生 省 労 働 t)辱 資 料 1 第 5期 介護保険事業 (支 援 )計 画 の 策定 或支援事業 の 見直 しに係 る 準備及 び地 上 会議資料 《 介護保険事業 (支 援)計 画関係》 平成 22年 10月 27日 厚生労働省者健局介護保険計 画課 次 I 地 域 包括 ケ ア を念 頭 に お いた第 5期 介護 保 険 事業 (支 援 )計 画 の策定 につ いて 1。 (頁 ) 。1 。 ・ ・・ ・ ・・ 第 5期 介護 保 険 事 業 (支 援 )計 画 の策定 に当た つて の 留意 点 につ いて 2.地 域 包 括 ケ ア 。 或に お ける介護 。医療 ・ 福 祉 の 一 体 的提 供 )の 推 進 につ いて ・ ・・ 2 (地 上 3.よ り的確 に地 域 生 活の 課 題 等 を把 握 す る手 法 (日 常 生 活圏 i或 ニ ー ズ 調 査 )の 積 極 的 。 な 実 施 につ いて ・・ ・ ・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・・ ・・・ ・・・・ ・ ・・・ ・・・・・ 日常 生 活圏 i或 ニ ー ズ 調 査検 証 ・ 評価 事 業 (介 護 予 防実 態調査 分 析 支援 事 業 の 特 別事 業 )の 実 施 につ いて ・ ・・ ・・ ・・・ ・・ ・・ ・・・・・ ・・・ ・・ ・・・・・ 1 4。 第 5期 ワ ー ク シ ー トの 粗 い イ メ ー ジ ・・・ ・ ・・・ ・・ ・・ ・ ・・・・・・ ・・・ 5。 6.介 護 保 険 事 業 (支 援 )計 画 の記 載 事 項 につ いて 7.計 画 の策 定 体 制 の lp」 。20 。・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・ 21 につ いて 。・ ・・・・ ・ ・・・ ・ ・・ ・ ・・・・ ・・・ ・・・・ 26 8.第 5期 の「 介護保険事業 に係 る保険給付の円滑な実施 を確保するため の基本的な 指針」 の 基本的考 え方 について ・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・ ・・・ ・・ 26 第 5期 介護保険事業 (支 援 )計 画の策定 に向 けた主な スケ ジュール (予 定 )。 ・・・ 27 9。 Ⅱ そ の他 1.介 護療養型 医療施設 について 。・ ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・ ・・ 。28 2.施 設 。居住 系サ ー ビスの量の見込み を定め るに当た つて 参酌す べ き標準 (い わゆ る 37%の 参酌標準 )の 撒廃 について 。・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・ 29 施設 。居住 系サ ー ビスの定員設定 と指定拒否 の仕組み (以 下「 総量規制」 とい う。) につ いて 。・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・ ・・・ 30 3。 (注 )会 議資料 の内容については、現時点での予定であり、今後変更があり得 る。 くD) (目 次一 I ○ 地域包括ケアを念頭 においた第 5期 介護保険事業 (支 援 )計 画の策定について 第 5期 介護保険事業 (支 援 )計 画 (以 下「第 5期 計画」 という。)の 作成に ついて は、今 後、国が示す基本 l旨 針 等 を踏まえ、各市町村 ・都道府県 において、高齢者の実態把握や給付 分析等の準備作業 か ら、平成 23年 度末頃 の決定 。公表 に至 るまでの間、様 々 な作業 を進 め ていただ <こ ととな る。 ○ 第 5期 計画の策定 に当た つては、 まず、 ① 介護従事者処遇改善臨B寺 特lpj交 付金による第 4期 保険料の軽減効果、 ② 介護給付費準備基金の取崩 しによる第 4期 保険料の軽減効果、 ③ 第 4期 から第 5期 までの自然増 等の各種要因を勘案 し、より精緻な事業量等の見込みを行 つていただきたい。 (参 考) 第 〔軍 5期 の 介 護 保 険 料 〕 〔菫 酵] 〕 第 4期 (H2■ ″H23) 第 5期 (H24∼ H26) ○ 第 3期 計画以降は、 ヒの進展 (特 に、独居高齢者、認矢0症 の高齢者の増加等)、 ①急速な高齢イ 12高 齢者像 と地1或 特性の多様イ ヒ等、 高齢者の保健医療福祉を取り巻 <環 境の変化等に適切に対応 し、高齢者が要介護状態 になっ ても、可能な限り住み慣れた地域において継続 して生活できるよう、介護、予防、医療、生 ヒして提供 してい<「 地1或 包括ケア」の考え方に基づ 活支援サ ービス、住まいの 5つ を一体イ き、取 り組んでいただいているところであり、引き続き、第 3期 、第 4期 計画の延長線上に 位置づけられる第 5期 計画の取組 に当たつては、第 3期 計画策定時 に定めた平成 26年 度ま での目標達成に向けて継続的に取り組むことが必要である。 ○ この「 地l或 包括ケア」とは、高齢者の生活を地域で支えるために、%ず しも介護保la の 保 険給付だ けでは十翁ではないことから、まず高齢者のニーズに応 じ、①住宅が提供されるこ とを基本とした上で、高齢者の生活上の安全 。安lb・ 健康を確保するために、②独居や夫婦 症の力がいる世帯に対する緊急通報システム、見回り、 二人暮ら しの高齢者世帯、或いは認矢□ 配食等の介護保険の給1寸 対象でないサービス、③介護保険サ ービス、④介護予防サービス、 ヒして提供 ⑤在宅の生活の質を確保する上で懸要不可欠な医療保険サ ービスの 5つ を一体イ してい<と いう考え方である。 (30分 でかけつけられる圏域 ) 【地 域 包 括 ケアの 5つ の視 点による取組 み】 地域包括ケアを実現するために│よ 、次の5つ の視点での取組みが包括的(利 用者の二一月こ応じた①∼⑤の適切な組み合わせによるサービス提供 )、 継 続 的 (入 院、退院 、在宅復帰 を通 じて切れ 目ないサー ビス提供 )に 行 われることが必須。 ① の在宅医療、訪 問看護 やリハビリテーシヨンの充実強化。 24時 … 間 対応 ② 平成 21年 度補正予算 :3年 間 で16万 人分確 保 ) 特養などの介護拠 点の緊 急整備 〈 24時 間対応 の在 宅 サービスの強イし 9墨異孫詞埋う 、護 状 態 とならな いための 予 防 の取 組 や 自立 支 援 型 の 介 護 の推 進 援 (見 守 り、配 食 などの生 活 支 援 や 財 産 管 理 などの権 利 擁 護 サ ー ビ 舘 アフリー の高 齢 者 住 まいの 整 ぽ 国 交 省 ) 薫 ■ 21雪 乳 住 み 続 けることのせ るノ゛リ アフリー化の推進 高齢 者専用 賃 貸住宅 と生活支援 拠点 の一 体 的整備、 持ち家のバ リ 9 ″ 介護 保 険事業計画 へ 反映 ・介護保険事業計画策定委員会 …… (日 常 生活 圏域 部 会 ) ず聟 覇 應 恥 蹴 … ………… ………… _… 新 た なサ ー ビス (仕 組 み )や 課 題 に応 じた支援 基盤 等 を構 築 メ地ユ包抵薫援ム以上〃ニク.p構 築 介護保 険サ ー ビス '“ 住宅 総合相談支援・発見・ユーズ調査※ 医療系サ ー ビス (地 域課題 の抽出) 福祉 ・権利擁護 瑳 課題抽出 ク ネッ トワーー 課題解決 ネッ トワー ク 地域包括支援センター等が主催 Ъ 磐繁 ttξ隋 基)ヽ 香 鼻 晨 ξ ■ 耽hi 為凛 /fl轟 基 見讚露子 ≠ ポ 庭 億 │ゝ ル ―‐ 地域ネ の 管響野 ‐ 等 ケア々ネ 事業 ・ 地域ケア会議※ l‐ ー職 地域包括支援│ン タ 旱 ーパ■ ,真 ケア チ ■ ム編成、 :了 ネ ジメィ ト9キ イイ決 定 ッャ■ 煮‐│ >ヽこ │`.