【沖縄大学】 【Okinawa University】 Title Author(s) Citation Issue Date URL Rights 遠隔教育におけるFlash Communication Serverの適用∼書 道教育∼ 木曽, 隆; 宮城, コマキ 沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要 = The Bulletin of Multimedia Education and Research Center, University of Okinawa(4): 1-11 2004-03-31 http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/okinawa/6374 沖縄大学マルチメディア教育研究センター 遠隔教育における Fl as hCommuni cat i onSer verの適用 一書道教育∼ 木曽 隆,宮城 コマキ 沖縄大学マルチメディア教育研究セ ンター プロツコ ・デ リ ・ア-キテクツ有限会社 概 要 昨今、インターネ ッ トを活用 した遠隔教育は国内外を問わず広が りを見せている。本稿で とりあげる書 道 もまたそのひ とつである。 しか しなが ら、今 までの書道遠隔教育の多 くはあ くまで 「 筆跡」の模写の 域 を出ず、「 筆運び」 といった 『 書道』の重要点を伝えるには限界があった。 この間題 に対 し、我々は書 道家玉舟の監修 を得て双方向の動画通信 による書道遠隔教育システムを実装 し、運用 を開始 した。本稿 c r ome di aFl a s hCommuni c a t i onSe r ve rの概説 と では実装の基盤 となるサーバーアプリケーシ ョン Ma その実例の一つ としての書道教育システムを紹介す る。 Appl yi ngFl a s hCo mmuni c a t i o nSe r ve rf o rRe mo t eEduc a t i o n Sho do , J a pa ne s eCa l l i g r a ph yEduc a t i o n Takas hiKI SO, Koma kiMI YAGI ,Oki na waUni ve r s i t y Mul t i me di aEducat i onandRe s e ar c hCe nt e r Bl oc c o De l iAr c hi t e c t sl nc. Abs t r uc t ● Re c e nt l y, r e mot ee duc a t i onus l ngI nt e r ne ti swi de l ya c c e pt e di nna t i ona ndwor l dwi de.TheSho do Ja pa ne s eCal l i gr a phy-i soneofi t .Ho we ve r , byt oda y , mos tSho dor e mot ee duc a t i onha dbe e nonl y ● s s e k i , whi c hi st hel ooksofc ha r a c t e r s ,mor e o v e r , i tha dbe e nl i mi t e dt ol e a r n c opyi ngOfma s t e r ' sHi t hemos ti mpor t a nti s s ueofSho do, whi c hi sHude ha kob i-t i l eWa ybr us hg oe s . ,underJapanes eCal l i gr a phe rGy okus yu' ss upe r vi s i o n, wes t a r t e dandr un Tbc ha l l e nget hi si s ue ●s doe duc a t i on. i nt e r a c t i vee l e ar ni ngmo vi es ys t e mf orSho I nt hi spa pe r , Wei nt r oduc eout l i neofMac r ome aFl a s hCommuni c a t i onSe r v e r , whi c hi sba s i cs e r ve r ●di a ppl i c a t i onf ort hi sSho doi nt e r ac t i v ee 1 e a r nl ngS ys t e m. -1- 背景 Ⅱ 1.1 インターネットを介した今までの書道教育 インターネットを活用した遠隔教育が盛んである。