 重相関 R 0.948946489 回帰 1 911.6202863 911.6202863 重決定 R2 0.90049944 残差 26 100.7293566 3.874206023 補正 R2 0.896672495 合計 27 1012.349643 標準誤差 1.968300288 観測数 X 値 1 下限 95% 235.3050614 1.524E-14 28 係数 切片 有意 F 標準誤差 t P-値 -13.51478625 1.637448658 -8.25356336 9.80498E-09 2.342387192 0.152701411 15.3396565 1.5243E-14 上限 95% 下限 95.0% 上限 95.0% -16.88061 -10.14896 -16.88061 -10.1489624 2.0285049 2.6562694 2.0285049 2.656269435 [参考文献・参考ホームページ] ・ 外山茂『勤勉と貯蓄の哲学:日本資本主義の 精神』貯蓄増強中央委員会、1984 年 ・ 酒枝義旗「貯蓄への意志に関する一考察」 、日 本銀行貯蓄推進部編『貯蓄の論理、貯蓄に関 する論説集』貯蓄増強中央委員会、1965- 1984 年 ・ 鈴木亘「どのような人々が無貯蓄化しているの か」 、 金融広報中央委員会調査・アンケート 『個 票データを用いた研究成果』金融広報中央委 員会、2004 年 ・ 鈴木久清『クレジット社会 虚像と実像』新 日本出版社、1995 年 ・ 社団法人 日本クレジット産業協会『日本の消 費者信用統計 平成 3 年版』 ・ 社団法人 日本クレジット産業協会『日本の消 費者信用統計 平成 21 年版』 ・ 福住正兄筆記、佐々井信太郎校訂『二宮翁夜 話』岩波書店、1933 年 ・ 貝塚啓明 監修『FP テキスト パーソナルファ イナンス』日本 FP 協会発行、2008 年 ・ 大屋幸輔『コア・テキスト統計学』新世社、 2003 年 ・ 知るぽると 金融広報中央委員会、金融と経済 のしくみ、調査・アンケート http://www.saveinfo.or.jp/finance/chosa/ind ex.html ・ 内閣府、統計情報・調査結果、SNA http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html ・ 日本 FP 協会、日本 FP 協会について、社会 教育への取り組み、 高校生向け学習教材『10 代から学ぶパーソナ ルファイナンス』 http://www.jafp.or.jp/about/personal_financ e/personal_finance.shtml -5-
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