2013年 8月2日 「図師小野路歴史環境保全地域」(町田市)の一画 にある神明谷戸。遠くに見えるのは草取りの人たち。 年 たべ研 ん け 多 摩 に生 まれて 10 有 機 農産物 の 共 同 購 入 ・宅 配 37 神明谷戸 共同購入会・宅配 三多摩たべもの研究会 安全なたべものを守り育てる消費者参加の会 © 2007-2013 三多摩たべもの研究会 ます! り お店もあ 「巨木と谷戸めぐりツアー」に参加した際に、 はじめて出会った「神明谷戸」。 雑木林にかこまれ、おだやかな棚田をかたちづ くっている里山の風景が忘れられない。早苗が 風にそよぐさまを見たくてやってきた。 思った通り、春には黒々とした大地だった谷戸 が、いまでは青々とした水田に変わっている。 そのなかを地元のグループが草取りに精をだす。 4人でやってきたのは保育士さんたち。農家の 方に教えられながら、稲の間に伸びた水草を取っ ていく。田植えのときは大勢の園児でにぎわっ たという。 人グループは子どもを連れた仲間 たち。成長した稲苗の間から、かがめていた腰 が伸びるたびに明るい声がこだまする。 雑木林からはツクツクボウシの蝉しぐれ。 ときおり、ガビチョウの息の長い鳴き声が響き 渡る。 お隣の「奈良ばい谷戸」では、夏草刈りの人た ちと出会ったばかり。里山の保全活動をしてい るNPOのグループだ。 たくさんの人たちの手が関わって、「谷戸」は 「里山」になっていく。 神明谷戸 養蜂家の四季 番外編・お盆の準備 市川養蜂場 砂川闘争を語り継ぐ 砂川平和ひろば・福島京子さんに聞く 催し オスプレイ横田基地へ! 福島原発、大量の高濃度汚染水 ① ② ④ ⑥ ⑦ 2013年8月2日(毎月1回発行) 聞 た べ 研 新 第72号(1) 1 発行所 三多摩たべもの研究会 東京都国分寺市本 多3-3- 2 TEL042-322-6681FAX 042-322-6682 編 集 人 樋 口 則 幸 今月の紙面 〒 185-0011 国分寺市本多 3-3-2、TEL:042-322-6681、FAX:042-322-6682、http://www.tabeken.net、E-mail:[email protected] 16 16 14 17 13 13 養蜂家の四季 ― 番外編・お盆の準備 ― 市川養蜂場 (立川市一番町) んながら稲わらは残らない。近く にある材料を稲わら代わりに使っ たようだ。 「最近は少なくなってきたけど、 昔は玉川上水や残堀川の縁にはた くさん生えていたんです」 そ う 言い な がら 、 市 川 さ ん が 器 用に縄を編んでいく。採ってきた ばかりの細く青々とした茅萱を数 本ずつとりわける。右足の親指と 人差し指に端をかけ、両手でよじ りながら、7~8ミリの太さに仕 上げていく。3、4メートルの長 さに仕上がったところでほどけな いように端を縛る。 「 農 家で は 、縄 を 編 め な い と 一 人前ではないと言われていました」 農家では、縄を編めないと〝一人前 ではない〟と言われていました。 南北にながく連なる日本列島。 業が重なっていたようだ。わずか 気候も風土も村のなり立ちも違 一日の違いだが、大きな意味をもっ うように、その地域に伝わる風習 ていたにちがいない。 はさまざま。なかでもお盆とお正 月を過ごす様子は同じようにみえ 一風変わった市川家の風習 まずは盆棚(ぼんだな)作り。 てもかなり違うらしい。 夏の暑い昼下がり、ふだんはミ 畳半畳ほどのスペースに、上下四 ツバチの手入れに余念がない養蜂 方に太い角材を組み合わせ高さ1 家の市川敏夫さんのお宅も、この 間ほどの棚を組み立て、半分の高 日ばかりは家族総出でお盆の準備 さの場所に台を置く。台のうえに 畳一畳ほどの長さの菰(こも)を で忙しい。 敷き、残りの半分を前に垂らす。 外枠ができあがったところで、 一日遅れの砂川のお盆 地方によって違いはあるものの、結界用の縄を編む。材料は藁では お盆の時期は東京や神奈川など なく茅萱(ちがや)。砂川の地名 の首都圏に多い新盆(7月 日~ が示す通り、この地域は水利に恵 日)と全国的な旧盆(8月 ~ まれないため水田はなく、とうぜ 日)の二通りが一般的と思って いたら、ここ立川市・砂川地域で は一 日 遅れ の 7 月 日 ~ 日 だ と いう。かつて「砂川の桑苗」は日 本一の出荷量を誇っていたことも ある。