書道教育においても様々なサービス[1][2] が展開されている。今回の実装において監修をいただいた書道家玉舟もインターネットを介し た書道の遠隔教育[3]に既に取り組んでいる一人である。生徒はアメリカやブラジルなど海外 にまで達し、書道の発展と普及に尽力している。具体的にはイメージスキャナと電子メールを 使い、スキャンした書画イメージのJPEGファイルを介して手本/作品を交換、添削を行って いる。初期の段階では生徒もみるみる上達をしたが、玉舟はこの手法について次のような限界 を認識していた。 ゜筆の持ち方が伝わらない 筆を鉛直方向に動かさずに持っているか、手首をまわしていないか、生徒側も理解して筆 を運んでいても実際はそれと異なる場合が多く、生徒自身も書いている時はそれを認識 できない。教える側がその場で見て指導を加えることが求められるが実現できていない。 ・筆の運び方が伝わらない 筆入れ(書き出し)、はらいなどの筆の運び方(軌道、速度)を教えられない。また、生 徒の筆の運び方も不明のため、適切な指導ができない。 ・書いているときの姿勢が伝わらない 背筋を垂直にのばしているか、または書く動作に伴う筆を中心とした上体の動きなども 重要である。 以上のように「動き」を伝えることの限界があるため「筆跡」の添削の域を出ないのが現状 である。自明ではあるが書道の教育には「書き方」の指導が不可欠である。玉舟は「見本と同 じようにきれいに書くという入門レベルはなんとかなるが、それ以上のステップアップに行き 詰まりがある」と表している。 1.2書道遠隔教育の必要要素 以上の点からより高品位な通信書道教育を実現する上で提供すべき以下の3つの環境を考 えろ。 リアルタイムの添削生徒が書いているその場で先生が添削することができる同時双方向の映 像通信機能。 映像の記録と交換生徒が書いている姿を映像によって先生が確認、添削できる機能の提供。生 徒と先生の時間が合わない場合、月次の課題提出などに利用。自己の映像を再生するこ とで自習にも活用ができる。 -2- 動きのわかる教材のアーカイブ生徒が繰返し見る事ができる手本や筆の手入れの方法などの 教材映像の提供 またこれらができる限り簡便な手順によって利用できる必要がある。 2既存メディアの検討 背景で述べた問題点を解消するポイントは映像の「撮影」、「配信」および「記録」である。 ここでは映像を扱ういくつかの既存技術によって、背景で定義した必要要素を実現できるか考 察する。 2.1ビデオテープの限界 玉舟はビデオ教材は特に用いていない。ビデオテープの使用においては次のような限界が存 在するため利用を避けている。 まず手本をビデオテープで提供することで、生徒に対し「書き方」を伝えることは可能とな る。しかしビデオ教材はダビングの手間、配送の手間などから、通信教育会社を除く個人教室 などの指導方法としては適していない。それは生徒からの映像提出においても同様である。ま たリアルタイム添削が不可能であるため、添削の指摘は提出されたビデオを見た後でというこ とになる。この場合、特定の部分を後日文面等で指導したとしても、生徒にそれ以上のことは 伝わらない。まず生徒は自分の録画したテープをダビングし自分の手元にもおいておくか、先 生から返却してもらいプレイバックしないことには自分が実際にどう書いていたのかを思い出 す術がない。 22ストリーミングサーバーの限界 RealOne[4]やWindowsMedia9[5]などのストリーミングサーバーを利用した場合について考 察する。まず、手本の提供という点で先のビデオテープの例と比較するとその手間は短縮され る。あらかじめストリーム形式にしてストリーミングサーバーに格納しさえすれば多くの生徒 に映像を用意する事ができる。