地 暉青福祉担当者二年聯 諄諄1茸 lY檀 1等 ― ,卜 準行 ント?準 ‐ ■ ■‐ ・ 二・ ‐ 智 イ ン 酪 花 樟 尋 裳彗 薯 診 電 ■ 甦 ‐‐ ‐ノ 賃 貸 住宅 管理 会 社 建主任 /1を . ‐ 親族 ‐近隣住民 ● :申 雫 ││:テ 燕 姜 │lt ― 個男1的 レベル 1町論 門職 │ 等により 育成された .専 :FJF修 . ・他職種 ・他制度 ・地域人材 上記 の連結 課題解決 地域介入ネットワーク ネットワーク 基 黒峯落 ■轟星言 │││[麟 12欝 │ │↑ 凱乱勝霧酪7.1 .イ ‐3‐ 鷲紺 111 '11 (チ ームケア) Bエ リア 日常 生 活 圏 域 基 盤 の例 ・〇〇市 人 口20万 自齢世量望 5%認 定率 n30/o ・亘損 (J理墨 人 口密度 堡墨 ⊂コヽ 高齢者 =般 Aネ88部 品 晶 品 88吊 島 島 亀 轟 轟轟 琴 等 81ヽ 畠 8畠 呂 ′ ら吊 吊 品 吊 吊 A吊 来加 Aエ リア 涯Ь将 増 者 1*--."-*-*-*.-.,--- -*-**r,*,^ Bエ リア *---J 人 口 4万 人 高 齢 化 率 160/● 認 定 率 1250/● 壁二 塵 盤 鰻 liII:1盤 ※ 中高 層 住 宅 に高 齢 化 が 進 展 し、一 人 暮 ら しも多い ※ 高齢 者 人 口の 将 来 的 な伸 び は 鈍 化 24H訪 問 介 護 通所介護 24日 訪 間 看 護 4H在 宅療養診療所 囀 出典】地域包括ケア研究会 ・会議資料 【 ○ ` Ч 介 護 老 本爆 彎 施 設 に 曝 壽翠 この「 地域包括 ケア」推進 の前提 と して、地域やそ の地 i或 に居住する高齢者 ごとの課題の 的確 な把握、具体 的 には、 ① どこに、 ② どのような支援を必要と している高齢者が、 ③ どの程度生活 しておられるのか、 巴握することが重要である。 等をより的確 によ このようなことから、本年 1月 15日 の全国厚生労働関係部局長会議及び本年 3月 5日 全 国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議等でお示ししたとおり、国と しても、第 5期 計画等を 或や高齢者の課題等をより 策定するに当たり、介護サ ービス等提供量見込みの算出に伴う地上 的確 に把握するための手法 (以 下「日常生活圏域ニーズ調査」 という。)に ついて 57の 保 険者でモデル事業を実施・検討 したところである (別 添参考資料 1を 参照)。 ○ ○ 今般、このモデル事業の実施結果等を踏まえ、日常生活圏1或 ニーズ調査の成案を示すもの である (別 添参考資料 2、 3を 参照)。 日常生活圏域ニーズ調査は、あ<ま で任意のものと考えているが、各地方自治体 におかれ ては、第 5期 計画の策定 に当たつて、この調査を積極的に活用 していただき、地1或 の課題や 高齢者のニーズ等をより的確に把握 していただきたい。 ○ ‐4‐ ○ 当該調査 は、管内の全ての圏域の悉皆調査で はな <、 選定 した一部の圏 l或 における抽出に よる調査で も差 し支えな <、 各市町村 の実 情 に応 じ、可能な範 囲で取 り組 んで いただきた い。 ○ 周査などの調査を実施 していただいてい 用意向言 各自治体 におかれては、従来より、高齢者の禾」 るところであるが、 日常生活圏1或 ニ ーズ調査で示す調査項 目にこれまで実施 してきた調査の頂 目を適宣追加する、若 し<は 一部組み替える等、地域の実情に応 じた工夫を行 つていただいても 差 し支えないものと考えている。