この時季に養蚕の大事な作 茅萱を材料に結界用の縄を編む 市川家では笹の代わりに萩を使う。形を整える市川敏夫さん 2 2013年8月2日(毎月1回発行) 聞 た べ 研 新 第72号(1) 茅萱で編んだ縄 三多摩たべもの研究会 は環境保全型の農業・林業・水産業、暮らしを応援しています。 次は盆棚のお飾り。通常は笹を 馬に乗って早く来てもらう、送る 提灯をお墓まで持って行き、向こ 用いるのだが、市川家は萩(はぎ) 際には牛に乗ってゆっくり帰って うで火をつけて先祖の霊の道案内 を使う。 もらう、という意味らしいです。 をする。家に着いたら提灯の火で 「笹を使う家が多いです。ウチ 割り箸で足をつけるんですが、 仏壇の灯明に火をつける。送り火 がなぜ萩を使うかは知らないけど、ナスは肉厚で安定がいいけれど、 の際は、その逆でお墓で提灯の火 先祖代々のやりかたですね。こじ キュウリは長くて細いので安定が を消す。 つければ、『近くに竹林がないの 悪いんですよ」 交 通 量が 多 くな り 廃 れ て し ま っ にな ぜ 盆棚 に 笹 が あ る んだ ? 足の長さを調節をしていったあ たが、町の中心をはしる五日市街 どこかで盗って きたのでは げく、だんだん短くなりダッ 道では、迎え火と送り火の際には、 ないか?』と疑われるのを クス フ ン ト の よ う な 馬が で 麦わらを束ねてつくった大きな松 避ける ため に自 分の家 の きあがってしまうこともあ 明に火をつけ、男の子が長い紐を も のを 使 っ た の で は な い るという。 つけてぐるぐると回す「松明回し」 かと思います。ウチの近 供 物 はす べ て市 川 家の があったという。 く には 松 や 竹 がな か っ 畑で採れたもの。籠のな 「 男 の子 の 通過 儀 礼 み た い な も たから か、 親父 は正 月 かには、ぶどう、桃、キ のです。お盆の時は自分で松明を の門松 も作 らな かっ た ウイフルーツ、オクラ、 いくつも作るんです。火のついた ですよ」 トウモロコシが並ぶ。 大きな松明だから、回している本 畑から採ってきた萩 先祖の位牌を普段の仏 人はとても熱いんです。でも、み の形をそろえ束ねていく。 壇か ら 盆棚 に 移し て 無事 んなが見ているから止めるわけに できあがったところで、 完 了 。 犬 の 置 物 が あ る の いかない。自分の家の前だけでな 盆棚 の左 右の 柱に 編 んだ は、市川家では代々犬を飼っ く、男の子がいない家へ行って、 ばかりの縄で結わえる。 ていたから。 おなじことをやってあげるんです。 その間、長男の泰史さんは 「仏事 はみんな男衆(おと 小麦の藁でないとパリパリとした まわりに掛け軸 を掛けてい く。 こ し ) の 仕 事 で 、 女 衆 は 食 事 の 音がしないので、私なんかは大き 先祖がお詣りに行った際に買い求 準備でした」とは、パートナーの な音がするように、藁の中にサワ めてきた掛け軸だ。大黒天もある。トシ子さん。 ラの枝を突っ込んだりしていまし 五穀豊穣を祈ったものだろう。 た。砂川のお盆の風物詩でしたね。 たいまつ 全体の形が整ったところで、泰 西砂地区のほうでは保存会として 迎え火と送り火。松明回し 史さんがキュウリとナスを使って 7月 日の午前中は盆棚の準備、残しています」 精霊馬をつくる。キュウリは馬、 午後は「迎え火」。お盆の終わり 砂 川 でも 昔 のよ う な お 盆 の 準 備 ナスは牛を現したものだ。 である 日は「送り火」の行事が をする家は少なくなったという。 「先祖の霊がやってくる際には ある。迎え火の際は家紋の入った (取材=2013年7月 日) 盆棚の周りに掛け軸を垂らします。 先祖の位牌を仏壇から移し形がほぼ整いました。 共同購入会・宅配 三多摩たべもの研究会 安全なたべものを守り育てる消費者参加の会 © 2007-2013 供物と精霊馬 14 17 2013年8月2日(毎月1回発行) 聞 た べ 研 新 第72号(1) 3 14 〒 185-0011 国分寺市本多 3-3-2、TEL:042-322-6681、FAX:042-322-6682、http://www.tabeken.net、E-mail:[email protected] 50 反戦・反基地闘争の原点 年間続いた砂川闘争(1955年~ フクシマ・キョウコ 1969年)の中心的指導者であった故・宮岡政雄氏の次女。 