しかしながらこの作業にはビデオキャプチヤ、エンコーデイン 父アップロード作業などの習字以外の作業時間が必要となるとともにそれらソフトウェアの 習得も必要となる。生徒の映像提出においても同様であり、この手間は生徒の学習時間を圧迫 する。 最後にリアルタイムの添削について考える。リアルタイム中継を行う場合、ストリーミング サーバーに中継画像を送出するソフトウェアが必要となる。これらを生徒側も一様に負担(ソ フト購入/インストール作業)しなければならず、扱うための敷居が高い。またこれらのソフ トウェアは送信専用のソフトウェアであり、受信ソフトウェアとともに統一したインタフェー スで提供することは困難である。 -3- 2.3ビデオチャットの限界 昨今、かなり一般に普及してきたビデオチャットを利用する場合を考察する。まず、双方向 ストリームによる添削はピデオチャットの本来の機能であるため容易に実現が可能となる。し かしながら繰返し見直したい手本など記録映像を配信する機能を欠いており何かしら別のソフ トウェアと組み合わせる必要がある。生徒の映像提出においても手本と同様、録画機能がない ために、記録として残すことができない。 以上のようにいずれも一長一短であり、かつこれらを組み合わせたシステムを提供したとし ても、送受信それぞれのインタフェースの一貫性を欠くおそれが存在する。無論、既存のスト ワーミングサーバーやピデオチャットにはSDKなどの開発ツールも用意されているが、それら をサーバーも含めて統合開発を行うのは個人教室が利用するシステムとしては開発コストが見 合わない恐れが存在する。 遠隔教育のための3つの機能を網羅し、かつ先生や生徒にとって「書く」時間以外の労力を 極力廃した統合環境を構築する上で、Macromedia社[6][71のFlashMX[8]及び、FlashCommunicationServerMX[9](以下FCS)を導入した。 3FCSの特徴と書道への適用 ここでは本システムで用いるFCSについて、その特徴について説明する。また、FCSを書道 教育に適用するにあたり書道教育の必要要素との対応を明らかにする。 3.1FCSの概要 FCSはMacromedia社が提供するサーバーソフトウェアの一つである。Webにおいて従来 からインタフェースプラットフォームとして評価の高いFlashをそのクライアントプラット フォームとして利用することで全体のシステムを構成する(図1)。クライアントであるFlash はActionScriptというオブジェクト指向スグリプティング環境を持ち、ロジック、画面制御、通 信をすべてスクリプトによって実装することができる。Flashにスクリプト実行環境があるた めシステムロジックのほとんどをクライアント内に実装することが可能となる。FCSへの通信 は、Flashに用意されているいくつかのコミュニケーションクラス群を用いて行われる。FCSは コミュニケーションクラス群を用いてクライアントに定義された共有オブジェクトやストリー ムオブジェクトを交換する機能に特化している。この分担により、単純なアプリケーションで あればサーバー側には特にプログラムを記述する必要はなく構築することが可能である。ユー ザ管理などサーバー側でロジックが必要な場合やデータベースとの連携を必要とする場合は、 いくつかのクラス拡張がされたJaスノaScriptでサーバーサイドスクリプトを記述しサーバー上に 格納するかもしくはJaN,aなどによるアプリケーションサーバーと連携させる。 またクライアントとなるFlashは次のような機能を内包し、すべてスクリプトで制御するこ -4- とが可能である。 ・パソコンに接続されたWebカメラの制御 ・撮影されている動画をリアルタイムにエンコードしサーバーへ送出する機能 ・サーバーから配信される映像をリアルタイムにデコードし画面上に映し出す機能 また、先生生徒を問わず利用者に対する最大の利点は、Webブラウザ(+Flashプラグイン) のみで利用することが可能である点である。また、後述するが動画撮影のための機材は既存の Webカメラをパソコンに接続するのみという手軽さがある。 以上のように、ロジック、画面制御、通信、カメラ、ストリーム映像を単一のスクリプト環 境で統合、実装できることがFlashとFOSの組み合わせの特徴となっている。 