高齢者やそ の家族の主観 的な利用意向だ けでな <、 よ り客 周査 を活用 して いただき 観的な高齢者 の ニ ー ズを把握する手法 と して、日常生活圏 i或 ニ ー ズ言 たい。 ○ 日常生活圏 i或 ニ ー ズ調査 について は、平成 21年 度 に先行実施 した 自治体の実績か らも、 軽度認知症、虚弱、閉 じこも り等 の傾向の見 られ る高齢者 が、どこに、どの程度生活 してお られ る のかが把握で き、地 i或 ごとの高齢者の課題が鮮明 にな り、各課題 に即 した的確な対応 」できるよ うにな った とい つた 評価 をいただ いて いることか ら、高齢 手法 を計画 ベ ー スで検言 者 のニ ーズ をよ り的確 に把握する有効な手法 と して、是非、日常生活圏域 ニ ーズ調査 を実施 して いただきた い。 ○ 或の課題の把握 は、次頁以降 な お、日常生活圏域 ニー ズ調査やそれ を踏まえた基本的な地 上 の実施方法等 に基 づ き実施・l巴 握する ことがで きるが、日常生活圏 i或 ニ ー ズ調 査で明 らか に な つた 課題 のよ り詳細な見せ方や分析方法等は、今後、策 定予定の介護保険事業計 画策定 の ためのテキス トの中で年度内を目途 に情報提供 を行 う予定。 ・被保険者対象 ‐ │ (一 般 :介 護予防事業の対象者1要 支援者・要介護者) ・二Tズ 調査を郵送 回収方式で :未 回収者今の訪問調査 (民 生委‐ 員等の協力)回 収 ■││■ ││ ‐│‐ ■ │■ │■ │ ‐ ││■ │■ ■ ・課題分析結果表作‐ 成 │‐ ■ ││‐ ■■ │■ ■■ │■ ‐ ・ ‐ 「1固 男中リスク個人結果■覧作成 (訪 問 個人支援 地域支援に活用) ,デ ■夕入力1分 析作業 │‐ │ i │・ ニーズ調査項 目 ・世帯構成 ・認知症関係 ・所得 レベル ・住まい関係 ・予防・早期対応 (ADL・ IADLの ツじ兄) (生 活支援と生活行為の向上) (孤 立者等の早期発見 ・疾病状況 等 ※未回収訪問時の洞察 ) ・生活圏域の課題項 目 防事業 の対 象者 の把握・ニーズ 量把 給1付 1実 1績 等1分析■ │ 1介 護保険事業計画策定作業 保険給付 :地 域支援事業の総量 積算等 │ ‐ サ■ビス必要量の決定 ■ ・ ‐ ‐ 0生 活圏域ごわ サ■ビス供給畳(保 険給付拠 職支‐ 援事お■││■ ■ ■1lξ ー lll}│1燃 韓 彙 秦 粂 基 レ サ■ビス等│││10サ■ビス供給1方 針め, 10そ の他特別給付やインフオ■マン ・ ※上記は典型的なものであり、どこまで実施するかは個別保険者 の判断による。 5‐ ① 調 査 票 の 作成 (準 備 ) ○ 厚生労働 省 で示 す調査項 目に、これまで実施してきた各 自治体 の 実態調 査 の項 目等を適宜追 加する、若しくは 一 部組み替 える等 、地域 の 実情 に応じた調査項 目の 工 夫を行つていただいて差 し支えありませ ん 。 ○ なお、調 査票 は、調査結果を集計・解析することで、例 えば、この地域 は一人暮 らしで且つ認知 症の方が 多いので認知症 高齢者グ ループホームが 最低 1カ 所 は必要といつた、地域の課題の内 容及び量 的な状況を明らかにし、計画 に反映できるような質問項 目を設定することが重要 です。 回収 ② 調 査票の発送 口 〈実施地域 〉 ○ 市 町村が設 定している日常生活 圏域 の 中から選定 した圏域 を実施 地域 とします。 ○ なお、全圏域 の悉皆調査ではなく、選 定 した一部 の 圏域 における抽 出による調査でも差し支えあ りません。 