6歳の時に当時の米軍立川基地の拡張計画が発表される。以 来、家族ぐるみで反対闘争に参加。父の死後、 年間の教員 生活に終止符を打つ。2005年、父が記した「砂川闘争の 記録」を再刊。2010年、元収用予定地に「砂川平和ひろ ば」を開設し砂川闘争の意義をいまに語り継ぐ。立川市在住。 12 14 18 12 19 福島京子さん 生活権 すら奪 われて しまう 。事 故 反対 派から は敵意 むき出 しのレ ッ の危険 性も増 す。す ぐさま 、当 選 テル を張ら れなが らも「 基地拡 張 したば かりの 宮崎伝 左衛門 町長 を 反対」の一点で既成政党・労働者・ 先頭に「砂川町基地拡張反対同盟」 全学 連・宗 教団体 と共闘 し勝利 へ が結成 され、 町ぐる みの反 対運 動 導いた。 となる 。町長 を助け 、青木 市五 郎 裁 判闘 争で は六 法全 書を 片手 に 行動隊 長(強 制測量 時に「 土地 に 弁 護 団 を 支 え た 。 1 9 5 9 年 、 杭は打 たれて も、心 に杭は 打た れ 「米 軍の駐 留は憲 法違反 」とい う ない」 と発し た言葉 は有名 )の 右 判決(伊達判決)を引きだした。 腕とし て戦っ たのが 副行動 隊長 の そ の後 、当 初の 〝土 地を 守る 〟 宮岡政雄氏(1913―1982)。 闘いは「米軍のベトナム侵略反対」 代 続く農 家の家 長。1 94 5 「日 米安保 条約粉 砕」へ と基地 の 年フィ リピン への出 征途中 、台 湾 本質 をつく 戦いに 発展し 、19 7 で終戦 。その 年の大 晦日に 帰還 す 0年 代の三 里塚・ 沖縄・ 安保闘 争 るとわ が家は 空襲で すでに 焼失 、 へ続く突破口になった。 妻や子 どもは 焼け残 った蚕 室で 生 1 968年 月 日、米軍 は基 活して いた。 軍隊、 戦争の 理不 尽 地拡 張計画 の中止 を発表 (隣接 す さを肌 で痛感 したに 違いな い。 必 る横 田基地 へ移転 )。1 969 年 死で働き 、 年後よう やく生活 基 4月 日、 国は土地 収用認定 の取 盤を立 て直し た矢先 に降っ てわ い り消 しを決 定した 。これ により 、 たのが基地拡張の通告。 年間の砂 川闘争は 終了し、 運動 保守的な砂川の土地柄。「アカ」 の焦 点は自 衛隊移 駐反対 ・基地 撤 「共産 党」「 左翼」 「過激 派」 。 去へと移っていく。 16 砂川闘争を語り継ぐ 14 福島 京子 さんに聞く JR 立川駅 周辺 には たく さ んの 砂川闘争(1955~1969) 19 55 年、 米軍 によ り立 川基 商業 施設が 立ち並 び、休 日と もな れば 大勢の 買い物 客でご った がえ 地 の拡張 (5万 3千坪 )が発 表さ す。 近くに ある国 営昭和 記念 公園 れ た。対 象とな ったの は北多 摩郡 の来場者は年間 万人にも達する。 砂 川町( 現・立 川市砂 川町) の4 年ほど 前、多い 日は120 機も 番 組、5 番組。 この地 域は、 戦時 の大 型軍用 機が地 上すれ すれ に爆 中 は理不 尽な旧 日本軍 から土 地を 音を 轟かせ 飛び立 ってい った 「基 接 収され 、終戦 間際に は米軍 機に 地の 街」立 川。米 軍基地 の一 部が よ る爆撃 の標的 にされ ている 。戦 返還 され大 きく変 貌を遂 げた 歴史 後 は進駐 してき た米軍 から有 無を の陰に は、 年間 にわたり米 軍の 言 わせず 土地を 奪われ てきた 歴史 基地 拡張に 体を張 って反 対し 、撤 が ある。 裕福な 農家は なく、 さら 去を 勝ち取 った「 砂川町 基地 拡張 に 土地を 失えば 生きる ことす ら難 反対同 盟」 戸の 人たちの不 屈の し くなる 。さら には五 日市街 道を 戦い があっ たこと を忘れ ては なら 二 分する ように 滑走路 が延び 、地 ない 。憲法 改悪、 原発再 稼働 、オ 域 が分断 され騒 音・爆 風によ って スプ レイ、 TPP 、…。 人間 の生 きる 権利が 急速に 奪われ よう とし てい る現在 、砂川 闘争の 意義 を問 い直 し継承 しよう とする 人々 がい る。