ウェププラウサzlFlashプラグイン ウェププラウザ+Flashプラグイン 図1:システムの概要 3.2FCSのもつ代表的な機能と書道教育との対応 次にFOSの提供する主な3つの機能を紹介し、書道遠隔教育の必要要素との対応を述べる。 双方向ストリーム配信サーバーとの接続を担う基本オブジェクトにConnectionオブジェクト (サーバー側ではOlientオブジェクトと呼ぶ)がある。その上にNetStreamオブジェクト を生成することによりサーバーとクライアントとの間に映像十音声のストリームを生成 することが可能となる。 このNetStreamオブジェクトに画面に配置されるvideoオブジェクトをアタッチすれば映 像の受信ストリームとなる。また、パソコンに接続されたWebカメラを抽象化するcamera オブジェクトをアタッチすれば撮影映像の送信ストリームとなる。一つのOonnectionオ ブジェクト上には複数のNetStreamオブジェクトを生成することが可能なため、受信、送 信各々複数のストリームを構成し双方向ストリームを実現することが可能となる(図2)。 NetStreamオブジェクトは送受信時にストリーム名を付加しなくてはならない。コネク ションを共有するクライアント間においてこのストリーム名によって送受信のやりとりを -5- 行う。具体的には、クライアント上でNetStreamオブジェクトを生成し送信を開始する と、FCS上で同名のNetStreamオブジェクトが生成される。以後、他のクライアントは 同名のNetStreamオブジェクトを生成し受信要求をサーバーへ送ることでリアルタイム 中継が成立する。先述のとおり、一つのOonnectionオブジェクトに任意の数の送信、受 信ストリームを生成できるため、帯域の許す限り多対多の双方向ストリーム配信を構築 することも可能である。 書道において、この双方向ストリーム配信は先生と生徒のリアルタイム添削に適用され る。生徒が書いている途中で適宜、添削を声かけることが可能である。また、ストリーム 名さえ同じであれば、Flashクライアントが同一である必要はない。今回は、先生用と生 徒用に別々のFlashクライアントを実装し、各生徒は先生のみと、先生は同時に三人ま での生徒と映像を交換する非対称なシステムを実装した。これにより先生は同時に複数 の生徒を見ることができるとともに、各生徒においては先生とマンツーマンの指導を受 けているような状況におくことができる。 |FCS lWEtStream ment○p1CCt Oblect ン CIlem sf1℃amA 画一鵬 Netstream Obiect ストリームデータ S1meamB 搬脚 Sな⑨急、 Sf脈i鎗緬 「罰 SfyごamB CIientA 5 鱗萄、4 ClierltB ConnectiDn onneCtlが ̄Dbiect 9tごtream etStream Oblect Obiect R厄;[Stream ObiBct 血 ObIect 00 ‘amera jamera ObIeci ○hIect ObieCt 薊 蕊i鱸■ l ViCIeO Obiect AIM1lm 図2:オブジェクトの構成(双方向ストリーム) トの場 ストリーム録画cameraオブジェクトをアタッチされた(送信)NetStreamオブジェクトの場 合、ストリーム名とともに録画フラグをたててサーバーに送信を開始することで、FOS はその送信ストリームをサーバー上に記録する。以後、videoオブジェクトをアタッチさ れた(受信)NetStreamオブジェクトにおいて録画時と同じストリーム名を設定するこ -6- とで、記録されたストリームを受信(再生)することができる。図3はC1ientAからFCS への録画要求を表している。ClientBは録画時のストリーム名を用いてリクエストするこ とによりFOSのストレージ内の映像を受け取る事ができる。 このストリーム録画機能は、複数の用途で利用することができる。まず、生徒が先生に課 題(を書いている映像)を提出する用途。先生と時間が合わない場合に後で添削しても らうよう、課題を提出することができる。