〈調査 対象者 〉 0 65歳 以上で、要支援・要介護認定を受 けていない方および要支援・要介護者 の全 数または 一 部 (無 作為抽 出 )を 対象 とします。なお、要支援・要介護者 については 、① 要介護 2ま での人 数 が 多いこと、②要 介護 3以 上は給付分析 等 によリー 定 の予測が可能なこと等 の理 由により、要介護 2ま での方を選定することも考えられます。 〈調 査 票 の配 布・回収 方法〉 返信 方式による調査 票の配布・回収 (参 考 :平 成 21年 度 に先行的に実施 ○ 調査対象者 へ の郵送 口 したモデル事 業 の 実施結果 では 、調査 の 実施期間 は 1カ 月程度であつた。)に より行 います (直 接 、民生委 員 や職 員等 が 持参する方法も有 り。)。 ○ 期 日迄 に回答がなされない高齢者 については、実情 に応じて各地 区の 民生委員等 の協 力を得 て訪 間調 査 (未 回収者 へ は訪 間予定通 知の配布等を実施 )に より調査 票を回収 します。到着後 、 調査票 以外 の物 (手 紙等 )が 同封され ていないかも確認します。 ○ 調査票 の回収 率 が低 いと、その 日常生活圏域の実態把握が十分 に行えないため、回収率を高 めることが 重要です。そのためには、広報誌などによる事前 の周知 や上記 のように民生 委員等 が訪 問回 収 (督 促 )を 行うことが 有効 です。民生委員やその他 の地域 の人材 の協 力を仰ぐことは 、課題を住 民 と共有 して、地域 づくりを強化することにつながり、また訪 間することで未回 答者 の 実態 (そ こに住 んでいない、入院している等 )の 把握 にもつながります。民生委員等 の協 力を得る ことが 困難な場 合 には、未 回答者 に督促 ハ ガキを出すなどの 回収率 向上 策を行うことが重 要 で す 。この 民生委 員等 の協 力を得る際 には、事前 に調査の趣 旨等を十分 に説 明しておく必要 が あ ります 。平成 21年 度モデル事 業 の 3保 険者 では 、いずれも回収率 が 9割 を超 えています。 ‐6‐ 分析 ③調査結果の集計 口 ○ 生活機能低下者害1合 、閉じこもりの状況、転倒 のおそれ、低栄養状態の傾向、その他のニー ズ等の集計・分析を行うことにより、調査実施地域の現状・課題と必要な施策等の検討事項を 明らかにすることができます。同時に、それが介護保険事業計画策定の基礎資料となります。 ④調査結果の個人返却 ○ 本調査 により把握した結果について、平成21年 度のモデル事業においては、調査に回答し ていただいた方について、個別の調査結果に基づき個人結果アドバイス表を作成し、各人に 個別返送したり、一部では、結果説明会を開催し、参加者に対してはその場で返却する等に より、高齢者の今後の生活の指針のひとつとして活用を図つていただいております。このよう に、調査結果の個人返去口は個人が 自身の生活習慣を振 り返り、健康への意識を高めるきつ かけとなる等、個人にとつてのメリットであり、回収率を高めるためのインセンティブとなるもの です。 ⑤事業の費用・効果 ○ 平成21年 度に先行したモデル事業の実績によれば、日常生活圏域ニーズ調査費用を算定す 回収率95%と した場合、1人 当たりの調査費用は1,900円 前後 (個 人結 ると、調査対象1,000人 口 果の生活アドバイス票の作成や、生活支援ソフト(仮 称)の 作成等 (付 加分)の 経費を含む。)と 見込まれました。 「① 日常生活圏域の課題の明確化」 「②介護 ○ 日常生活圏域ニーズ調査の実施効果としては、 「③個人への生活アドバイス表の送付による健康 保険事業計画の客観的基礎データの整備」 への意識を高める効果」、さらには④介護予防事業の対象者の同時把握等があります。 ○ そのほか、得られたデータをデータベース化することにより、計画策定のためのツールにとどま らない、例えば、地域包括支援センター等による訪間の優先度の高い人のリストを作成したり、 介護予防事業の対象者に対する施策の誘いかけ対象者リストを作成したりすることも可能です 。ニーズ調査データを2次 活用することにより、地域支援事業で展開される介護予防事業や総 合相談支援事業の高齢者実態把握の基礎データが準備されるものとなります。 ‐7・ 〇 これ まで の 介 護 保 険 事 業 計 画 の 策 定 に 当たつては 、主 に「どの ようなサ ー ビスが 利 用 したい か を、高 齢 者 自身 に尋 ね る調 査 」が 中 心 となっていました 。しか し、その ような調 査 では 、地 域 の 課 題 や そ の 地 域 に居 住 す る高 齢 者 の 利 用意 向 の み にとどま らない真 の ニーズ を的 確 に 把 握 す る ことは 難 しい 面 が あ ります 。 〇 有 効 な介 護 保 険 事 業 計 画 を立 てるため には 、まず 地 域 の ニ ーズを客観 的 に 把 握 す る必 要 「 日常 生 活 圏 域 ニ ーズ 調査 」は 、日常 生 活 圏域 ごとに 高 齢 者 の 要 介 護 リス ク等 が あ ります 。 の 指 標 を把 握・集 計 す ることに より、日常 生 活 圏域 ごとに 必 要 なサ ー ビスの 種 類・量 を見 込 口 み 、居 宅 介 護・施 設 介 護・地 域 密 着 型 介 護 サ ー ビス 等 の 基 盤 整 備 や 地 域 支 援 事 業 市 町 村 特 別 給 付・保 健 福 祉 事 業 等 の 構 築 をどの ように進 め ていくか 等 を政 策 決 定 す るため に 行 い ます 。したが って 、ここでい う二 一 ズ とは 、高齢 者 の 利 用 意 向 の 有 無 を問 わ ず 、リスクの 裏 返 しとしての 潜 在 的 なニ ー ズ も含 め た 、より広 い 意 味 での 二一 ズ を意 味 します 。 0日 常生活圏域ニーズ調査 により、例えば、認知症 の方 が 多い地域や閉じこもりの傾向の見られ る方が 多い地域 が 明らかになり、認知症 デイサービスやグループホーム等の必要量、閉じこもり 等 の課題 に対応した介護予防訪間介護 の必要量、介護保険サービス以外の配食や送迎サー ビスの必要性などが明らかになります。 O地 域のニーズを推測 による定性的なものではなく、数量 的に把握し、根拠をもってある程度客 観的 にサービスの整備や事業メニューの構築等を行うことにより、限られた財政のなかで無駄 のない介護保険事 業を実施することが可能になるとともに、合理的な人員配置や予算配分も可 能 になるものと考えます。 ③個人への生活アドバイス表の送付による健康への意識を高める効果 O平 成 21年 度に先行 実施 した日常生活圏域ニーズ調査 モデル事業では、回答された個人ごとに アドバ イスを掲載 した個人結果表を作成して返送 することで、個人が 自身の生活習慣を振り返り 健康 へ の意識を高めるきつかけとなりました。個人結果表を返送する際 に各個人の状態に適し た介護予防教室 の案内を同封するといつた工夫も考えられます。 ④介護予防事業の対象者の同時把握 O日 常生活圏域ニーズ調査 は、介護予防事業の対象者を把握する基本チェックリストの項 目も包 含しているため、計画策定 のための地域の課題等の把握とあわせて、介護予防事業の対象者 の把握も同時 に行うことができます。また、本調査 の調査対象となつた方については、地域での 高齢者実態把握で最も重要な課題である、閉じこもり、うつ、孤立・孤独 や一人暮らしの認知症 対応 についても可能となります。 高齢者等 の早期発見 し ‐8‐
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