「反対同盟」副行動隊長であっ た父 ・宮岡 政雄氏 の次女 福島 京子 さんもそのひとりだ。 37 再刊した「砂川闘争の記録」 御茶の水書房 すべての財産を失ってもしまうかもしれないけれど、 10 14 23 4 2013年8月2日(毎月1回発行) 聞 た べ 研 新 第72号(1) 三多摩たべもの研究会 は環境保全型の農業・林業・水産業、暮らしを応援しています。 4番ゲート付近に開設した「砂川平和ひろば」。砂川産の野菜も販売。 23 えました」 ペー ス「砂 川平和 ひろば 」を開 設 大 学を卒 業後、 教員生 活を 年 した 。父が 基地反 対の不 退転の 意 間過ご したと ころで 父が亡 くな っ 思を 示すた めに拡 張予定 地内に 建 た。母 キヌ子 さんを 助ける ため に てた建物を使った。映画会や集会、 職場を辞 した。その 母もすで に それ に砂川 で採れ た野菜 の収穫 祭 歳。現 在は母 の介護 をしな がら 仕 などを開催した。 平「和ひろば開き」 事と活動に飛び回る。 や 収「穫祭」では道行く人に甘酒、 赤飯 を振る 舞った 。母の 病状が 悪 化し 、「ひ ろば」 を開け られる 日 「砂川闘争の記録」再刊と 数は かぎら れるが (水曜 日の午 後 「砂川平和ひろば」開設 「 砂川闘 争 周年 にあた る2 0 と第 一土曜 日の午 後)、 訪ねて き 05年 に、父 が19 70年 に発 行 た人 には砂 川闘争 や憲法 のこと 、 した『 砂川闘 争の記 録』を 再刊 し 原発 ・沖縄 ・オス プレイ につい て ました 。その 際、脱 落せず 最後 ま 訴え る。さ さやか な活動 だが、 い で戦いぬ いた 戸の方 々の写真 を まは 人と人 とのつ ながり を大事 に 載せました。それは私の思いです。 しな がら、 砂川闘 争を闘 った人 々 一 方、次 の 周年 にむけ て『 何 の遺 志を継 いでい きたい と語る 。 かをし たい』 という 思いが あり ま 父の命日、8月8日は近い。 した。 それま では、 母と一 緒に 砂 (取材=2013年7月 日) 川闘争 の取材 に応じ てきた ので す が、私 自身と しても 発言を して い かなけ ればい けない と思っ たん で す。基 地反対 闘争の なかで 唯一 勝 利した のは砂 川闘争 です。 なぜ 勝 利した のかと いうこ とをふ くめ 、 今の時 代を問 い直す 意味に おい て も父が 遺した 資料な どを展 示し な がら、 私が見 てきた 砂川闘 争、 父 が考え てきた こと、 地元の 人々 の 思いな どを発 信して いきた いと 考 えました」 2 01 0年に コミ ュニ テ ィ・ ス 93 12 19 1975年、砂川闘争20周年を記念して建立された「平和の礎」 〒 185-0011 国分寺市本多 3-3-2、TEL:042-322-6681、FAX:042-322-6682、http://www.tabeken.net、E-mail:[email protected] 砂川町の 戸は最後まで米軍の基地拡張計画に反対し続けて勝ったんです。 23 23 しか し、 地域 の全 員が 「基 地拡 張 反対」 の一枚 岩では ない。 有利 な 条件で 土地を 手放そ うとい う人 も いる。 町議会 も分裂 した。 それ に 乗じて 権力の 攻撃も 勢いづ く。 条 件派へ 鞍替え し、代 替地へ 移転 した農家も多かった。 「想 像で きな いで しょ うけ ど、 当 時の五 日市街 道には たくさ んの 家 が建ち 並んで いたん です。 魚屋 さ んも、 お菓子 屋さん もあり まし た 。町役 場(現 ・砂川 学習館 )や 郵 便局、 神社が あるよ うに、 砂川 4番、5番は町の中心でした。 とこ ろが 、私 が成 長す るに つれ て 、国に 買収さ れた収 用予定 地の 町が失われていく。残った 戸 人 たちが 引っ越 してい く。家 は解 砂川 闘争が 始ま った のは 、 京子 体 されて 更地に なる。 空き地 に草 さん が小学 校へ入 学した 6歳 のと が 生い茂 ってい く。ア ッと言 う間 き。父母に連れられ、鉢巻姿でゲー に まわり が大人 の背丈 ほどの 草に ト前に座り込みをしたこともある。 覆 われて しまい ました 。