次に先生が個々の生徒向けに添削映像を送る用 途。生徒から送られてきた映像を見て、あらためてその生徒にあった手本を音声も交え た上でその場で録画して生徒に配布することができる。 |FCS IIentDbIecI llentoFlp村 deK弓uream .束ウ'ジョン Ob1Gct SImamA :…、#鯵 ストリームデータ CIientA 迩繊( SlTBamA Slora9e Sh泊amA - O1ientB lConnectNhOblecRl 籾etS - CoImi厳loncbIecl 『el1m VIdeO Ob eci ObIect L 關 「ivY露司 ザ回Mle「a ObIect 2F邑江 凸韓邑哺r-U耳『坐、 図3:オブジェクトの構成(ストリーム録画と再生) エンコード済動画ファイルインストールFOSではWebカメラからの映像だけでなく、DVカ メラなどで撮影した映像をサーバー上にあらかじめ動画ストリームファイル(FIjV形式) として格納する機能もある。こうすることでより高品位な動画をクライアントに提供す ることが可能となる。FIjV形式のファイルは、AVI形式やMOV形式の動画ファイルを SorensonSqueeze[10]やMacromediaFlashに読み込んで変換する。 基本ストロークや毎月の課題手本など、生徒が何度となく繰返し見る教材に関しては、 WebカメラではなくDVカメラを用いて高品位なストリームを別途用意している。この 場合においては、別途まとめて撮影を行い、弊社内で個別にエンコードしサーバーにアッ プロードしている。オフラインで帯域調整や2パスエンコードなどを行うことができる ため-ヶ月に-度程度の必要頻度であればこのような形で高品位な動画も提供すること が可能である。 -7- FCSによる書道教育システムの実際 4 4.1 双方向ストリームを鶴いたリアルタイム教寶 ここでは実際の書道教育システムの画面キャプチャを中心にその活用の様子を紹介する。(図 中の登場人物は本稿の資料用のボランティアであり、男性が先生役、女性が生徒役となっている) PiIA- ~ 1 LPlI顛白常誕暇鋳銀職濁I塗騨Hi厨H鐘9F定gFU 鱗 》鶴溌懲 骨 四 率’1噸珊周柵 &』L二口 F 噸l熱1m 、]図I趣輌EdvIew UqロUargedVIe1 繊護鱒TmqhO「vlqw LL GyDkuBy匹匡んにちわ ■』 SyDku団ハエこんにちわ 曰yp9Cu5W:=んU己らね M 月 祖 鍵 l 1i 1li ji li 庁 |ロ 「_ ̄ 、、雛1 -1凸凹剰季トstudonf-百m両 ChnRl 図4:先生画面(左)と生徒A画面(右) 図4は双方向ストリームによる複数生徒との同時中継の様子である。図4左は先生の画面で ある。左側のボックスには先生自身のカメラのループバック映像が表示される。右側に縦に並 ぶ三つのボックスに最大3名の生徒の映像が表示される(ここでは2名が参加している)。中 央は生徒画像の拡大、回転を行う。3つの生徒映像のうちいずれかをクリックすることで中央 で拡大表示される。また、図5右のようにWebカメラを半紙の左側にたてることが多いため配 信映像は横向きとなる。これを修正するために映像の回転機能も備わっている。図4右は生徒 Aの画面である。左に生徒自身のループバック映像が、右側には先生の映像が表示される。 ~篭&蕊111 16V 隅iiblL員ミムズ舟罹拳塞毒坐5夢;溌露H1圃繕ud:墜已院4 麟ゴ 1蕊蕊灘…「 鱗P iiii1iilj1il1J蕊 ■ 饗蕊R璽蕊童imiliii 11ilI ユ 3yoKusyu8こ んにちわ 凄爾 己 m FU ■ '■刀! --IIT笹、麺9「VIDw = 鰯 ■ Chutl …11$ 図5:生徒B画面(左)と生徒Bカメラ入力(右) -8- 図5左は生徒Bが自分で習字を書いているところである。自身の映像も回転表示が可能であ る。図5右はWebカメラの下で実際に筆をとっている写真である。 4.2ストリーム録画を用いた添削教育 次にストリーム録画による生徒の学習と先生の添削を紹介する。図6は生徒の自習(先生と - ■ 朴 |綴と引囚}.【B聞圀鍵ip;鐸.