私は 家が 毎日 が闘争 の生活 だった 。阿 豆佐 次 々と壊 され町 が失わ れてい く様 味天 神の境 内で開 かれた 総決 起集 を 見てき ました 。最後 まで残 って 会に は4千 人が集 まった 。警 察発 戦ったのは 軒です」 表の 参加者 数と実 際の人 数が 大き そん な状 況の なか 、京 子さ んも くか け離れ ている ことを 知っ たの で きるだ け砂川 闘争に は触れ ない もそ のころ 。最盛 期には 支援 のデ できた。それでも…、 モ隊 列が立 川駅ま で続い てい たこ 「土 地収 用認 定が 取り 消さ れた とを 覚えて いる。 長じて は、 「京 数 年後、 遠くか ら槌音 が聞こ えて 子のほうが上手だから」と言われ、 き た時に は涙が でまし た。新 しい 父親の代わりに鉄筆でガリ版を切っ 家 が建っ ていく 、町が 活性化 して たこともある。 い く息吹 が聞こ えてく る感動 を覚 共同購入会・宅配 三多摩たべもの研究会 安全なたべものを守り育てる消費者参加の会 © 2007-2013 50 23 55 2013年8月2日(毎月1回発行) 聞 た べ 研 新 第72号(1) 5 20 26 福島の有機農産物・加 工品マルシェ&恵泉オー ガニックカフェ ■第1回 時 分~ 時 (1時 間 分 )後 トーク 梶野純子監督 &有機農業ネットワー ク農家(予定) ■第2回 時 分~ 時 後 トー ク 梶 野 純子監督&澤登早苗& 有機農業ネットワーク (予定) ■第3回 時~ 時 分 場恵泉女学園大学・南 野キャンパス(多摩市 南 野2 - )隣 の視 聴 覚室 費大人1500円(人 参ジュース付き)、大 学生500円(人参ジュー ス 付 き )、 高 校 生 以 下 無料(人参ジュー ス有料250円) 【アクセス】駐車場あ ります。京王多摩セン ター駅から大学バスも 出ます。 □ マ ル シェ で は 福 島 直送新鮮野菜の販売あ り □カフェではカレーセッ トやケーキセット □ 一杯100円のコー ヒー等 セルフドリン クもあります。 主恵泉女学園大学 福 島を想うプロジェクト @恵泉 共福島とつながる種ま きプロジェクトネット ワーク ●強制捜査はまだか!! ~告訴受理から1年を の雑貨とカフェ・パト 時8月 日(土)午後 迎えて~ 時8月4日(日) 時 アシュ(梨のアイスティー・ 1時より ~ 時場福島県いわき チャイ・有機コーヒー・ 場立川市柴崎市民体育 市 いわき市文化セン ロイヤルダージリンの 館玄関前の根川緑地に ター1階大ホール スパークリングティー・ 集合費一般800円、 費資料代500円 他)、ベーグル専門店・ 高校生500円、こど 【内容】広瀬隆さんの ハルハナ。わらべうた も300円後立川市教 ゲストスピーチ、神田 木陰ライブ(坂野知恵 育委員会 香織さんの講談、李政 さん、ギターいぶきく ●9・1さようなら原 美さんのミニコンサー ん、ギターとうた森田 発講演会 ト、告訴人スピーチ、 さやかさん) つながろうフクシマ! 弁護団スピーチ等 問パトアシュ(☎04 くりかえすな原発震災 【デモ】 時 分~ 2 5-19 2-273)、 講演=大江健三郎さん 時 分(いわき市文化 マ ル ミ ヤ ( ☎ 0 4 2 -(呼びかけ人)・小出 センター~いわき駅前) 528 8-226) 裕章さん(京都大学原 主福島原発告訴団本部 子炉実験所助教)発言 事務局 =福島から、呼びかけ 人からなど、ジンタら ●東京の田舎の夏休み ムータwithリクル 「青空カフェ」 マイ(音楽)、ザ・ニュー 真夏の1日、農園の木 スペーパー(コント) 陰でホッと一息つきま 時9月1日(日) 時 せんか? 梨もぎので ~ 時 分場日比谷公 きる青空カフェ。冷た 会堂(地下鉄 霞ケ関 いドリンクやお食事、 駅・内幸町駅下車)費 わらべうたライブコン 千円(定員2千人・先 サートもありますよ~。 時8月 日(日) 時 着順)主「さようなら ~ 時場ひるま農園 原発」1千万人署名市 ( 武 蔵村 山 市 残 堀 4 民の会 1 1 ●再稼働反対!9・ - ) 青梅 線昭 島 駅下車北口ロータリー ●シビル市民講座ライ さようなら原発大集会 よりバスIHI行き/ ブ4 根川緑地で小水 春名場行き/グリーン 力発電を! タウン武蔵村山行き 指導・池辺潤一さん 「老人福祉館前」下車 (藤野電力) すぐ左手。駐車場は台 小水力発電について理 数に限りがあります。 解を深めるために、柴 出店=ひるま農園(梨 崎体育館前の根川で実 もぎ・無農薬野菜・自 験してみます。小さな 家製ジャム・そば粉・ 小川の流れで電気をつ はちみつ)、 marumiya. くり、明かりをつける 食堂(ひじき入り和風 ことができるでしょう ドライカレー・ラタトゥ か。夏の一日、おとな イユごはん・他)、お もこどもも、ぜひ参加 菓子屋ボタン、暮らし ください。 たべ研の宅配 時 9 月 日 ( 土) 時 ~ 場 亀 戸中 央 公 園 ( 総 武 本 線 亀戸 駅 東 口 徒 歩 5 分 、 東武 亀 戸 線 亀 戸 水神駅5分 スケジュール= 時ブー ス出店など開始、 時 第一部集会、 時第二 部集会、 時 分パレー ド出発 ◎紙代カンパのお願い 線 湖 摩 多 北口 11 15 14 14 新宿→ 15 15 13 10 11 13 住所:〒185-0011 国分寺市本多3-3-2 ・JR/西武国分寺駅北口下車徒歩13分。 TEL:042-322-6681、FAX:042-322-6682 http://www.tabeken.net E-mail:[email protected] 「 た べ研 新 聞」 は 創刊 後 7 年 目に 入 ろう と して い ま す 。当 初 はわ ず かな 部 数でスタートしましたが、 部 数 が増 え るに つ れ経 済 的 な 負担 が 増し て きま し た 。 継続 し て発 行 する た め に も読 者 から の カン パ を 募 りま す 。ご 協 力の ほ どよろしくお願いします。 振込先 受 取 人名 = 三多 摩 たべ も の研究会 ① ゆ うち ょ 銀行 か らの 振 込 み 郵 便振 替口 座0 1 9 0 8 71 3 99 5 ② 他 金融 機 関か ら の振 込 み 口座 番号 〇 一九 店 ( 0 19 ) 当座 0 71 3 995 武 西 OKマート 24 30 http://www.tabeken.net 10 13 16 15 国分寺駅 JR中央線 ←立川 14 本多公民館 NTT 連雀通り 本多二 16 ん け 18 16 JR 16 30 16 31 18 10 12 15 45 催し 14 《注意 》主 催 者の 都合 に より変更・中止になる場合 があります。必ず事前に主 催者・連絡先にご確認をお 願いします。 ●武馬怜子 写真展 「騎西難民」 原発事故が炙り出した 社会的弱者 時8月1日~ 日 場稲城市立中央図書館 内ギャラリー(稲城市 向 陽台 4 6 - - 城山 公園内 ☎)042 3 -7 8 7 - 1 1 1 (9 時 ~ 時 ( 日 休館 、 )アク セス=南武線「南多摩 駅」下車徒歩 分、有 料Pあり * 日ゲストトーク 約( 分 )時~ 主平和を語り継ぐ三世 代の会」 ●福島を想うプロジェ クト@恵泉 ~「ふくしまを・みる・ たべる」~ 震災直後の緊迫した状 況下にあった福島農民 の姿をとらえたドキュ メンタリー映画『超自 然の大地』(梶野純子 監督)の先行上映会を 恵泉女学園大学で行う 運びとなりました。み なさまのご来場をお待 ちしております。 時8月3日(土) 先行上映会 ドキュメ ンタリー「超自然の大 地」 1024 6 2013年8月2日(毎月1回発行) 聞 た べ 研 新 第72号(1) 11 45 17 30 17 安全なたべものを守り育てる消費者参加の会 たべ研のお店 13 三多摩たべもの研究会 は環境保全型の農業・林業・水産業、暮らしを応援しています。 7 第72号(1) た べ 研 新 聞 2013年8月2日(毎月1回発行) 怒 22 22 面撤去の声をあげる必要がある。 一 方 、 「や は り」 と いう 思 い が 先に きた 「 福島 第一 原 発に たま っ ていた大量の高濃度汚染水」のニュー ス。 先日 、 東電 から 汚 染水 が海 に 漏れ てい る とい う報 告 があ った ば かり 。そ れ も参 院選 後 の説 明と い うか ら意 図 的だ 。加 害 者と して の 意識 や責 任 感の ひと か けら もな い 彼ら のこ と 、ま だま だ 隠し てい る ことがたくさんあるに違いない。 