白一堂鑑xr、… 鶴五一18t,FJ蛾.lⅧ Iしザイト マ(カー--- ■ i認 撰韓, F‐ 」MyCpmDfn 塁=△HIVlyCDm駒 ~旬困 【 灘 JIAii蕊篝i 411.-T配T MDnIt□「 HpAWfuHDEPIaybaEkMcnitw ldcoUbnコry__---. 蕪jル~鶚 f菱!』…ここ。鶏…示二(蒋欝雲雲L ,qp..MyCnmCrp 。】鷲:MyCpmCrq 11Nビ5nGErPFnF癒弓電鞭巧FH HEI承』 腕 P』 迅牢陰三mj化2004,/112幻釘H11El■ VIduoLlb「、「y エゴ浬姻汀厘)2004,/111.忽 園田uLUFm 厘勿巳[し坊【112DO4ハハ11匁:1 ……蝋・…冊遜厭翫砺延-……: 1,謁渥2【回国ワテヨ.、気9コ0首5対BU二15: .},凋埠俗,T゜■潮■正一!… llpplL …lliにi4蠅慰1 ,$|謡’ □ 2゜鰐ハノ11匙0:】 Ⅱョ、塾W②範Q4nnI1力逸 U`eHuP1nybzickMonit“ 囮!Z鰯IIHlPI”naCkMDnitOr 2004ノョノ2Z2雪'・鐙mEFr ■[ 義: 切腹匝 唾回切画 》》 停・』:.} ZQDH1nnIうれ々 -- ■『 Fゴハヨ8 津UPf再巫、 タイトル [ ̄ fLW蕨 Z言 -- ̄-- □ 1111口、伝 図6:生徒が自身の録画をする様子(左)と一度録画した映像を振り返る様子(右) 同時通信しない)画面である。各々左の映像は自身のカメラ映像で録画も担う。下部のリスト は今までの録画リスト(ビデオライブラリ)である。自身の録画リストと先生から届いた録画 リストがタブで切り替えられるようになっている。右の映像はこれら録画リストの映像を再生 するプレイバックモニターとなっている。図6左は、右の映像に先生からの手本を再生し、そ れを見ながら左の映像で自分自身を録画している様子である。録画を終了すると下部リストに 自動的に加えられる。図6右は、自身で録画した映像を右画面にてプレイバックしている様子 である(左画面は書き終わった状態がWebカメラで映し出されている)。録画は何度もできる ため、納得した一本を先生に提出する。提出は下部リストにあるチェックボックスをチェックす ることで行われろ。図7左は先生が生徒から提出された映像を右のプレイバックモニターで見 ている様子である。 4.3エンコード済動画インストールを用いた教材配布 DVカメラなどで撮影した映像をエンコードしサーバーに格納した後の様子を紹介する。図 7右はDVカメラで撮影した映像をエンコードした後に本システム上で再生している様子であ る。草書のリズム感ある筆運びが再現されている。また画質もWebカメラによる録画と比較し てきめ細かい。 -9- 鈴 Q灘鎌.」蕊i識l瀧鍾総i織誘蝿鋼認 ;轤繊麓? 1 ■」 侭電電;I 小雨竃 タイトル に趣I 77777 V1d唖LIbrnuy、--- ヴイトル |与掌(湖、 .、ぅ股ですと丘00W五J121コ7.1BIT77万L'二11(。491 壁 -町目曙遡 ~可了毒,麺I1PIayb国ckMonltpr [1,1..彊藝弓麺E回占L・_」 ’…』唾-1藤『i雷'腎臓ロ [200q/1ハ13,釦。Ⅱ1K口□灘E3 '鵲鐵&識+1鶏綴一:号号+蕊一一’ 田園 迅司gT生四も」 i□ □一 百 |ロ 畢上【ユロー吐但) 一一一一 ,- □|□ 77775 ロー□ 本TUで兜 別盃~.~炉一hzI広り・瓜ローT弓:_ 禧乖kT愚↑…-』ザニ TI■■ 6剣ら可Mycm =因- 魎騨蘂 h ■闇倒閣N」日 豐等蝉91市誘蒟 蕊 8 ■ ■勺的「て QZm0KPlayb訂ckPU1cnltCT や」Wl[、】P1回ybackh1Dnlい「 種f蝿MyC御、@幅】 NII#3コ 過〈鑑】鶴1,鏑驚¥侭ピ11唾蜘起辮饒豊句雷 I 塗 ir鰯I 甲 20“nnl型丑凪ロ目巳Bi福、r 鶴:陰,:鵠'1'幾一÷f:揚儲|:--Ⅱ|念 1口 四百0 雨閖 '嘩墜L耐(1)200M$/T/T11なTmURH□遷化融 図7:先生が生徒の提出映像を見ている様子(左)DV録画した草書を確認している様子(右) 5今後の展望とまとめ FlashとFlashOommunicationServerを用いて書道遠隔教育システムを構築した。FOSのも つストリームオブジェクト機能とFlashのもつ優れたスクリプト環境により、映像の送受信、記 録といった要素を統一したインタフェースのもとに統合することができた。現状のシステムに ある生徒3名+先生という4者での双方向通信において、映像遅延や画質に関しては学習用途 に支障ないレベルに既に達している。さらに快適に運用できるよう帯域調整や圧縮率調整など の技術的調整、及び数値評価は今後の課題となっている。具体的なオブジェクト指向に基づく ソースコードやその解説は割愛させていただいた。FOSを利用したプログラミング等の詳細に ついては各種チュートリアル['2]を参照されたい。 本実装で得られた知見は書道のみならず様々な遠隔学習に展開していく予定である。話が飛 躍するが2003年のSARS発生の折、香港の大学は政府の指示により軒並み学校閉鎖する事態 が起きた。この時、香港バプティスト大学はこのFOSを用いて大学の講義をオンラインで継続 したという例['3]もある。遠隔教育の重要性は様々な意味において今後ますます増していくと 考えられる。 後日、実際にアメリカコロラド州の生徒と玉舟とで本システムの試用を行った。双方向スト リームによる対面学習を経験した際の生徒の感想は意外にも「安心感がある」であった。書い ている最中に随時先生からの指導を声や動きで受けることは、「(書き上げたが)本当にこれで よいのか?」「(後日の先生からの返答で)理解できるだろうか?」といった今までの遠隔教育 で持っていた不安を払拭してくれるというのである。本来、先生と生徒が向き合って行った学 習を、遠隔になったことで不安を呼んでいたといえる。そしてまたその不安が払拭されたとい うことは、本来の先生と生徒が向き合った学習を遠隔であっても同様に体験することができた ということを意味するといえる。 本稿で紹介したシステムは現在実際に遠隔教育コースのひとつとして遠隔地の生徒に供給し ている。生徒として入会せずともシステムを体験いただけるよう、弊社サイト[11]にデモシス -10- テムを構築しているので参考にされたい。 謝辞 本システムの構築にあたり、様々な示唆と検証をしていただいた玉舟先生、試験運用のため に時差にも負けず同時通信にご協力いただいたアメリカコロラド州在住の小浜まよ様、概要の 翻訳およびサンプル画像の撮影にご協力いただいた植月明日香様に心より感謝の気持ちを述べ たい。 参考文献 [1]日本インターネット書道協会/zttp:/|/)MMjo以伽jp/ [2]習學庵http:/I/u)Ⅲ、eonemejP/ShodoU/ [3]玉舟ハオオP:/I/ujmWZ/okusW・CO、/ [4]RealOneノZttP:/I/uノ川剛LcoW [5]WindowsMedia9ノZttp:/)/uノuノuノ川ic伽q/fcom/u)i加川W加川smedj(J/ [61MacromediahttWI/u)Ⅲmqc7wDedmcom/ [7]マクロメデイア社/Dttp:/|/uノfuw"αcrwLedjq.com/()p/ [8]FlashMXハォオp:/I/uノⅢmqcmmediqcom/jp/Sq/it川me/(/MV [9]FlashCommunicationServerMXhttp:/I/ujⅢmqcmmedi(MoMp/Sq/itⅢ℃/‘/Jqshcom/ [10]soⅢensonhttp:/I/,川川oMsomcom/ [11]ブロッコ・デリ・アーキテクツ有限会社ノZttP:〃i"uノuノbJocco-deJjcM,/ [12]FCSApplicationDevelopmentCenter ノi伽:/l/i"u)ujmqcmme伽com/ljP/tleⅢet/ケ7M7qshcom/d伽Jes/bqScuJah伽I [13]「香港、SARSによる学校閉鎖後もFCSで学習継続を可能に」Pmess彫lease ノZttp:/I/uノⅢmqcmomedjqcom/‘/p/hzqcmmedj(Z/lpmom/lpF/)200s/()jtlehml 本稿中に記載されている企業名、商品名、サービス名は各社の商標または登録商標である。 -11-
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