放 射 能 で野 山 と田 畑 、そ し て 海 を汚 染し 続 け、 人々 か ら故 郷と 未 来を 奪っ て しま った 東 京電 力と 政 府機 関。 原 発事 故が 発 生し たた め に救 助の 手 がさ しの べ られ なか っ た地 震・ 津 波の 被災 者 たち 。避 難 途中 で力 尽 きて しま っ た人 々、 絶 望か ら自 ら の命 を断 っ てし まっ た 人々 。多 く の人 が原 発 で命 を落 と した とい う のに 、い ま だに 強制 捜 査も なく ひ とり の逮 捕 者も 出な い というのはどういうことだろう。 7月30日付け東京新聞夕刊 オスプレイ、横田基地へ! 福島原発、大量の高濃度汚染水 7 月 日、 「 オス プレ イ横 田 基 地配 備」 のニ ュ ース を聞 いて 仰 天 した 。砂 川闘 争 の取 材を して い る 際に 、「 もし 、 闘争 が敗 北し 立 川 基地 が拡 張さ れ てい たら 、い ま ご ろオ スプ レイ が 配備 され てい た か もし れな い」 と 話し てい た矢 先 の ことだったからだ。 横田基地は5市1町村(福生市・ 西多 摩郡 瑞穂 町 ・武 蔵村 山市 ・ 羽 村市 ・立 川市 ・ 昭島 市) にま た が り、 面積 71 3 6㌔ ㎡に もお よ ぶ 治外 法権 の米 軍 基地 であ る。 基 地 の存 在そ のも の が問 題で ある う え に、 周辺 住民 は 米軍 駐留 時か ら 離 着陸 時や テス ト 時の 轟音 に悩 ま さ れて きた 。過 去 には 燃料 輸送 列 車 の事 故や 飛行 機 事故 も発 生し て い る、危険きわまりない基地なのだ。 配 備を 予定 し てい るC V オ ス プレ イは 、沖 縄 普天 間飛 行場 に 配 備され てい るMV に 比べ て事 故 率が 高い 。こ れ を機 会に オス プ レ イ配 備反 対に 留 まら ず横 田基 地 全 30 8月1日付け東京新聞夕刊 私達がつくっています! 安全なたべもの たべ研を支える地元の生産者です 有機農業一筋30年 鈴木農園 手づくりソーセージ ノイフランク 国産小麦の乾麺・生麺 金子製麺 クラフト・フェアトレード クラフトハウスばく 国立市東1-14-17 TEL:042-576-4186 安心して食べさせられるケーキ 神奈川県足柄上郡中井町田中994 TEL:0465-81-0425 武蔵野市関前3-10-6 TEL:0422-36-8311 古紙100%の無漂白トイレットペーパー 社会福祉法人 共働学舎 油を極力使わないカレー 草の実 こだわりのお店 くつろぎの広場 無農薬野菜・自然食品 やさい村 ナチュランド本舗 八王子市小比企町1332 TEL/FAX: 042-637-4073 多摩市永山6-9-3ハイム永山105 TEL/FAX:042-337-1020 個性あふれる有機野菜 清水農園 和菓子処 よしの飯村屋 西多摩郡瑞穂町長岡長谷部254 TEL/FAX:042-557-1751 八王子市中野上町1-31-1 TEL/FAX:042-622-3327 狭山茶と有機農産物 森谷製茶園 狭山の里の玉子 上野養鶏場 町田市小野路町1733 TEL:042-737-7676 武蔵野市中町1-24-16 TEL:0422-36-2270 三鷹市下連雀3-6-25 TEL:0422-47-6639 自然なたねの野菜とだしの店 こどもとともに生きる仲間の広場 自然村 本・雑貨 プーの森 西多摩郡瑞穂町駒形富士山133 TEL:042-557-0494 練馬区関町北2-33-12 TEL:03-5927-7787 三鷹市下連雀3ー30-12-104 TEL:050-3405-8657 八王子市下柚木2-18-9 TEL:042-675-8866 珈琲自家焙煎 ろばや 国分寺市本多1-6-5 TEL:042-321-6190 自然食糧品と地方の本 納々屋(ななや) 調布市仙川町1-12-24 TEL:03-5315-3778 自然食レストラン たべもの村 三鷹市下連雀3-36-4ハマチビル2F TEL:0422-49-4789 東京のハチミツ! 市川養蜂場 完全無添加・純粉石鹸 本宮石鹸工業所 マクロビオティックと暮らす ベースカフェ 食と喫茶の交流スペース C‐カフェ 立川市一番町1-58-3 TEL:042-531-6162 豊島区高松2-17-6 TEL/FAX:03-3955-5204 武蔵野市吉祥寺南町1-6-7 3F TEL/FAX:0422-46-0337 三鷹市野崎1-1-1 公会堂別館 TEL:0422-45-1230 炭火納豆・豆腐類 小山商店 天然醸造純粋米酢 戸塚醸造店 Cafe ふたつの木 オーガニックランチ&カフェ はちのこいこっと 国立市東4-4-9 TEL/FAX:042-572-1404 山梨県上野原市鶴島647 TEL:0554-62-6091 武蔵野市吉祥寺本町4-6-10 TEL&FAX:0422-21-3390 三鷹市野崎3-22-16 TEL/FAX:0422-32-1803 天然酵母パン 花小金井丸十製パン 放牧豚・平飼玉子 ぶうふううう農園 磯沼ミルクファーム ネオファーム 武蔵村山市中央2-60-1 TEL/FAX:042-561-0084 原木しいたけ 勝沢農園 三鷹 コミュニティベーカリー 山梨県韮崎市穂坂町三之蔵2332 TEL:0551-22-6221 ジャージー牛乳・ヨーグルト こだわりナッツ・ドライフルーツ 小平市花小金井南町2-17-6 TEL/FAX:0424-62-2214 八王子市小比企町1625 TEL: 042-637-6086 神奈川県厚木市上依知686-1 TEL:046-245-9625 風のすみか 三鷹市下連雀1-14-3 TEL:0422-49-0466 天然酵母パン Pain&Cafe Sana 三鷹市下連雀1-9-11 TEL:0422-49-5844 あきゅらいず美養品 森の食堂 三鷹市野崎3-9-27 0422-30-9870(要予約) 小金井 江戸東京野菜料理 くりやぶね 小金井市本町1-12-6 TEL:042-388-3027 たべ研新聞( 電子版カラー)はネットでもご覧になれます。http://www.tabeken.net/news 小金井には野菜があります broom & bloom 小金井市前原町3-40-20 TEL/FAX:042-384-0883 自然食品・雑貨・珈琲・紅茶 生活広場 ろばや 母めし健康食堂 やまもりカフェ カフェ&レストラン ほんやら洞 農薬・化学肥料不使用 宮野のやさい 国立市谷保5119 TEL:042-505-4034 国分寺市南町2-18-3 B09 TEL:042-323-4400 障がいの有無に関わらず学ぶ喜び 立川市上砂町2-42-5 TEL:090-1882-4881 天然酵母 窯焼きパン工房 ゼルコバ(Zelcowa) 喫茶と焼菓子の店 WillCafe フリースクール学びの広場 国分寺市南町2-11-14 TEL:042-322-7160 国立市谷保5233-13 TEL/FAX:042-571-3034 立川市西砂町5-6-2 TEL:042-560-4544 小金井市前原町3-38-23 TEL:042-383-3868 絵本とおはなしの店 おばあさんの知恵袋 くにたち産野菜の店 とれたの 農薬・化学肥料不使用 ひるま農園 国分寺市南町2-18-3 B03A TEL:042-324-2708 武蔵村山市残堀4-1-1 TEL:090-2527-3812 NPO法人地域の寄り合い所 また明日 母と子のサロン 矢島助産院 国立市富士見台1-7-1 TEL/FAX:042-573-3444 アロマ リンパオイルマッサージ 小金井市前原町3-40-8 TEL/FAX:042-388-5441 からだと心のリラックスルーム 永田指圧治療院 雑貨・本・カフェ パトアシュ 小金井市貫井南町4-28-27 TEL:042-387-6473 オーガニックカフェ cafe SLOW 国分寺市東元町2-20-10 TEL:042-401-8505 アンジェリカ くにたち 国立市富士見台1-23-24 TEL:090-7423-9914 たべ・のみ・スペース かけこみ亭 スパイスカレーの店 ガヤ我屋 イタリア料理 Naturale Rico ナチュラーレ リッコ 国産小麦のお菓子 お菓子工房くろねこ軒 自然と寄り添う住まい レインファーム パンとカフェのお店 食工房ゆいのもり 世界のかご カゴアミドリ お菓子工房 le Signet(ル・シーニェ) 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